乾電池の画像集 出張所

跡地だったけど別の用途で使ってみよう

Pioneer ポータブルMDレコーダー PMD-R55

2014-11-29 17:38:17 | ジャンク オーディオ

Dsc04041

パイオニアのロゴが新しくなり、デザインも一新されて新発売されたパイオニア ポータブルMDレコーダーレコーダーです。

購入価格はドフの青カゴより540円。
ハードオフの青カゴジャンクとしては比較的珍しい分野のポータブルMDレコーダーなのですが、人気はかなりあるみたいでポータブルMDレコーダーは次行ってみると大抵売れています。ジャンクではコンポの一部以外のMDデッキがほぼ出ないというのも関係しているのでしょう。

パイオニアは単体MDデッキの場合は自社オリジナルの高音質録音技術である「ARTISTシステム」を搭載したりとかなり気合の入ったものでしたが、ポータブルMDの方はほぼシャープからのそのままOEMという感じです。しかし、デザインの方はパイオニアらしいDJ系な雰囲気のあるオリジナルデザインとなっています。

本機はポータブルMDなので再生時の操作はリモコンでの操作が想定されていますが、本体側でもマルチジョグによりリモコン無しでの操作も快適なように設計されています。普段での再生時ではそんなに恩恵は感じないかもしれませんが、タイトル編集など文字入力などの際には大きな力を発揮します。

portable MD recorder PMD-R55

同じくシャープのポータブルMDには世代があるらしく、1998年頃からOEMのメーカーの機種でもオリジナルなデザインが目立つようになります。何かあったのでしょうか。

 

Dsc04043

Pioneer
ポータブルMDレコーダー PMD-R55-S

パイオニア株式会社  MADE IN JAPAN 

前世代と思われるPDM-R3は裏面に少し段差がありましたが、新世代と思われるPMD-R55はフラットになっています。これも技術が進歩して小型化したからなのでしょう。HOLDスイッチはそのまま底面に配置されていますが場所は変更されていますね。
 
 
Dsc04044
 
スロットインタイプなのでエジェクトボタンがあり、レバー式になっているのでディスクを出しやすいです。横にある2つの端子は黒い方がOPT/LINE IN、赤い方がマイク端子とそれぞれレコーダー独自のものでプレーヤーには無いものです。
 
ストラップ取り付け口はネジを外してしまえば取れそうに見えますが、実際は取れなかったような。
 
 
Dsc04045
 
こちらは乾電池ケースを取り付ける側です。乾電池ケースは乾電池を2本使用する巨大な物なので取り付けても干渉することがないように何も端子やボタン等は配置されていません。
 
 
Dsc04046
 
ヘッドホン/リモコン端子と外部電源の端子、電池スロットは同じ側に配置されました。前世代のポータブルMDレコーダーではヘッドホン/リモコン端子は入力端子と同じ側に配置されていたのが変更になっています。
 
それにしてもボディ全面が金属製というのはポータブル機とは思えない高級感があります。
 
 
Dsc04049
 
電池も前世代のREM1006から変更になり、新ロゴとなって容量も増えたREM1009が採用されています。取扱説明書が無いので詳しい事は不明ですが、前機種のPMD-R3の電池の代替指定されていたのがシャープの電池という事を考えるとこの電池の代替電池もシャープの電池という事になるのではないのでしょうか。
デザインは新ロゴとなった以外にあまり変更点はありません。
マイナス側の端子が2つあるという構造ももちろん健在となっています。
  
 
ポータブルMDレコーダーとしての使い勝手はマルチジョグのおかげで向上しており、操作性もより直観的になったかと思います。音質は前機種との違いはいまいち分かりませんが、後のデジタルアンプ搭載のプレーヤーと比べるとこちらが電圧が高いためか音が厚い?ように感じます。録音はポータブル機なので期待できませんが、安く見つければ購入するだけの価値はあると思います。
 
残念ながらこのレコーダーはパイオニアというよりシャープなのでパイオニア独自の高音質技術であるARTISTシステムは搭載されていません。この技術が搭載されているのはMJ-D5やMJ-N901、MJ-N902などのMDデッキ。パイオニア コンポなどといった感じです。ARTISTシステムが搭載されているコンポはCDチェンジャーばかりなのでCD部の故障が多い…
 
 

Pioneer PMD-R55
メーカー Pioneer
パイオニア株式会社
発売 1998/10中旬
メディア MiniDisc
形式 ポータブルMDレコーダー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力 LINE IN、丸型光デジタル、マイク
電源 REM1009、乾電池ケース、DC 5V
リモコン あり
バージョンアップ
価格 48,000
その他 マルチジョグ、金属製ボディ、スロットイン、24Bit ATRAC

 

価格 : 540円(電池付属)
故障 : なし

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SONY BASIC Recordable MiniDisc 60

2014-11-26 00:23:49 | ジャンク オーディオ

Dsc04406

MD初期に発売され、随分長い間はんばいされていたソニーのMDメディアであるBASICシリーズの60分録音モデルです。デザインはいかにも初期型という感じで、中に入っているディスクは全く見えないものとなっています。

ご存じMDはソニーから始まったものであり、その為「MDはソニー」みたいな宣伝をしていたような記憶があります。

SONY 
BASIC Recordable MiniDisc
High Quality Digital Sound Quick Random Access

初期型だけあってデジタルサウンドであることを記載したり、高速アクセスであることがMDのディスクのシェルにまで書いてあります。60分メディアということは他の80分のディスクなどと比べて音質も良いことでしょう。

 

Dsc04407

裏面はごく普通のMDのシェルです。左上にはロット番号らしき文字が見えます。
これも初期型でBASICなモデルだから仕方がないのか耐震機構らしきものが見えません。高級ディスクが登場し始めたのがMDが登場して少し後だったのでノーマルクラスのディスクに高音質技術が搭載されるのは少し待たなければならかったのでしょう。

MADE IN JAPANの文字があることから日本製です。

 

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Panasonic ポータブルMDレコーダー SJ-MR100

2014-11-22 02:20:03 | ジャンク オーディオ

Dsc04227

ポータブルMD市場では大きなメーカーだったPanasonic(松下電器産業)のポータブルMDレコーダーです。オンキョーやパイオニアとは異なり、パナソニックのMDは備え置きデッキがほぼなく、ポータブルばかりというパターンです。

購入価格は840円
ハードオフの新装開店オープン時に購入してきたもので、ACアダプター、リモコン、ガム電池とキャリングケースが付属していました。電池が使えたのでそれだけでも800円の価値はあったかと。

ポータブルMDレコーダーなので液晶モニターが付いています。録音ボタンが珍しいスライドタイプで、横にスライドすることによって録音待機状態になります。やはりポータブルMDレコーダーはリモコンが無くてもすべての機能を操作できるのが良いです。スキップや決定は右下にあるダイヤルで操作するので直観的な操作が可能かと。特にMDレコーダーはEDIT情報を書き込んだりするのでこのようなダイヤルはありがたいです。

自慢げにDIGITAL RECORDINGの文字がありますが、MDならばデジタルレコーディングはどれでもできるかと。液晶モニターの枠内にMDロゴが見えます。

 

Dsc04229

これも古い機種なので例に漏れずちゃんと裏面まで金属製です。

Panasonic
SJ-ME100  PORTABLE MD RECORDER

Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. MADE IN JAPAN 

古い機種なので日本製です。ご丁寧に単3形アルカリ電池の型番やガム電池の型番まで記載されています。

 

Dsc04230

入力端子とヘッドホン端子はこちらです。
左の赤い端子がマイク端子、白い方がOPT/LINE IN端子です。上面にあったDIGITAL RECORDINGの文字の通りちゃんと光デジタルが接続できます。

リモコンの端子はビクターと同じステレオミニプラグに円形のリモコン端子が付いているタイプですが、信号方式が異なるので他社のリモコンは使えません。

 

Dsc04235

電池は裏面に記載されていた通りパナソニックのガム電池であるRP-BP140Hが付属しているはずですが、購入時に付いてきたのはガム電池でも最終世代の容量であるHHF-AZ01でした。前ユーザーが交換してそのまま売ってしまったのでしょうか。世代が新しいのでこの電池も使えるのでしょう。

 

Dsc04236

こちらはOPENボタンとHOLDボタンが並んでいます。画像の通り、OPENボタンとHOLDボタンは形状が非常に似ているので紛らわしいです。HOLDしようとしたら蓋が…

 

Dsc04238

品番:RFEV023P-SM
 

リモコンは液晶モニター付きで、操作をするとELのバックライトが光ります。本体側の液晶モニターにはバックライトが付いていないので、暗いところで情報確認するにはこちらが見やすいです。
ボタンはMAIN、SUB、HOLDとモードが存在し、モードによって機能が変わります。これもコストダウンへの工夫の一種でしょう。

