乾電池の画像集 出張所

跡地だったけど別の用途で使ってみよう

SANYO DSC-X1250 エントリーデジカメ

2014-06-17 00:58:35 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc02619

かつて光学機器(ニコンやオリンパス、ミノルタ)のデジカメをOEM生産していて、デジカメの帝王とか言われていた三洋電機の最終期のエントリークラスなデジタルカメラです。
かつての三洋電機はこの機種が出るまで自社デジカメは4年間沈黙していたとのことですがもちろんその間も他社向けのは作っていたみたいです。かなり価格もこなれてきて、しかも値段も下げれば利益が出るということで4年ぶりに再参入をして実売価格1万円以下のエントリーデジカメを発売したという感じですが実際はエントリークラスなので大して話題にもならず、三洋電機そのものを買収したパナソニックによってデジカメが切られたことからこのXシリーズは国内向けの場合X1250、X1260とたった2機種のみの発売となってしまいました。

かつての三洋デジカメは爆速処理や高い動画性能など自身が供給する光学機器メーカーのデジカメとの差別化を図っていたのですがこのX1250カメラ本体がしゃべってお知らせする機能以外には特徴がほぼ無いという状態です。エントリーの安いものなので仕方がありませんが。
どうやらジャパネットは電子辞書にエネループを付けたり、Xactiやゴリラ、ゴパンをかなり紹介していた通り三洋大好きらしく国内未発売のデジカメやマイナーなデジカメも売っていました。このデジカメもかなり安価でセットを付けて売られていた記憶があります。

デザインは一般的なコンパクトデジタルカメラ的な感じながらもレンズ周りに大きな化粧板を付けたりしています。それにしてもSANYOロゴはいつの間にこんなスタイリッシュになったのだろうか。
購入価格は電池、ストラップ付きで100円
難有りですが12メガピクセルのデジカメがこんな値段なんていい時代です。

 

Dsc02620

裏面は普通のデジカメっぽくスッキリ
上記の難有りとは画像の通り液晶モニターに大きな●ができてしまっていることです。どうやら液晶モニターの●はこの機種の持病らしく、オークション等を見るとこの症状でジャンク出品されている同機種をよく見ます。原因はどうやら見えない液晶内部で衝撃などで液晶が少し割れてしまい、液が漏れだして結局最後にはこうなるらしい。にしてもなぜ大体の個体が●になるかは謎です。

ズームボタンはシーソー式
ユーザーインターフェイスは基本的にXacti時代のものと変わりはないですが当機種から新電子式手ぶれ補正が搭載されたのでON/OFFすることができます。他にはひずみ補正という項目も追加されました。
ボタンは押しやすい。操作性はXacti(デジカメの方)になれていれば難は無いと思いますが、マクロボタンがフォーカス切り替えだったりと触ったことがなくて慣れていない場合は手間食うかもしれません。
液晶モニターの質はそれなりですが不便は感じません。新電子式手ぶれ補正は効く時は効くと感じますが基本的にはイマイチなような。

 

Dsc02621

3× OPTICAL ZOOM
3倍ズーム搭載でこれだけ薄いというので驚きです。厚さは単3形乾電池並みという驚異の薄さなので胸ポケットにも普通に入ります。しかし、上記の液晶モニターが弱いという弱点があるのであまり圧迫する場所には入れたくない…

電源ボタンは比較的小さいので押しにくいですがツメで押さなければならないというほど極端に小さいという訳ではないので気になりません。
シャッターボタンは片方が盛り上がっているという珍しい形状をしています。 

 

Dsc02624

OPTICAL 3× ZOOM レンズ搭載
6.3-18.9mm  1:3.1-5.9

安いデジカメのレンズですがよく見るとかなりコッテリ気味なコーティングが施されていますし少なくともトイデジよりははるかに良いレンズですね。しかし、メニューにひずみ補正というメニューがあるとおり素性は良くないのかもしれませんがエントリーなデジカメのため写れば上出来なので問題なし。
3倍ズームで1:3.1-5.9とレンズは少々暗め。

 

Dsc02625

仕様書でSANYOロゴと日本語で三洋電機株式会社と書かれているのは三洋デジカメの伝統。

SANYO  デジタルカメラ DSC-X1250型
三洋電機株式会社   MADE IN VIETNAM

珍しいベトナム製。今までの三洋デジカメと三洋より供給された他社デジカメでは日本製かインドネシア製が多かったのですが何かあったのでしょうか。
後述しますが電池も同じ日本製というところをみるともしかしたらベトナムにも工場はあったのかもしれません。

本体端に三脚穴、本体底面に出力端子と残念なことになってしますが気にもされないのでしょう。端に三脚穴があるのはポケット三脚など小さい三脚でバランスが取れずに倒れてしまうので夜景撮影など固定必須の場合苦労します。たぶん…

 

Dsc02626

使用電池はリチウムイン電池 DB-L80
パナソニックの海外向けポケットムービーや東芝エルイートレーティングのポケットムービー、HOYA時代のペンタックスOptioの一部機種に採用された電池と形状が同じです。
以外に採用機種が少ない(多いけれどもほとんどマイナー)なので同形状タイプを探すのは苦労するかもしれません。
電池セルが日本製で組立がベトナムとなっているので電池は国内自社製なのでしょう。

 

実際に使ってみるとなぜか記録画素数12Mモードでは眠たい画像になってしますのですが、その下の6Mモードだとヌケの良いスッキリした画質になります。ズームレンズの挙動は良いですし、普通に使えるエントリーデジカメです。

 
SANYO DSC-X1250
メーカー SANYO
三洋電機株式会社
発売 2009/12/18
メディア SDHCカード、内蔵メモリ
センサー 1210万画素CCD
レンズ OPTICAL 3× ZOOM  6.3-18.9 1:3.1-5.9
モニター 2.7インチ 
電源 リチウムイオン電池 SANYO DB-L80
手ブレ補正 電子式
バージョンアップ
価格 OPEN(一万円程度)
その他 顔認識、シーンモード、MF
 
 

故障度 : 液晶一部故障
価格   : 100円(電池、ストラップ付属)


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Panasonic LUMIX DMC-FX2 手振れ補正ライカレンズデジカメ

2014-06-11 00:39:41 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc02175

よく効くと定評の光学式手ブレ補正、そしてライカカメラ社との協業により搭載されているLEICAブランドのレンズを搭載したLUMIXのFXシリーズです。このFXシリーズというのはスタンダードで普及向けという感じな位置付けらしい。
LUMIXが誕生するまでパナソニック(松下電器産業)はクールショットなどあまり吹っ切れていないようなデジカメ(それでもキヤノン、コニカに供給されている機種がある)を作っていた感じですが、LUMIXシリーズ登場時は今までとは力の入れ方が異なってイメージキャラクターを起用したり、ライカと協業してライカブランドレンズを搭載したりして待遇が違ったらしい。初期の反応はあまりよろしくないものだったとのことですがそのままマーケティングを続けることによって現在のようにデジタルカメラメーカーとしての位置を確保したとのこと。

購入価格はドフ青カゴより324円
増税10日後に購入したので9円値上げしています。

外観は左部分に見える細いグリップにFX2と刻印されていたりと中々おしゃれ。右下に見えるLのようなエンブレムは意味が何か?みたいな話があったのですが初期のルミックスにてLエンブレムの下にLUMIXの文字があったのでおそらくLUMIXのLなのでしょう。その割には一部パルックプレミアにも同じエンブレム(外箱に印刷)があったりと謎。

登場は2004年
手ブレ補正機能を備えたコンパクトデジタルカメラが少しづつ表れ始めた頃だった気がしますがルミックスシリーズはかなり初期から光学式手ブレ補正を搭載していたのが特徴。

Dsc02178

液晶モニターは2インチと控えめですが本体サイズから考えると十分。光学ファインダーが無い機種なので不満を覚える形もいらっしゃるかもしれませんが。

画像のようにかつてのルミックッスシリーズには液晶モニターの下部にLUMIXロゴがあったのですが液晶モニターの巨大化やメーカーにダサいと判断されてしまったのか無くなってします。

操作系やインターフェイスはほぼ完成しており、かなり使いやすいですがこの後の後継機種によって改良されていきます。というより3年後に発売となるDMC-TZ3とUIがほぼ同じなのですが。

ちなみにこのカメラもDMC-TZ3と全く同じ方法でサービスモードに入ることができ、情報を見てみましたがシャッター回数が468回、ストロボが64回とかなり使用されていない美品と思え来たところにDISPLAYボタンを押して第1回目の起動年月を見たところ自分が購入した翌日になっているのですが…
この手の情報は通常直接処理系やらエンジンやらに保存されていると聞いたことがありますが違うのでしょうか。

モードダイヤルは半分本体に潜っていて半分外に出ていて操作できるという形状をしています。

 

Dsc02179

天板にPanasonicと書かれてその下に型番が書かれているというスタイルはもはやルミックスシリーズでは定番。というよりパナソニックの家電系は大体の場合Panasonicロゴの下に商品型番が書かれていますが購入後も宣伝させている感じなのでしょうか。

電源スイッチは確実にON/OFFできると評判であったスライド式のスイッチ。現行機種では廃止されてしまったらしいですが確かに勝手に電源が入るなどのトラブルも抱えている機種があったのでそのためかもしれません。
手ブレ補正ボタンは独立、SDロゴなのでSDHC以降の規格は使えません。

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LEICA DC VARIO - ELMARIT搭載
1:2.8 - 5.0 / 5.8 - 17.4 ASPH.  MEGA O.I.S.

