軽井沢ル・ボン・ヴィボン

Noel 2020

こんにちは、シェフの梅田です。
軽井沢では昨日の朝方にチラッと雪が降ったようで
日陰にはほんの少しだけ白い部分が残りました。
いよいよ冬ですね。

このところずっとNoel(=クリスマス)のムニュを考えていました。
とにかく考えて考えて、やっと内容が固まってきました。

発表はもうすぐですが
概要としては
昨年と同じ12000円と16000円の2本立てで
いつものコースの上位2種がNoel&年末年始コースに切り替わります。
(8000円コースはお休みです)

Noelのコースは例年通り発表次第スタートで
クリスマスに限らず、アドヴェントの期間にもご提供いたします。

今年もNoelに向けて多くの投資をしました。
この投資はNoelと年末年始では到底回収できませんが
僕の中ではNoelこそが一年の始まりと捉えていますから
次の一年にどんな物を作るのかという展望に繋げ
地固めをするための大切な投資だと考えています。
いわゆる長い目で見た投資。

しかしこのコロナ禍で
「長い目で見た投資」というのが
とても難しい判断となってしまったことも事実です。
2019年末の投資が2020年初頭に水泡に帰した事は記憶に新しく
トラウマとして刻まれていることは確か。

それでも昨年と違うのは
このコロナ禍の下(コロナ下?コロナ禍下??)でも僕のお店が着実に歩を進めて
その存在意義を自分なりに確認できたという事。
これが収穫でした。
ならば自信を持って未来を見ようと。

自分でも外食していて思うのですが
レストランの価値は紙に書いたメニューでは説明しきれない物なんですよね。
そこにいるスタッフの立ち居振る舞いや
実際に食べてみて感じる部分などが重要で
メニューの裏側には多くの「見えない部分」が隠されています。
ソムリエがセレクトする飲み物とのマッチングを楽しみ
料理の細かいエピソードをスタッフから聞くことによって
何倍もの価値に昇華していくんだと。

そういう事一つ一つが積み重なっていく楽しさは格別です。

このご時世で、僕は皆様に無理に外食をお勧めはしません。
ただ、せっかくなら粋を楽しみたいですよね。
思う事はそれだけです。

人は人、自分は自分。

今年も良きメニューが作れるように祈りつつ。

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