乾電池の画像集 出張所

跡地だったけど別の用途で使ってみよう

FUJIFILM IMAGE MEMORY CARD READER SM-R1

2014-11-30 04:41:06 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc05143

富士フイルムが自社デジタルカメラ向けに販売していたと思われるスマートメディア(IMAGE MEMORY CARD)のリーダーライターです。

FUJIFILM
IMAGE MEMORY CARD READER
SM-R1

USBカードリーダーライターに1つの端子としてスマートメディア端子が付いているのはよくあるパターンですが、カメラメーカーによるスマートメディア専用のリーダーは珍しいので購入してみました。

購入価格は取説、別途注意書き、TDKのケーブル、ドライバCDが付いて驚異の100円。
当時のデジタルカメラというよりPC関係の周辺器具が高かった時代では間違いなくこの製品も何千円の販売価格だったのだと思いますがそれが現在では100円とは。
ちなみにWindows 7 64bitではドライバCD無しでも勝手にドライバがインストールされて使用可能となりました。

デザインは当時のPC用品らしく無機質な感じです。匂いはあの昔のPCのようなにおい…(意味不明)
シールでスマートメディアについての紙を付けたので読めと書かれた分が貼られています。当時でもスマートメディアの取り扱いを誤ってデータ消失など事故った人は多かったのでしょう。
スマートメディア時代の製品なのでもちろん富士フイルムロゴは旧ロゴとなっています。検索してみても情報が見つからないので詳しい仕様は不明です。

 

Dsc05144

本体裏面には滑り止め用のゴム足が4つ付いていました。

FUJIFILM
IMAGE MEMORY CARD READER  SM-R1
5V 1A
FUJI PHOTO FILM CO.,LTD   MADE IN JAPAN

当時の物なのでやはり日本製となっていました。

 

Dsc05145

本体USB端子は面倒な端子ではなく普通のUSB シリーズBと随分親切的でした。シリーズBはプリンターを始め様々な機器で使用されているのでケーブルの入手は非常に用意です。
画像ではうまく見えないかもしれませんが、内部の接点は地味に金メッキ処理されています。

 

Dsc05146

スマートメディアスロット
READYランプとSCCESSランプが見えます。スマートメディアではアクセス中に切断されたりなんかすると致命的でかなりの確率で死亡します。

横に見えるボタンはエジェクトボタンで、押し込むとスマートメディアが吐き出されます。

 

Dsc05147

これがドライバCDです。
著作権(©)表記では1999年表記なのでその年の開発と思われます。Windows 98の文字がまぶしい…

Dsc05148

付属してきたUSB Bシリーズのケーブルです。
付属のケーブルにも関わらず端子は接点のみですが金メッキでフェライトコアまで付いています。フェライトコアはTDK製でコストも割とかかっているのではないのでしょうか。

リーダーとありますが書き込みももちろんできます。あまり必要性は感じませんが。
読み取り速度は遅い方ですが、スマメ時代の画素数なデジタルカメラでは特に問題になるような遅さではないでしょう。
でもこんなにスマメリーダー要らない…



形式 USBイメージ メモリーカードリーダー
対応OS IBM PC / AT互換機(DOS/V機)
NEC PC98-NX
Apple iMac
対応OS Windows 98 日本語版
MacOS 8.1-8.5
対応SM 5V(2MB/4MB)
3.3V(2MB/4MB/8MB/16MB/32MB)
ホストインターフェイス Universal Serial Bus (USB) インターフェイス

ちなみに仕様外な64MBのスマートメディアも普通に読み書きすることができました。記載されている各種スペックがアレです。

 

価格 : 100円(取説、注意書き、ソフトウェアCD、USBケーブル)
故障 : なし

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Panasonic LUMIX DMC-FZ2 高倍率ズームデジカメ

2014-10-13 00:33:05 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc03944

LUMIXブランドで販売され始めたPanasonicブランドのデジタルカメラのかなり初期のモデルであるPanasonic LUMIX DMC-FZ2です。
初期のLUMIXはコンパクトデジタルカメラとして始まり、キヤノンOEMっぽいレンズ(ズミクロン)を搭載した高級フラッグシップモデルとウルトラコンパクトモデルから始まっています。そして翌年にはコンパクトなボディに高倍率ズームレンズを搭載したFZシリーズが誕生しました。
当時のコンパクト高倍率ズームデジタルカメラは、一眼レフのボディ+高倍率ズームレンズという組み合わせではかなり高価になってしまい、とても揃えてられなかった高倍率ズームの世界を手軽に安価に味わえるということで結構ホットな市場だったみたいです。画質のオリンパスに手ブレ補正のライカレンズなパナソニックと別れていたみたいですが。

デザインは巨大ではないものの、大きめのボディに一眼レフの交換レンズ並みの大きさのレンズがくっ付いているというデザインをしています。これで12倍ズームという高倍率は技術の進歩によるものでしょうか。このデザインはダサいみたいな扱いだったみたいですが、よく見ると現在主流のミラーレスのようなデザインにも見える気がします。

購入価格はジャンクでの500円
本体に故障は無かったのですがちょっとした問題が…

初期のルミックスということだけあってPanasonicロゴが表面に出ています。一応CLUB Panasonicに登録してポイントは受け取れました。

 

Dsc03951

表側だけを見ると、そこまで古そうには見えないのですが裏面をみると液晶モニターの小ささから完全に古い機種ということが分かります。
電源ボタンはLUMIX定番の直接ON/OFFをスライドするタイプなので、ただボタンを押したりするタイプやスライドして勝手に戻ってくるタイプよりかなり信頼性があると思います。バックの中で誤動作したり、とある機種では故障の主な原因になっていたりもしましたが。
 
液晶ビューファインダーは画像ではそこそこ大きく見えますが実際に覗いてみると結構小さいので慣れるまでは違和感があります。慣れたから見やすくなるという訳ではありませんが。
液晶ビューファインダーは視野調整機能付きです。
 
 
Dsc03953
 
本体はものすごく厚そうに見えますが、実際はレンズ部を除いたボディはそんなに厚くなかったりするのです。
モードダイヤルの項目はあまり現在の機種と変わりありませんがオートモードが無かったり、機能が少なかったりはします。シャッターボタンと間違えてしまうようなボタンは周りに無いので間違えて押してしまうといったことはないでしょう。
ズームはシーソーのボタン式ではなく一般的なリング式です。
 
 
Dsc03954_2
 
底面
三脚用の穴が金属製であり、しかも中央に配置されているのは良いのではないのでしょうか。
 
Panasonic
品番 DMC-FZ2   松下電器産業株式会社 日本製 
 
日本製ということは福島のデジタルカメラ工場製となるのでしょうか。外部電源での駆動電圧は8.4Vです。
底面の3分の1をバッテリー室のカバーが占めていますが、大きいバッテリーが採用されているので仕方のないことなのでしょう。
 
 
Dsc03957_2
 
バッテリーが大部分を占めているかと思ったのですが、実際はそんなに大きくないみたいです。ここに記録メディアであるSDカードを入れることになります。
カバーのロックは開けやすくて閉めやすいという便利なものでした。
 
カバーの裏面にはバッテリーやSDカードを入れる向きがイラスト付きで記載されていたりと親切です。
 
 
Dsc03958
 
LEICA DC VARIO - ELMARIT搭載
1:2.8/4.6-55.2 ASPH.
 
当初のルミックスの大きな特徴とされていたライカレンズ搭載ですが、実際かなりのポイントとなってみたいでライカだからと購入する方も少なくなかったみたいです。よくニセライカなどと言われてたりしますが全域F2.8というかなり明るいレンズなので悪いレンズではないかと思います。
写りに影響はないみたいですが、残念ながらレンズ内にホコリが何個か入ってしまっています。
 
 
Dsc03960
 
フラッシュをポップアップしてレンズを繰り出した撮影状態はこんな感じです。一眼レフのような恰好で雰囲気は良いです。
後述しますが電池が使い物にならないためACアダプターを接続した状態です。
 
 
Dsc03961
 
ご自慢のレンズだからなのかこんなところにも仕様書きがありました。
 
12× OPTICAL ZOOM
35mm EQIOV.  35-420
 
広角レンズではないですがその分歪みにくいかと。
 
 
Dsc03962
 
AV出力は3.5φミニプラグでUSB端子はミニBとかなり互換性に優れた仕様となっています。現在ではデジタルカメラをPCと接続して画像の読み出しというのはあまりされないかもしれませんが、かつてこのデジタルカメラが販売されていた時代ではSDカードリーダー/ライターがかなり高かったりしたのでケーブルでデジタルカメラとPCを接続したりしていました。
 
ミニプラグ形式のAVケーブルは各社販売しているので自由に選べて便利です。
 
 
Dsc03963
 
これが専用リチウムイオン電池であるDMW-BM7なのですが、
 
Dsc03964
 
こんな感じで電池のセルのうち1つが膨らんでいて勝手に割れてしまっています…
 
Panasonic
品番 DMW-BM7   BATTERY PACK
松下電器産業株式会社  日本製   Li-ion
 

このデジタルカメラ本体を購入するとき本体に電池が入ったままだったのですが、電池が抜けないのを不思議に思いながらも「間違えて反対にでも入れてしまったのだろう」と勝手に納得して買って帰ったら電池がパンパンというオチでした。
同じく初期LUMIXの別機種でも電池が膨れていた経験があるのでこの頃のPanasonic(松下電池工業)のリチウムイオン電池は弱いのでしょうか。確かリチウムイオン電池安全技術を先に開発したのも松下電池工業だった気がするのでしょうか。

それでこの機種は応DMC-FZ1からの後継機という扱いですが、実際はDMC-FZ1に少しのマニュアル撮影機能を少しだけ足したリニューアル版なのです。そのためDMC-FZ1専用にバージョンアップキットが販売されていてバージョンアップするとそのままDMC-FZ2として使用可能になるなどデジタルカメラとしてのリニューアルはあまりされていません。
かつてオリンパスなどもこの方法でリニューアルをしましたが、あまり良さそうな販売方法ではない感じです。

 
Panasonic LUMIX DMC-FZ2
メーカー Panasonic
松下電器産業株式会社  日本製
発売 2003/08/23
メディア SDカード
センサー 1/3.2型CCD  211万画素
レンズ LEICA DC VARIO-ELMARIT 1:2.8 ASPH.
モニター 1.5インチ 11.4万ドット
電源 DMW-BM7、外部電源7.4V
手ブレ補正 光学式
バージョンアップ
価格 OPEN(5万円程度)
その他 全域F2.8  
 

このレンズの明るさを達成するためかセンサーがかなり小さいので画質は何ともノイズっぽいものになると言われていますが、写らないというわけではないので気になりませんでした。
このネオ一眼的な高倍率ズームのシリーズは現在でも続いております。

価格   : 540円 (電池、レンズキャップ付属)
故障度 : 電池使用不可


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Panasonic LUMIX DMC-FZ2 高倍率ズームデジカメ