ライカブランドの平均的な明るさのレンズを搭載。最近はライカカメラ社に払うライセンス料がコストアップになっているのかエントリ~普及機クラスのルミックスはLUMI DC VARIOレンズばかりです。
広角、高倍率ズーム競争になる前の機種なので広角でもハイズームでもない。

Dsc02181

底面は何かゴチャゴチャ… というより半分以上を電池蓋が占めています。

Panasonic DMC-FX2 
松下電器産業株式会社 日本製

日本製ということは福島工場生産でしょうか。ライカレンズは山梨の自社工場での生産と聞いたことがあります。

Dsc02182

電池は画像では純正品ではなく富士フイルムのNP-40となっていますがNP-40と同じ形状のDMW-BCB7を採用。
この形状のバッテリーは他にペンタクッスのオプティオシリーズなどでも採用機種がいくらかあります。
SDカードは2GBのものでも問題なく使用することが出来ました。

P1010004_sumu   P1010005_sumu
なんか土筆ばかりなのですが…  ボケ味はそれなりに味わえます。

 

メーカー           :  Panasonic
                   松下電器産業株式会社  日本製
発売            : 2004/08/27
メディア         : SDカード、MMC
素子             : 432万画素1/2.5型CCD (有効画素数400万画素)
レンズ            : LEICA DC VARIO - ELMARIT  Opt×3 5.8--17.4  1:2.8-5.0 
モニター          : 2インチ 13ドット 
電源             : DMW-BCB7、専用ACアダプター
手ブレ補正        : MEGA O.I.S.(光学式)
価格           : オープン(43,000円程度)
バージョンアップ: なし
その他        : ヴィーナスエンジンⅡ、ライカDCレンズ(エルマリート)

 

故障度 : なし
価格   : 324円

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CASIO QV-3500EX BESTSHOT・CANON LENS搭載

2014-06-07 00:19:40 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc01941

現在ではデジタルカメラにおいて確実な地位を気づいたCASIO及びEXLIMブランドですが、まだカシオ計算機がデジタルカメラにおいて模索中だったころのフラッグシップ機です。
外観は画像の通り非常に大きくゴツいとかなり男らしいデザインですが当時のカシオはこんな感じのものばかりだったらしいですね。

購入価格はキタムラジャンクで540円
何故かトライアルの激安アルカリ乾電池が付属してきましたが、トライアル乾電池の使用しy層期限が2016年となっているため最近まで使われていた可能性があります。
ちょっと隠れて見えませんが330万画素級ということだけあって画素数不足は感じますがはがきサイズ印刷程度ならば十分です。

全体のサイズからしてCASIOロゴは小さめですが浮き上がりのエンブレムなのでかっこいい。
光学ファインダー及びフラッシュは大きめでオールプラスチックで金属がないボディですが、そのあたりで昔のオートフィルムカメラを思い出します。
このモデルはQV-3000EXにBESTSHOT機能を追加して価格そのままというモデルだったためイマイチ評判は良くなかったらしい。しかもこの頃のカシオはQV-10の成功以降中々ヒットを打てていない状況で高画質を求めるユーザーから無視されているような状態だったため色々模索していてその結果で当時各社のコンデジに搭載されて栄華を誇っていた明るく高級なキヤノンレンズを搭載したフラッグシップを出すということになったのでしょう。他に同様のレンズを搭載したデジカメはエプソン、キヤノンPower Shot Gシリーズなどがあります。

Dsc01945

液晶が小さい… モニターにはベストショットの1つである水を止めて撮影を表示しています。

この数多いボタンからも色々設定できそうな気配が漂ってきます。
しかし、ズームボタンが右部に見える通り非常に小さく押しにくい感じになっているためズームはし難いかと思っていましたが別にできない訳では無かったりします。
光学ファインダーはピント合わせ機能付きで横のランプで状態を知らせます。

UIはかなり使いにくく、階層を潜る必要がありますが露出補正は十字キーでできるので許容範囲。

Dsc01946

左側のBESTSHOTの文字でベストショット機能をアピール
まだ初期のデジタルカメラなのでモノクロ液晶モニターも搭載。というよりシャッターボタン付近にボタン多すぎません?
ベストショット機能を呼び出すボタンもここにあります。ベストショットの種類は最初からかなりの種類があるのですが、なんとコンパクトフラッシュに保存しておいて新たなベストショットの種類を増やすことができるのです。
RECもしくはPLAYの場所にスイッチを合わせると電源が入ります。

Dsc01950

CANON LENS 搭載   明るくて大口径な3倍ズームレンズです
ZOOM LENS / OPTICAL 3×    f=7.0-21.0  1:2.0-2.5

現在ではカシオのEXLIMシリーズのレンズはノンブランドのEXLIMレンズとなっており、オリンパスやらその他メーカー製やらと言われていますが不明。

Dsc01952

年代ものなので端子類は洗練されていない
外部電源は6V
USBにも対応していますがケーブルは別売りで約5000円で販売されていたらしいです。

Dsc01954

「電池が消耗してくると熱を持ちますが、故障ではありません」
三脚穴は何とも微妙な場所にありますが金属製。

Dsc01955

CASIO  QV-3500EX
CASIO COMPUTER CO ., LTD.  MADE IN JAPAN  N78

フラッグシップというだけあってさすがに日本製
3500という型番なのに330万画素というのはいかがなことか。

Dsc01956

電源は単3電池4本及びCR-V3を2本使用
単3電池式でも4本使用のためかエボルタを使用した場合スタミナ不足という感じはしませんでした。当時の充電池事情は現在ほどよろしいものでは無かったのでCR-V3の使用が推奨されていたと思われます。

記録メディアはCF
256MBの容量のカードは普通に使用できました。

 

当時の価格は一覧の通り8万8000円というかなりお高い価格でしたが、そのカシオのブランドを薄さ故にすぐ投げ売りになってしまい3~4万円という半値以下での販売が当たり前のようになってしまっていたとのこと。
しかし、大きめのセンサーサイズで美しいボケ味やインターバル撮影や露出など明るいレンズの効果も加わって天体撮影にも人気の機種だとか。



CASIO QV-3500EX
メーカー CASIO
CASIO COMPUTER CO., LTD
発売 2001/03/16
メディア CF、マイクロドライブ
センサー 334万画素 1/1.8型CCD (有効324万画素)
レンズ CANON LENS  Opt×3 7mm-21.0mm  F2.0-2.5
モニター 1.8インチ 12.2万ドット
電源 単3形電池×4、CR-V3×2
手ブレ補正
バージョンアップ VER1.000 → VER1.001 (本体ナンバー入力)
価格 88000
その他 BESTSHOT追加可、レンズキャップ別付


01020003_sumu_2   05210007_sumu_2
かなり美しいボケ味が得られます。右の花は風が吹いていて揺れていたのでピンボケ気味…
 
故障度 : なし
価格   : 540円(安アルカリ電池付属)
 
このシリーズは天体写真に使われるとか。

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Nikon COOLPIX S5 屈曲レンズ薄型モデル N150

2014-06-02 01:32:48 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

いくら閉鎖間際なページだとしても通常運転な状態ですよ。
の割には更新できてなかったのは体調不良の為ですが…

Dsc01783

ミノルタが開拓したプリズムによってレンズより得た像を反射させることにより薄型を実現している屈曲系レンズのデジタルカメラニッコールEDを搭載したクールピクスです。
当初はミノルタ(コニカミノルタ)の専売的な状態(スタイリッシュデジタルカメラの場合)だったらしいのですが、徐々にライバルが増加しその中でもソニーのサイバーショットTシリーズがデザイン的にもスペック的にも勝っている商品を投入していたので影が薄くなってしまったと聞きます。
現在では普通のズームレンズでも進歩して高倍率ズームモデルを除いて5倍ズーム程度のレンズ搭載デジタルカメラならば十分に薄型に出来てしまっているので現在でも販売が続いているソニーTシリーズを除いて概ね防水やタフデジカメなどレンズを特性上露出させられないカメラなどに使用されているみたいです。

購入価格は青カゴより324円
バリアーエラーが出る故障品ですがとある方法により対策可。故障品には変わりないのですが…
この機種はシャッタスピードが遅すぎたり、バリアーエラーばかりになったりと評判はよろしくないらしい。

デザイン的には今までグリップが大きくて丸っぽかったりしているクールピクスとは異なりスタイリッシュ路線でいっているためかS5のフォントもかっこいいです。
レンズは他社屈曲モデルのように右上に搭載、AF補助光はオレンジ色。

Dsc01784

液晶モニターに表示されているのは悪魔のバリアーエラー表示。
エラーの理由や対策は後述

デザイン、インターフェイスはそのままクールピクスのものと変わりないですが再生/撮影ボタンのデザインとMODEボタンのデザインが変わっています。
液晶モニターは大きくて見やすく、操作性もジョグダイヤルと十字キーの併用により良好と一定の水準を超えています。
ゴミ箱マーク削除ボタンの上部にあるランプはフラッシュチャージ中に点滅します。

Dsc01785

上部はスタイリッシュカメラということもありシンプルにまとめられています。しかし、ズームボタンが小さなツメのような形状なのでかなり押しづらいというのはマイナス。
顔認識AFに対応しており左側に人物のイラストが描かれたボタンが見えると思います。

Dsc01787

ZOOM NIKKOR ED レンズ搭載
5.8-17.4mm  1:3.0-5.4
通常のニッコールではなくEDレンズとのこと。
レンズは悪くないはずなのにシャッタースピードが上がらないおかげで手振れ写真を量産してしまうのは何とも残念な感じです。
屈曲レンズモデルでは共通の「ワイド端では周辺光量落ちする」というのを頭に入れておいて使えば十分キレイに撮れます。

Dsc01786_2
 
Nikon COOLPIX S5
NIKON CORP., JAPAN
MADE IN KOREA  N150
 
謎のコリア製
あまり印象はよろしくないですな。
クレードル用と思われる端子が見えますがクレードルが付属か別売りされていたのでしょうか。
 
Dsc01788
 
バッテリーは薄型クールピクスの他COOLPIX P1などにも採用された薄いNikon EN-EL8
薄いリチウムイオン電池ということだけあって長持ちは期待できないと思うのですが年代的に本体の方の省電力化が進んでいるのかあまり撮れないとは感じません。
 
Dsc01794
 
とある方法でバリアーエラーを回避し、撮影可能になりました。
バリアーエラー対策は自分がいじってみたところ2種類ほど見つけましたがすべての個体に当てはまるかは分かりません。実行される場合は自己責任でお願いします。
このエラーは物理的にメカニズムが故障している場合を除き大抵の場合はレンズバリアー開閉検知ボタンが非常に硬いことから起こるエラーとのことで実際はレンズに異常がないことが大半とのことです。そのためバリアーエラー表示でもバリアーは普通に動作しています。
 
 
1.レンズバリアー封印
 名前の通りレンズバリアーを封印してしまおうという作戦です。
 何か詰め物(自分はセロハンテープをかなり短く切って丸めて詰めました)をレンズバリアーが 下がった状態でボディとレンズとの間にあるバリアーが下がっている部分に詰めます。そうす  ると強めに押されてバリアー開閉検知ボタンが押されるのかバリアーエラーが出ずに撮影可  能となりますがバリアーは開いたままになるのでレンズを傷めないように注意。
 
2.スリープ復帰
 このバリアーエラー状態のまま本体をスリープさせ何かしらのボタンを押したらなぜか撮影で  きるようになっています。しかし、スリープ開始時間は最低でも最後の操作から30秒待たねば ならないので非常に起動に時間がかかるカメラとなってしまいます。しかし、レンズバリアーは 普通に使えるのでレンズを傷めるということはありません。
 
ちなみにどちらの方法でも電源OFF時にバリアーエラーが出ますが勝手に電源が切れるので気にしないで構いません。
 
 
メーカー   : Nikon
           NIKON CORP., JAPAN   MADE IN KOREA
発売      : 2006/02/24
メディア    : SDカード、内蔵メモリ21MB
素子      : 600万画素1/2.5型CCD (有効画素数618万画素)
レンズ     : ZOOM NIKKOR ED (屈曲)  Opt×3 5.8mm-17.4mm  1:3.0-5.4 
モニター   : 2.5インチ 23ドット 
電源      : リチウムイオン電池 Nikon EN-EL8 730mAh
手ブレ補正  : (手振れ警告及び手振れ画像保存確認有り、手振れ補正無し)
 
故障度: バリアーエラー、センサーゴミ混入、メディア認識不良多発、モニター内ホコリ
価格  :  324円
 
この手のスタイリッシュ系デジタルカメラは伸びないズームが特徴なので被写体を身構えさせずに撮れるなどの利点がありますが歪みがきになることも。

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FUJIFILM FinePix 4900Z Zoom ネオ一眼?