 

Dsc04239

内部はごく普通なポータブルMDレコーダーです。

 

音質ですが、やはり16Bitなので最近の20Bit越えの機種に比べると見劣りがします。商品紹介のページを見てみると、とにかく薄さ、長時間再生を目指して作られたものらしく音質についてはコメントがありません。もし音質を気にするならば、後のシリーズに搭載されているD SOUNDが搭載されている機種良いかと。
何故か液晶モニター内にホコリが大量に侵入していますが気にしない。

 
 
Panasonic SJ-MR100
メーカー Panasonic
Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
発売 1999/5月
メディア MINIDISC
形式 ポータブルMDレコーダー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力 マイク、光デジタル(丸型)、LINE IN
電源 RP-BP140H、乾電池ケース、DC 1.8V
リモコン RFEV023P-SM
バージョンアップ
価格 46,000
その他 グッドデザイン賞受賞、薄型
 

ちなみにこの機種はグッドデザイン賞を受賞しています。現在でも商品ページが残っており、ある程度の情報ならば分かります。

価格 : 840円(電池、リモコン、ACアダプター付属
故障 : なし

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ONKYO Liverpool CDプレーヤー C-200

2014-11-21 00:08:42 | ジャンク オーディオ

Dsc04939

ブログ人閉鎖が迫って引っ越ししないとまずい状態ですが気にせずせっせと更新です。

数が少なくて貴重なONKYOブランドの単品デッキサイズなCDプレーヤーです。例によってドフのジャンク品ですがジャンクオーディオコーナーにはなくレジ横に1つだけ置かれていました。315円で「トレー出ません」という非常に安いながらも直せそうなコメントに惹かれて購入したのは良かったのですが思ったより重く、片道20Kmの道を自転車で片手で担ぎながらの輸送は非常に辛い物でしたwおかげで当日は腕が痺れて翌日以降は筋肉痛に…
よくあれだけ自転車での振動が加わったのに壊れなかったものです。

ミニコンポ幅なオンキョーCDプレーヤーは珍しくないのですが、このCDプレーヤーは普通の単品デッキと同じサイズでかなり重いです。調べてみるとどうやらLiverpoolというコンポのCDデッキ部らしく音声出力端子の他にコントロール端子も付いています。コンポのデッキという性質故に販売価格や仕様、セールスポイントなどは不明です。
しかし全面金属製なボディ、内部に多数使用されているオーディオ用部品、このコンポシリーズそのもののグレードを考えるとかなり高価だったのではないのでしょうか。

デザインは非常にシンプルであり、見えているボタン数が少ない事や金属製ボディのチタンカラーなど非常に高級感のあるものとなっています。これならば単品CDデッキとして販売されても十分通用しそうです。

 

Dsc04942

鋭利な角での怪我防止のマスキングテープが張りっぱなし…

ONKYO OPTO-DRIVE COMPACT DISC PLAYER C-200

ディスクトレイ部やボタン類を隠しているカバーを含めすべて金属製ボディという豪華さです。ボタンは押しやすい大きさなので誤操作なども起こりにくいです。

 

Dsc04944  

こちらは再生・停止ボタン、ディスプレイが配置されています。

 

Dsc04945

操作ボタン類を隠しているカバーをあけたところです。
リモコンでの操作にも対応していますが、大半の操作は本体のみでも可能という普通のCDデッキと同じ仕様です。ちゃんとダイレクト選曲ボタンやランダム再生用ボタンまで搭載していますが、これらのボタンはタクトスイッチなので一部劣化が進んでいるみたいです。

 

Dsc04947

裏面まで含めてすべて金属製なのです。裏面のカラーも非常に高級感あるものとなっています。

 

Dsc04949

ONKYO
COMPACT DISC PLAYER  C-200
MADE IN JAPAN

AC100V  50/60Hz  17W
オンキョー株式会社   

オンキョー株式会社名義の日本製です。乙種電気用品マークの隣にONKYOの略と思われるONKの文字があることから自社製と思われます。
見えていますがRCと書かれたリモートコントロール端子が見えることからデッキの一部分であることが分かりますね。消費電力は17Wと先日紹介したLo-DのDA-009と比べると2倍近いのは仕方が無いのでしょうか。

 

Dsc04950

ピン出力端子ですが赤白の色分けが無く金メッキではありません。コンポとしてはデジタル出力端子が使われると思うのでコンポとして使っている場合はあまり使われない端子でしょう。

 

Dsc04951

デジタル出力は同軸と光のどちらにも対応しています。コンポ接続時はデジタル端子が使われていることでしょう。
光デジタル端子のキャップは形状が変わったものでしたが、一般的なキャップでも普通に使えました。これでMD録音がはかどりそうです。

 

Dsc04952

ディスクトレイ
ディスクトレイは結構最近の製品なのか8cmCDにもちゃんと対応しています。分解してみれば分かりますがディスクを抑えるクランパーのバネが結構強く、機構を動かすためには結構な力が必要になることからゴムベルトが緩んでしまうみたいです。この個体のベルトも見た目は良かったのですが実際はクランパーの機構を動かし切れずにモーターが空転するという状態まで緩んでおりトレイが開きませんでした。ネットでも評判が悪いみたいです。
適合するベルトが無かったのでとりあえず輪ゴムで誤魔化しましたがいつまで持つのやら…
輪ゴムに換えたらかなりゆっくり開閉なトレイになってしまいましたw

 

Dsc04956

Liverpoolというコンポの一部なのでディスプレイにも大きくLiverpoolという文字があります。iの帽子部分は再生などのボタン入力時に飛んだり、うごいたりと面白いです。ミュージックカレンダーもちゃんと表示されます。

ディスプレイは青緑に光っていますがLEDなどではなく普通の白熱電球で光らせているタイプなのでいずれ球切れが起こりそうです。

 

Dsc04957

Dsc04960

電源コードには自社ロゴなどはなし
ケーブル途中に1990の数字があったので本体も1990年製造でしょう。もっと古い機種かと思っていたら、実際は思ったより最近の機種でした。それでも24年前の機種ですが。

電源ケーブルは普通の大きさでオーディオ機器用のケーブルではなさそうです。

 

Dsc04963

底面
こちらは重たいためかお高いためか輸送モード用のネジがありました。工場出荷時は輸送モードになっているのでネジを緩めて解除する必要があります。
銅メッキのシャーシなどではありません。 

 

Dsc04965

インシュレーターはプラスチック製ですが大半の面積がコルクであり、これも耐震性に役立っていると思われます。ここまで広いコルクならば効果も高いでしょう。

 

Dsc04877

本体基盤を覗いてみるとコンポの一部分にも関わらず音響用コンデンサであるMUSE(緑色)が一部使われていることが分かります。見えているNEC D4053BCはサンプル&ホールド回路だそうです。

Dsc04879

電源トランスは自社製なONKYO NPT-1014というものが載っていました。基盤直付けではなくちゃんと独立しています。
かなり大きなトランスなので音質効果もあるのでしょう。

 

Dsc04880

DAC部は壁にくっ付いており、使われているのはバーブラウン(BB) PCM56Pが2個使われています。よくみるとここにも緑色のMUSEが使われていますね。

画像には写っていませんが、他にもかなりの東芝製チップが多用されています。オンキョーは1993年まで東芝グループだったので当然と言えますが。具体的にはデジタル出力回路のTOSHIBA 74HCU04AP、TOSHIBA 74RCU04APなど多数です。もちろん他社のチップも使われておりオペアンプはJRC 4558D、フォトカプラはSHARP PC713Vです。
MUSE以外の多用されているコンデンサはニチコンの青色なVX(M)でしょうか。

デジタル光出力端子住友電気工業製、リモコンの赤外線受信ユニットはソニー製です。


 

ちゃんと聞けるシステムが無いので音質評価はできません。光デジタルケーブルでMJ-N901と接続してCDを録音してみましたが、ちゃんと録れていました。デジタル接続の音質までは?ですが。
レアなONKYOブランドのCDデッキということもあり安価で入手できて幸運でした。良い意味でも悪い意味でも愛着が付きましたが。 

オンキョーのCDプレーヤーで再生したCDをパイオニアのMDデッキで録音してオンキョーのポータブルMDで聴くという状態ですw

価格 : 315円
故障 : なし


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HITACHI Lo-D CDプレーヤー DA-009

2014-11-20 23:00:45 | ジャンク オーディオ

Dsc04888

かつての日立グループのオーディオブランドのLo-DなCDプレーヤーです。Lo-DなCDプレーヤーは種類も少なく割と希少なので購入してみました。もうひとつこれも希少と思われるAurexのCDプレーヤーRX-V370もありましたが、あちらは持ってみると軽くてプラスチッキーだったのでボディが全面金属製でかなり重たいこちらの購入となりました。