2014-09-15 22:17:59 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc03944

LUMIXブランドで販売され始めたPanasonicブランドのデジタルカメラのかなり初期のモデルであるPanasonic LUMIX DMC-FZ2です。
初期のLUMIXはコンパクトデジタルカメラとして始まり、キヤノンOEMっぽいレンズ(ズミクロン)を搭載した高級フラッグシップモデルとウルトラコンパクトモデルから始まっています。そして翌年にはコンパクトなボディに高倍率ズームレンズを搭載したFZシリーズが誕生しました。
当時のコンパクト高倍率ズームデジタルカメラは、一眼レフのボディ+高倍率ズームレンズという組み合わせではかなり高価になってしまい、とても揃えてられなかった高倍率ズームの世界を手軽に安価に味わえるということで結構ホットな市場だったみたいです。画質のオリンパスに手ブレ補正のライカレンズなパナソニックと別れていたみたいですが。

デザインは巨大ではないものの、大きめのボディに一眼レフの交換レンズ並みの大きさのレンズがくっ付いているというデザインをしています。これで12倍ズームという高倍率は技術の進歩によるものでしょうか。このデザインはダサいみたいな扱いだったみたいですが、よく見ると現在主流のミラーレスのようなデザインにも見える気がします。

購入価格はジャンクでの500円
本体に故障は無かったのですがちょっとした問題が…

初期のルミックスということだけあってPanasonicロゴが表面に出ています。一応CLUB Panasonicに登録してポイントは受け取れました。

 

Dsc03951

表側だけを見ると、そこまで古そうには見えないのですが裏面をみると液晶モニターの小ささから完全に古い機種ということが分かります。
電源ボタンはLUMIX定番の直接ON/OFFをスライドするタイプなので、ただボタンを押したりするタイプやスライドして勝手に戻ってくるタイプよりかなり信頼性があると思います。バックの中で誤動作したり、とある機種では故障の主な原因になっていたりもしましたが。
 
液晶ビューファインダーは画像ではそこそこ大きく見えますが実際に覗いてみると結構小さいので慣れるまでは違和感があります。慣れたから見やすくなるという訳ではありませんが。
液晶ビューファインダーは視野調整機能付きです。
 
 
Dsc03953
 
本体はものすごく厚そうに見えますが、実際はレンズ部を除いたボディはそんなに厚くなかったりするのです。
モードダイヤルの項目はあまり現在の機種と変わりありませんがオートモードが無かったり、機能が少なかったりはします。シャッターボタンと間違えてしまうようなボタンは周りに無いので間違えて押してしまうといったことはないでしょう。
ズームはシーソーのボタン式ではなく一般的なリング式です。
 
 
Dsc03954_2
 
底面
三脚用の穴が金属製であり、しかも中央に配置されているのは良いのではないのでしょうか。
 
Panasonic
品番 DMC-FZ2   松下電器産業株式会社 日本製 
 
日本製ということは福島のデジタルカメラ工場製となるのでしょうか。外部電源での駆動電圧は8.4Vです。
底面の3分の1をバッテリー室のカバーが占めていますが、大きいバッテリーが採用されているので仕方のないことなのでしょう。
 
 
Dsc03957_2
 
バッテリーが大部分を占めているかと思ったのですが、実際はそんなに大きくないみたいです。ここに記録メディアであるSDカードを入れることになります。
カバーのロックは開けやすくて閉めやすいという便利なものでした。
 
カバーの裏面にはバッテリーやSDカードを入れる向きがイラスト付きで記載されていたりと親切です。
 
 
Dsc03958
 
LEICA DC VARIO - ELMARIT搭載
1:2.8/4.6-55.2 ASPH.
 
当初のルミックスの大きな特徴とされていたライカレンズ搭載ですが、実際かなりのポイントとなってみたいでライカだからと購入する方も少なくなかったみたいです。よくニセライカなどと言われてたりしますが全域F2.8というかなり明るいレンズなので悪いレンズではないかと思います。
写りに影響はないみたいですが、残念ながらレンズ内にホコリが何個か入ってしまっています。
 
 
Dsc03960
 
フラッシュをポップアップしてレンズを繰り出した撮影状態はこんな感じです。一眼レフのような恰好で雰囲気は良いです。
後述しますが電池が使い物にならないためACアダプターを接続した状態です。
 
 
Dsc03961
 
ご自慢のレンズだからなのかこんなところにも仕様書きがありました。
 
12× OPTICAL ZOOM
35mm EQIOV.  35-420
 
広角レンズではないですがその分歪みにくいかと。
 
 
Dsc03962
 
AV出力は3.5φミニプラグでUSB端子はミニBとかなり互換性に優れた仕様となっています。現在ではデジタルカメラをPCと接続して画像の読み出しというのはあまりされないかもしれませんが、かつてこのデジタルカメラが販売されていた時代ではSDカードリーダー/ライターがかなり高かったりしたのでケーブルでデジタルカメラとPCを接続したりしていました。
 
ミニプラグ形式のAVケーブルは各社販売しているので自由に選べて便利です。
 
 
Dsc03963
 
これが専用リチウムイオン電池であるDMW-BM7なのですが、
 
Dsc03964
 
こんな感じで電池のセルのうち1つが膨らんでいて勝手に割れてしまっています…
 
Panasonic
品番 DMW-BM7   BATTERY PACK
松下電器産業株式会社  日本製   Li-ion
 

このデジタルカメラ本体を購入するとき本体に電池が入ったままだったのですが、電池が抜けないのを不思議に思いながらも「間違えて反対にでも入れてしまったのだろう」と勝手に納得して買って帰ったら電池がパンパンというオチでした。
同じく初期LUMIXの別機種でも電池が膨れていた経験があるのでこの頃のPanasonic(松下電池工業)のリチウムイオン電池は弱いのでしょうか。確かリチウムイオン電池安全技術を先に開発したのも松下電池工業だった気がするのでしょうか。

それでこの機種は応DMC-FZ1からの後継機という扱いですが、実際はDMC-FZ1に少しのマニュアル撮影機能を少しだけ足したリニューアル版なのです。そのためDMC-FZ1専用にバージョンアップキットが販売されていてバージョンアップするとそのままDMC-FZ2として使用可能になるなどデジタルカメラとしてのリニューアルはあまりされていません。
かつてオリンパスなどもこの方法でリニューアルをしましたが、あまり良さそうな販売方法ではない感じです。

 
Panasonic LUMIX DMC-FZ2
メーカー Panasonic
松下電器産業株式会社  日本製
発売 2003/08/23
メディア SDカード
センサー 1/3.2型CCD  211万画素
レンズ LEICA DC VARIO-ELMARIT 1:2.8 ASPH.
モニター 1.5インチ 11.4万ドット
電源 DMW-BM7、外部電源7.4V
手ブレ補正 光学式
バージョンアップ
価格 OPEN(5万円程度)
その他 全域F2.8  
 

このレンズの明るさを達成するためかセンサーがかなり小さいので画質は何ともノイズっぽいものになると言われていますが、写らないというわけではないので気になりませんでした。
このネオ一眼的な高倍率ズームのシリーズは現在でも続いております。

価格   : 540円 (電池、レンズキャップ付属)
故障度 : 電池使用不可


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FUJIFILM FinePix JX200  エントリーデジカメ

2014-08-20 02:19:50 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc03082

富士フイルムがかつて販売していたエントリークラスのデジタルカメラ「FINEPIX JXシリーズ」の後期のモデルになります。このJシリーズというのはAシリーズのように完全は割り切りモデルではないけれども、Fシリーズに比べたら低価格・低機能というエントリークラスの中でも上位のものです。


ジャンク症状で「まれにフリーズします」というコメントがあり、確かに10回に1回ほどフリーズして電池を抜いたりもしましたが、ファームウェアを更新することにより全く起きなくなり完動品となりました。付属品もすべて揃っているのでかなりお買い得でした。

現在はすべて生産終了となってしまった為、店舗では見かけなくなってきましたがディスカウントストア等で見かけるFUJIFILMの安いデジカメというのは大体の場合がこのJシリーズだったりします。

 

Dsc03083

デザインは普通のコンパクトデジタルカメラのようで時代が時代なのでかなり洗練されています。Fシリーズにある様々な機能は搭載されていませんが写真を撮る必要最小限ではまったく使わない機能がほとんどなのでこれでも普通に十分に綺麗な画像が撮れます。そのうえ、これまた時代的に廉価機種でも高倍率広角ズームレンズ搭載なので付属機能以外での使い勝手は変わりません。

 

Dsc03084

大きい液晶モニター
操作系はモードダイヤルが付いただけであまりAシリーズと変わらないです。後期のFシリーズにはEXR AUTOという機能が付いていますが、このJシリーズとAシリーズにはSR AUTOという最適なシーンを自動で選ぶという機能が付いています。
ナチュナルフォト、高感度二枚撮り、たくさんのシーンモード…これだけあれば普通に使えます。

電子機器に疎い方でも普通に使えてUIも完成されており正直言ってしまうと書くことがない…
といって終わらせるとやっている意味が無いのですが。

液晶モニターは普通に大型で綺麗で見やすいです。光学ファインダーが無いため完全に液晶モニターに頼って撮影することになりますがこの時代になると普通に屋外でも明るさUPすれば見れます。

 

Dsc03091

FINEPIX JX  
上部には電源ボタンとシャッターボタンがあります。電源ボタンは電源が入っている間は青くランプが点灯しているので分かりやすいです。
シャッターボタンと電源ボタンはまず間違えません。

 

Dsc03092_2

FUJINON LENS搭載
5×ZOOM  1:3.6-5.9  f=5-25mm

富士フイルムはどんなに安いデジタルカメラでもFUJINONのレンズを与えているのでありがたみが薄れますが、高級機ではSUPER EBC FUJINON LENSというレンズになるときがあるので差別化は図られています。

画素数は1200万画素で廉価機でも画素数戦争勃発の時期でしょうか。
レンズはワイドタイプだからなのか後継は大きめ。

 

Dsc03093

底面に入出力端子が配置されています。

DIGITAL CAMERA FinePix JX200
FUJIFILM Corporation  MADE IN CHINA   

富士フイルムがxD Picture Card採用していたなんてもう過去の話。現在ではバリバリSDカード陣営でこのカメラもxDには非対応、SDHCカード対応です。

三脚穴が端にあるというのはポータブル三脚を用いる際にバランスが悪くて倒れてしまうので好ましくないのですが、もはやあまり使わないので問題ないのでしょうか。手持ちで夜景が普通に撮れたりするので一眼レフやデジタルビデオカメラなどを用いる場合以外では三脚の必要性が減っているのでしょう。ちなみに電池蓋は恐ろしいほど華奢で指で少し力を加えてしまっただけで折れそうなので注意が必要です。もっともこれはどのメーカーでも同じような感じですが。

 

Dsc03094

使用電池は最強の互換性がある?FUJIFILM NP-45A
主要デジカメメーカーでほぼ何かしらの採用機があるというくらいメジャーな形ですが容量は少し控えめなようです。このあたりはデジタルカメラそのものの低消費電力技術に関わってきますが、最近ではこのような廉価機もめっきり見かけなくなってしまったので採用機は少ないかもしれません。