2014-05-28 00:20:30 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc01436

富士写真フイルムがお得意としている?ネオ一眼と呼ばれる機能・大きさが一眼レフっぽいデジタルカメラです。

購入価格は青カゴより324円
当時は十数万円としていた高級デジタルカメラがジャンクとはいえ300円で手に入るとは…
動作問題なし

この4900ZはスーパーCCDハニカム素子の黎明期のモデルで同年にFinePix 4700z、40i、S1Proとどれも評価の高いモデルが発売となっています。どのモデルも高級機でSUPER EBC FUJINON LENS搭載だったり(S1 Pro除く)、値段が5万円以上でコストも掛かっているから画質が悪い方が変なのですが。
レンズキャップはφ55mmの製品が使えます。SIGMAのレンズキャップが付けてありますがレンズキャップなんてブランドはあまり関係が無いので…
メーカー希望小売価格はFinePix 4700zや6800zなどと同じ128,0000円と下手したら冷蔵庫でも買えそうな価格の通りコンパクトカメラのなかでは高級グレードです。現在だったら中古のフルサイズ一眼やレンズキットでそこそこのグレードな一眼が余裕で買えてしまいます。
 
外観はサイバーショットF3桁モデルほどではありませんがグリップが無ければまさしくレンズのお化け的な外観でいながらもグリップのおかげでホールド感はそれなり。
この巨大なレンズがあの高級レンズという訳なのですよね。
FUJIFILMロゴはポップアップストロボの部分に配置。
 
 
Dsc01439
 
裏面が安っぽかったりする高級デジタルカメラも存在しますがこのカメラは裏面も金属製なので高級感があります。液晶モニターが小さいのは仕方が無いですね。
操作性はSHIFTキーを駆使しながらジョグダイヤルで各種撮影設定を変更する当時のフジフイルムネオ一眼なインターフェイスなので慣れれば使いやすいかもしれません。

注意なのが画質やピクセル設定が撮影モードをSETとしなければならない点。
そして最高画質ピクセルはハニカム補間による撮影となるので気になる場合は普通に200万画素級のデジタルカメラとして使えばよいのでしょう。400万画素級と見ればイマイチなのかもしれませんが200万画素で補間無しの撮影では前述のレンズの良さやコストの掛けられたカメラなので悪い写りにはなりません。
何か裏面はDiMAGE Zシリーズっぽいのですよね。もちろんコチラの方が先ですが。
ネオ一眼なので液晶モニターの他にもEVF(液晶ビューファインダー)も搭載されているので日中など明るくて液晶モニターが役に立たない場面でもEVFを使えば見えます。しかし、この個体は何なのかEVFのピントがずれており、調整もできないようなので使い物にならない。
 
 
Dsc01440_2
 
底面までも金属製ボディ
三脚穴は金属製ですので割れたりすることもないでしょう。プラスチック製の三脚穴が割れたことなんてないですが…
本体左部分の大きなグリップは電池ホルダーのスペースということが分かります。裏面側から見てもレンズの大きさは目立つ。
 
 
Dsc01440_3
 
DIGITAL CAMERA
FinePix 4900Z 5V
FUJI PHOTO FILM CO.,LTD.
MADE IN JAPAN / FABRIQUE AU JAPON
 
さすがにこの年代で高級機は日本製…というよりリコーなど国内生産を止めてしまった一部のメーカーなど以外は大体スタンダードクラスでも国産でした。
外部電源兼充電用のACアダプターはセンタープラス5V
 
 
Dsc01440
 
ズームボタンやMF/AF切り替えは側面のこちらに付いています。
 
6× OPTICAL ZOOM   FinePix 4900Zoom DIGITAL CAMERA

ズームボタンの横に付いているINFOボタンは情報を表示するボタンです。さらに横にはACアダプターやデジタル端子、ビデオ端子など端子類が隠れています。
 
 
Dsc01441
 
SUPER-EBC FUJINON LENS搭載
1:2.8-3.1  OPTICAL 6× ZOOM  f=7.8 - 46.8mm
スーパーEBCフジノンレンズとフジノンレンズの中でも高級レンズを搭載、しかもレンズの明るさも6倍ズームにも関わらずF値3.1とかなり明るいです。しかもテレ端とワイド端との差が少ないのも良いです。
 
大口径のレンズなので付属のレンズキャップをなくしたらレンズキャップ無しになってしまいますが、よほど変な形でもない限り同サイズのサードパーティ製のレンズキャップが使えます。
ちなみにレンズ周りにある銀色のリングはMF用リングで一眼レンズのようにフォーカスを合わせられます。
 
 
Dsc01442_2
 
レンズ側面に刻印されたレンズブランド
SUPER - EBC FUJINON LENS
        1:2.8-3.1 / f=7.8-46.8mm
 
 
Dsc01443
 
ホットシューも付いているので外部ストロボが使えます
モードダイヤルはモードでもシャッター優先なAUTOなど再生系などカメラモードではなく撮影のモードダイヤルとなっています。
電源ボタンは再生・撮影切り替えと押しボタンで電源ON/OFF機能を兼ねています。
 
ズームレンズの駆動音がウルサイのは時代物で良いレンズなので仕方が無いですがギーギーなるので静かなところでは目立つかもです。
記録メディアがスマートメディアなので割と撮影枚数が少なくてつらいですが電池が劣化していてそこまで撮影できないので結局同じです。
 
 
メーカー    :  FUJIFILM
         : FUJI PHOTO FILM CO.,LTD.    MADE IN JAPAN
発売      :  2000/09/10
メディア    :  スマートメディア3.3V
素子      :  240万画素(ハニカム補間により432万画素で撮影可) 
レンズ     :  SUPER-EBC FUJINON LENS  35mm-210mm F2.8-F3.1 Opt×6 Digital ×3.75
電源      :  リチウムイオンNP-80   5V
手ブレ補正  :
製造元    : 
 
 
故障度 : EVFピンボケ、液晶モニター内手垢、レンズキャップ未付属
価格  : 324円
レンズは同形状のカメラと同じなのでしょうか

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Canon IXY DIGITAL 930IS PC1437 横長IXYデジタル

2014-05-20 23:45:34 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc01033_3

キヤノンが2009年に発売した横に長いIXYデジタルシリーズです。
富士写真フイルムのFinePix F700~810のように極端に細長いというのではありませんがいままでのIXYデジタルと比べると四角いスクエアデザインが多かったIXYデジタルよりも細長い形状をしています。
デザインは横になっているのいうのは定番で現在のIXYシリーズも大体はこんなデザインになっているといるということは人気があるのでしょう。

購入はキタムラジャンクで540円
本体の「12.1 MEGA PIXELS」という文字の通り1210万画素とかなりの高画素で割と新しいモデルでもこんな価格なのですよね…
自分のところは地方都市だからなのかキタムラでは時々ニヤついてしまうようなブツが転がっていたりしますがこれはやっぱり都市圏などと比べるとライバルが少ないからなのでしょうかね…。
転売屋もうろついているのは何度も見ましたがハードオフのみであり、しかも小物がターゲットな転売屋ばかりでした。

レンズ、レンズ周りは鏡のような加工となっています。フラッシュはやたら細長い

Dsc01034_2

ここで目立つのは横に長い液晶モニター
3インチで23万ドット、しかもタッチパネルというかなり贅沢な物となっています。インターフェイスもタッチパネル専門で物理ボタンを使用しないというものではなく、この930ISは今までのIXYデジタルのインターフェイスを従来のボタン操作に加えてタッチでも操作できるという感じなのでかなり扱いやすい。物理ボタンも十字キーにジョグダイヤル付きという扱いやすい操作系となっています。

タッチパネルにしかできないタッチAFや設定も可能
起動は約1秒とかなり早いためスナップ撮影にも向いています。画質や画質に関する諸設定は中央のFUNC.SETボタンで、動画撮影とスチル(AUTO、プログラム)撮影の切り替えは本体上部のスライド式スイッチで行います。少しズームレバーが小さくて押しにくい気がしますが気にしない。

このカメラは24mm~の広角撮影ができ、画像サイズの設定から選べます。

Dsc01035

IXY DIGITAL 930IS
本体上部は撮影モード切替、電源ボタン、シャッターボタン・ズームレンズという一般的な構成となっています。

Dsc01037

CANON ZOOM LENS 5× IS搭載
4.3-21.5mm 1:2.8-5.9

レンズの「IS」ですがこれはIMAGE STABILIZERの略称でキヤノンのレンズシフト方式の手振れ補正の名称となります。キヤノンはかなり早い段階で手振れ補正を完成させているらしく、オリンパスのデジタルカメラに搭載されていましたがオリンパスのカメラなのにキヤノンレンズという妙なことになっていました。
広角といっても普通のレンズと見た目はあまり変わらない。


Dsc01038

年代的にHDMI出力にも対応
USBはミニBと100円でも購入できる形状で大変親切

しかし、このよく採用されている端子カバーですが割と壊れやすい物が多いので何とかしてもらいたいですね。一番はプラスチックのパカパカ式が良いと思うのですがダサくなるので採用例は少ない模様。

Dsc01040

底面は現在のIXYシリーズとそう変わらないということは既に完成されているのでしょう。
三脚穴は時代の割に金属製で中央に配置というのがうれしい。

バッテリースロットのカバーは壊しそうで不安なタイプ

Dsc01041

Canon  PC1437
CANON INC. MADE IN JAPAN

まさかの日本製ということは大分製かな?
IXYシリーズは同じ製品でも製造時期によって中国製になったりすることがあるらしいのでこの国産が一部なのかすべてなのかわかりません。

Dsc01042

バッテリーはIXYデジタル2ケタシリーズ、IXYシリーズが採用しているNB-5Lより少し大きめなNB-6L。   中国製

最近の一部IXYシリーズなどタッチパネルのみの操作は逆に操作しにくかったりするのですがこの930ISは今までのIXYインターフェイスを物理ボタンと併用しながらタッチパネルも使用できるという形式だったので使いやすかったです。

これでOptio T10と加えてタッチパネルの勝ちは2か…
記事はいままで購入したジャンクのストックなのですが最近記事ストックがジャンクデjタルカメラばかりということもあってこのカテゴリでの更新がやたら多いので他のジャンルも充実させなければとは思っているのですが…