購入価格は1600円
トレー開かずというコメントでしたが、原因はゴムベルトではなくプラスチック部品の滑りが悪くなっていたためでした。シリコングリスを散布してトレーが開いたと思ったら、今度はCDをうまく読み込むものの動作がイマイチ… 半固定抵抗を調整して完動品となりました。

発売は1988年頃で定価は\49,800。サンキュッパでもなくヨンキュッパな販売価格です。
日立製作所は1980年代の後半でLo-D製品の自社開発は止めてしまうので日立製作所自社製最後期に近いLo-Dプレーヤーではないのでしょうか。
当時のLo-DブランドCDプレーヤーは3ビームピックアップなど独自技術を投入した良いCDプレーヤーを作っており、名機と呼ばれる機種も多く他社に全く負けていない音質や使い勝手のCDプレーヤーを販売していました。それらの名残などはネット以外でも日立チェーンストールなどに掲げられたままの広告などで見ることが出来ます。90年代に入った頃からLo-Dブランドはもちろん他社OEMな高級デッキなどにも使われていましたが、安い廉価CDラジカセにもLo-Dブランドを付けるといったブランドの安売り的な使い方が始まり、後にはHitachi Living Systemsブランドの安いオーディオ機器にも使われるようになりました。恐らく電機メーカーのオーディオブランドの中で唯一安売りされたブランドではないのでしょうか。
ちなみに電機メーカーオーディオブランドで数少ない生き残りであり、現在でも日立リビングサプライからCK-55というCDラジカセが販売されています。数少ない生き残りといっても最近は結構オーディオブランドが復活したので消えているのはAurexやOTTO、OPTONICAなどくらいですが。

DA-009の本体は全面金属製であり、持ってみると5万円未満のクラスですが結構重く感じます。日立はオーディオブランドに自社ロゴを併記する珍しいメーカーであり、操作パネル右下に亀の子マークと一緒なHITACHIロゴも見えます。
やはり単品デッキなだけあって高級感がただよっていますね。

 

Dsc04889

CDトレイ側  Lo-Dロゴが見えます。

Lo-D  COMPACT CD PLAYER
VBRATION CUT MECHANISM VC

3SPOT LASER PICKUP SERVO SYSTEM
OVER SAMPULING DIGITAL FILTER

日立お得意の制震技術であるVCローティングメカ搭載です。決して高い方のグレードではないのですがこれだけ技術投入されているのならば満足ですね。デジタルフィルターも搭載しています・
CDトレイは全面パネルと独立しているので振動の影響が少ないとのことです。

 

Dsc04892

本体左パネル側 
ヘッドホン端子や各種ボタン類が見えています。ヘッドホン端子の下には亀の子マークと共にHITACHIロゴがあり、なんだか家電っぽい… 自分は好きですけれども。
再生やスキップなどどいった使用頻度の高いボタンは大きく設計されているので押しやすいです。

 

Dsc04897

裏面
裏面は黒色ではなく銀色そのままです。何というか何かさびしい…

 

Dsc04900

HITACHI  COMPACT DISC PLAYER
株式会社 日立製作所   MADE IN JAPAN
MODEL DA-009

定格電圧 AC100V  定格周波数 50/60Hz   定格消費電力 9W

乙種電気用品マークの横にHITACHIロゴがあるので日立製作所自社製品でしょう。消費電力は9Wとかなりの省エネ性です。
もちろんMADE IN JAPANで日本製でバブル時代製です。日立製作所の字体が旧字体なのでなかなか硬派なメーカーというイメージです。この時代でも東芝は現在と同じ少し太くて濃い字体で株式会社 東芝と書かれていましたので。

出力端子は全面パネルのヘッドホン端子以外に赤白ピンのライン出力のみであり、高級グレードではないためか金メッキされていません。

 

Dsc04902

Dsc04923

電源ケーブルは一般的な家電製品と同じ物に見えますが、プラグ部にはHITACHIロゴがあり自社オリジナル品です。途中に1988の文字があり、本体も同じく1988年の製造と思われます。このように目に付きにくいところもロゴが入っていたりするというのは中々好きです。

 

Dsc04904

これが前面パネルと独立しているというVCパネルです。前ユーザーは開かなくなったトレーからせめてディスクだけでも救出しようと試みたのかマイナスドライバーでこじ開けようとした跡が残っています。実際に未処置の状態でもトレイは引っ張れば簡単に開いたことからディスクは救出できたのではないのでしょうか。トレーが出なくなってもそのまま使っていたという可能性もありますが。

年代が古いので8cmのシングルCDディスクは非対応です。

 

Dsc04915

ディスクのCDのTOCを読み込んだ状態なディスクプレイです。
年代物のCDプレーヤーの割にはピックアップが元気でTOC読み込みには1秒も掛かりませんでした。オーディオトラック再生は不安定だったので半固定抵抗の調整となりましたが。

見えているボタンの多さから分かりますがダイレクト選曲や沢山のランダムプレイ機能などを備えています。このあたりの機能もCDデッキならではです。

 

Dsc04916

ヘッドホン端子はミニプラグではなく昔のヘッドホンに多かった標準サイズです。現在のヘッドホンにも変換プラグが普通に付属されていることは多いので使用に何の障害もありません。
この個体はボリュームが故障しているらしく、ボリュームを調整してもLch側が一定音量のまま変化しません。恐らくボリュームを取りだして分解して清掃すれば解決するかと思いますがハンダ吸い取り線持ってないし売ってない…

やはり何となくこの亀の子マークは好きです。

 

Dsc04926

裏面
4つのインシュレーターや様々な穴が見えます。昔のCDプレーヤーに多かった輸送モード用のネジなどは見当たりません。

 

Dsc04927

インシュレーターはプラスチック製ですが中央にスポンジがはめ込まれていて制震がなされています。さすがに5万円以内のモデルなので金属製やセラミック製のインシュレーターではありません。

 
 

Dsc04882

電源トランスは結構大きめな物が使われており、基盤に直付けではなくちゃんと独立しています。電源トランスには甲種電気用品マークが付いていますね。
左下部に見えているのはピックアップユニットです。ちなみにピックアップユニットを支える脚はすべてスプリングとなっており、振動を抑える設計です。

Dsc04881

メイン基盤
さすがにMUSEなどの音響用コンデンサーなどは見当たりません。大分技術が発達して少し前のCDプレーヤーと比べると部品数が少なくなっています。一応アナログ回路とデジタル回路は分離されているみたいです。

Dsc04884

これは2つの信号を1つの信号に合成するマルチプレクサですが、日立製のHD14053BPが使用されています。HD14053BPの上に見えている配線はヘッドホン出力の物です。
他にご自慢の直線位相FIR型デジタルフィルタと思われる日立 HD6140428というチップもありましたが写真を撮り忘れてしまいました。

写真撮り忘れで画像はありませんがオペアンプはJRC 553200と思われます。フレキシブルケーブルはピックアップ信号伝送のみに使われていました。

 

現在はまともなスピーカーシステムがないのでヘッドホンで聴いてみようと思っていたのですが、上記の通りヘッドホン出力が故障中なので確かめることが出来ません。ハンダ吸い取り線が無いので修理はしばらくお預けになりそうです。といっても故障はヘッドホン出力のみであり、ピン出力は何の問題もなくピックアップもCD-Rを高速で読み込む程元気なので状態は良いと言えます。
 
<追記>
手入れをしていたら部品を飛ばして紛失してしまい、トレー動作不能に…
カバーを開けて手動で出し入れすれば使えますがそこまでは…
 
また問い合わせたところ取説が入手でき、 詳しい仕様が分かりました。
本体名義は日立製作所になっていますが、販売元は一般の家電製品と同じ日立家電販売になるみたいです。
セールスポイントもCDプレーヤー初期なためかレコードと比べた物ばかりです。
昔の日立製品で見られた「上手に使って上手に節電」という文字や、雰囲気からやはりLo-Dは何というか独特です。
 
価格 : 1600円
故障 : ヘッドホン端子、ボリューム、トレーお亡くなり
 

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SONY  CD/DVDプレーヤー DVP-NS700H 

2014-11-17 01:50:26 | ジャンク オーディオ

Dsc04722

ソニー CD/DVDプレーヤー DVP-NS700Hは低価格ながらもHDMI出力や1080pのアップスケール再生に対応したプレーヤーです。

購入はハードオフのジャンクで540円+324円
「ディスク再生しません」というコメント付きで積まれていました。動確してみるとCD-Rは余裕で読むが、DVD-Rは読めないという状態でコメント通りです。ピックアップ裏の2つの半固定抵抗を調整することで完動となりました。

