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跡地だったけど別の用途で使ってみよう

Panasonic LUMIX DMC-FZ2 高倍率ズームデジカメ

2014-10-13 00:33:05 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc03944

LUMIXブランドで販売され始めたPanasonicブランドのデジタルカメラのかなり初期のモデルであるPanasonic LUMIX DMC-FZ2です。
初期のLUMIXはコンパクトデジタルカメラとして始まり、キヤノンOEMっぽいレンズ(ズミクロン)を搭載した高級フラッグシップモデルとウルトラコンパクトモデルから始まっています。そして翌年にはコンパクトなボディに高倍率ズームレンズを搭載したFZシリーズが誕生しました。
当時のコンパクト高倍率ズームデジタルカメラは、一眼レフのボディ+高倍率ズームレンズという組み合わせではかなり高価になってしまい、とても揃えてられなかった高倍率ズームの世界を手軽に安価に味わえるということで結構ホットな市場だったみたいです。画質のオリンパスに手ブレ補正のライカレンズなパナソニックと別れていたみたいですが。

デザインは巨大ではないものの、大きめのボディに一眼レフの交換レンズ並みの大きさのレンズがくっ付いているというデザインをしています。これで12倍ズームという高倍率は技術の進歩によるものでしょうか。このデザインはダサいみたいな扱いだったみたいですが、よく見ると現在主流のミラーレスのようなデザインにも見える気がします。

購入価格はジャンクでの500円
本体に故障は無かったのですがちょっとした問題が…

初期のルミックスということだけあってPanasonicロゴが表面に出ています。一応CLUB Panasonicに登録してポイントは受け取れました。

 

Dsc03951

表側だけを見ると、そこまで古そうには見えないのですが裏面をみると液晶モニターの小ささから完全に古い機種ということが分かります。
電源ボタンはLUMIX定番の直接ON/OFFをスライドするタイプなので、ただボタンを押したりするタイプやスライドして勝手に戻ってくるタイプよりかなり信頼性があると思います。バックの中で誤動作したり、とある機種では故障の主な原因になっていたりもしましたが。
 
液晶ビューファインダーは画像ではそこそこ大きく見えますが実際に覗いてみると結構小さいので慣れるまでは違和感があります。慣れたから見やすくなるという訳ではありませんが。
液晶ビューファインダーは視野調整機能付きです。
 
 
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本体はものすごく厚そうに見えますが、実際はレンズ部を除いたボディはそんなに厚くなかったりするのです。
モードダイヤルの項目はあまり現在の機種と変わりありませんがオートモードが無かったり、機能が少なかったりはします。シャッターボタンと間違えてしまうようなボタンは周りに無いので間違えて押してしまうといったことはないでしょう。
ズームはシーソーのボタン式ではなく一般的なリング式です。
 
 
Dsc03954_2
 
底面
三脚用の穴が金属製であり、しかも中央に配置されているのは良いのではないのでしょうか。
 
Panasonic
品番 DMC-FZ2   松下電器産業株式会社 日本製 
 
日本製ということは福島のデジタルカメラ工場製となるのでしょうか。外部電源での駆動電圧は8.4Vです。
底面の3分の1をバッテリー室のカバーが占めていますが、大きいバッテリーが採用されているので仕方のないことなのでしょう。
 
 
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バッテリーが大部分を占めているかと思ったのですが、実際はそんなに大きくないみたいです。ここに記録メディアであるSDカードを入れることになります。
カバーのロックは開けやすくて閉めやすいという便利なものでした。
 
カバーの裏面にはバッテリーやSDカードを入れる向きがイラスト付きで記載されていたりと親切です。
 
 
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LEICA DC VARIO - ELMARIT搭載
1:2.8/4.6-55.2 ASPH.
 
当初のルミックスの大きな特徴とされていたライカレンズ搭載ですが、実際かなりのポイントとなってみたいでライカだからと購入する方も少なくなかったみたいです。よくニセライカなどと言われてたりしますが全域F2.8というかなり明るいレンズなので悪いレンズではないかと思います。
写りに影響はないみたいですが、残念ながらレンズ内にホコリが何個か入ってしまっています。
 
 
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フラッシュをポップアップしてレンズを繰り出した撮影状態はこんな感じです。一眼レフのような恰好で雰囲気は良いです。
後述しますが電池が使い物にならないためACアダプターを接続した状態です。
 
 
Dsc03961
 
ご自慢のレンズだからなのかこんなところにも仕様書きがありました。
 
12× OPTICAL ZOOM
35mm EQIOV.  35-420
 
広角レンズではないですがその分歪みにくいかと。
 
 
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AV出力は3.5φミニプラグでUSB端子はミニBとかなり互換性に優れた仕様となっています。現在ではデジタルカメラをPCと接続して画像の読み出しというのはあまりされないかもしれませんが、かつてこのデジタルカメラが販売されていた時代ではSDカードリーダー/ライターがかなり高かったりしたのでケーブルでデジタルカメラとPCを接続したりしていました。
 
ミニプラグ形式のAVケーブルは各社販売しているので自由に選べて便利です。
 
 
Dsc03963
 
これが専用リチウムイオン電池であるDMW-BM7なのですが、
 
Dsc03964
 
こんな感じで電池のセルのうち1つが膨らんでいて勝手に割れてしまっています…
 
Panasonic
品番 DMW-BM7   BATTERY PACK
松下電器産業株式会社  日本製   Li-ion
 

このデジタルカメラ本体を購入するとき本体に電池が入ったままだったのですが、電池が抜けないのを不思議に思いながらも「間違えて反対にでも入れてしまったのだろう」と勝手に納得して買って帰ったら電池がパンパンというオチでした。
同じく初期LUMIXの別機種でも電池が膨れていた経験があるのでこの頃のPanasonic(松下電池工業)のリチウムイオン電池は弱いのでしょうか。確かリチウムイオン電池安全技術を先に開発したのも松下電池工業だった気がするのでしょうか。

それでこの機種は応DMC-FZ1からの後継機という扱いですが、実際はDMC-FZ1に少しのマニュアル撮影機能を少しだけ足したリニューアル版なのです。そのためDMC-FZ1専用にバージョンアップキットが販売されていてバージョンアップするとそのままDMC-FZ2として使用可能になるなどデジタルカメラとしてのリニューアルはあまりされていません。
かつてオリンパスなどもこの方法でリニューアルをしましたが、あまり良さそうな販売方法ではない感じです。

 
Panasonic LUMIX DMC-FZ2
メーカー Panasonic
松下電器産業株式会社  日本製
発売 2003/08/23
メディア SDカード
センサー 1/3.2型CCD  211万画素
レンズ LEICA DC VARIO-ELMARIT 1:2.8 ASPH.
モニター 1.5インチ 11.4万ドット
電源 DMW-BM7、外部電源7.4V
手ブレ補正 光学式
バージョンアップ
価格 OPEN(5万円程度)
その他 全域F2.8  
 

このレンズの明るさを達成するためかセンサーがかなり小さいので画質は何ともノイズっぽいものになると言われていますが、写らないというわけではないので気になりませんでした。
このネオ一眼的な高倍率ズームのシリーズは現在でも続いております。

価格   : 540円 (電池、レンズキャップ付属)
故障度 : 電池使用不可


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