メーカー   :  キヤノン株式会社
           CANON INC.   MADE IN JAPAN
発売      : 2009/09/03
メディア    : SDHCカード、SDカード
素子      : 1240万画素1/2.3型CCD (有効画素数1210万画素)
レンズ     : CANON ZOOM LENS IS  Opt×5 24mm-120mm  1:2.8-5.9 
モニター   : 3インチ 23ドット タッチパネル
電源      : リチウムイオン電池 CANON NB-6L
手ブレ補正  : IMAGE STABILIZER(レンズシフト方式)  ISレンズ
 
 
故障度: なし
価格  : 540円

ワイドモード時は露出が明るい方に引っ張られて、しかも周辺光量落ちが気になる場合があります。ワイドモード以外でも広角に撮れるので切り替えを上手くすると良いかもしれません。
基本的には初心者にも扱えるお手軽カメラです。

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FUJIFILM FinePix 1300 パンフォーカスデジカメ

2014-05-19 00:15:58 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc01877

現在ではスマートフォンの普及によりかなり落ち目になってしまった初心者向けのエントリークラスなデジタルカメラです。といっても当時はいくらエントリーといってもデジタルカメラそのものが高価な時代だったのでエントリーでも何万円となる訳ですがそのおかげで消耗戦な価格競争がそんなに起こらなくてメーカーもエントリー機種で十分儲かっていたという時代だったのです。現在はデジタルカメラそのものの価格水準が下がってしまってエントリークラスは止めるか海外他社供給かという時代になってしまいました。

このFinePix 1300はカメラメーカーには珍しいパンフォーカスレンズ搭載とかなりの部分まで割り切ってコストダウンにつなげているというカメラです。

購入価格はもらったものなので0円
付属品はすべて揃っていました。

オールプラスチックで安っぽいですがファインダー窓が大きい、ホールド感はある程度確保されているなどという印象も受けます。

 

Dsc01882

裏面でまず目立つのがかなり大きなモードダイヤル
モードは3つしかありませんが… 初心者向けなので主にカメラおまかせな機種です、
電源スイッチはスライド式
このスライド式は押しボタン式などと比べて特別優れているというところは無い気がしますが何故か採用している機種は多いです。

エントリー向けなのでボタンも割り切って電源・シャッター含め全部で6つしかありません。

 

Dsc01884

上部はシャッターボタンのみと非常にシンプル
高機能・高級デジタルカメラでもない限りこんなものでは無いのでしょうか。

Dsc01886

パンフォーカスFUJINON LENS搭載
こんな小さくてコストも安いであろうパンフォーカスレンズでもフジノンの名前だからなのかキレイな画像を写してくれました。
解像感が無いのは130万画素級なので仕方がない

Dsc01887

底面の約7割程を乾電池ボックスの蓋が占めています。
何というか本体に警告分解するなシールが貼ってあるというのはなんだか新鮮です。分解する例がかなり多かったのでしょうか。

DIGITAL CAMERA  FinePix 1300
FUJI PHOTO FILM CO., LTD
MADE IN JAPAN

この年代のデジタルカメラは一部メーカーを覗いてエントリークラスでも国産というのが多かったです。
電源は単3形電池4本もしくは5Vの外部電源とかなり敷居の低い内容となっています。電池は4本使用するのでそれなりにスタミナはあったらしい。

Dsc01888

単3形電池を4本使用
CR-V3リチウム電池が使えないのはエントリーモデルだからなのでしょうか。
ちなみに貰った当初は普通に使えていたのですが放置していたらいつの間にか電池を入れても起動しなくなってしまいました。
もちろん外部電源のACアダプターを用いても起動しません。さすがに14年前の機種なので文句を言うつもりなんて無いですが。
記録メディアはスマートメディア3.3Vなので当時としては一般的な記録媒体だったのだと思いますが現在では非常に面倒なメディアになってしまいました。その制約を超えてでも使いたい名機もたくさんあるらしいのですが。


 

メーカー   :  FUJIFILM
           FUJI PHOTO FILM CO., LTD.   MADE IN JAPAN
発売      : 2000/10/17
メディア    : スマートメディア 3.3V
素子      : 131万画素 1/2.7型CCD
レンズ     : FUJINON LENS    1:4.5 f=5.8mm  通常70cm マクロ8cm
モニター   : 1.6インチ 5.5万ドット
電源      : 単3形電池×4   外部電源5V
手ブレ補正  :

電源が入らないのが残念です

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YASHICA EZ F924 エグゼモード トイデジ

2014-05-15 00:53:14 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc01418

日本国内でのYASHICAブランド使用権を獲得したエグゼモードがYASHICAブランド時代のデジタルカメラを販売していた頃のトイデジです。
現在はエグゼモード販売のYASHICA製品は販売されていないものの、その他の会社が再び国内での販売を行っているらしい。

購入価格はドフのジャンクではない保証付き中古品扱いで1500円+税と非常にリーズナブルな価格となっています。保証付きといってもたった10日間なのでほぼジャンクに近い感じな中古品となっていますが。2000円でコニカミノルタ Z5も販売されていましたがこちらのトイデジを選んでくる自分って…
元々の販売価格は1万円付近とトイデジ価格ですが、既にペンタックスのOptioでリチウムイオン電池採用機などスタンダードクラスのデジタルカメラが8000円付近、富士フイルムのAシリーズが5000円ほどで売られているような時代なのでトイデジの価格が安いというメリットはなくなってしまいました。

YASHICAのヤシカですがこのヤシカはもちろん随分昔に倒産して京セラとなっていたあのヤシカです。京セラの光学機器事業撤退により香港企業にブランドが売られてそこからエグゼモードが使用権を獲得して国内で販売となっているらしい。エグゼモードそのものが元々安デジタル機器を得意としていた会社でデジタルカメラもトイデジが多く、偶に京セラレンズを搭載した普通のデジカメを売っていた程度なので当然YASHICA製品もトイデジとなるのでしょう。

外観は電池スロット部の膨らんだ部分に皮のグリップが張られているためプラスチッキーで安っぽいボディのなかで存在感を放っている。誇らしい9.1MEGA PIXELの文字の通り910万画素CMOSセンサー搭載。
レンズは大きさをごまかしている感が…

Dsc01419

裏面は大きめなYASHICAロゴが液晶モニター下部についています。
操作系はトイデジの割にはボタンが多いので扱いやすいですがボタンを押した際の応答が一息ついてからな感じなので少し待たされます。十字キー上のMというボタンはMENUボタンではなく動画撮影、音声録音切り替えとMODEボタンとなっているので注意。

ズームボタンはシーソー式ですが比較的ボタンが大きいのと感触が良いので押しやすい。といっても何かしらの技術が投入されているようなものではない普通のデジタルズームなので使えば使うほど画質劣化して画像としても見られなくなってしまうためほぼ使わないと思います。
それになぜか16Mモードがありますがこれは画像補間でもしているのでしょうか。

撮影中は手振れ警告などは出ずに撮影が厳しい光量になると「光量が不足しています」という赤い文字が出て警告します。
画像サイズは16M/9M/5M/3M/VGA
圧縮率(画質)はスーパファイン/ファイン/ノーマル
ワンタッチで露出補正は行えますがISO感度は階層に潜って設定しなければならないので不便です。トイデジ定番の電源周波数設定が出来たり、PCカメラとして使えたり、トイデジのくせに日時が設定できたり…

Dsc01420

上部は電源ボタンとシャッターボタンと非常にシンプル。
パンフォーカスなのでシャッター半押しはありません。しかし、日立リビングサプライのI.megaシリーズなどパンフォーカスでも半押しできる機種があったりしますが…

Dsc01421

パンフォーカスなのでマクロ、遠景切り替えスイッチ付き
USBケーブルはミニBなので非常に汎用性があるのでPCカメラとしても利用しやすいかもしれませんが専用ソフトが無いのでなにもできません。

Dsc01422

YASHICA LENS搭載
もちろん往年のヤシカレンズやYASHINONレンズのように立派なものでは無いのですがトイデジのパンフォーカスレンズにレンズブランドが付くのは珍しいです。

固定焦点レンズ
2層グラス + 3層プラスチック + IRカットフィルター
1:3.25
このYASHICA LENSも含めて恐らくブランド所持会社である香港のJNCがこのデジタルカメラの製造元なのでしょう。というより一部機種ではJNC製造という表記がある機種もあるらしいです。
パンフォーカスなのでズームはデジタルズームのみで最大8倍ですが3倍でも画質が苦しくなってくるのでどうしてもという場合以外はそんなに出番はありませんでした。

Dsc01423

ボディはオールプラスチックなので高級感などは皆無ですが三脚穴が割と中央付近に設置されていたり、電池蓋がしっかりとつくられているなど有名メーカーも忘れてしまっていそうなポイントは以外と押さえてあったりします。

Dsc01424

YASHICA  EZ F924
エグゼモード株式会社     MADE IN CHINA

YASHICAブランドエグゼモード販売の製品となります。この機種の上位機種?であるF925はセンサーもCCDで光学ズームレンズ搭載だったりと安くてもおもちゃではないデジタルカメラと仕上がっていますが同時販売はされていたのでしょうか。
以前にエグゼモードはKYOCERA ZOOM LENSを搭載した本格的なデジタルカメラDC503を発売していたりしますがこのカメラはそれとは別の路線と感じます。というよりトイデジメーカーで日立リビングサプライもでしたがトイデジと安デジカメのそれぞれ販売というパターンは多いのではないのでしょうか。

Dsc01425

使用電源はうれしい単3形電池2本、
記録メディアは内蔵16MBメモリに加えSDカード、SDHCカードに対応。
SDHCカードは8GBまでの対応と公式では記載されています。

使用電池はアルカリ乾電池となっていますが※でニッケル水素電池も使用できるが寿命は異なる、と書かれてニッケル水素電池も使用できることになっています。その他のマンガン乾電池やニッケルカドミウム電池などは絶対に使用しないでくださいということらしい。

Pict0049_sumu   Pict0072_sumu  Pict0077_sumu

トイデジCMOSセンサーなのでシャッターを切ってから3秒ほどのタイムラグがあり、その間にカメラを揺らしたり動かしたりすると画像がグニャったりブレます。
ホワイトバランスが安定していなかったり、露出が少々おバカだったりとトイデジならではの悩みはありますがマクロ域での背景のボケ味は魅力です。

メーカー   :  YASHICA
           エグゼモード株式会社   MADE IN CHINA
発売      : 2008/11頃
メディア    : SDHCカード(8GBまで)、SDカード、内蔵メモリー16MB
素子      : 912万画素1/2.3型CMOSセンサー (有効画素数912万画素)
レンズ     : YASHICA LENS  Digital×8  1:3.25 f=7.53  通常1.2m~∞ マクロ20cm
モニター   : 2.4インチ TFT
電源      : アルカリ乾電池単3形電池×2(ニッケル水素電池も使用可) 
手ブレ補正  :

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Panasonic LUMIX DMC-TZ3 高倍率ズーム

2014-05-14 22:51:46 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc00800_2