 

Dsc03096

やはり最廉価のAシリーズと比べるとJシリーズの方がかっこいいです。
どちらも電子式手ブレ補正を搭載。

 

FUJIFILM FinePix JX200
メーカー FUJIFILM
FUJIFILM Corporation
発売 2010/02/27
メディア SDHCカード / 内蔵メモリー 24MB
センサー 1220万画素 1/2.3型CCD
レンズ FUJINON LENS  Opt×5 28-140mm F3.6-5.9
モニター 2.7インチ 23万ドット
電源 NP-45A
手ブレ補正 電子式
バージョンアップ バージョン : 1.00 → 1.02
価格 OPEN(1万円後半程度)
その他
 

写真を撮るにはこのカメラで十分なのです。手ブレ補正はセンサーシフト式になるのはもうしばらく待つこととなります。

故障度   :  なし


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FUJIFILM FinePix AV130  エントリーデジカメ

2014-08-01 12:56:09 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc02530

有名メーカーブランドではかなりの価格破壊を起こしたことで有名な富士フイルムファインピクスAシリーズのAV130です。このAV130は検索しても国内向けの情報があまり出ませんが本来ならば発展途上国など向けに輸出されるモデルであるからとのこと。カメラのキタムラや一部家電量販店が仕入れて安デジカメとしてかなり安く売られていたデジタルカメラなのです。
Aシリーズのポイントはやはりものすごい低価格というところでカメラのキタムラの場合店舗によっては4000円以下で販売されていた店舗もあったらしい。カメラのキタムラでデジタルカメラを購入すると同じグループのスタジオマリオのお試し無料券が付いてくることがありますが、そのチケットを自分で使わない場合はヤフオクなどに出品すると大体1000円程の値がつくようです。ということでそういうのを本体価格から考えるととんでもない安価に…

購入価格はキタムラジャンクで500円
12メガピクセルの高画素のデジカメがジャンクとは言え個の値段ですよ。

この後期Aシリーズは新興国向けという名目で設計・製造をほぼ台湾デジタルカメラメーカーのアルテックに丸投げでフジフイルムが関わっているのは画像処理ソフトウェアとレンズ周りの飾りとレンズ品質検査のうえでFUJINON LENSブランドを付けることぐらいしか関わっていないとレビューサイトに記載があります。とりあえず撮れれば…というユーザーには明るいレンズやら超高画素やら超高倍率ズームやらの機能はいらないのでとにかく写る!的な安いデジカメを求める層にはピッタリなのです。

デザインは単3電池を収める場所がちょうどよく盛り上がってグリップとなっておりホールド感の良いものとなっています。もちろんFUJIFILMロゴは新ロゴ。
他にレンズ周りには富士フイルムが手掛けた数少ない部位の1つである飾りも付いています。ボディはオールプラスチックですが安っぽさはそんなに感じません。

 

Dsc02531

裏面のデザインは富士フイルムのAシリーズよりも上のエントリークラスのJシリーズと比べると全く異なっています。十字キーでの設定などのユーザーインターフェイスは同じなのでそこも富士フイルムが手掛けているのだと思いますがやはり使いやすいです。
EXRセンサー機ではないデジタルカメラでのオートモードであるSR AUTOモードもちゃんと搭載。モードダイヤルは搭載されていないのでシーンセレクトはMENUキーから行いますが、搭載されているシーンがフジのEXRなどFシリーズとあまり変わらないことに驚きました。エントリーでもこれだけのシーンが搭載されているのが最近のエントリー機の特長です。

液晶モニターの質は価格なりだと思いますがスルー画像が妙にノイズっぽい表示なのが気になります。ジャンク出身なのでちゃんとした状態ではないのかもしれませんが結構気になるノイズっぽさです。
3Dパノラマなどかなり遊べる機能も付いているので面白いです。

 

Dsc02533

高級感のある天面
金属製に見えますが実際はすべてプラスチック製です。シャッターボタンと電源ボタンはヘアライン加工が施されています。

FINEPIX AV
中期以降のファインピクスは本体ロゴはFINEPIXなのに仕様書きではFinePixと書かれていたり色々謎。

 

Dsc02534

FUJINON ZOOM LENS搭載
このフジノンの製造も実際は台湾アルテックとのことですがAシリーズの場合は富士フイルムでの品質検査を厳しくしたうえでフジノンブランドを付けているとのこと。他のAシリーズには5倍ズームレンズを搭載したものがあり、そちらはかなり歪みまずがこちらの3倍ズームはズーム倍率が押さえられているからなのかあまり歪みません。といってもお高いレンズよりは歪みますので価格なりと思って妥協です。

この個体はなぜかフラッシュが発光しないのですがコンデンサーあたりの故障でしょうか。

 

Dsc02536_2

三脚穴は中央に配置されていたりとバランスの良い底面

DIGITAL CAMERA FinePix AV130
FUJIFILM Corporation    MADE IN CHINA
 
台湾会社のODMですが製造は中国。
 
 
Dsc02537
 
使用電池は単3形電池を2本
エントリー機の特権状態である単3形電池対応なので出先で突然の電池切れでも迅速に対応できます。最近ではほぼ出荷時充電済みを謳うニッケル水素電池が1000円もしない価格で売られているので自宅に充電器がある場合はアルカリより2倍ほど長持ちするかもしれない低自己放電タイプのニッケル水素電池を購入するのもありです。
電源はニッケル水素電池とアルカリ乾電池から選択できます。フジフイルムエントリー機では当たり前となった電池放電機能も搭載。アニメーションに流れてくる電池のイラストが残り残量が少なくなると赤く表示されるようになりました。
 
この個体は残念ながら電池蓋押さえツメが一か所破損しています。そのため引っ掛かりが悪いのですがテープで抑えることにより問題なく使えます。
 
 
使い勝手というと普通にファインピクスUIなので使いやすいです。手ブレ補正は電子式ですが結構効くタイプみたいで割と補正してくれます。

FinePix AV130
メーカー FUJIFILM
FUJIFILM Corporation
発売 2010/11/01
メディア SDHCカード、内蔵メモリ9MB
センサー 1/2.3型 CCD
レンズ FUJINON ZOOM LENS 32mm-96mm  1:2.9-5.2
モニター 3インチ 23万ドット
電源 単3形電池×2
手ブレ補正 電子式
バージョンアップ
価格 OEPN(1万円程度?)
その他
 

海外輸出向けモデルなので情報は少ないです。価格コムの商品ページは何とかありましたが、そこへの書き込みはほぼ皆無…
現在では富士フイルムの低価格帯デジタルカメラからの撤退で少し販売している店は減った気がしますがまだAシリーズは安く手に入ります。
乾電池式なのでメモカメラにも最適なのです。

 

故障度 : フラッシュ不能、電池蓋爪破損
価格  : 500円(税込)

 

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MITSUBISHI DIGITAL SITLL CAMERA DJ-1000 DS 三菱デジカメ

2014-07-22 15:44:45 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc03502

 
デジカメの中でもかなり異質でレアモノな三菱電機のMITSUBISHIブランドなデジタルカメラです。何しろ三菱電機は業務用防犯カメラは作っていても一般向けのカメラは旧世紀のビデオカメラも含めてもほとんど作っていないのでMITSUBISHIのカメラというのはレアモノなのです。三菱電機は主な事業は重電部門で一般向け電化製品は現状ではやらなくても良いという状態なので自身のノウハウが無い分野や儲けの少ない部門を無理して参入したりし続ける必要はないのです。

 
このデジタルカメラは亜土電子工業との協業により三菱電機の設計・製造で販売されたデジタルカメラになります。販売価格は当時では破格の実売2万円という値段でした。この値段は通り超破格で同年のデジカメでソニー サイバーショットDSC-F2が7万5000円とその価格の安さが分かります。安さの理由としてはとにかく徹底されたコストダウンの結果で前身のプラスチック化、レンズは単焦点パンフォーカス、PC接続(シリアルバス)端子の省略、液晶モニターどころか撮影情報表示のモノクロ液晶モニターまで廃止というかなりの努力がなされています。

 
購入価格は110円
保存ファイルが独自RAW形式ということとその画素数や仕様から完全にコレクションですがさすがにレアモノでもデジカメに興味のある方はいないのかかなり安価でした。

 
このデジタルカメラは亜土電子工業のT-ZONEのみで販売されていたものなので個体数が少ないというのもレアモノの要因の1つにもなっています。三菱電機としても販売はされたみたいですが三菱電機の総合販売会社である三菱電機ライフネットワーク経由のみで販売されていて型番もDJ-1となり本体カラーも黒になっていました。

 
デザインはレンズ周りが盛り上がっていています。表面はパキパキのプラスチックですはがザラザラ処理されているので安っぽく感じません。
DS DIGITAL STILL CAMERA  DJ-1000  MITSUBISHI
DSというのはデジタルスチルの意味でしょうか。

 

Dsc03503

 
背面液晶どころか一切のボタンが無いデザインはかなり衝撃的ではないのでしょうか。ボタンと液晶モニターが無いために一切の設定を行えず、設定等はすべて現像時にパソコンソフトで行うことになります。液晶モニターが一切ない為、状態確認は上部ファインダー横の2つのLEDランプでします。

 
MITSUBISHI
DIGITAL STILL CAMERA    MODEL DJ-1000
MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION

ADO ELECTRIC INDUSTRIAL CO LTD.,   MADE IN JAPAN

そしてこんな安価なデジカメなのに日本製というのは三菱ということと時代が時代だからでしょうか。この時代はアップルが富士フイルムにデジカメの製造委託をするという時代だったので(この頃のアップルはジョブズ不在)

上のLEDはBUSY/BATTとビジー状態とバッテリー警告、下のLEDはMEMORY(REMAIN)とメモリーの状態と撮影状態を表します。慣れるまで暗号みたいで中々難解…
そしてネジは2つのみというかなりの割り切りです。

 

Dsc03504

上部にはスライド式の電源ボタンとシャッターボタンがあり、DJ-1000にはこの2つのボタンしかありません。パンフォーカスですが何故かシャッター半押しがあるのは中々謎ですが無いと違和感を感じるのであったほうがいいのかもしれません。電源ボタンはデジカメのスイッチという感じではなく何かラジオのような…
特質はかなり薄いということでこの薄さが現在でも十分通用します。そして当時は単焦点でも厚いどころかデカい、重いというのかデジカメの普通だったので安いという以外にも軽い、小さいという利点もありました。

 

Dsc03505

電源は単2形電池を2本使用します。それにしても電池蓋が取り外されたり、ロット固有記号が電池ボックスに張り付けられていたりとポータブルラジオっぽいです。

 

Dsc03507

記録メディアは内蔵メモリーやスマートメディア全盛期の中では異色なコンパクトフラッシュを採用しています。画像のマクセルコンパクトフラッシュは実際にこのDJ-1000に付属してきたもので容量は2MBしかありませんが25万画素という画素数では十分でしょう。
ちなみにメディアスロットの蓋も取り外せます。

 

Dsc03508

ブランドはMITSUBISHIですがメーカーは三菱電機と亜土電子工業となっています。
日本製。

 

MITSUBISHI DJ-1000
メーカー MITSUBISHI
MITSUBISHI ELECTRIC / ADO ELECTRIC INDUSTRIAL
発売 1997/08/07?
メディア コンパクトフラッシュ
センサー 25万画素 1/5インチCCD
レンズ パンフォーカス単焦点  (50cmまで)
モニター なし
電源 単4形電池×2
手ブレ補正
バージョンアップ
価格 19,800円(2MB CF、電池、アダプタ、カバー、ストラップ付属)
その他 Windows 95対応、T-ZONEモデル
 

コレクションにはこの上ないのですが個体数が少ないために出会える確率は非常に少ないかとおもいます。現在では純正現像ソフトの入手は絶望的ですが、ベクターに個人が作成した現像ソフト(ただしMS-DOS)がアップされているので試したいのですが64ビットでは動作せず…

 

価格  : 110円(コンパクトフラッシュ、ストラップ、電池付属)
故障度 : なし?