どうやらドフは例えアナログチューナー搭載でもHDDやDVDレコーダーには高価格を付けてプレーヤーにはそれなりの価格を付けるという傾向があるみたいです。ということで例え電源の入らないような致命的な故障をしたレコーダーでも地上デジタルチューナーを搭載したようなモデルならば6000円以上は当たり前…

デザインはソニーらしく非常にシンプルで、まさに黒物家電という感じです。安物プレーヤーではちょくちょく見られるボディ全面プラスチックという訳でもなく、このプレーヤーはプロントパネル以外はすべて金属ボディです。
また画質面の場合、当時としてはこの価格帯で搭載されている機種が少なかった1080pアップスケーリングにも対応しており1080pに対応したテレビとHDMIで接続すればより高解像度な映像を楽しめます。他にディスクの反りに合わせてピックアップが傾くプレシジョンドライブ3を搭載しているのでより高精度の読み取りができるとしています。
  
SONY HIGH-DEFINITION MULTIMEDIA INTERFACE 1080p UPSCALE
CD/DVD PLAYER DVP-NS700H
  
  
Dsc04724
 
SONYロゴは印刷ではなく立体エンブレムです。プラスチックですが。
 
DVDロゴのある部分が開閉するトレイ部分となります。トレイのスピードはゆっくり目ですがイライラするほどではありません。
 
 
Dsc04726
 
こちらは反対側です。
デザインに拘りすぎたのか本体操作ボタンが電源、取り出し、再生、停止しかなくリモコン無しでは設定どころかスキップすらも不可能です。あまりに不便すぎるので別途リモコン購入となりました…
 
 
Dsc04727
 
発売当時(2008年)では比較的HDMI規格が現在ほど普及していなかったためかこのような説明ラベルが天板に張り付けてあります。といってもケーブルの扱い方そのものはRCAケーブルと何も変わらないですが。
 
 
Dsc04728
 
本体背面です。
出力端子は一カ所に集められております。電源ケーブルは交換不可な専用タイプです。
  
 
Dsc04729
 
SONY
CD/DVD PLAYER  DVP-NS700H
ソニー株式会社  MADE IN MALAYSIA   11年製
PSE S.EMCS  ~100V 50/60Hz
 
PSEマークにS.EMCSという認証記号があることからソニーイーエムシーエス自社製と思われます。それにしても2011年製ということは3年ちょっとで故障して売却されたということでしょうか。普通にボリューム弄って復活ということは超過酷な環境で使われていたということでもなさそうですが。
 
 
Dsc04730
 
出力端子類
HDMI出力があるためか映像のD端子は削除されています。S ビデオ端子及びRCA(ピン)端子はもちろん続投です。
珍しい?のが光デジタル出力端子の他に同軸デジタル端子も備えていることでしょうか。デジタル端子搭載なので高音質なデジタル形式のままアンプに入力も可能です。
コンポーネット端子はこれだけD端子やHDMIが普及してしまったのであまり使用されていないと思われます。
 
 
Dsc04732  
 
電源ケーブルは一般的なもので線も太くはないですが、ちゃんとトラッキング防止処置がされています。電源コードにも2011の印刷があったので2011年製造でしょう。
 
Dsc04833
 
リモコンは付いていませんでしたが、前述の通り本体の操作ボタンではスキップすら不可能という仕様なのでさすがに購入しました。324円なり。
本来ならば黒いZZ-RMT-D185Jというリモコンが付属されているはずですが無かったので同じ系列と思われるRMT-D151Jというリモコンを購入してみたら普通に使えました。ブラビアリンクの機能としてテレビとの操作連動があるのでDVDプレーヤーのリモコンにも関わらずテレビの電源ボタンや音量ボタンがあります。このリンクの醍醐味はテレビのリモコンでプレーヤーがそのまま操作可能という点であるのでこちら側のリモコンでリンク機能を使うということはあまり宣伝されていません。
このリモコンに搭載されているテレビ操作系の機能はHDMLのリンク機能を用いていないのでBRAVIAシリーズならば例えピンケーブルで接続していても電源のオンオフなどが出来ます。リモコンで単純にテレビに適合するコードを出しているだけではないのでしょうか。
 
 
Dsc04709
 
大半の処理を担っている? SONY CXD9915Rはかなり大きいです。
オペアンプはOKI MR27V3202J-205? 
内部の集積度を考えるとこの横幅である必要はなさそうですが小さすぎるのも都合が悪いのでしょう。
 
 
Dsc04711
 
スイッチング電源トランスはTDK製のX 1036?
おそらくTDKラマダ製と思われますが分かりません。TDKはほぼ部品屋なのですがカセットテープのイメージが強すぎて加湿器の件で「テープ屋はおとなしくテープ作っとけばいいんだよ」みたいなことを言われていたり…
 

 
使い勝手ですがBRAVIAを所持しているものの古いKDL-32V2500という機種なのでブラビアリンク非対応… しかも「しばらくお待ちください」のまま地デジが見れないというおまけ付きですw
もう一方のテレビはアクオスなのでリンク機能については論外となります。
 
画質に付いては今までが安中華プレーヤー及びPS2だったので正直それなりのプレーヤーならば何でも高画質なのですが、やはりアップスケーリングの1080pな映像は綺麗に感じます。それなりに新しいのでHDMI接続もでき満足です。
 

SONY DVP-NS700H
SONY
ソニー株式会社
原産国 MALAYSIA
発売 2008/4月
メディア DVD/CD
形式 DVD/CDプレーヤー
出力 RCA(赤白黄)、コンポーネット、光/同軸デジタル、HDMI
入力
電源 AC100V 50/60Hz
リモコン ZZ-RMT-D185J等
バージョンアップ
価格 OPEN(1.5万円程度)
その他 ブラビアリンク、1080pアップスケール

 

価格:540円+324円
故障:DVD読めない→改善


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Victor ポータブルMDレコーダー XM-R2 タッチパネル

2014-10-25 16:52:49 | ジャンク オーディオ

Dsc04289_2

日本ビクターが販売していたポータブルMDレコーダーのXM-R2です。ビクターといえばカセットヘッドホンステレオの時代からポータブルプレーヤーに消極的で、オーディオメーカーとして非常に有名なのにヘッドホンステレオやポータブルCDプレーヤーなどはほとんど見かけません。ポータブルMDも同じでプレーヤーは販売していましたが、ポータブルMDレコーダーは見かけません。

この製品は珍しいビクターのポータブルMDレコーダーで、しかもタッチパネル式というかなり変わったものとなっています。
再生や停止、スキップといったボタンはタッチパネルではなく従来通り物理キーで操作できるので操作性は悪くなっていないのではないのでしょうか。

購入価格は525円。
3年程前に購入したものですが電池で駆動させるとディスクを読み取れず、放置していたものが先日発掘されたのでACアダプターで動かしてみたところ動きました。一度ディスクを読ませれば電池駆動してもそのまま再生されるあたりが謎ですがとりあえず動きます。

 

Dsc04293_2

後のポータブルMDでは印刷になってしまうVictorロゴもこの機種ではちゃんと金属製のエンブレムです。

Victor
PORTABLE MINIDISC RECORDER XM-R2

 

Dsc04296_2

後のポータブルMDでは表側は金属製でも裏面はプラスチックというパターンがほとんどなのですが、このレコーダーはちゃんと裏側まで金属製なのです。

Victor
XM-R2
PORTABLE MINIDISC RECORDER 
VICTOR COMPANY OF JAPAN . LIMITED
MADE IN JAPAN

名義はもちろん日本ビクター株式会社となっています。裏面にはネジがありません。

 

Dsc04297_2

ディスクは当時では多かったスロットイン方式ではなく手動で入れるタイプです。他のポータブルMDと同じように本体が開いてディスクを入れるタイプです。

 

Dsc04298_2

こちらの側面には外部電源の端子のみがあります。DC 6V

 
 

Dsc04300_2

端子類はこちらに集中しています。
レコーダーなためマイク端子やOPT/LINE IN端子がありますが、珍しいのは音声入力のレベル調整がアナログなボリュームなのです。同時期のシャープポータブルMDレコーダーはボタンを押して調整するデジタル式でした。
リモコン端子はPanasonic(松下)と同じくステレオミニプラグに円形のリモコン端子が付いたタイプとなっています。

PENと書かれているのはその名の通りタッチペンでタッチに使います。携帯電話のような静電式ではなく、感圧式なので押せる物ならばなんでもタッチペンとなるのですが。

 

Dsc04304_2

 