Panasonic LUMIX DMC-TZ3は新たに発売された高倍率光学ズームのTZシリーズの2代目となるモデルです。
初代であるDMC-TZ1と比べるとレンズは暗くなりましたが液晶モニターが大きくなった、レンズキャップが自動式となったなど色々進化しています。
10倍ズームなためレンズが巨大ですがそれは現在の高倍率ズーム機でもあまり変わっていないので普通でしょう。ズームが20倍だとか30倍とか恐ろしい倍率となっていますが。

購入価格はキタムラジャンクで500円
この機種はジャンクで出回っている数が多いらしく、しかも故障の理由がCCDお亡くなりというのが多いとのことですがパナソニックの場合自社CCDセンサーのはずでソニーCCDリコールは当てはまらないのでハズレが多いだけなのかもしれません。その他は高倍率ズーム機の宿命としてレンズユニットの破損も多くみられ、この個体も完全ではないですがレンズユニットが壊れた状態で販売されていました。

本体左部分のバッテリー収納部は少し盛り上がっており、そこに配置されたグリップと合わさってホールド感は中々良いように感じます。
10× OPTICAL ZOOMという誇らしい文字の通り光学ズーム10倍を誇る。当時の実売価格は約5万円付近とのことでコストパフォーマンスもなかなかなのでは。

LUMIXに付いているLエンブレムも健在

Dsc00801_2

 

DMC-TZ1と比べると本体サイズは大幅に小さくなったのに液晶モニターはかなり大きくなりました。本体サイズを無理に小型化していないためか操作性は犠牲になっていないので思いですが割と扱いやすかったりします。

DISPLAYボタンを長押しするとLCD MODEとなりパワーLDC、ハイアングルと選べる。UIはLUMIXシリーズと変わらないのでLUMIXユーザーならば普通に扱えると思います。削除ボタンが個別についているのでありがたい。

Dsc00803_2

底面にPanasonicロゴと機種型番が記載されているのは定番
最近ではそんなに見られなくなってきたモードダイヤルもばっちり付いているのでモード切替が楽です。マクロがモードダイヤルについているのがルミックスシリーズ。

?ダイヤルは特に設定なしでフルオートなかんたんモードとなっている。このカメラのメインターゲットが中高年の奥様方らしくCMキャラクターがきみまろ氏でこの10倍ズームをきみまろズームと広告していたりしました。そのため機械に疎い奥様方でも何の心配もなしに遠くにいるアイドルやらタレントやらをズームで取れるという事なのでしょう。きみまろズームは短期間で廃止されてしまいましたが、アユはブレないと同じように効果はあったらしい。

他にはLUMIXシリーズのオート撮影で自動的に各地数値を設定してくれるインテリジェットISO感度モード、メモとして使用できるメモモード、2つのシーンを登録してダイヤルを回してすぐに呼び出せるシーンモードでしょうか。

電源スイッチはこの世代ではめっきり珍しくなっていた押しボタンではないタイプ。
確実に電源を切ったり入れたりできるので誤動作の可能性が低い為に便利だと思うのですが、一部機種では勝手に電源が入るなどトラブルもあるらしい。手ブレ補正ボタンは電源スイッチの上に独立したボタンとしてあり、2つのモードから選べる。


Dsc00804_2

Panasonic   品番 DMC-TZ3
松下電器産業株式会社  日本製

そこそこな値がしているからなのか国産ということなのでパナソニック福島工場製造なのでしょう。パナソニックやソニーや三洋電機など電器メーカーのデジタルカメラは裏面の社名表記などが日本語で富士やニコンやコニミノやキヤノンなどの光学機器メーカーは英語のみというのが特徴。他には光学メーカーがカメラ名称のみで品番が無いのに対し、電器メーカーがこの製品のDMC-TZ3というように品番や型番があるのも特徴。

世代的にSDHCが使用され始めた頃の製品なので割と大容量のSDカードも使えます。
三脚穴が本体端に位置しているの言うのは残念。


Dsc00805_2

使用電池はFXシリーズなどに採用されている電池よりも大きいDMW-BCD10。

Panasonic LUMIX 品番DMW-BCD10
BATTERY PACK 3.7V 1000mAh  リチウムイオン電池
松下電器産業株式会社   中国製

松下電器産業の場合、自社グループ内にリチウムイオン電池を生産している松下電池工業がいるのでおそらく電池は自社製と思うのですが確信はありません。リチウムイオン電池はかなりの製造元が入り乱れているのでよく分からない世界です。

電池ホルダーとメモリーカードスロットは共用の場所にある。
電池は押さえ爪が付いているのでSDカード交換のために蓋を開けても勝手に外れないで便利です。長時間使用した場合は結構発熱しますが熱く感じるほどではありません。


Dsc00807

デジタルカメラ主要部分であるレンズはLEICA

LEICA  DC VARIO-ELMAR  1:3.3-4.9/4.6-46 ASPH.
      MEGA O.I.S. / 28mm WIDE

レンズは広角側が多少暗い感じがしますが大体のサイバーショットシリーズでのSony Lens Gブランドのレンズも同じ感じなのでバランスが良いのでしょう。ASPHは非球面レンズ搭載の証。
現在のカタログではライカ DC レンズを「ライカカメラ社の基準をクリア。歪曲、収差を抑える」、「信頼の国内生産非球面レンズ」、「ナノサーコーティング」と自信を持って謳われている。かつての時代は電器メーカーの場合キヤノンレンズ搭載!やPENTAXレンズ!と謳われていた事を考えるとすごい時代になりました。電器メーカーはカメラ以外にもレンズ技術を使用する機器はあるらしいのでそこで培ったのかもしれません。

AF補助光はオレンジ色


メーカー    : 松下電器産業株式会社
          Panasonic    MADE IN JAPAN
発売     : 2007/03/09 
メディア   : SDHCカード、SDカード、MMC    (CLASS 10も使えました)
撮影素子  : 1/2.35型 CCDセンサー  850万画素(有効画素数720万画素)
レンズ     : Optical ×10 F=28-280 1:3.3 - 4.9  
モニター   : 3インチ 
電源      : リチウムイオン電池DMW-BDC10 別売ACアダプター
手ブレ補正 : 光学式 


実はLUMIXシリーズはサービスモードに入れるらしく、実際にこの機種で試したところ自分がWEB用に使用していたのを含めて電源投入回数:3215回、ショット数:7615回、フラッシュ発行回数:2554回、初めて使用したのが2007年4月21日という結果でした。最初に購入した所有者はどうやら発売から間もない頃に購入したことが分かりますね。
ショット数が以外と多くないということはシャッターが故障する前にレンズがお亡くなりになったパターンでしょうか。ちなみに内蔵メモリーに前所有者様の画像が残っておりましたがカメラを廃棄、譲渡、売買する際にはメモリーカードを抜いて安心するのではなくカメラ本体もフォーマットを掛けて、それでもまだ復元される可能性があるのでどうでもいい個人が特定されないような画像を何枚か撮影してそれをフォーマットして…を繰り返すことをオススメします。一番いいのはカメラを物理的に破壊してしまうことなのですが。


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Fuze CMOS DIGITAL CAMERA DC 500 フューズトイデジ

2014-05-08 18:45:00 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc01523

あまりメジャーではありませんが安いオーディオ機器やビジュアル機器などで定評のあるFuze(フューズ)ブランドのデジタルカメラです。デジタルカメラといってもCMOS DIGITAL CAMERAという名称の通りCMOSセンサーなトイデジな訳ですが。
    

Fuzeブランドの製品は主に映像機器や音響機器などが多いのですがこのような情報の出力機器ではなく入力機器も偶に販売していた模様ですが現在はFuzeブランドでの販売はされておりません。せっかく安価でそこそこな性能というイメージなFuzeブランドなのでトイデジではなく海外メーカーあたりと組んでそこそこな性能で安いデジカメでも開発すればよかったと勝手に思っていますがフューズそのものがOEM製造元メーカーで音響機器がオリジナル製品と紹介しているためだからなのか丸投げという訳にはいかなかったのでしょう。
  

購入価格は青カゴジャンクより324円
値札によるとかなり長い間青カゴのなかでジャンクの洗礼を受けていたみたいです。

デザインは大きく5.0 MEGA PIXELSという文字がエンブレムになっていたりしますがトイデジにありがちなオールプラスチックボディとなっています。といってもフラッシュは大きいですし、レンズ周りも単焦点パンフォーカスとはいえ飾りが付いているので指紋やホコリが付きにくくよろしいです。
  
Fuzeロゴは本体上部に配置。

Dsc01527

   
液晶モニターが小さいのは気になりますが昔のデジタルカメラはみんなこんな感じだったので仕方が無いのでしょう。なぜかDIGITAL VIEWと書かれている。
操作系はものすごく独特でアイコンで表示されている機能を辿って設定するというUIですが液晶モニターの質がよろしくないため何を表示しているのかいまいち分かりにくいです。しかも日時設定がDetaアイコンで行うなど摩訶不思議のアイコン表示によりかなり難解。
ボタンを減らすことによりコスト削減を図っていると思われます。
   

Fuze DC 500
なぜか元から貼ってあると思われる液晶モニター保護フィルムが貼られたままだったのですが前ユーザーは剥がさなかったのでしょうか。

Dsc01528

背面の安っぽさから変わってこちらはプラスチックではありますがスタイリッシュな印象を受けます。モードダイヤルが搭載されておりPCカメラ、再生、連写、単写、動画という順で並んでいますがこれは使いやすい。
シャッターボタンの横に見えるのが電源ボタンとなりますが起動時間が5秒程と結構長く、しかも液晶モニターに表示が出るのに2秒程かかりますので「電源入った?」と思って電源ボタンを再度押すと電源が入らないうちにOFFになってしまいます…

オープニング画面はこのカメラのイラストとともにDIGITAL CAMERAという文字が表示されているような感じです。

Dsc01529

電池蓋が巨大で中央にはメーカー書きが配置されているためなのか三脚穴は割と端に追いやられてしまっていますがこれくらいなら倒れないでしょう。
底面にもネジは2本しかないという徹底したコストダウンは見物

Dsc01530

Digital Camera
Model: DC 500        Made in China

社名表記などは特になし
フューズが製造したのかそれとも名も分からぬメーカーが製造したのか。

USBはミニBと汎用性が高い
映像・音声出力は専用ケーブルではなくφ3.5 ミニプラグなのでこれまた汎用性が高い。

Dsc01533

無名ノンブレンド単焦点パンフォーカスレンズ搭載
レンズ周りの化粧部分は飾りで実際は小さいレンズがこちらを覗いているのですがこの化粧部分はレンズに直接何かが当たったり、汚れたりするのを防いでいるのでよろしいです。
レンズ仕様はレンズ付近には記載が無く天板に記載されている。

4× DIGITAL ZOOM
F=8.55mm  F=3.0
F値は以前のYASHICAデジカメパンフォーカスレンズより少し明るい1:3.0
最短撮影距離は標準で100cm、マクロ時で21cm