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KONICA MINOLTA DiMAGE G600  GT HEXANONレンズ

2014-07-17 22:19:17 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc01890

このDiMAGE Gシリーズは元々のミノルタ系ではなくコニカのDigital Revioより合流した新シリーズとなります。ミノルタ系のFシリーズの後継シリーズとして発売されていました。

以前発売されたMINOLTA DiMAGE G400は基本的にはコニカのデジタルカメラという物ですがかなり大きく変更がされていました。このDiMAGE G600は名機と評価されているらしきKonica Digital Revio KD-510Zの正式な後継機種となります。そのため豊富なマニュアル撮影機能もそのまま搭載などとKD-510Zと比べて画素数以外は変化していないような…

購入価格は約2000円
このGシリーズは販売量が少なかったのかヤフオクでもあまり見らず、特にコニカミノルタ時代のG600とG530は一度しか見たことがありません。

ミノルタの味付けが加えられたDiMAGE G400はレンズカバー兼スライド式の電源スイッチが右開きだったのですが直接的なコニカの後継機であるG600は元の左開きに戻っています。右利きの多い日本ではこの仕様は不便だ!という意見があったみたいですが、ブレ防止で両手でホールドする場合は問題になりません。片手でのちょっと撮影は手ブレ補正が無いので厳しいのではないのでしょうか。
この個体は残念ながらKONICA MINOLTAロゴの半分以上が擦り切れてNOLTAになっていますがそれ以外は故障が無いので我慢です。

Dsc01891_2  

 

背面はKD-510Zとほとんど変わっていません。
ボタンは相変わらず押しにくく、十字キーはその中でもかなり押しづらいものとなっています。それを跳ね返してでも使いたくなるような解像感のあるものが撮れるので使いたくなります。KD-510Zはスズメの涙程度の容量とはいえ内蔵メモリーが搭載されていましたが、G600ではコストダウンの為か廃止されてしまいました。
UIはミノルタの物とは全く異なるもので統一性の無さから混乱が感じられます。そのままKD-510Zのものが引き継がれており、キーカスタマイズで機能を割り当てできますが基本的には撮影設定は階層の中です。
G400、KD-510Zでは小さい液晶モニターの下にそれぞれのブランドのロゴがありましたがG600では廃止されました。もちろん光学ファインダー搭載。

 

Dsc01892

天板には記録メディアであるSDカードロゴとMemory STICKロゴがあります。電源はスライドカバーなので底面にはシャッターボタンのみがあります。

デジタルレビオとして生を受けた際には高画素に超高速起動、小型ボディと時代を先取りしたものでしたが、このG600登場時には既に小型とは言えなくなってしまっています。自身が展開した屈曲工学系レンズを搭載した小型デジタルカメラの普及なども含めて小型デジタルカメラが少しずつ登場してきた頃でした。
このカメラはコニカミノルタのラインナップではデジタル現場監督、高倍率ズームのZシリーズと同じ高機能デジタルカメラと位置付けされています。

 

Dsc01894

GT HEXANONレンズ搭載
8-24mm   1:2.8-4.9

GTというのはミノルタの高級交換レンズ「Gレンズ」の技術をコンパクトデジタルカメラ用のレンズに応用したもの、HEXANONというのはご存じ老舗コニカレンズブランドで2社がくっついたことにより夢のコラボ?が実現しました。このGT HEXANONという銘柄のレンズはG400、G530、G600とたった3つのカメラでしか使用されなかったレアレンズとなります。他のレンズにはKONICA MINOLTA GT LENSという銘柄も使用されていました。コーティングそのものはデジタルレビオ時代のZOOM HEXANONとあまり変わっていないような…

 

Dsc01895

撮影時の外観
デザインは縦から横になりましたが基本的には変わっていないのでかなりスタイリッシュです。このデジタルカメラはDIGITAL現場監督シリーズを除きネオ一眼タイプのAシリーズに次ぐ高価格・高機能なデジタルカメラでした。
レンズは両社の高級ブランドなGT HEXANON、画像処理エンジンはハイブリッド・アダプティブA*IPS、高速起動の秘訣である信号処理エンジンであるSignal Processing Engine、長時間露光時にはノイズリダクションととにかく高機能です。OSはコニカ時代に高速起動の為に自社開発されたものとのこと。有名メーカーでさえOSを外部から買っているメーカーも多いということでこれがどれだけ力が入れられていたものか分かります。
 
 
Dsc01897
 
底面もほぼ変わっていない
三脚穴はやはり端ですが小さい三脚以外では問題ないのでこれでよいのでしょうか。
 
KONICA MINOLTA PHOTO IMAGING, INC.   TOKYO, JAPAN
Made in Malaysia   N159
 
マレーシア製ということでデジタルレビオと変わらず。α Digitalシリーズもマレーシア製なのでコニカミノルタの工場がマレーシアにあったみたいですが、なぜかミノルタ系のDiMAGEシリーズは中国製が多かったりします。分かれていたのでしょうか。
 
 
Dsc01899
 
電池はDiMAGE G400より続投のリチウムイオン電池 KONICA MINOLTA NP-600
大きめでも容量は860mAhと少ない気がしますが特別持たないとは感じません。大きな端子がそれぞれ3つあるところが特徴。
コニカ時代の同形状電池と互換性ありでコニカ電池の代替品はこれが指定されています。
 
電池と同じ場所に記録メディアスロットがありSDカードとメモリースティックのデュアルスロット(同時挿し可能)を搭載。しかも両方にメモリーを挿しておけば使用中のメモリーの容量が無くなった際に自動で保存先を切り替えてくれます。元々は普及中のSDカードを採用しながらも旧ソニーユーザーを取り込みたいというコニカのアイデアからデュアルスロットが搭載されました。
 

KONICA MINOLTA DiMAGE G600
メーカー KONICA MINOLTA
KONICA MINOLTA PHOTO IMAGING, INC.
発売 2004/04下旬
メディア SDカード/メモリースティック PRO
センサー 1/1.7611型 原色フィルターインターラインCCD 600万画素
レンズ GT HEXANON  8-24mm(39-117mm) F2.8-4.9
モニター 1.5型低温ポリシリコンTFT 11.7万画素
記録方式 JEPG/AIV
電源 NP-600
手ブレ補正
バージョンアップ Ver.1.02j→1.12j→1.13j
価格 OPEN(5-6万円程度)
その他 スライドカバー
 

中々見かけることの少ない機種ですが解像感は引き継がれているので安く見かけたらいかがでしょうか。

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MINOLTA DiMAGE G400  コニカミノルタデジカメ第1号機

2014-07-15 01:27:19 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc01853

コニカとミノルタがくっ付いてコニカミノルタとなった後のコニカミノルタカメラ第一弾として発売されたのがこのMINOLTA DiMAGE G400です。コニカミノルタ発足後なのにミノルタ単独ブランドというのは謎ですがこれには結構例があります。DiMAGE A1、DiMAGE Z1、DiMAGE X20など…
逆の場合もあってコニカミノルタ発足後もKonica Digital Revioはそのままコニカとしてしばらく販売が継続されていました。

この機種は家電レビューサイトでかつてのDiMAGE Fシリーズの後継機種と紹介されていますがあまりそのような感じはしません。Fシリーズは遅い起動、悪いレスポンスの代わりにMINOLTA GT LESN搭載など高画質というシリーズでしたが、このGシリーズはコニカデジタルレビオを引き継いだ高速起動モデルとなっているので立ち位置が反対です。高速起動というのはミノルタでもXシリーズですでにやっていたのですが。

購入価格は約1400円
このGシリーズはネットオークションでも見かけることがあまりなく、みかけても吹っかけられていたりとなぜかレア度が高いのでラッキーでした。

元となったコニカデジタルレビオシリーズは電源スイッチを兼ねるスライドカバーは左開きでしたがこのG400は右開きに変更されています。国内では右利きの方が多いと思うので右開きの方がニーズはあると思うのですがメーカー次第です。

 

Dsc01854_2

裏面を見るとデジタルレビオから結構変更されていることが分かります。UIはレビオよりもこちらの方が階層に潜らずに各種撮影設定が出来るので使いやすいのですが、KD-510Zの直接の後継機種であるDiMAGE G600ではレビオのものになっています。G400の後継機種であるG530もこんな感じだと思うのですが実物が無いので分かりません。

液晶モニターは1.5型と当時の水準からしてもかなり小さい。光学ファインダーも付いてはいますが一眼レフのように情報を表示したりはしないので設定は液晶モニターでおこないますが近眼と老眼の方はつらいのではないのでしょうか。
ズームボタンはシーソーではなく各ボタンが独立している形、十字キーでマクロやフラッシュ設定を行います。

 

Dsc01855_2

電源ボタンはスライドカバーになっているので天面はシャッターとスピーカーしかなく非常にスッキリ。
コンパクトカメラの場合、天面は決してボタンが押しやすいところではないので側面にまとめられるのはよいと思います。

 

Dsc01856

GT HEXANON レンズ搭載
5.6 - 16.8mm  F2.8 - 4.8

両社の技術を結集させたというのがこのGT HEANONらしい。GTはミノルタα用のGレンズの技術をコンパクトカメラ用にアレンジしたもの、HEXANONは昔からあるコニカレンズのブランドです。
まさにこのようなブランドが夢の結集というような感じなのでしょうが、たった3機種に搭載されるに終わりました。KONICA MINOLTA GT LENSというコニカに関係は無いけれどもGTレンズというのが搭載されているDiMAGEもあります。
レンズ周りに開いている穴はミノルタのパッシブAFのためのもの。レンズはG600のに比べて一回り小さくなっています。

Dsc01857

KONICA MINOLTA CAMERA, INC.   JAPAN
Model : DiMAGE G400    Made in China

コニカレビオがマレーシア製だったのに対しこちらは中国製。DiMAGE G600もマレーシア製だったのを考えるとこちらはミノルタ工場の生産となるのでしょうか。
後にコニカミノルタフォトイメージングとなりますがその後は不明。