再生中の画面
TOCにタイトル情報が書き込まれている場合はNO TITLEではなくタイトルが表示されます。タッチパネルボタンは
上列は左から登録、取消、曲編集、文字入力、削除、メニュー
下列は左から音量(-+)、カナ、英、記号、表示

他に電源が入っているときのみに表示される項目としてST/MO、リピート、BASSなどがあります。普通に再生するときはタッチパネルの恩恵は無いのですが、曲情報を編集する際は文字をタッチするだけで良いので絶大な威力を発揮します。Net MDの登場により曲編集の利便さはそちらの方が上ですが現在ではNet MDが珍しい、あったとしてもドライバが無かったりPCが対応していなかったりという事が増えてきたので単純に文字入力ならばこちらでも闘えるかと。付属のタッチペンが気に入らなければ別が使えるので。

 

Dsc04306_2

電池はこんなところに入っています。

Dsc04309_2

専用電池はガム電池ではなく単3形電池より少し太く長いニッケル水素電池が使われています。

JVC RECHARGEABLE BN--R123 1.2V 3000mAh
日本ビクター株式会社  VICTOR COMPANY OF JAPAN, LIMITED  MADE IN JAPAN

ロット記号が08099703MUTとなっているので1997年03月製造でしょうか。本体の発売が1997年02月なので一致してそうです。もしそうならば初期ロットということになります。
本体はVictorブランドなのに電池はJVCブランドというのはまた謎ですが… 海外版にそのまま使いまわすためでしょうか。

 

Dsc04216

メイン基盤となります。まだ発展途上だからなのか基盤が2枚重ねられており、下の基盤には大きくSONYの文字があったのでソニーがなんらか関係していると思われます。

ATRAC ICはSONY CXD2536CR、DACはPHILIPS TDA1309Hです。
やたら長いフレキがタッチパネルのケーブルですが、やたら長いのでちょっとした事故で切れてしまいそうです… 
 
ATRACのバージョンは3であり、近年までポータブル機では使われていたバージョンなので特別劣るということは無いと思います。バージョン以外にも様々な要因があるので一口では言えないのですが。

 
 

Dsc04312

リモコンは液晶モニターが無く、ボリュームがアナログというかなりアナログ的な物になっています。この機種は低インピーダンスなイヤホンで聴く場合、リモコン無しではちょっとした問題があります。というのは本体のヘッドホン出力がかなり大きく、例え音量1でもかなりの音量が出力されてしまうことからリモコンのボリュームなしではとても聴けないのです。コストダウンのためか再生と一時停止、停止と電源オフが一体化しています。
リモコンでは珍しく録音ボタン付きなのです。 

 

さすがにマニアック過ぎて他社にOEMされなかった…と思ったら、実際はAKAIブランドでPDM-7Rという機種が販売されていました。よりによって赤井とは…
ATRAC ICからしてATRACのバージョンは3だと思われます。圧縮っぽい音がするのはやはりバージョンが古いからでしょうか。しかし、バージョンが新しい機器で録音したディスクをこのレコーダーで再生すると、やはり最近のデジタルアンプではなくアナログっぽい厚い音がして良いです。 
電池ではTOCを読み込まないのが問題ですが、とりあえず保存です。


Victor XM-R2
メーカー Victor
VICTOR COMPANY OF JAPAN , LIMITED
発売 1997/2下旬
メディア MINIDISC
形式 ポータブルMDレコーダー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力 LINE IN、光デジタル(丸型)、マイク
電源 BN-R123、乾電池ケース、DC 6V
リモコン あり
バージョンアップ
価格 53,000
その他 タッチパネル、
 

価格 : 525円(電池、リモコン付き)
故障 : 電池ではディスク読み取らず


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PIONEER ポータブルMDレコーダー PMD-R3

2014-10-09 23:50:24 | ジャンク オーディオ

Dsc04053

パイオニアがかつて販売していたPIONEERブランドのポータブルMDレコーダー(再録機)です。画像で分かりますが、PIONEERロゴが旧ロゴの音叉マークが付いているものということは1998年以前の製品には間違いなさそうです。

購入価格はポーチ、ディスク3枚、乾電池ケース、リモコン、ケーブルセットで1000円で落しました。保証付きなのでジャンクではないのですが購入して既に数年経ってしまったのでジャンクと同じです。

デザインは全く凝ってなく、フラットなボディにモノクロ液晶モニターとボタンが普通に配置されています。録再機のためリモコンなしですべての機能が操作できるというのがありがたいです(正直録音中はリモコン使わない)。

有名な話ですがこの製品を含む当時の音響メーカーのいくつかのポータブルMDはシャープのOEMで例としてONKYO(プレーヤーのみ)、KENWOOD、そしてこのPIONEERがあります。特にKENWOODとPIONEERは単品デッキやコンポのMDデッキは自社製で評価が高い製品も多いのですが、ポータブルMDとなると随分昔からシャープのOEMでした。その為かシャープOEMのポータブルMDと京セラFinecamのOEMのデジカメが採用していたガム形リチウムイオン電池のブランドが増えることに…
この頃のポータブルMDはスロットイン方式でカセットのように直接本体へディスクを入れることができます。スロットイン方式の方が入れやすく、取り出しやすいのですが本体小型化が進むにつれ障害となり廃止されていきました。

MINIDISC   
SAMPLING RATE CONVERTER PORTABLE MD RECORDER PMD-R3

 

Dsc04054
 
裏面は文字消えもほぼなく綺麗ではないのでしょうか。
 

PIONEER ポータブルMDレコーダー PMD-R3
パイオニア株式会社   MADE IN JAPAN   
 
シャープのOEMなので他社と同じく日本製となっています。後期のシャープオーディオはどうやらマレーシアに工場を移してしまっていたみたいなので日本製なのは2000年くらいまでとなります。
旧ロゴ時代なので「パイオニア」の文字も独特なフォントというのが良いです。
右下付近に見えるボタンはHOLDボタンで操作をロックする場合はスライドさせてONにします。電池の厚みなのか2段になっている構造ですがそこまで高低差は無いので気になりません。
 
 

Dsc04055
 
側面には電池挿入口とEJECTボタン、BASSボタンとMODEボタンがあります。前述の通りこのMDレコーダーはスロットイン方式でエジェクトボタンを下に押すだけでMDが出てくるので大変取り出しやすいです。BASSボタンはポータブルMDプレーヤーの場合、本体に付いていなくてリモコンが無いと解除できないというのがほとんどなので本体に付いているというのはありがたいのです。
 
 
Dsc04056
 
外部電源端子及び電池ケース取り付け口です。
このレコーダーはリチウムイオン電池駆動のため、外部電源(ACアダプター)の電圧は5Vとなります。このパターンはデジタルカメラでも多いです。
 
充電池がリチウムイオン電池の3.6Vと高電圧なため、乾電池ケースも乾電池は2本必要となっています。
 
 

Dsc04057
 
こちら側はヘッドホン/リモコン端子、入力端子があります。
リモコンはシャープ独特の4極ミニジャック+両端にタブというタイプで同じくシャープOEMのメーカーのリモコンならば使える場合があります。(KENWOODブランドのポータブルレコーダーでPIONEERブランドのリモコンが使えました)
 
黒い端子がステレオミニジャック/丸型光デジタル入力端子、右の赤い端子がマイク端子となります。コピー制限などがありますが、光デジタルで録音した方が高音質なのです。
 
 

Dsc04059
 
電池はPIONEERブランドのリチウムイオン電池REM1006 3.6V 600mAhです。
 
PIONEER Rechargeable LITHIUM-ION BATTERY    REM1006  3.6V 600mAh
パイオニア株式会社   MADE IN JAPAN
 
ポータブルプレーヤーは駆動電圧が高いほど高音質とされているらしく、1.2Vにガム電池に比べ3.6Vのリチウムイオン電池駆動なこのポータブルMDレコーダーは若干有利ではないのでしょうか。アイワのカセットボーイは実際にシール鉛蓄電池を採用して電圧を2Vとし、他社のニッケルカドミウムガム形電池の1.2Vより高電圧だから高音質としたみたいですが、電池の特性上完全放電に弱く現代で生き残っている電池は皆無です。その為か後期のポータブルカセットプレーヤーやMDプレーヤーは普通のガム電池採用となっていました。ポータブルMDレコーダーは当機種と同じくアイワがかつて採用していた鉛蓄電池っぽいリチウムイオン電池を採用した機種もあります。
 
 
それで音質ですが、ピュアオーディオのデッキで録音したものと比べるともちろん劣ると思いますがポータブル的な使い方ならばこちらで十分です。後期のポータブルMDプレーヤーはどこのブランドでも大体の場合はデジタルアンプ搭載でクリアな音が特徴でしたが、このプレーヤーはクリアとはまた違った良い意味での重い音で再生してくれます。
ピックアップもまだまだ元気で録音も全く問題ないことからもっと使えそうです。
 
