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跡地だったけど別の用途で使ってみよう

東芝ライテック 自社製蛍光ランプは終息か?

2019-04-01 00:07:34 | 照明・電球

東芝の照明機器や配線機器部門で東芝インフラシステムズの完全子会社である東芝ライテック株式会社、同社は照明会社だけあって各ランプ等も製造してきたのですがどうも最近急速にランプ事情が変わりつつtあるようで…

東芝ライテックといえば国内メーカーとしては早期に白熱電球の製造を中止したことが有名ですが蛍光ランプについては特に変化なくそのまま販売されてきました。製造元を表すとされるPSEマーク表示も従来のままTSP表示だったのが去年から今年(2018~2019年)に変化しつつあるようです。

これは円形蛍光ランプの30形と40形のセット品
グレードはPRIDEということで東芝蛍光ランプではフラッグシップ品の一応高級品です

社名表示はもちろん東芝ライテック株式会社  

 

TOSHIBA メロウZ プライド クリアデイライト  PSE TSP
FCL40EDC/38PDL 40形 38ワット
PSEマークに表示されているのはTSPとなっています。TSPが何の意味で表示されているのかは発表されているわけではありませんので不明ですが、かつて三洋電球型蛍光ランプのリコール発表時にTSPが東芝ライテック製であることは判明しています。おそらくは東芝照明プレシジョンの略称だとは思いますけどね。照明器具本体はTSPなどではなくB.I.S.など製造下請けの記号が表示されていることも多いですし。

これは同時期に買ってきたTOSHIBA PRIDE-II メロウZ
32形ですが同じ蛍光ランプとなっています

 

TOSHIBA Hg PSE ME
メロウZプライドII クリアデイライト
FCL32EDC/30PDZ 32形・30ワット

よく見るとPSEマークの表示がMEへと変化しています。MEといえばパナソニックを表す記号とされていますがPRIDE→PRIDE IIへ商品が変わった際に製造元も切り替えられたのでしょうか。

画像を紛失してしまったため画像なしですが直管形蛍光ランプも20ワットはMEに、40ワットのスターター式はMEやHLK、ラピット式はMEへ変わっているのを確認しました。ほか東芝ライテックが一時期は注力していたスリムランプもNECライティングを示すとされるN状のマークへ変化しており蛍光ランプでTSP表示は見られない状態となっています。小型蛍光ランプ(4ワット、6ワット等)はIWASE P.D.表示と変化なしでしたが…

正確な時期は不明ですが東芝ライテックは一部を除いて蛍光ランプの製造を終了したものと思われます。LED電球については従来どおりTSP表示ですが東芝ライテック再編の話が尽きないこともありいつまでこのままなのやら。

例その2 東芝の廉価蛍光ランプ「メロウホワイト」20W形もME表示に

例その3 メロウホワイトの40W形はなぜかHLK表示と日立アプライアンス製

スリムランプに関してはパナソニックや東芝ライテックはNECライティング製に代わっていますし、乾電池業界と同じく再編が進んでいるものかと。NECライティングは日本電気の照明事業撤退により本日(2019年4月)より投資ファンドが設立したホタルクスに譲渡されますし照明分野、特に換球系はさらに変わっていきそうです。


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