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電池はKONICA MINOLTAのNP-600を使用
コニカ時代の電池も使用できないことはないですがメーカーの保証はないと思われます。本体はMINOLTAで電池がKONICA MINOLTA、メーカーがKONICA MINOLTA CAMERAって混乱しまくっていません?
電池の会社名もKONICA MINOLTA CAMERAとなっています。

Dsc01862

これがレビオより引き継がれたSDカードとメモリースティックのデュアルスロット。それぞれどちらかではなく同時挿しができるというのがポイント。当時かなり高価だった記録メディアですがメモリースティックもSDカードも持っているという場合それぞれに入れておいて片方はサブにしておけばメインを忘れた際にも記録できます。現在のように出先でちょっと購入というわけにはいかなかった値段だった時代なのです。

元々はソニーサイバーショットユーザーはメモリースティックを使用しているためその層を取り込むためのデュアルスロットみたいですね。長さの違いをうまく利用してあります。

 



MINOLTA DiMAGE G400
メーカー MINOLTA
KONICA MINOLTA CAMERA, INC. JAPAN
発売 2003/11/21
メディア SDカード、メモリースティック
センサー 420万画素 1/2.5型CCD  (有効400万画素)
レンズ GT HEXANON  5.6-16.8  F2.8-4.9
モニター 1.5型 7.68万画素 白色LEDバックライトポリシリコンTFT
電源 リチウムイオン電池 NP-600
手ブレ補正
バージョンアップ Ver. 1.16A(ケンコー・トキナーページよりDL可)
価格 約4万円付近
その他 スライドカバー、デュアルスロット、GT HEXANON

なかなか見かけることのないレアデジカメですが評判通り解像度は高く感じられるので安価で見かけたときはいかが?
高速起動ながらも画質が良いのが強みです。

故障度 : なし
価格   : 1400円


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PENTAX Optio E85 エントリー海外向けデジタルカメラ

2014-07-05 00:34:57 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

勝手にジャンクデジカメ週間中です(単に他のカテゴリストックが無くなった為)
いつの間にこんな買ってたっけ?Dsc01797

現在のPENTAXブランドコンシューマー向けデジタルカメラはリコーイメージングとなっていますが一昔前のHOYA時代のペンタックスエントリーデジタルカメラです。
ペンタックスもデジタルカメラに当初あまり乗り気ではなかったらしく、それが足を引っ張って買収されるという結果になってしまったと聞いたことがあります。HOYA時代になってからは戦略が変わったのか積極的にsmc PENTAX LENSを搭載した高倍率ズーム機を3万円以下程度のコストパフォーマンスに優れている機種を販売していたのですがリコーになってからは若者が使うようなオシャレ路線のミラーレスなどと色々商売上手になっています。

このOptio E85も販売価格が1万円以下、5000円よりも安く売られるのも当たり前というかなりのエントリーなデジタルカメラだった形跡があります。
購入価格は500円
1210万画素で故障なしというデジタルカメラがワンコインというのも信じられませんが1000万画素級は時代遅れという時代になってしまったのでそのためでしょう。故障と評価されていましたが液晶モニターカバーに傷が多いのみで故障個所はなし。

デザインはグリップ部にPENTAXと刻印されており、レンズ周りには鏡のような飾りになっています。機体はオールプラスチックで金属の個所は無いのですが安っぽさは感じない。

PENTAX  Optio E85   12.1 MEGA PIXELS

Dsc01800

画像のようにオープニング画面がなぜか1200万画素のデジタルカメラという画面
ズームボタンはレバータイプではなくシーソータイプ、液晶モニターも2.7インチと十分な大きさでみやすい。
撮影中の設定は一通り十字キーをOKボタンで行えます。
UIは分かりやすいけれども面倒というタイプでその項目を選ぶと設定できる一覧が出るので分かりやすいのですが目的の項目までたどり着くのに時間がかかります。海外輸出用モデルなのですが日本語表示も可能。
シーンモードはオート、自動シーン検索、プログラム、その他各種シーンなどと揃っており便利です。オートにしておくとフラッシュの設定を忘れてしまうので覚えておいてもらうにはプログラムモードにする必要があります。

ボタンが押しにくいや操作しにくいなどといった場所はなさそう。

 

Dsc01806

3× OPTICAL ZOOM レンズ搭載
f=5.7-17.1mm EQ 32-96mm 1:2.9-5.2

ペンタックス(HOYAですが)という光学機器メーカーなのにレンズにブランドが付いていないというのは珍しい。この独特な形状からペンタックスレンズというのは確実だと思うのですがコストダウンでペンタックスレンズというブランドが付けられるだけの性能がないのでしょうか。
他社の場合CANON LENS、ZOOM NIKKOR等自社レンズのブランドが付いていることが普通でペンタックスの場合もPENTAX LENSというブランドが付いているのが普通です。

 

Dsc01801

天面は非常にシンプル
ON/OFFと書かれた電源ボタンの周りのリングは電源ON時に青く光ります。シャッターボタンと電源ボタンは大きさと形状がまったく違うので間違わない。 

 

Dsc01803

底面も非常にシンプル

Optio E85  5V
HOYA CORPORATION
MADE IN CHINA

HOYA株式会社時代のデジタルカメラなのでもちろん社名表記はHOYA。HOYAはPENTAXブランドの一般向けの光学機器事業は手放しましたが、医療機器分野などは手放していないのでそのままHOYA製品がPENTAXブランドで販売されております。 

 

Dsc01805

使用電池はPENTAX D-LI95
分かりづらいですがフジのNP-40と形は同じです。ペンタックスリコー時代になってから電池がなぜか日本製になった模様。
本体充電に対応しているので5VのACアダプターさえあれば充電器なしで充電することができます。

 


PENTAX Optio E85
メーカー PENTAX
HOYA CORPORATION
発売 不明
メディア SDカード、内蔵メモリ9MB
センサー 1210万画素 1/2.33型CCD
レンズ 3× OPTICAL ZOOM  F2.9-5.2
モニター 2.7インチ 23万ドット
電源 リチウムイオン電池 D-LI95(本体充電対応)
手ブレ補正
バージョンアップ
価格 1万円以下(5000円付近)
その他 本体充電可、海外向けモデル
 
 

安価でしかも写りもこのクラスにしては悪くないというコストパフォーマンスに優れている製品なので今更遅いですがもし安く見かけたら安いデジカメを探している場合は良いのではないのでしょうか。フジがAシリーズをやめてしまった現在激安デジカメはGEなどといったメーカーくらいしかなくなったので新品ならばこの価格は意義があります。

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Kodak digital science DC120ZOOM デジタルカメラ

2014-07-02 23:25:31 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc01626


旧世紀(1997年)にアメリカのイーストマン・コダックが発売したメガピクセル(100万画素レベル)のデジタルカメラです。このカメラは後にコッテリ発色とコダックブルーによって名機認定?もされているDCシリーズよりも昔のdigital scienceという名前が付けられていたみたいですね。
よくデジタルカメラを開発したのはQV-10のカシオ計算機と間違えられるのですが、あれはコンシューマー向けで商品的に初の大ヒットした商品であって初のデジタルカメラではありません。歴史に残る商品には違いないですが。
それで開発したのがこのカメラと同じコダックだったりします。もっとも当初はカセットテープに記 録、そして巨大で約何百万円と超高額で業務用用途だったわけですが。

 
購入価格は800円
普通にこの価格で買ったのではなくジャンクデジカメセットに付いてきました。初期のメガピクセルデジタルカメラで実用性はほぼ皆無ですが珍しいのでよろしいかと。

 

デジタルスチルカメラにも関わらずボディはビデオカメラのような巨大な形状をしています。これは超高倍率ズームレンズを搭載しているという訳でもなく単に技術の限界だったのでしょう。その為操作系含めかなり独特なものとなっています。

残念ながら液晶モニターが点灯しないので(使い方が悪いだけ?)光学ファインダーのみで使用しています。 

  

Dsc01631

 
背面には小さいモノクロ液晶モニターとコダック自慢のライブビュー付き液晶モニターがそれぞれ搭載されています。
各ボタンはそれぞれ爪で押すようなかなり小さいもので操作系云々はあまり考えていない感じですね。撮影設定もそもそも十字キーが無いのでTABボタンでタブをそれぞれ選択してSELECTで希望する数値に変更、ENTERで決定という何とも面倒なUIですが旧世紀のものはこんな感じが普通でしょう。
モノクロ液晶モニターには設定のタブが表示されるので液晶モニターが点灯しなくても不便はありません。
再生モードは左部のスライドスイッチで行けます。

 

Dsc01636

天板は面積の割にズームボタンとシャッターボタンのみという超シンプル
かなり変わった形のシャッターボタンですがもちろん半押しもできます。

 

Dsc01630

kodak EXTANAR Lens搭載
38--144mm(Equiv) F2.5-3.8  37mm Threads   AutoFocus  3× Zoom

レンズはむき出しではなくプラスチックのようなものに包まれています。しかし、そのカバーそのものの内面が白く曇っているような…
レンズは明るめの光学3倍ズーム、ズーム速度はなかなか早いですがシャッターが切れるまでがかなり長いです。
電源はレンズ横のスライドカバーをスライドすることによって入ります。フラッシュは大きいためか中々遠くまで届きます。

 

Dsc01639

Kodak Digital Science DC120 Zoom Digital Camera
Made in Japan for EASTMAN KODAK COMPANY

日本製ということは既にコダック傘下となっていたチノン光学の製造でしょうか。チノン製の為にコダックデジタルカメラは見た目はゴツいアメリカンなものでも日本製というものは非常に多いです。ということは後に提携することとなるシュナイダーレンズもコダックの場合はもしかしてチノン製?