 

PIONEER PMD-R3
メーカー PIONEER
パイオニア株式会社   MADE IN JAPAN
発売
メディア MINIDISC(MDLP非対応)
形式 ポータブルMDレコーダー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力 3.5φステレオミニプラグ/丸型光デジタル、マイク
電源 リチウムイオン電池、電池ケース
リモコン
バージョンアップ
価格
その他 シャープOEM、旧ロゴ

 

価格  : 1000円
故障度 : なし


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Pioneer FILLシリーズ MDレコーダー MJ-N901

2014-10-05 00:33:15 | ジャンク オーディオ

Dsc04358

パイオニアがロゴを改定した年に発売した高機能・高音質コンポであるFILLシリーズのMD部を構成するMDレコーダー NJ-N901です。コンポの一部分といっても単品使用が可能な備置デッキであり、音質も当たり前ですがポータブル機よりも良いものとなっています。

購入価格はハードオフジャンク「MD入れてもすぐ吐き出されます」のコメント付きで540円。
MDデッキの中ではオンキョーのMD-105シリーズ、デノンのMDMシリーズ、ケンウッドのDM-Sシリーズと並んでジャンクでよく見る商品であり、数も少なくない気がします。その割には他のCDプレーヤー機やアンプ部が見つからないのは謎ですが… 恐らくピュアオーディオ界からは敬遠されているからMDデッキが売れ残ってよく見る状態なのでしょう。

実は先代に同じ値段でもう1台購入しているのですが、ピックアップ(HPM-312)が完全にお亡くなりでタクトスイッチまでお亡くなりという状態だったので構造勉強用として処分しました。「ディスク入れてもすぐ出てくる」というジャンクが多いことからこの機種はディスク検出用のスイッチが弱いみたいです。

デザインは単品デッキらしく仕上がっています。モニターが小さい気がしますが、ポータブル機でもないので気にならないのでしょう。前面にアナログ入力端子があり、その上に入力コントロールがあるという珍しいデザインをしています。この端子はヘッドホン端子ではないので注意です。
スキップや設定に使用するダイヤルですがかなり取れやすく、ジャンクで販売されている物が盗まれていたりしたので購入時は注意です。裏面の光デジタル端子のキャップの盗難はさすがに無さそうですが…

Pioneer  MINIDISC RECORDER MJ-N901

このMDデッキは一見ただのコンポの一員なのですが、実際は独自の高音質録音技術である「ARTISTシステム」が搭載されており、はっきり分かるほどの高音質で録音できるのです。このARTISTシステムは元々パイオニアの単品MDデッキであるMJ-D7に搭載されていたものでり、それがこのデッキにも搭載されました。

MDフォーマットを超えた高音質を実現するARTISTシステム搭載

         当社独自のARTIST(Advanced RealTime Signal Tuning)システムは、 MDレコーダーの従来の録音技術に(音声圧縮方式)を根本から見直したものです。音楽信号にあわせたリアルタイムの可変制御を加えることで、これまで切り 捨てられていた微細レベルの信号をも逃さず、より原音に近く、高音質な録音を可能にしました。今年6月に当社が発売した据置型MDレコーダー 「MJ-D7」に搭載し、大変高い評価を頂いている技術です。

パイオニア株式会社  98年8月27日 報道資料より引用

 

ATRAC ICは普通のシャープ製ですが、このARTIST技術により高音質で録音できるのです。このデッキで高音質録音されたMDは他のポータブル機などで再生しても互換性があり、そのままの音質で再生されるのがさらに嬉しいところです。同じような独自の高音質技術を搭載したデッキとしてONKYO MD-105TXという機種もありますが、これは貴重なHi-MD対応デッキで年代も新しいのでまずジャンクでは見ません。ということでジャンクで手にしやすく、他機での再生でも効果のある高音質録音が可能な唯一のMDデッキではないのでしょうか。(NJ-M902ではさらに進化しているみたいです)

動作確認してみると実際にMDを入れてもすぐに吐き出されるどころか途中で挿入を拒否され
、その後しばらくエジェクトし続けモニターにMECHA Errと表示されます。この状態で無理やり押し込んで読み取り動作に移ったら普通に再生されたのでピックアップは無事の模様。録音ボタンを押した途端、録音ヘッドがバタバタと上下に動いてめちゃくちゃエラーが発生しているという表示なメッチャ エラー…ではなくて機械的なエラーを表すMECHA Err(メカ エラー)と表示されたので録音はこの状態ではできませんでした。
 
メチャ エラーは有名なネタでコピペまで存在するみたいです。自分も最初はメチャ エラーと呼んでいた…

 

Dsc04362

操作盤は一般的な物です。年代が98年と古いのでMDLPは非対応で長時間録音にはモノラル録音を使います。
MDは入れると自動的に吸い込まれていきますが、ディスク検出スイッチがおかしくなると存在しないディスクを吐きだそうとし続けます。

 

Dsc04363

Pioneer MINIDISC RECORDER  MODEL MJ-N901
MADE IN JAPAN  NIIKAWA.DK

裏面も一般的なMDレコーダーと同じですが、デッキの一部分という扱いのためかピンジャックは金メッキではありません。電源ケーブルは別付けのメガネケーブルを使用します。
パイオニアロゴが新ロゴなのでかなり最近の製品に思えてくるのですが、実際はパイオニアロゴが変わった年の98年発売なのです。右横には放熱用の穴が見えます。
コンポのデッキなので専用にシステム用端子があります。コンポとして使用する際は光デジタル 入力1に接続しなければならない模様。同軸デジタル端子はありません。

 

Dsc04367

操作盤側はちゃんとした足ですが、背面側の足はゴムになっています。ネジも少なめです。

 

Pa024038_sumu  

MDユニットとなります。画像の通りディスク検出用のスイッチは2つあり、このスイッチが劣化していることによってディスクの存在が分からなくなってディスクをエジェクトし続けていたのでした。このスイッチに接点洗浄剤を吹き付け、何度かオンオフさせてやることにより改善され、ディスクの有無が分からないことにより誤動作していた録音ヘッドも正しく動作するようになったことで録音も可能になりました。ピックアップは元気で調整の必要はありませんでした。

ピックアップはHPM-312、ATRAC ICはSHARP LR376481、ARTISTシステムのチップはPD5450Bでしょうか。シャープMDユニットをベースにしたオリジナルに見えますね。シャープチップに9837という文字があることから98年製でしょう。
ピックアップのHOM-312はMDデッキ以外にもシャープ製のCD/MDラジカセやシャープMDユニットが使われていたラジカセ系に使われていたらしいです。故障しても何とか交換ができるかもです。

 

それでこのデッキで録音されたMDですが、確かに並の録音機(ポータブル)に比べるとどの機器で再生しても音質が良いように感じますが、プロでもそっち方面に詳しいわけでもないのでどのように音質が良いかは書けません… これはただ自分のスキル不足です。
感覚的にはATRAC Type-Rで録音されたMDと比べると同じレベルかそれ以上に感じます。

検出スイッチの故障は清掃のみで直ったので完動品となりました。初めてのMDデッキなので使い倒してみようと思います。再生の面でもレガート・リンク・コンバージョン搭載で高音質らしいのですが、鳴らす環境が無いのが惜しいところです。

 

Pioneer FILL MJ-N901  
メーカー Pioneer
パイオニア株式会社
原産国 MADE IN JAPAN  NIIKAWA.DK
発売 1998/10下旬
メディア MiniDisc
形式 MDレコーダー(コンポデッキ)
出力 ピンジャック×1、光デジタル(角形)×1
入力 ピンジャック×1、光デジタル(角形)×2、ミニプラグ×1、システム
電源 AC 100V(メガネケーブル)
リモコン あり
バージョンアップ  
価格 42,000
その他 FILLシリーズ、ARTISTシステム、コンポデッキ


 

価格 : 540円
故障 : なし

 

 

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Pioneer ポータブルMDレコーダー PMD-R55

2014-10-04 18:08:46 | ジャンク オーディオ

Dsc04041

パイオニアのロゴが新しくなり、デザインも一新されて新発売されたパイオニア ポータブルMDレコーダーレコーダーです。

購入価格はドフの青カゴより540円。
ハードオフの青カゴジャンクとしては比較的珍しい分野のポータブルMDレコーダーなのですが、人気はかなりあるみたいでポータブルMDレコーダーは次行ってみると大抵売れています。ジャンクではコンポの一部以外のMDデッキがほぼ出ないというのも関係しているのでしょう。