Dsc01531

使用電源は単4形電池×2
記録メディアは内蔵メモリー16MBのほかSDカード、マルチメディアカード

電圧管理に厳しいのか充電して間もないニッケル水素電池でも電池残量が1を示します。元々アルカリ乾電池を使用した場合の設定値なのでしょうか。

Dsc01537

液晶モニターの品質はイマイチ
露出補正は上下で、デジタルズームは右左ボタンで行います。
  

メーカー   :  Fuze
           MADE IN CHINA
発売      : 2006/10/03
メディア    : 内蔵メモリー16MB、SDカード、マルチメディアカード
素子      : 500万画素1/2.0型CMOS 
レンズ     : Digital×7.1  f=8.55mm  1:3.0
モニター   : 1.5インチ
電源      : 単4形電池 2本
手ブレ補正  :
製造元    : Zoran Corporation    COACH
    
  

難義なインターフェイスと電池持ちの悪さに納得できれば戦えるはず?
Fuzeブランドということでコレクションには向いている機種です。

(追記)
このカメラで撮影したExifにはカメラの製造元Zoran Corporation、カメラのモデルCOACHという記載がありました。このZoranという会社はアメリカ シリコンバレーにある総合電子製品のメーカーらしく、日本にもオフィスがあるらしい。

Pict0025_sumu  Pict0043_sumu  

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TOSHIBA Allegretto 2300 PDR-2300 DIGITAL CAMERA

2014-05-04 00:02:16 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

Dsc00509

東芝がデジタルカメラを作っていたことが忘れられてかなり久しいですが東芝はCCDメーカーとして先進的に高画素カメラを売ったり、キヤノンレンズ搭載の画質もこだわったデジタルカメラ、オシャレ系のsoraシリーズなどを作っていたのですが儲からなかったのか内部事情なのか2003年10月の500万画素Allegretto 5300を最後に撤退してしまいます。2003年というのは一眼でぼちぼち4~500万画素に到達した頃でコンパクトデジタルカメラとしてはかなり先進的な数字だったはず。
soraシリーズはカメラよりもオシャレ道具としての1面が強く、フェースパッドを付け替えることによりデザインが変えられるなどこれまた独自性のあるものでした。ハーローキティなどともコレボしてキティちゃんフェースパッドなども発売されていますがこちらも終了となってしまいました。
しかし、その当時に終了したのはあくまでも「東芝のデジタルスチルカメラ」であり、デジタルビデオカメラであるgigashotシリーズは2008年頃まで販売されていたらしい。その後は東芝本体のカメラ事業はほぼ終わって東芝エルイートレーティングが2012年頃にデジタルビデオカメラを発売しています。この東芝エルイートレーティングというのは主に調達したAV機器などにTOSHIBAブランドを付けて売っている会社であり、位置としては日立リビングサプライに近いものと思われます。実際東芝エルイートレーティングのデジタルビデオカメラも1~2万円というトイカメラに分類されるかもしれない価格なので。

この機種というより東芝デジタルカメラはやたら各企業運営のレビューサイトがあっさりで情報が少ないですが東芝デジカメサイトは未だに閉鎖されずに残っているのでファームウェアアップデートやカタログダウンロードが出来るなど親切に思えますが肝心な取扱説明書ダウンロードが無い…

長い駄文ばかりになってしまいましたが、このAllegretto 2300は当時のエントリー機で東芝デジタルカメラとしては初めてSDカードを採用した機種とのこと。今までの東芝デジカメで採用されてきたスマートメディアは東芝提唱の規格ですがSDカードもサンディスク、松下電器産業、東芝の提唱とかかわっていたりします。
画像の色合いでは全面金属製に見えるかもしれませんが実際はオールプラスチックで金属の部分が見えているところではネジとレンズしか無いという大変安っぽい外見と手触りですがこれは実売3万円というトイデジでもなく訳分からないメーカーでもない国内メーカーでの普通のデジカメとしては大変お安いものだったので仕方がないのでしょう。その割にはメディアスロットとバッテリーケースが分かれていたりします。

購入価格はジャンクで青カゴではなくガラスの向こうに並んでいて540円。
専用ポーチとストラップ付きでコメントが「撮影できました。」となっていましたが、年代が古いという理由のジャンクが大量に並んでいるのでそんなものでしょう。
TOSHIBAブランドのデジタルカメラは機種が少ない、年代が古いという事もあってかなり流通量が少ないのかジャンクでも初めて見ました。

東芝のデジカメはAllegrettoシリーズなのにそのロゴが無い機種が多いのも特徴。このPDR-2300(Allegretto 2300)にはどこにもロゴがありません。
2.0MEGA PIXELSの文字が誇らしい。センサーは自社製でしょう。
PDR-2300 DIGITAL STILL CAMERA

Dsc00510_2

裏面
ここでやっとTOSHIBAロゴ登場で東芝のデジカメというのが分かります。液晶モニターが1.6インチと滅茶苦茶小さいためほぼ光学ファインダーでの撮影となるかもしれません。電源ボタンは不安なスライド式で上にスライドしてON/OFFにします。このスライド式は劣化が普通のスイッチより早いらしく、同社のデジタルオーディオプレーヤーであるgigabeatでは電源が入らない!とい声が多数です。自分の個体はセーフですが。

液晶モニターの小ささの為か光学ファインダーは意外としっかりしており視野調整が出来たりします。起動時は横についているランプがまずオレンジに点灯し、次に緑になったらレンズがせり出し始めます。このギミックは意図的な物なのかは知りませんが信号機やなにかしらの機械っぽくて好きですw(自分が思いつくのはアーク溶接機の電撃防止装置のランプというのは…)

操作系は十字キーではなく上下右左と独立している。
中央のボタンはMENUではなく決定、ディスプレイボタンと結構変わっており慣れが必要だと思います。ズームボタンはシーソー式

Dsc00519

昔のデジカメなのでモノクロ液晶パネル付き
このデジカメはカラー液晶モニターにMENU以外の情報はほぼ表示されないので撮影時のフラッシュ設定や画質はモノクロ液晶を見て設定することになります。
なぜかMENUボタンもここにある。モードダイヤルはマニュアル撮影→オート撮影→再生→動画撮影→設定の並び。

Dsc00520_2

電源は単3形電池4本
記録メディアはSDカード、画像のTOSHIBA 2GBでも普通に使用できて2GBのSDカードを使用した場合も16MBのSDカードを使用した場合と比べて処理速度が遅くなる等のトラブルはありませんでした。
電池は余裕のある4本タイプなためか画像のように旧世代ニッケル水素電池でも十分に持ちます。
そしてコストダウンのエントリー機にも関わらず電池端子が金メッキとよく分からない。

Dsc00522

レンズは無名の3倍ズーム
最初にある程度せり出してそれ以上はどんなにズームしても伸びないタイプ。
明るさは広角側は2.8とごく平均的なのですが、望遠側がカプセル型ファインピクスもビックリな驚異の8.6となっている。しかもレンズカバーが別付けでここもよく分かりません。
コーティングは紫系


 Dsc00524

専用のカメラポーチが付属していた
カメラ本体が巨大なだけにポーチもかなり大きくなっている。専用品なのか中央にTOSHIBAロゴがありますがそれ以外変わっているところは無いです。

下記の仕様まとめを書いている時に気が付いたのですが2002年9月下旬発売で2003年の1月には生産終了となっているらしいですが、ということはこれはDiMAGE S304のように入手困難な商品なのでは?


<仕様>
メーカー  : 東芝  (デジタルメディアネットワーク社 モバイルAVネットワーク事業部)
        TOSHIBA CORPORATION    MADE IN CHINA
発売   : 2002/09下旬 (2003年1月生産終了)
メディア : SDカード   ~256MB (TOSHIBA 2GBも使えました)
撮影素子: 1/2.7型 CCDセンサー  214万画素
レンズ   : Optical ×3 F=5.4-16.2 1:2.8 - 8.6  
モニター : 1.6型 TFT液晶6万画素
電源    : 単3形電池4本 (ニッケル水素電池付属、リチウム/アルカリ) 別売ACアダプター

発色はコッテリな気がしますが画素数が足らなくてPCモニターで見ると残念なことになる場合があります。ここまで独特だとキヤノンレンズ搭載モデルが気になってきました。


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KYOCERA Finecam S4 デジタルカメラ

2014-04-27 13:21:28 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

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かつて京セラがカメラを販売していた頃のデジタルカメラFinecam S4です。
京セラはデジタルカメラをKYOCERA、CONTAXの2つのブランドで展開しておりこのFinecam S4はKYOCERAブランドなのでエントリー・スタンダードクラスと思われます。

購入は箱付き「電源入りますが画像でません」のコメント付きで315円。
実際に電池を入れてみたが最初はコメント通りの症状でしたが(恐らくシャッター閉まりっぱなし)なぜか中のレンズ駆動用ギアが空回りしてしまったらしくレンズが帰っていかなくなってしまった。
この状態で電池を入れても中でギアの音がしてそれ以外反応がありません。

販促用のステッカーが残されておりPDAで簡単に再生できるようにリサイズ可能、光学3倍ズームレンズ搭載、175gと軽量ということが謳われている。
記録メディアはSDカード(SDHC非対応) 4メガピクセル

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京セラデジタルカメラの伝統なのか液晶モニターが非常に小さく、右側には大き目のSDカードのロック解除スライドがある。このシリーズと他社にOEMされたモデル(Konica KD-300ZやマクセルゼロハリZ3、TOSHIBA アレグレット3310)はすぐにわかってしまう。
ズームボタンはシーソー式ではなくW、Tがそれぞれ独立、マクロ・風景切り替えやフラッシュボタンが独立などなど…

小さかったり、野外ではまったく役に立たないためにある光学ファインダーですがこのカメラの場合は非常に小さいためとても使いづらい。
ストロボは指示や操作しなくてもレンズがせり出すと勝手にポップアップするタイプです。そのためレンズが出たままのこの個体はストロボも収納できない。このような症状のFinecamはオークションサイトを見る限り割と多いみたいです。

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使用電池はシャープとそのOEMのポータブルMDプレーヤーやPDAザウルスなどにも用いられたガム形の薄いリチウムイオン電池であるBP-900S。

機器やメーカーが違うのでもちろん自己責任となりますがこの電池をポータブルMDプレーヤーに使用したり、その逆もできる。
京セラデジタルカメラは電池の劣化ではなく本体の異常で電池の残量がまだ残っていても電池切れ警告を出して強制シャットダウンしてしまうものが多いとのこと。
薄いですがその分長いので特別電池の容量が少ないということは無いのであとは本体の消費電力次第です。

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KYOCERA ZOOM LENS搭載   光学3倍ズーム
CONTAXブランドだとCarl Zeiss Vario- * 系レンズ搭載となるのですが、このS4はKYOCERAブランドの機種のためKYOCERA ZOOM LENSとなっています。

京セラは年代の割に大きいレンズを搭載していることが特徴です。最近のデジタルカメラのようにレンズ部分が大きいのですがその割には大して広角ではないレンズという。

YouTubeにはなぜか振ったら直ったという動画が上げられていますがコイツはダメですね。ボロ精密ドライバーしか残っていないので分解も出来ん…

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PENTAX Optio T10 タッチパネルデジタルカメラ