 

Dsc01633

電源は単3形電池を4本
記録メディアはコダックピクチャーカードと称するコンパクトフラッシュカードを採用。
まともに使用していないので電池持ちは不明ですが少なくとも一瞬で干上がってしまうというようなことはありませんでした。しかし、まともなニッケル水素電池を使わないと元から残量表示残り1目盛りというのが普通に起こります。

ちなみにコダックピクチャーカードことコンパクトフラッシュは接続キットセット付きで10MBの場合お値段なんと2万8700円。もちろん10「GB」ではなく「MB」でしかも値段の桁を一つ間違っているという訳ではありません。当時のデジタルの扱い辛さを物語っていますね。と言っても本体価格がいくら安いとはいえ12万4800円と発展期の高級一眼風デジタルカメラよりも少しg高いぐらいの価格です。これでも「やっと民主用メガピクセル級でこの値段だ!!」というような表記だったらしい。内蔵メモリー搭載とはいえコダックピクチャーカードは別売りなためPCと接続前提では15万円近い投資が必要だったと予想されます。

 

で、撮影結果なのですが記録形式がコダックで採用されていたとかな特殊RAW形式なので現像できず撮影結果が確認できません。この形式で検索すると機械翻訳されたような日本語の怪しげなサイトのみ引っかかるのみで情報もないため現像も不可。
ということで公式ページ(まだ残っているのが凄すぎる)でサンプル画像をお楽しみください。拝見してみるとフィルムメーカーならではなのか発色はあっさりとしたコッテリになる以前の綺麗なものですが明らかな画素数不足ですね。何メガのTIFFファイルでダウンロードにかなり時間がかかりますという注意があるのが時代を感じさせます。

高価格ですがX接点による外部ストロボ、当時では珍しいコンパクトフラッシュ採用やメガピクセル原色系CCDなどデジカメ発展期の製品の1つです。

 

Kodak digital Science DC120ZOOM
メーカー Kodak
EASTMAN KODAK COMPANY
発売 1997/03下旬
メディア コンパクトフラッシュ
センサー 1/2インチ 89万画素原色フィルターCCD
レンズ Kodak EKTANAR Lens 38-114mm F2.5-3.8 Opt×3
モニター 1.6インチ 
電源 単3電池×4 ACアダプター
手ブレ補正
バージョンアップ
価格 124,800円
その他 補間120万画素、独自RAW形式記録、Made in Japan


独自RAW形式記録とシリアル接続なため敷居が大変高くなっているので現在で使おうと思って入手するのはあまりお勧めできません。というより物が少ないので入手する時点で敷居がかなり高いと思いますが。

 

故障度: 液晶モニター作動せず
価格  :  800円(まとめてセット)


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RICOH デジタルカメラ RDC-5000 

2014-06-29 21:31:00 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

意外とカメラ関係にあまり詳しくないような方には知られてなさそうなリコーのデジタルカメラですが昔から色々機種を出しているみたいです。

Dscf0027_2
 
「リコーのカメラ」というのはキヤノンのように大衆向けという感じではないのですがフィルム時代からかなりの存在感を放っており、一眼レフも販売しておりました。コンシューマー層に手が届き始めたデジタルカメラにも早期に参入し、カシオQVシリーズと同じ回転レンズを搭載しながらカシオの数が撮れる路線とは異なり撮影枚数が少なくなる代わりに高画質という戦略を取りました。当時のデジタルカメラは皆内蔵メモリーに保存してケーブルで吸い上げという方式が一般的だったのです。その後も様々なデジタルカメラを発売しましたが、なんというかユーザーが求めていなさそうなよく言えばユニークで個性的な製品を連発してしまったからか忘れ去られていたそうです。現在はHOYAよりペンタックス イメージング事業を買収しPENTAX ミラレースQシリーズとして人気があるようです。

以前までRICHOブランドのデジタルカメラは回転レンズなど変わったギミックのものが販売されていたらしいですが、このRDC-5000は横に長い普通のカメラのような形状をしています。
以前まで回転レンズカメラなどの型番はDC始まりだったのですが、このRDC-5000は海外で使用されていたRDCシリーズに統一されました。Ricoh Digital Cameraの意味があるので しょう。
 
購入価格はハードオフジャンクより105円
当時の販売価格は9万9800円ととんでもない高価格が付けられていますが、当時のラインナップで最高級だったということで納得。
ジャンク箱に放り込まれていたのですが加水分解したグリップが他のジャンクデジカメに「黒くてベタベタする何か」をかなり付けていた…
 
ファインダー付き、左側のグリップはもともとゴムが貼り付けてありましたがでもしてしまったのか触ると手に張り付くほどベトベトになっていたのでアルコールで拭いて除去。
発売は1999年と古いのでRICOHロゴは旧ロゴとなっています。
 
 
Dscf0028
 
液晶モニターは小さいながらもカバーが付いており、電源スイッチと物理的に連動することによって電源ON時にはカバーが開かれます。このような機構は後のRICOH Caplio Rシリーズのレンズカバーとしても受け継がれています(というよりこのRDCシリーズそのものがCaplio Rシリーズのご先祖様のようなものですが)。

液晶モニターは左側についており、電源スイッチをスライドすると連動してモニターカバーもスライドして電源が入ります。
ボタンはDISPLAY、MENU、ENTER、上(ズーム)、下のみ
ズームボタンは旧世紀のデジカメやかつてのエントリーモデルに多かったシーソー式ですが特別に押しにくいという訳ではないのでこれで十分です。
本体上部には解像度(画像サイズ、記録品質)切り替えスイッチ、フラッシュスイッチ、セルフタイマースイッチ、内臓メモリ/スマートメディア切り替えスイッチがあります。
当時の開発マニュアルを見てみるとスマートメディアは何というかオプション的なもので、ユーザーがかつてのデジタルカメラのように内蔵メモリーに記録してケーブルで取り出しという使用方法を想定しているように見えます。
  
ファインダーはそこそこ大きく割と見やすいです。
現在のコンパクトデジタルカメラではあまり見かけなくなってしまいましたがモードダイヤルがついている。画像の削除は現在のカメラのようにメニューから選択するのではなくモードダイヤルのごみ箱マークに切り替えて削除する必要があります。

モードダイヤル:  「SET UP→撮影→再生→削除→PC」
削除用に別途モードを設けるというのが珍しいですが分かれているのは現状のカメラに慣れてしまった身としては不便に感じます。しかし、友人にデジタルカメラを貸した場合に再生モードで誤って削除されないですむというメリットはあるかも… 
 
 
Dscf0029
 
フルサイズ一眼レフなどでしか見られなくなってしまったファインダー撮影時に威力を発揮するモノクロサブ液晶モニター。現行機で搭載されなくなったのはこの分だけ厚みが増してしまうのと、そもそも光学ファインダーを備えた機種が少なくなったからでしょう。
自分は電池持ちが悪かろうが予備電池を用意してでも液晶モニターONにして撮る派なのでこのモノクロ液晶モニターはまったく使用しないのですが付いているのと付いていないのではプレミアム感が全く違います。
 
CARD/INボタンが内臓メモリー/スマートメディアと保存先の切り替え、その右の電気マークみたいなのがフラッシュ、時計マークがセルフタイマー切り替え、PICボタンが記録品質(ファイン/ノーマル/エコノミー)画像サイズ切り替え(1792×1200もしくは896×600)
画像サイズはそれぞれ3つの記録品質を選ぶことができます。
 
 
Dscf0030
 
RICOH ZOOM LENS搭載
f=8-18 1:2:8-3.2   光学2.3倍ズームレンズ
 
光学ズーム2.3倍と余裕あるレンズだからなのか明るさがほぼ変化しません。2倍ズームで一気にF4.9なんて数字にいってしまったらそれこそ残念レンズなのですが、このレンズはテレ端でもF:3.2と常識的です。 
 
最大までズームをしてもレンズが迫り出さないのが特徴
むしろズームをするとレンズが引っ込んでいくような…
フラッシュチャージには3~5秒ほど要します。
  
  
Dscf0033
 
メディアスロット、端子類はここに集まっているというスマートな設計
いくら古いデジカメといっても99年発売で既にご存じWindows 98が登場しているためUSB接続にも対応。ただし、約1万円の接続キットは別売りですが…
接続キットの対応しているOSはWindows 98のみというマック置き去りですが大した問題にはならないのでしょう。本体をデバイスとして認識させる以外にこの機種はスマートメディアに対応しているので対応しているリーダーで読ませればよいのです。ただでさえ弱いスマメを何度も抜き差しはしたくないというのが本音ですが。
 
ゴムのカバーの中には外部電源端子やVIDEO切り替え、PC接続端子がある。
外部電源は5Vで消費電力は5W
外部電源の端子は一般的な先が細長いアレなので汎用ACアダプターなども使用できたり便利な形状をしています。
2000年代に入ってからのデジタルカメラの外部電源端子はやたら専用端子ばかりなので困ってしまいます。
  
   
Dscf0035
 
記録メディアはスマートメディア
3.3V 32MBまで対応と記録できる枚数は結構限られてきそうなスペックです。スマートメディアが3.3Vなのがまだ救いなのですが。
ちなみにスマートメディア挿入口のフタを撮影時や再生時に開けると、レンズが収納されない状態で強制シャットダウンします。メディア保護のためなのでしょう。
当時は既に5Vスマートメディアは絶滅していたため5V採用機ではないことは救いですが、32MBまでしか対応していないというのはなぁ…
ちなみに巷ではリコー機のスマートメディアフォーマット能力は強力で「スマメ持ちはリコーを持て!」という教訓があるようです。自分の場合はスマメ採用機としては後期に発売され、ファームウェアも新しいと思われるFUJIFILM FinePix S602のフォーマット能力も協力なので使いません。
32MBという数字では最高画質で50枚くらい撮れるというところでしょうか。

このカメラは当時のリコーデジタルカメララインナップで最高級だったためか画素数の少なさに目を瞑れば結構よく撮れるカメラだと思います。
なぜか最高ランクなのに台湾製というのが気になりますが以後のリコーカメラでも中国製などが多かったのでそんなものでしょう。

電源は単3形アルカリ乾電池を4本使用
メーカーはアルカリ乾電池ではなくニッケルカドミウム電池/ニッケル水素電池もしくは単3形リチウム乾電池を推奨しています。
単3形1世代前の充電式エボルタで使用しましたが30枚撮っても電池警告は出なかったので現在の電池を使用したらそれなりに持つと思われます。
液晶は世代が古いためかチラチラしてます。
 
 

RICOH RDC-5000
メーカー RICOH
発売 1999/04/末頃
メディア スマートメディア3.3V(32MBまで)
センサー 原色フィルター 1/2インチCCD 230万画素
レンズ RICOH ZOOM LENS  F:2.8-3.1  38mm-86mm Opt×2.3
モニター 1.8インチTFT 11万画素(カバー付き)
電源 単3電池×4本(ニッケル水素電池/ニカド推奨)
手ブレ補正
バージョンアップ
価格 99800
その他
 

ウェブアーカイブスで当時のリコーRDC-5000のページを覗いてみると「目指したのはカメラ」だとかどれだけレンズやその他機能にお金が掛けられたか垣間見ることができます。
現在はお嫁に行った?思い出の機種ですが、自分が所持していたデジカメでは断トツに古かったり、加水分解して触れるものにストーカー化していたゴムなど色々ありましたが画質は当時の最高級機というだけあってラチュードも広く良い物でした。
嫁ぎ先?から使用していますという連絡をいただきなんとなく再投稿してみた模様。

(2014/01/06) 作成
(2014/06/29) 更新


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SONY Cyber-shot DSC-WX5 パープル  Exmor R、Gレンズ

2014-06-28 23:43:22 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc02280

最近ジャンクデジカメネタばかりなのは単にストックがこれだけ溜まっているからです。他のカテゴリストックもあるのですがもはや溢れるような状態でして…
 
 
 