パイオニアは単体MDデッキの場合は自社オリジナルの高音質録音技術である「ARTISTシステム」を搭載したりとかなり気合の入ったものでしたが、ポータブルMDの方はほぼシャープからのそのままOEMという感じです。しかし、デザインの方はパイオニアらしいDJ系な雰囲気のあるオリジナルデザインとなっています。

本機はポータブルMDなので再生時の操作はリモコンでの操作が想定されていますが、本体側でもマルチジョグによりリモコン無しでの操作も快適なように設計されています。普段での再生時ではそんなに恩恵は感じないかもしれませんが、タイトル編集など文字入力などの際には大きな力を発揮します。

portable MD recorder PMD-R55

同じくシャープのポータブルMDには世代があるらしく、1998年頃からOEMのメーカーの機種でもオリジナルなデザインが目立つようになります。何かあったのでしょうか。

 

Dsc04043

Pioneer
ポータブルMDレコーダー PMD-R55-S

パイオニア株式会社  MADE IN JAPAN 

前世代と思われるPDM-R3は裏面に少し段差がありましたが、新世代と思われるPMD-R55はフラットになっています。これも技術が進歩して小型化したからなのでしょう。HOLDスイッチはそのまま底面に配置されていますが場所は変更されていますね。
 
 
Dsc04044
 
スロットインタイプなのでエジェクトボタンがあり、レバー式になっているのでディスクを出しやすいです。横にある2つの端子は黒い方がOPT/LINE IN、赤い方がマイク端子とそれぞれレコーダー独自のものでプレーヤーには無いものです。
 
ストラップ取り付け口はネジを外してしまえば取れそうに見えますが、実際は取れなかったような。
 
 
Dsc04045
 
こちらは乾電池ケースを取り付ける側です。乾電池ケースは乾電池を2本使用する巨大な物なので取り付けても干渉することがないように何も端子やボタン等は配置されていません。
 
 
Dsc04046
 
ヘッドホン/リモコン端子と外部電源の端子、電池スロットは同じ側に配置されました。前世代のポータブルMDレコーダーではヘッドホン/リモコン端子は入力端子と同じ側に配置されていたのが変更になっています。
 
それにしてもボディ全面が金属製というのはポータブル機とは思えない高級感があります。
 
 
Dsc04049
 
電池も前世代のREM1006から変更になり、新ロゴとなって容量も増えたREM1009が採用されています。取扱説明書が無いので詳しい事は不明ですが、前機種のPMD-R3の電池の代替指定されていたのがシャープの電池という事を考えるとこの電池の代替電池もシャープの電池という事になるのではないのでしょうか。
デザインは新ロゴとなった以外にあまり変更点はありません。
マイナス側の端子が2つあるという構造ももちろん健在となっています。
  
 
ポータブルMDレコーダーとしての使い勝手はマルチジョグのおかげで向上しており、操作性もより直観的になったかと思います。音質は前機種との違いはいまいち分かりませんが、後のデジタルアンプ搭載のプレーヤーと比べるとこちらが電圧が高いためか音が厚い?ように感じます。録音はポータブル機なので期待できませんが、安く見つければ購入するだけの価値はあると思います。
 
 

Pioneer PMD-R55
メーカー Pioneer
パイオニア株式会社
発売 1998/10中旬
メディア MiniDisc
形式 ポータブルMDレコーダー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力 LINE IN、丸型光デジタル、マイク
電源 REM1009、乾電池ケース、DC 5V
リモコン あり
バージョンアップ
価格 48,000
その他 マルチジョグ、金属製ボディ、スロットイン、24Bit ATRAC

 

価格 : 540円(電池付属)
故障 : なし

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SONY BASIC Recordable MiniDisc 60

2014-10-04 16:19:07 | ジャンク オーディオ

Dsc04406

MD初期に発売され、随分長い間はんばいされていたソニーのMDメディアであるBASICシリーズの60分録音モデルです。デザインはいかにも初期型という感じで、中に入っているディスクは全く見えないものとなっています。

ご存じMDはソニーから始まったものであり、その為「MDはソニー」みたいな宣伝をしていたような記憶があります。

SONY 
BASIC Recordable MiniDisc
High Quality Digital Sound Quick Random Access

初期型だけあってデジタルサウンドであることを記載したり、高速アクセスであることがMDのディスクのシェルにまで書いてあります。60分メディアということは他の80分のディスクなどと比べて音質も良いことでしょう。

 

Dsc04407

裏面はごく普通のMDのシェルです。左上にはロット番号らしき文字が見えます。
これも初期型でBASICなモデルだから仕方がないのか耐震機構らしきものが見えません。高級ディスクが登場し始めたのがMDが登場して少し後だったのでノーマルクラスのディスクに高音質技術が搭載されるのは少し待たなければならかったのでしょう。

MADE IN JAPANの文字があることから日本製です。

 

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AXIA MD J'Z 3pacMIX MDディスク MD JZC MIXA 80*3P

2014-10-04 15:08:44 | ジャンク オーディオ

富士フイルムが記録メディアをかつてのように販売しなくなり、AXIAブランドが消えて久しいですがアクシアのMDディスクです。
MDが終わり始めた位にAXIAも終わってしまった。

P1080394


パッケージは青色と透明が基調になっているなんともシンプルなもの。

おなじみAXIAロゴは左上にあります。当時カセットテープやMDディスク、CD-RなどでJ’Zシリーズを展開していたらしく、このディスクはJ’Zシリーズとなっている。
80分録音 MD J'Z RECORDABLE MINI DISC 80
「YOU CAN GET HIGH QUALITY SOUNDS」という英文が一周している。意訳すると「あなたは高品質の音を手に入れることができる」
3色の●がある、3pack MIXとあることから3色ミックスパックとなっています。
なぜかリサイクルストアのジャンク籠(某青カゴではない)でジャンク扱いデジタル家電分類150円でした。

P1080396


「みんなに見せたい、パキいろジェイズ」
MDのカラーはアオ ジェイズ、アカ ジェイズ、キ ジェイズの三色となっている。

●振動吸収技術でイイ音[Gディスク・Σシェル]
●たくさん書ける、折り返しインデックス

そういえば現在でも販売されているディスクはスタンダードクラスかそれ以下のものしかないので音質面での謳い文句が無いのですよね。「デジタルなピュアサウンド」的な根拠がよく分からないような文は書いてあることもありますが…

現在では自分のディスクを他人に見せたり、貸したりすることはほとんどありませんよね…
携帯やデジタルオーディオプレーヤーを相手に見せてもどうしようもないので。

現在は閉鎖されてしまっているAXIAホームページやAXIAの音楽サイトへのリンクが黄色枠で目立つように記載されている。
この3個パッケージとしての型番はMD JZC MIXA 80×3P
原産国は日本  事業者名:富士フイルム アクシア株式会社
この富士フイルム アクシア株式会社は一時的にFUJIFILMブランド乾電池系商品の販売元になっていた時期があります。

P1080401


カメラにの影か何かで黒くなっている…(→周辺光量落ち)

こんな感じで3色のMDディスクがパックされていました。それぞれインデックスカードとプラスチックケースをまとめてシュリンクパックされています。
インデックスカードは謳い文句通りたくさん書けるようになっていました。

P1080402


代表してMDディスク「アオ ジェイズ」を開封
ステッカーなど普通のディスクに付属されているものがそろっているのはもちろん、特徴はタイトルを書き込む広いステッカーが2枚付属している事でしょうか。
折り返しインデックスとはこのことだと思われます。

P1080403


折角なので手持ちにあったカセットテープのジェイズシリーズと2ショット
MDディスクはアオ ジェイズですがパッケージと青色バージョン的なデザインだとわかります。カセットテープはフリーマーケットでのもらい物です。

このMDディスクのシャッターを開けてディスクを見たところ、特徴などからゼウス製造と思われます。
パッケージを見てデザイン主体で音質は別モデルだと思っていたのですが裏面にGディスク、Σシェルとあったので意外でした。
 
 
Dsc04429
 
デザインはどちらかというと若者向けな感じです。
 
AXIA 80 MD J'z  RECORDABLE MINI DISC
YOU CAN GET HIGH QUALITY SOUNDS. という英文が一周していますが、これは「あなたは高品質な音を手に入れることができる」という意味です。
 
現在ではすっかり見られなくなってしまったシェルに完全に色が付いていてディスクが見えないというデザインです。シャッターに何も印刷されていないというのも新鮮ではないのでしょうか。
 
 
Dsc04430
 
振動防止のΣシェルというだけあって裏面は沢山ギザギザがあります。これらのギザギザによって録音時の振動を吸収することができるのでしょう。
こちらも完全にディスクは見えません。
 