2014-04-27 00:18:18 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

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タイトルの通りペンタックスのコンパクトデジタルカメラOptio T10です。
現在ではキヤノンIXYシリーズやサイバーショットシリーズなどにも搭載されていて当たり前になってきたデジカメでのタッチパネル搭載ですが、このT10発売当時である2006年ではそんなにタッチパネル搭載デジタルカメラは存在しておらず珍しいもの扱いされていたらしい。

デザインは上半分がシルバー、下半分がパールホワイトと別れておりパールホワイト部には細かいラメが施されている。
グリップにはDIGITAL CAMERA T10と刻印されているがほぼ見えない。このT10ではOptioロゴが大き目でPENTAXロゴは小さ目というデザインをしています。

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基本の操作は全てタッチパネルで行うため裏面は非常にシンプル。
この製品に存在している物理ボタンは電源ボタンとシャッターボタンと再生ボタン、MENU(戻る)ボタンのみなので普通のデジタルカメラに慣れている場合違和感を感じるが慣れれば普通に使える。
MENUボタンは戻るボタンの機能も兼ねています。

しかし、撮影でよく使うような露出、ISO感度、フォーカスなどが深い階層に潜らなければ変更できないというインターフェイスには疑問。
タッチパネルはニンテンドーDSなどと同じ感圧式なので指やタッチペン以外にもペンでも棒でも爪楊枝でも何でも圧を与えてやれば認識します。

タッチパネルがウリの機種なので液晶モニターは3インチあるが、それが操作性以外に視野性にも貢献している。屋外になるとあまり見えなくはなるが撮影は一応出来るようなレベルですがモニターの輝度を上げると他の機種よりも白っぽくなってしまう気がする。
液晶は提携先のカシオ計算機製でしょうか。
光学ファインダーは液晶重視タイプだからなのか搭載はされておりません。

ちなみにレンズをせり出さないようにの再生モードでの起動は再生ボタンを押しながら電源スイッチを押します。一般的なデジタルカメラのように再生ボタン長押しなどだけでは起動しません。

下部に申し訳程度に文字がある
PENTAX Touch Display

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本体上部にはOptioロゴとシャッターボタン、電源スイッチがある。
画像の通り電源ON時には電源ボタンにある円が緑色に光ります。ズームはかなり押しやすい

ズームまでタッチパネル操作にしなかったのは正解だったと思う。タッチパネルでズームやシャッターまで操作してしまうとかなり手ブレの原因となるのでこういう系は物理ボタンで従来の場所にあるのが良いのです。
Optio T10

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SMC PENTAX LENS搭載  光学3倍ズーム  F値は2.7-5.2と平凡なスペック
SMCブランドは高級レンズ・コーティングの証
ペンタックス独自開発のレンズ収納機構であるスライディング・レンズ・システムを搭載しているのでコンパクトで高画質とか。
ちなみにSMC PENTAX LENSは在庫過剰という理由でケンコーの激安デジカメに搭載されたことがあります。


レンズはペンタックス伝統?なのかかなり小さ目で下寄りという特徴がある。このペンタックスレンズは同時にカシオ計算機EXLIMシリーズやQVシリーズにも搭載されているので同じ感じになっています。
レンズの化粧部分にレンズの明るさではなく本体の有効画素数を刻印してしまうとはペンタックスさんさすがです。

AF補助光は緑色
設定によりOFFにすることが出来るが特にマクロ域でピンボケ量産してしまうのでお勧めできない。
マクロは15cmから広角側のみというこれまたペンタックス伝統?なマクロの遠さなのでデジタルマクロズームと併用しながらうまく使いたいところ。

気になった点はダイナミックレンジが非常に狭いところ。
富士フイルムの4700Zが影響されながらも一応日陰と空の区別が出来るのに対し、Optio T10は白トビ・黒潰れのパターンが多かったです。


使用電池は富士フイルムのNP-40と同形状のタイプ。
時代の割に液晶モニターが大きいためか非常に電池の持ちがよろしくありません。普通に撮りまくる目的で持ち出した場合は予備電池も視野に入れる可能性もあると思います。しかも本体機能を使用してお絵かきなどをしたらさらに電池は無くなってしまいます。
外部電源は4.5Vと微妙

PENTAX Corporation
MADE IN CHINA
中国製ということは今まで通り三洋電機のOEM?ではなさそうです。


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6M(最高画質)サイズで撮影したものをVGAサイズにリサイズ
マクロ域でのAFはかなりお間抜けで右端の土筆も背景にピントが合って被写体である土筆がボケるということになって10枚目ぐらいでやっと撮れました。
稀に周辺光量落ちが目立つこともあります。
smc PENTAXレンズ搭載なコンパクトデジタルカメラはオプティオとエクスリムぐらいなので体験してみたかったら購入するのも良いかもしれません。

PENTAX Optio T10
メーカー PENTAX
PENTAX Corporation
発売 2006/04/27
メディア SDカード、内蔵メモリ12MB
センサー 636万画素 1/2.5型CCD (有効 600万画素 )
レンズ smc PENTAX LENS  F2.7-5.2 37.5mm-112.5mm
モニター 3インチ 23万ドット タッチパネル
電源 リチウムイオン電池 D-LI8
手ブレ補正
バージョンアップ
価格 約4万円程
その他 タッチパネル、スライディング・レンズ・システム、デジタルエフェクト機能

Picture by     :SONY α300 +MINOLTA AF 28-80(D)
サンプル画像   :PENTAX Optio T10




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HITACHI I.mega HDC-508X デジタルカメラ

2014-04-25 00:01:57 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

※この記事は焼き直し…というより再掲載です。

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HITACHIブランド日立リビングサプライ(Hitachi Living Systems)発売のデジタルカメラであるI.mega HDC-508Xとなります。
日立リビングサプライとは公式ページで「日立ホーム&ライフソリューションの100%子会社。(現在は日立コンシューマ・マーケティング出資)
主な業務は日立関連会社以外の製品の調達、販売。」 2003年時点
と説明されている通り行ってしまえば輸入品や購入品に自社ブランド付けて売っている商社なのです。(最近は九州日立マクセル製造の浄水器などを売ったりと上記の説明とは異なってきていますが)
元々は初号機が発売された当時、大変高価なものであったデジタルカメラを安かろうでも構わないから手に入れてみたいというニーズを狙って発売された模様ですがその系統でつい最近まで価格はトイデジ、性能はトイデジと安物との中間的なデジタルカメラを販売しておりました。
このHDC-508XもそのようなCMOSセンサー・パンフォーカスな低価格シリーズですが公式ニュースリリースが無いだとかカタログが無いなど何かありそうな機種です。

i.megaのロゴは変化しており,iが小文字のものとこの機種のように大文字の物があります。
表面にはメーカーロゴは無い。

I.mega  5.0 MEGA PIXEL  Digital Camera HDC-508X
レンズはレンズカバーで守られているのでキズなどの心配はありません。

Dsc00323

裏面側  ここでHITACHIロゴ登場で日立製品であることがわかります。
このシリーズは液晶モニターのサイズがごまかしてある?と思われる機種も多かったのですが、このHDC-508Xは2.4型と贅沢に大きいものを搭載。しかもTFTモニターです。
画像では露出がモニター以外に合わせているためモニター表示が見えないですが実際は画素数が足らないからなのか非常に荒くてピントどころか構図確認も怪しい表示をします。このあたりは価格が非常に安いため仕方がないことなのですが、それならば小さくても高画素な液晶モニターでも良かったかもしれません。

操作系はかなり使いにくい感じです。
右部に操作系は集まっていますが中央にある大きい正方形のSETボタンは普通のデジタルカメラのように十字キーではなく1つの機能しかありません。撮影中に押すとフラッシュONとなり何秒か待たされた後に撮影可能になります。デフォルトでは発光禁止で起動時に待たされないというのが救いですが。
SETボタンの上にあるのが撮影中はデジタルズームボタン、MENUや再生中などは上下ボタンとして機能します。上下とSETボタンのみで左右ボタンが存在しないためMENUでの項目切り替え(再生メニューから設定メニューなど)はシャッターボタンを使用するため非常に使いにくいです。

しかし、この値段ではトイデジレベルにも関わらず時計設定可能、Exfiには機種名など割と情報が書き込まれるなど意外に上レベルなカメラなのです。トイデジには機種名が処理チップ表示、撮影日時がカメラファーム作成時表示だったりが当たり前の世界なので。

上部にはMACROとBUSYランプがありフラッシュチャージ時などBUSYランプが点灯している間は操作できません。


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底部にSDカードスロットがある。
SDカードスロットは一般的なデジタルカメラのようにカバーがあるのではなくダイレクトに入れるスロットタイプとなっている。これだけ穴が小さいとよほど不幸な事故でも起こらない限り誤ってSDカードを押してしまって飛び出してくるという事もないと思うのでこのスロットは良いと思うのですが。
一部カシオのカードタイプEXLIMやトイデジタルカメラに搭載されています。
三脚穴は残念なことに本体の端にあるためポケットタイプのミニ三脚などでは本体の重みで倒れてしまう。

Model:HDC-508X(N)
Hitachi Living Systems, Ltd.
このようにブランドはHITACHIでも販売は日立リビングサプライということから外部OEM製品であることが分かります。ブランドがHITACHIで販売は日立リビングサプライという製品は一部WOOOシリーズやDVDプレーヤーなど、乾電池(アルカリ/マンガン)、美容製品、CS/BSアンテナ、浄水器など少ないようで意外に多い。
ちなみにこの会社は設立が1995年と結構長かったりする。自社製品にはHitachi Living Systemsのブランドを主に付けていますがHITACHIブランドとの併用の理由は不明。

SDカードは2GBまで対応でアイオーデータ機器もしくはハギワラシスコム製を推奨。どちらもOEMされているメーカーですがSDカード付属モデルに付いてくるSDカードがアイオーデータのものなので何か契約でもあるのでしょう。内蔵メモリーは32MB
SDカードスロットはカードが挿入されていない場合カバーが閉まっています。

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電源は敷居の低い単4形乾電池2本使用。

なぜか電池接点が金メッキ(まさか黄銅では…無いよね?) というよく分からないところにお金をかけている感がします。かつてのポータブルオーディオ機器では電池接点やヘッドホンジャックが抵抗を減らす、経年劣化を防ぐという目的で金メッキというのはよくありましたがデジタルカメラにもそれが必要なのかは不明です。
電池蓋は結構丈夫でおそらくそう簡単には折らないでしょう。