イメージセンサーメーカーでもあるソニーが製品化した裏面照射CMOSセンサーであるExmor R(エクスモアアール)を搭載し、ミノルタ時代から引き継がれたGレンズ搭載など暗所に強いことをアピールしているコンパクトデジタルカメラです。このWX一桁シリーズの初代である1と5はSony Lens G(ソニーGレンズ)なのに後継機であるWX7はツァイス バリオテッサーという謎。
本体色はパープルで画像で表現できていないと思いますが金属感のあるキレイな紫色となっているので高級感があります。かつてのサイバーショットはFシリーズやらPシリーズやらUシリーズやらあったのですが、結局かなり後期に登場したW・WXシリーズが主力な感じになってしまいました。現在では画素数戦争はひと段落ついて明るい高級レンズや大きなセンサーを搭載した高級コンパクトデジタルカメラがメーカーも儲かるため主な戦場となっている模様。

SONY、GレンズのGロゴは斜めにダイヤカット加工されているので綺麗です。の割にはCyber-shotロゴが印刷な感じがしますが確か初代サイバーショットもシールでしたし…
かなり前にネタにしたキヤノンIXYと同じくレンズユニットも本体を色が揃えられているのでパープルとなっています。ソニーのサイバーショットはレンズブランドを付けるというのもありましたが、各種カラーモデルを用意したりソニースタイル限定で刻印デザインが出来たりと外観も戦略だったらしき感じとなっている。

購入価格は付属品なしで1500円
ジャンクではない保証付きなのですが付属品なしとかなりジャンクに近い感じです。

Dsc02281

液晶モニターが大きいのは当然みたいな風潮となっている
前機種のWX1は液晶モニターのドット数が足らなくて見づらいといわれていたみたいですが、このWX5はドット数をかなり増やしてきました。
また、WX1にはなかった機能としてプレミアムオートモードが新たに搭載され夜景などの暗所撮影時に連写をしそれを合成や処理して1枚の画像として仕上げ、手ブレやノイズと防ぐという特徴が付きました。この連写合成は中々強力で自分の場合はちょっとした夜景も手持ちでブレなくとることができました。等倍で油絵とか言われますが等倍なんて確認しないユーザー層にとっては良くできた簡単に取れるカメラです。
プログラムオートモードも存在するので自分である程度の撮影設定も行えます。他にはスイングパノラマ機能や3D撮影など最近のデジタルカメラらしい多機能となっています。
MOVIEボタンが独立したのでたとえモードダイヤルが動画になっていなくてもワンタッチで動画が撮影できる。しかも動画に強いといわれているだけあって動画はかなりの高画質。

このモードダイヤルはWX7では廃止され、ジョグダイヤルが後を継ぐこととなる。WX7はボタン数がかなり少なくなります。
操作盤もパープル塗装がされていて美しい。

 

Dsc02282

大体の裏面CMOSセンサー搭載のサイバーショットはこんなデザインとなっています。

Exmor R   12.2 MEGA PIXELS    optical Steady Shot       DSC-WX5
ダイヤカットロゴの通りAVCHDでの動画保存にも対応。動画音声用のマイクはステレオとアナログで当然であった昔のデジカメと比べるとかなり進化しています。連写ボタンは独立
ズームレバーやシャッターボタンもぱーぷるです。

 

Dsc02286
 
Sony Lens G 搭載
2.4-5.9/4.25-21.25   5x Optical Zoom

公式やユーザーからは「ソニーGレンズ」と呼ばれているのでそちらが名前だと思うのですが、なぜかサイバーショットに採用されるGレンズはSony Lens Gと表記されています。
コーティングの色は少し濃いめなパープルや藍色な感じ。広角側が明るい広角レンズを搭載しているので夜景も綺麗に撮れると思います。
GレンズとはもともとミノルタAマウントの高級レンズであるGレンズからきており、ミノルタもGレンズ技術を流用してDiMAGEにMINOLTA GT LENSというブランドを付けていたこともあったのでその流れなのでしょう。
ちなみに一眼用の交換レンズタイプのGレンズは受注生産のバズーカみたいな高倍率レンズが約130万円、一般的な大きさの高倍率ズームたいでも10万近いというとても高価なレンズです。値段をいえばソニーのツァイスはもっと高いものがありますが。

サイバーショットの場合はGレンズが良いのか同じクラスの製品に搭載されているバリオテッサーが良いのか分かりません。ツァイスは海外会社のブランド、Gレンズもソニーの高級の位置付けなので高価なタイプでは差があるのかもしれませんがコンデジのレンズでは違いは無さそうですが。
Gレンズ搭載モデルには本体右下にGロゴ、ツァイスの場合は画素数が表記されていることが多いです。 
  
 
Dsc02291
 

SONY CORP.
MADE IN CHINA  DIGITAL STILL CAMERA

少し前までのサイバーショット(DSC-H55)は日本製だったのですがこれは中国製となっていました。ソニーは台湾の会社からも一部供給を受けていると記載しているサイトもあるので供給されている分もあるのかもしれません。
 
Dsc02292
 
使用電池はリチウムイオン電池 N TYPEであるNP-BN1…ですが無かったので画像の互換バッテリーを使用しています。
にしても純正が600mAhクラスに対しこの中国製互換バッテリーは1000mAhと記載されていますが同じ大きさということはウソかも…
メモリーはSDXCカードに加えメモリースティックDuoの高速タイプであるHGにも対応。一時期のフジフイルムファインピクスのようにデュアルスロットとなっており、ソニー本体のSDカード発売と同じくメモリースティック敗北宣言な気もしますがメモリースティックはxDピクチャーカードのようにデジカメ専用ではなPSPなどもあるので売れているみたいです。 

メーカー SONY
SONY CORP.   MADE IN CHINA
発売 2010/08/07
メディア SD,HC,XCカード、メモリースティックDuo、内蔵メモリー32MB
センサー 1/2.3型 裏面照射CMOS 1280万画素(有効1220万画素) Exmor R
レンズ Sony Lens G opt×5 F:2.4-5.9 /4.25-21.25
モニター 2.8インチ  46.08万ドット
電源 リチウムイオン電池 NP-BN1  
手ブレ補正 光学式
バージョンアップ
価格 35,000円程度
 

この裏面照射CMOSセンサーとGレンズが搭載されているサイバーショットは基本的に暗所に強いと謳われており、実際にプレミアムオートモードでは手持ちで夜景が撮れたりもします。CMOSセンサーは他に反応が早いという特徴もあるらしく、高速連写なども期待できるようです。あとは日中など明るい環境下での発色でしょうか。

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Konica Digital Revio KD-210Z  

2014-06-27 00:50:08 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc02677

こにコニカ KD-210Zはトイデジジャンルのe-miniシリーズを除いてコニカが久しぶりにデジタルカメラ事業に再参入したDigital Revio KD-200Zの後継機でマイナーチェンジ版となります。コニカは富士フイルム、イーストマン コダックと同じでフィルムなどの感材メーカーでありながらデジタルカメラを発売していたメーカーです。

KD-200Zは同時期に発売されたDigital Revio KD-300Zの画素数が少ない普及クラス向けという位置付けで発売されましたが、実際は上位機種のKD-300Zは京セラOEMとなるのでUIもデザインも全く異なるものとなっています。このKD-210ZはそんなKD-200Zから2万円程価格を安くしながら一部機能を強化した後継機となります。具体的な改善点は動画撮影時間が15秒から30秒へ、デジタルズーム倍率の強化、起動時間の短縮などとなります。

デザインは上部五分の一ほどが出ていてKonicaロゴとフラッシュ、光学ファインダーが配置されています。
Konica Digital Revio KD-210Z   2.0MEGA PIXELS
この時代では大変珍しいSDカード対応。コニカやコニカミノルタは基本的にはSDカード陣営でAシリーズやデジタル一眼レフなど以外でのコンパクトデジタルカメラではSDカードを採用していました。
ちなみにベースは同じと思われる機種にMINOLTA DiMAGE E203という機種が存在します。コニカの製造なのかミノルタの製造なのかそれとも第三者なのか分かりませんが裏面のデザインは全く同じなのです。

購入価格は120円
コニカデジカメはジャンクでもそんなに数が出回らないので安く買えてラッキーでした。

 

Dsc02678

裏面のデザインはかなり個性的
時代的に液晶モニターが屋外ではあまり頼りにならないので消しても撮影できるようにモノクロ液晶モニターが真上に配置されています。
UIは大変使い辛いもので画質設定はPICTUREを押していれば出るので良いのですが撮影モードがデフォルトでAUTOとなりフラッシュが有効になりますが、切るにはMODEボタンを一回押す必要があります。マクロ切り替えなんて5回押さなければたどり着けません。液晶モニターをONにしていても撮影に必要な情報はほぼモノクロモニターの方に表示されるので完全にそちらをあてにしている設計ですね。

ある程度のマニュアル撮影はできますが基本的にはカメラ任せのAUTOカメラです。なんというか元祖であるAPSカメラをデジタルに改造というよな匂いが…

 

Dsc02681

Digital Revio
KD-210Z

天面で分かる通り結構厚いです。電源スイッチはモードダイヤルと兼用タイプ。
これも古デジカメに多いですが設定メニューがモードダイヤルでSET UPと独立していて撮影や再生モードから直接行えないので面倒。
起動は5秒程とまぁ優秀。

 

Dsc02683

KONICA ZOOM LENS搭載
f=5.4 - 16.2mm  1:2.8-4.6

この機種の珍しいところは前機種のKD-200Zもでしたがレンズカバーがなく保護ガラスがレンズを守っているという事です。実際には保護ガラスも汚れが付いたら写りに影響しますし、キズが付いたら消えないので無意味ですがKD-200Zから210Zになるときもそのまま採用されました。
標準的なスペックのズームレンズです。

 

Dsc02684

三脚穴はもはや本体の一番端に追いやられています。

Konica Digital Still Camera
KONICA CORPORATION      Model : Digital Revio KD-210Z    Made in China

後に登場するKD-310Z以降のデジタルレビオがマレーシア製なのに対し、この210Zは中国製。まだコニカミノルタとなる前のコニカデジタルカメラなのでもちろん社名表記もコニカ株式会社です。
発色はフィルムメーカーらしく晴天時の屋外ではかなり良好で空の青色がキレイに出る傾向があります。コニカカラー…

 

Dsc02685

電源はリチウム乾電池CR-V3もしくは単3形電池2本使用
記録メディアはSDカードでメーカー動作確認の最高容量がPanasonicの512MBであり、それ以上の容量では本当に動かないので注意。2GBなんて使おうものなら動作不安定でまともに動かなくなります。ということで自分は32MBのSDカードを使用しているのですが、最高画質で撮影可能枚数が約30枚程度とフィルムみたいな感覚です。

電池はエネループ等を使用すれば十分持ちます。USBインターフェイスや外部電源にも対応していますがあまり使うことはなさそうです。

 
Digital Revio KD-210Z
メーカー Konica
KONICA CORPORATION
発売 2002/04/19
メディア SDカード(512MBまで)
センサー 1/2.7インチ 195万画素原色系CCD
レンズ KONICA ZOOM LENS  35-105mm F=2.8-4.6
モニター 1.5インチ 11.8万画素
電源 CR-V3、単3電池×2
手ブレ補正
バージョンアップ
価格 49800
その他 レンズバリアなし、SDカード2GB使用不可
 

