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「怪物の木こり」

2023-12-24 | 2023映画評


「怪物の木こり」 PG12 三池崇史監督 ✗✗

 2019年「このミステリーがすごい」大賞の倉井眉介の小説を実写映画化しました。
 絵本の「怪物の木こり」の仮面を被り斧で頭をかち割り脳を持ち帰る、という猟奇殺人が連続しておきます。そして次のターゲットには、目的の為なら手段を選ばないサイコパス弁護士二宮(亀梨和也)が襲われます。なんとかやり過ごしますが、警視庁のプロファイラー戸城(菜々緒)の目をごまかすことはできず犠牲者の共通項を探すことである事実が浮上してくるのでした。

 サイコパス医師役の染谷将太、戸城と組む刑事の渋川清彦、渋川と過去に因縁のあるヤクザな男役の中村獅童などそれぞれ競演しています。
 人間性を大切にね、ということでしょうか。

 タバコは、中村獅童、渋川清彦らが喫煙者で、ラスト近くで亀梨がタバコを咥え火をつけ他の男に(ネタバレになるので誰にとは言えない)咥えさせる場面がありました。
 笑えるのはエンドロールでいつもの「動物には危害を加えていません。」と出ましたが、「人間も、もちろん俳優を含め動物だ。」と言いたいですね。
 特に中村はいろいろある歌舞伎界のホープのひとり、病気をしている余裕はないと思います。大きなお世話ですが、体を大切にね。歌舞伎界のためにも。

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