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レンズは単焦点でAFなしのパンフォーカス
F/3.2 f=:35mm
構成は4郡4枚のうち非球面レンズが2枚とこれまたよく分からないお金の掛け方をしている。普通トイデジに非球面レンズなんてコストがかかって安いトイデジの趣向から外れるので搭載しないと思うのですが特別なのでしょう。レンズには4× DIGITAL ZOOMと光学ズームっぽい記載がされていますがレンズは一切動きません。
レンズカバーは電源と連動しており、有名メーカーのデジタルカメラでさえレンズカバーと電源が連動していない機種が多い中良いと思います。
マクロは13~16cm ノーマルは100cm~
パンフォーカスなのでマクロにしたまま風景やその逆をやらかすとボケボケの悲惨なことになるのでマクロスイッチの入れ忘れ・切り忘れに注意。

センサーは有効画素数 約500万画素の1/2.5インチCMOSセンサー搭載。CMOSといっても現在流行りの裏面照射型CMOSなんて素晴らしいものではなく安くて簡単に作れるトイデジ御用達のCMOSセンサーの方です。こんなセンサーでカタログには「美しく、きめ細やかな画像を撮影できる。 高精細画像が奥行きのある豊かな諧調表現を実現し、A4サイズのプリントにも十分対応します。」と書かれている。
レンズが良ければもう少し良い画像が出ると思うのですが。

Dsc00349

MENU画面はこんな感じ
下部に操作割り当てボタンが表示されているのは親切ですが切り替えがシャッターだったりと操作性は微妙。
しかし、トイデジなのに露出やホワイトバランス、ISO感度までいじれる。


Himg0036_sumu_2   Himg0039_sumu  Himg0046_sumu_2  Himg0075_sumu_2
2、3枚目はCMOSカメラ特権のぐんにゃり写真、一枚目はデジタルズーム4倍です。

画質劣化ズームでも使えないより使えたほうが遥かに良いと思っています。全体的に眠たい画像ですが稀に目覚めたような画像も吐き出すのでよく分かりません。


(追記)
今年1月発行日立リビングサプライカタログのフラメールにて唯一のHITACHIブランドデジタルカメラであったHDC-1471が削除されて代わりにCanon PSA3500ISが記載されていたので実質日立デジカメは終わったのでしょう。
最終モデルのHDC-1471は一番価格が落ち込んだ時で約5000円とトイデジ以下な価格にも関わらずイメージセンサーシフト式手ブレ補正を搭載していたりとOEMながらコスパの高そうなモデルだったのですが。

 

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HITACHI I.mega HDC-633X 光学ズーム搭載デジカメ

2014-04-24 22:07:00 | ジャンク(主にデジタル)カメラ

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HITACHIデジカメ=トイデジ、単焦点パンフォーカス、CMOSというイメージがありますが(というより日立デジカメなんてあるのかと思っている人が多いみたいですが)実は日立(日立リビングサプライ)はトイデジシリーズの他に光学ズーム搭載、CCDセンサーといった普通に使えるデジタルカメラのシリーズも発売しており、このHDC-633Xはその路線が輝いていた頃のカメラです。トイデジ路線は生活防水を謳っているHDC-W902で終了してしまい、それからはCCD&光学ズームレンズ搭載の普通のデジタルカメラ路線が売られ続けましたが、HDC-1471を最後にHITACHIブランドのデジタルカメラは姿を消しました。
実は日立製作所のHITACHIビデオカメラも00年代後期にWOOOというスゴイブランドを付けてDVD、BD,HDD、どっちものハイブリッドカムとして販売していましたがBDハイブッドカムを最後に撤退してしまいました。HITACHIブランドでのビデオカメラ販売そのものは実は昭和の亀の子マーク時代にはすでに始まっており、テープ式で個性的なビデオカメラも販売していたりしました。

このHDC-633Wは実はHDC-632と本体は全く同じであり、I・O DATAブランドの256MBなSDカードが付属していないという違いのみです。付属品の有無で本体の型番まで変えてしまうというのは謎ですが何かがあったのでしょう。しかもカタログまで別になっていますが、取扱説明書は兼用だったりと変に中途半端。

トイデジ路線のカメラは安価なためにホームセンターやディスカウントストア、パチンコの景品などで販売されていましたが、このCCD光学ズーム路線は安くない事や恐らく特定ルート向け(日立チェーンストール?)らしいことから流通量が極端に少ないため見かける事はほぼありません。日立トイデジの跡はヤシカやケンコーが継いでいるみたいですがこの路線のカメラは特にユーザーへ売り込む特別なものが無い為か日立チェーンストールでさえも置く店が少なくなってしまったらしいことも原因と考えられます。
そのためカメラとしては特別な魅力は無いのですがそのプレミアに3500円でポチってしまった…
他にも欲しがっている方が居ましたが、あれは単に安くデジカメが欲しいからポチッたのかそれとも同じようにプレミアを知っていたからポチッたのか分かりません。

誇らしく輝いているように画素数は610万画素と時代遅れですがパワー不足はそんなに感じない画素数。このデジタルカメラでそうなのかは知りませんが小さいセンサーで無理に画素数を増やしまくるよりそれなりの画素数の方が画質は良いのでは。

デザインはトイデジ路線とはまったくレベルが違い、いつもは液晶画面にあったHITACHIロゴも正面に配置、ボディは全面金属性で高級感がありグリップも効果的。
他社のカメラは…と言われたらそれまでですが、値段もグレードも違うのでここでは触れずにおくことにします。

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裏面もトイデジ路線のものとはまったく異なっており、トイデジ路線には定番であった液晶モニターのHITACHIロゴも無いためオシャレになっています。操作系は有名家電メーカーに比べると成熟しきっていない感がありますがトイデジ路線の面倒臭さに比べると遥かに上です。
I.megaシリーズそのものが初心者・初めての人向けというコンセプトだからなのか主要ボタンも少なくまとめられていますがそんなに階層化されていないので割と使いやすいです。

画像では露出の関係により液晶モニターが暗く写っていますが、I.mega起動時定番のオープニング画面が表示されています。このオープニング画像もこのデジタルカメラの液晶モニターは画素数が多い為かかなりきれいに表示されており、「こんな画面がったのか!」的な感想です。


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本体上部はかなりシンプルになっています。
静止画、動画、再生モードの切り替えはスライドスイッチとなっています。電源ボタンはシャッターと形が似ていて場所も近いために間違えて押してしまうかもしれない。
銀色の部分は非常に指紋が付きやすいです。

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レンズは無名でOPTICAL ZOOM LESN搭載
f=5.5-16.5mm F2.8-4.8
レンズの明るさはかなり平均的で望遠側でも4.8と暗くとも明るくともない。
3倍ズームしてもレンズはそんなに伸びません

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使用電池は専用リチウムイオン電池であるHLB-2
Hitachi Living Systems Ltd., MADE IN CHINA   3.7V 625mAh
このデジタルカメラそのものが非常にマイナーで本体で検索してもほとんど情報が無いという状態なので当然専用電池はもっと情報が少ないどころか互換品もありません。しかし、型番で検索してもまったく情報が無いこの電池は秘密が…

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三脚穴が中央にあるのは非常にバランスが良くなるので助かります。
底面も金属製というのは意外でした

Hitachi Living Systems, Ltd.
Model:HDC-633X   MADE IN CHINA

販売会社はトイデジ路線と同じく日立リビングサプライ株式会社。
この日立リビングサプライという会社は公式で「日立グループ外の製品の調達、販売」という紹介がされている通り、日立リビングサプライの製品はOEMとなるためこのデジタルカメラも当然どこかのOEMとなります。
恐らくですがトイデジ路線とは供給元が異なると思われますがデジタルカメラの製造会社はかなりの数が以外にあるためどこかは分かりません。

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これがこのデジタルカメラ自慢の機能であるヘルプ機能となります。
いままでの日立CCDデジタルカメラは使い方がシールで貼ってあったりしてそれが製品特長として大きく謳われていたりしましたが、それが電子化されて大きな進歩をしましたw

ディスプレイボタンを何回か押すことにより呼び出すことができます。


Dsc00705

上で書いた電池の秘密ですが実はマイナー機種なのに電池は最強の互換性を誇るNP-45(富士フイルム型番)と同形状であり、かなりのメーカーがこの電池を採用しているため電池には困らないことが分かりました。
純正電池は既に製造終了から3年以上経っているので入手困難となるため、必然的に互換電池に頼ることになりますがこのHLB-2という型番で検索しても一切情報が出てこないので注意。互換電池を使用したい場合フジフイルム型番ではNP-45、ニコン型番ではEN-EL10の互換を謳っている電池を信頼できるショップで購入すれば良いです。元々互換電池にそのメーカー専用というのは無いので。
互換電池が信用できないという場合各メーカーの同形状純正電池を購入するという手もありますが他社充電器、他社機器で使用するのは保証外となります。

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充電器は専用で型番はHDC632-002

Model No.      : HDC632-002
Input              : DC 5V-6.5V
Output Voltage   : DC500mA/4.2±0.05V
Hitachi Living Systems, Ltd.    Made in China

充電器は本体とACアダプター部が別のタイプとなっている。こちらの方式の方がコストがかかると思いますが何か狙いがあるのか、それともこちらの方が安いのか。
ACアダプターは他社のロゴが書いてあり、汎用品かと思いましたがかなり小さく「株式会社 日立リビングサプライ」という文字があったので専用品となります。


有効画素数  : 約616万画素
撮影素子    : 1/2.5インチCCD
記録メモリ   : SDカード(32~1GB) ハギワラシスコム、アイオーデータ機器製を推奨
レンズ      : 5郡6枚(非球面2枚)
モニター    : 2.5型低温ポリシリコン TFT液晶 23万画素
撮影可能範囲 : 標準:約50cm~ マクロ:約5(W) 35(T)cm
電源       :専用リチウムイオン電池 HLB-2
USB端子   :ミニ8ピン平型 
付属品     :本体、電池、充電器、ペット型クリーナー、カメラポーチ、ネックストラップ
          ※バッテリー、充電器、ACアダプターはオプションとして販売可

使い勝手ですがシャッター速度が遅いという訳でもなくシャッターラグがかなり長いです。その間にカメラを揺すっても画像はブレていないということは画像は撮影したが処理が長いということになるのでしょうか。画質は問題ありません
SDカードはSandisk、TOSHIBA、FUJIFILM 2GBを使用しても問題ありませんでした。

(追記)
一応撮ってみました
Himg0016_sumu  Himg0019_sumu  Himg0021_sumu  Himg0027_sumu_2
※画像は最高画質2848×2136 ファイン、その他設定を全てノーマル、オートで撮影したものをリサイズソフトでVGA 640×480にリサイズ。
サムネイルなのでクリックで拡大

1枚目は以前紹介したHITACHI I.mega HDC-508Xで撮影した被写体と同じ。天候などほぼ同じ条件だったのですが画質は全く違うことが分かります。
ISO200が上限なので夜間や室内のフラッシュなしはほぼ無理ですが、逆に下限が64なのでノイズの少ない撮影ができると思います。
驚いたのは液晶モニターが特別明るいというのではないのに屋外直射日光下で普通に見えるということです。これならば普通に使えるのでお気に入りになりそうな予感。

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