現在主に入手できるであろうSDカードが2GBですがその2GBが使用不可ということで敷居は高そうですがMBクラスのSDカードなんて他のスマメやxD ピクチャーカード比べてほぼプレミアが付いていないのでオークション等で1000円も出せば買えます。コニカの発色を体験したい場合はいかがでしょうか。

 

故障度 : なし
価格  : 120円


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PENTAX Optio S4  超小型Sシリーズ2代目

2014-06-26 00:20:49 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc02692

ペンタックスが発売した超小型デジタルカメラOptio Sシリーズの2代目となるOptio S4です。
ペンタックスは自身のスライディング・レンズ・システムを採用し、レンズを格納することによって超小型のデジタルカメラを発売しました。このレンズシステムは他のシリーズやペンタックスよりレンズユニットの供給を受けていたカシオ計算機のエクスリム(Exlim)シリーズにも搭載されることになります。

ボディは前面金属製で明らかにCanon IXY Digitalシリーズを意識しているのでしょう。IXY Digitalシリーズもですが当時既に廃れてしまったAPSフィルムカメラのデザインを流用したようなコンパクトなデジタルカメラが各社より販売されていたのでこのOptio Sシリーズもそんな感じなのでしょう。
デザインは大きいOptioロゴが前面にあり、PENTAXロゴはレンズ周りのリングに3つ刻印されていますがどうなのだろう。
金属製のボディはほぼ全面ダイヤカット加工されています。
 
購入価格はキタムラ540円
2005年当時と思われる画像に前ユーザーらしき老人が写っていましたがこの個体は日付リセットの症状があるのではたして本当にその時間なのか分かりません。実際にその時間にし最後に使用されたとすれば長年眠っていたのを下取りにだしたとこでしょう。

 

Dsc02694

裏面はやはりIXY DigitalシリーズやFinecamシリーズに何か似ています。液晶モニターは2004年発売ということを考えるとかなり小さい1.6インチですが元々超小型というコンセプトなので大した問題ではないのでしょう。液晶モニターが小さいのを補うようにファインダーも搭載。 

UIは独特で十字キーの左右がキーカスタマイズ、上がセルフタイマー等、下が撮影モード(シーン等)と珍しい。
ズームボタンはシーソーというより棒式。普通に押せます。
十字キーの中心はOKボタンですがこれがなかなか押しづらい。

  

Dsc02695

 

DIGITAL CAMERA Optio S4
このように本体厚みの倍近い長さのズームレンズが電源を入れるとせり出してきます。こんな長さのレンズも収納できるのが上記のシステムなのでしょう。
電源ボタンを大きさは常識的で電源が入っている間はボタンの周りが緑色に光ります。普通は何とも感じないと思いますがガジェット好きなどでは無いよりあった方がうれしいのでは。

 

Dsc02696

smc PENTAX ZOOM LENS搭載     3倍光学ズーム
F2.6-4.8    35mm-105mm

ご自慢のsmc PENTAX ZOOM LENS搭載ですが樽型収差、周辺光量落ちが目立つレンズで画質面では気になります。Optio T10で撮影したときも気になりましたがOptio T10そのものがこのSシリーズをベースとしてタッチパネルを搭載したモデルなので画質が同じ傾向というのは当然なのだと思います。
この歪みや光量落ちがsmc PENTAXの特性だと思えないのでスライディング・レンズ・システムの影響なのでしょうか。

レンズ周りは3つのPENTAXロゴが囲っており、レンズのリングには刻印がされています。

 

Dsc02700

PENTAX DIGITAL CAMERA Optio S4
PENTAX Corp  ASSEMBLED IN PHILIPPINES

開けにくいと評判の電池/記録メディア蓋。後継機では改良されました。
そして珍しいフィリピン組立なので自社製造なのでしょうか。この頃のペンタックスはカシオ計算機と組んでおりカシオが電子機器ユニットを、ペンタックスがレンズユニットをとそれぞれ関係がありましたがそれぞれ製造は別の工場だったのでしょう。
三脚穴は中央にあり使いやすい。

 

Dsc02702

電池はD-LI8となっていますが画像の用に後期のモデルでも形状が同じならば使えます。この電池は東芝や富士フイルム、パナソニックが広く採用した電池と同じサイズで富士フイルム型番ではNP-40となります。このNP-40というのは横型ファインピクス、後期の縦型ファインピクスなど良機種と言われているような機種に採用されていることが多い気がする。
画像の電池はHOYA名義ですが使えます。

記録メディアはSDカード
Panasonicの2GBのカードでも普通に使えて最高画質で約1600枚の撮影が可能。

 

PENTAX Optio S4
メーカー PENTAX
PENTAX Corp.
発売 2003/10下旬
メディア SDカード、内蔵メモリー11MB
センサー 423万画素 1/2.5型CCD  (有効画素数400万画素)
レンズ smc PENTAX ZOOM LENS  F2.6-4.9  35mm-105mm
モニター 1.6インチ 8.4万ドット
電源 リチウムイオン電池 PENTAX D-LI8
手ブレ補正
バージョンアップ
価格 OPEN (5万円程度)
その他

画質がどうこうではないお気軽に持ち出せるメモカメラとすればカードサイズの小ささと薄さで良さげです。画質も樽画像と光量落ちさえ気にしなければ良好な発色で使えるのでは。

 

故障度 : 日付リセット
価格   : 540円


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Konica Digital Revio KD-300Z  カードサイズデジカメ N159

2014-06-22 18:47:45 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc02868

APSカメラであるIXYシリーズをそのまま受け継いだようなCanon IXY DIGITALシリーズに対抗しようと発売された小型デジタルカメラであるKonica Digital Revio KD-300Zです。
このRevioというのも元々はAPSフィルムカメラのブランド名で戦略がIXYとまったく同じということが分かります。キヤノンが画質重視のデジタルカメラがどちらかというとPower Shotシリーズに対しコニカはほぼすべての展開していたデジカメがDigital RevioもしくはRevioと違いはあります。

購入価格は約1000円
324万画素級のデジタルカメラにしては高い価格なような気もしますが動作したしまぁいいや・

画像ではイマイチ伝わらないのですが実際はかなりコンパクトサイズで一般的なカードのサイズより面積が同じか少し小さいぐらいです。そのコンパクトボディを実現するためか光学ズームは2倍とかなり小さいですが初代IXY DIGITALも同じだったので。
そっち方面の方には有名だと思いますがこの機種はどうやら京セラ Finecam S3のOEMとのこと。このS3は割と供給されたモデルらしく他に兄弟が日立マクセルのゼロハリモデルであるZD3、東芝のAllegretto 3310とほぼ同じ形のモデルが多いです。
 
Konica Digital Revio  KD-300Z   3.3MEGA PIXELS    
同時期にエントリークラスとして200万画素のKD-200Zが発売されています。ちなみに発売価格は8万8千円とスタイリッシュだからと気軽に買えるような価格ではないですが定価そのままで売られていたという感じではなく5万以下で売られていたという感じです。
 
 
Dsc02872
 
裏面はまさに京セラそのものです。他のOEM機でも同様なので表面が見えなければおそらくどれがどれだか分かりません。
液晶モニターはかなり小さいですが年代的に液晶モニターを消して光学ファインダーを覗いて撮るような時代のもので設定くらいにしか使わないと思うので問題なしです。右側のCARDと書かれたスロットスイッチが京セラSシリーズの特長。

ズームボタンはシーソー式ではなくWとTが独立しているタイプ
?ボタンは矢印が書かれていますが実際には決定ボタンとなっています。エンターという意味だと思いますが他の機種ではこんなのは無いので不思議。
フラッシュ、フォーカス設定はボタンが独立していますがWB、露出設定などはMENUから階層に入っていかなければなりません。
 
 
Dsc02873
 
上部を見ると意外に厚いことが分かります。

Digital Revio   KD-300Z
POWERボタンとシャッターボタンは形が同じですが大きさはまったく異なるので間違えることはありません。しかし、電源を切るのに一息つくような感じなので押せていなかったと勘違いして何度も押してしまいます。
 
 
Dsc02875
 
KONICA ZOOM LENS搭載
f=7.8-15.6mm  1:2.8-3.5
 
年代的に中々珍しい長方形の形をしているのですが最近のデジカメのように特別広角という訳ではありません。コニカレンズというよりはKYOCERA ZOOM LENSなのかもしれませんが京セラ自体もちゃんとした光学機器メーカーなのでレンズ性能は良いと思います。実際光学2倍ズームという控えめな数字からか歪みはあまり感じませんでした。
 
AFはそこそこ早いのですがシャッターを切るまでの間に一息つくように時間を取ります。ズーム速度はそこそこ。
 
 
Dsc02876
 
KONICA CORPORATION    
MADE IN CHINA   N159
 
底面もまんま京セラなのです。
外部電源は5Vで本体充電に対応しています。三脚穴が端にあるのは残念ですが固定してまでとるような場面に使うようなカメラではないとおもうので気になりません。
三脚穴が端に付いているのは普通なのですがこのカメラの場合はストラップ取り付け穴までが底面に付いているのも珍しい。
 
 
Dsc02877
 
記録メディアはSDカード
現在のケンコー・トキナーに掲載されている「なぜSDメモリーカードを採用したのですか?」という質問に対しては将来的に多く普及して簡便に画像データなどをやり取りできるようになってユーザーメリットが多いため的な回答がありますが確かに的を得ています。ライバルのIXY DIGITALシリーズもCFを採用したため現在でも不便なく使用可能ですがオリンパスはスマートメディアで4メガピクセルのデジタルカメラを出してしまったため画素数と最大容量が釣り合わずあまり撮影できる数が多くありません。ソニーもメモリースティックで最大128MB(256MB)なので釣り合っていないかと。
 
ちなみのこのカメラは珍しくパソコンと接続できません。画像データのやり取りはSDカードを外してメモリーカードリーダーを使用することとなりますが、別売りのメモリーカードリーダーDR-CR1が5800円で発売されていたらしい。高い…
 
 
Dsc02878
 
使用電池はガム型のリチウムイオン電池Konica DR-LB1
京セラOEMなので京セラの電池が使えるわけですがコニカ自身は自社ブランドの電池を用意しているので他社製品を用いると自己責任となります。マクセルZD3には普通に京セラ電池が付属されていて交換電池も京セラが指定されていましたが。
 
ガム電池はシャープOEMのポータブルMDレコーダー、MDプレーヤー、PDAザウルスにも使用されていました。
 

Digital Revio KD-300Z
メーカー Konica
KONICA CORPORATION
発売 2001/07頃
メディア SDカード、MMC
センサー 1/1.8型334万画素CCD
レンズ KONICA ZOOM LENS Opt×2  38mm-76mm  1:2.8-2.5
モニター 1.5インチ
電源 DR-LB1
手ブレ補正
バージョンアップ
価格 88000
その他 本体充電
 

本体充電となっているので充電に時間がかかり、予備の電池が持てないという意見があったそうですがシャープのザウルス用ガム電池充電器が流用されて充電していたみたいです。


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