この頃ではどこにでもあった何ともないMDメディアだったと思いますが、ソニーのプリズムゴールドが生産終了となった現在では耐震性を備えたディスクは基調になってしまったのです。カセットテープほど故障はなく、耐久寿命も長いので中古製品に手を出しやすいメディアではあるのですが。 
 
 

AXIA MD J'z 80
メーカー(事業者) AXIA
富士フイルム アクシア株式会社 
発売 2003/03/01?
メディア MiniDisc
原産国 日本
ID
製造元 ゼウス?
ハードコート
スピード
容量 80分
繰り返し記録
その他 Gディスク、Σシェル
 

価格 : 150円(3個)
故障 : なし

(2014/01/15 公開)
(2014/10/04 追記・サムネイル画像拡大)

 

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Aurex UV11 2WAY SPEAKER SYSTEM MODEL SS-UV11W

2014-09-29 00:07:57 | ジャンク オーディオ

Dsc04034

かつての東京芝浦電気(東芝)のピュア・オーディオブランドであるAurexが冠された単品スピーカーとなります。しかし、調べたところデッキの一部のスピーカーの模様(大きさ的に分かると思いますが) 

購入価格はジャンクで1080円
ピュアオーディオブランドが付いているスピーカーには高値を付けるドフにしてはかなり安い価格です。Technics(遂に復活)、Lo-D、DIATONEといったブランドは5000円などが普通に付いているのにAurexはこんな値段とどうも東芝の扱いは軽いみたいです。

Aurex UV11
2WAY SPEAKER SYSTEM MODEL SS-UV11W

2ウェイと名乗っている通りスピーカーは2つです。このスピーカーが使われていたというコンポそのものがはっきりしないのでスピーカーの素性が全く分かりませんが、ヤフオク!に出品されているカタログより昭和60年(1985年)発売というのは何となく分かりました。この時代のコンポは他のジャンクコーナーにぞろぞろ並んでいるミニコンポの付属スピーカーようなコストダウンを知らず、とにかくデカくてキャビネットがプラスチックではなくちゃんと木で、ダクトがパチモノではなく本物とミニコンポ本体に繋いでも十分にいい音が楽しめるのです。

デザインはバブル期のコンポらしくすべてカクカクしているというデザインです。上記の通りキャビネットがプラスチックではなく木なので結構重量があり、片手で持つのは少し厳しい感じでしょうか。

 

Dsc04035

ダクト部、文字も見えます。

2WAY SPEAKER SYSTEM MODEL SS-UV11W
分解しているわけではないのでちゃんと確認してないのですが、ちゃんと本体に穴が通じていることからダクトは本物と思われます。
ミニコンポ付属のスピーカーは高級機などを除いた廉価機・エントリークラスのスピーカーとなるとダクトがあると見せかけてただの窪みというのが結構あるので立派な事です。
ハードオフのジャンクスピーカーコーナーは主にミニコンポスピーカーが大部分を占めている事が多いのですが、このスピーカーはなんだか雰囲気が違ったのでお買い上げ。本当はDIATONEの同じような物を狙っていたのですが上記の通り価格が高かったのでこちらとなりました。

 

Dsc04037

コンポのスピーカーだからでしょうか。仕様書きがシールで貼ってあるのですが、どうもあっさりした表記です。

社名が東京芝浦電気ではなく株式会社東芝となっているので84年以降の製品という事は確実です。上記のカタログから85年発売と予想されるので社名変更から1年後の商品ということですね。基本的にAurexシリーズはTOSHIBAロゴが併記されていないので正体不明の商品の年代が分かりにくいです。TOSHIBAロゴは年代によって結構変化しているので同じく付いている場合は年代が予想できるのですが。

スピーカーケーブルは本体から伸びており、交換不可ですが線が結構細いので音質を気にする方は交換したくなるかもしれません。

 

Dsc04038
 

Aurex スピーカーシステム  SS-UV11W
 最大入力    40W
 インピーダンス 6Ω

株式会社 東芝     日本製
 
コンポのスピーカーのはずなのに名称はスピーカーシステムなのですよね。
 

Aurex SS-UV11W
メーカー Aurex
株式会社 東芝   日本製
発売 1985年?
メディア
形式 スピーカー
出力 40W
入力 インピーダンス 8Ω
電源 スピーカーケーブル
リモコン
バージョンアップ
価格
その他 Aurexブランド、コンポスピーカー

ちなみに1個1080円ではなく2個ペアでの価格です。
以前のシャープSD-CX8を繋いでみましたが、少なくとも今まで使っていた安物ミニコンポスピーカーよりは良かったです。
シャープSD-CX8のインピーダンスは4Ωでこのスピーカーは8Ωですが音量は全く問題ありませんでした。インピーダンスはスピーカー側が高くなっているので壊れることもないと思います。

価格  :1080円(ペア)
故障度 :なし


 

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Panasonic ポータブルMDレコーダー SJ-MR100

2014-09-28 23:08:09 | ジャンク オーディオ

Dsc04227

ポータブルMD市場では大きなメーカーだったPanasonic(松下電器産業)のポータブルMDレコーダーです。オンキョーやパイオニアとは異なり、パナソニックのMDは備え置きデッキがほぼなく、ポータブルばかりというパターンです。

購入価格は840円
ハードオフの新装開店オープン時に購入してきたもので、ACアダプター、リモコン、ガム電池とキャリングケースが付属していました。電池が使えたのでそれだけでも800円の価値はあったかと。

ポータブルMDレコーダーなので液晶モニターが付いています。録音ボタンが珍しいスライドタイプで、横にスライドすることによって録音待機状態になります。やはりポータブルMDレコーダーはリモコンが無くてもすべての機能を操作できるのが良いです。スキップや決定は右下にあるダイヤルで操作するので直観的な操作が可能かと。特にMDレコーダーはEDIT情報を書き込んだりするのでこのようなダイヤルはありがたいです。

自慢げにDIGITAL RECORDINGの文字がありますが、MDならばデジタルレコーディングはどれでもできるかと。液晶モニターの枠内にMDロゴが見えます。

 

Dsc04229

これも古い機種なので例に漏れずちゃんと裏面まで金属製です。

Panasonic
SJ-ME100  PORTABLE MD RECORDER

Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. MADE IN JAPAN 

古い機種なので日本製です。ご丁寧に単3形アルカリ電池の型番やガム電池の型番まで記載されています。

 

Dsc04230

入力端子とヘッドホン端子はこちらです。
左の赤い端子がマイク端子、白い方がOPT/LINE IN端子です。上面にあったDIGITAL RECORDINGの文字の通りちゃんと光デジタルが接続できます。

リモコンの端子はビクターと同じステレオミニプラグに円形のリモコン端子が付いているタイプですが、信号方式が異なるので他社のリモコンは使えません。

 

Dsc04235

電池は裏面に記載されていた通りパナソニックのガム電池であるRP-BP140Hが付属しているはずですが、購入時に付いてきたのはガム電池でも最終世代の容量であるHHF-AZ01でした。前ユーザーが交換してそのまま売ってしまったのでしょうか。世代が新しいのでこの電池も使えるのでしょう。

 

Dsc04236

こちらはOPENボタンとHOLDボタンが並んでいます。画像の通り、OPENボタンとHOLDボタンは形状が非常に似ているので紛らわしいです。HOLDしようとしたら蓋が…

 

Dsc04238

品番:RFEV023P-SM
 

リモコンは液晶モニター付きで、操作をするとELのバックライトが光ります。本体側の液晶モニターにはバックライトが付いていないので、暗いところで情報確認するにはこちらが見やすいです。
ボタンはMAIN、SUB、HOLDとモードが存在し、モードによって機能が変わります。これもコストダウンへの工夫の一種でしょう。

 

Dsc04239

内部はごく普通なポータブルMDレコーダーです。

 

音質ですが、やはり16Bitなので最近の20Bit越えの機種に比べると見劣りがします。商品紹介のページを見てみると、とにかく薄さ、長時間再生を目指して作られたものらしく音質についてはコメントがありません。もし音質を気にするならば、後のシリーズに搭載されているD SOUNDが搭載されている機種良いかと。
何故か液晶モニター内にホコリが大量に侵入していますが気にしない。

 
 
Panasonic SJ-MR100
メーカー Panasonic
Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
発売 1999/5月
メディア MINIDISC
形式 ポータブルMDレコーダー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力 マイク、光デジタル(丸型)、LINE IN
電源 RP-BP140H、乾電池ケース、DC 1.8V
リモコン RFEV023P-SM
バージョンアップ
価格 46,000
その他 グッドデザイン賞受賞、薄型
 

ちなみにこの機種はグッドデザイン賞を受賞しています。現在でも商品ページが残っており、ある程度の情報ならば分かります。

価格 : 840円(電池、リモコン、ACアダプター付属
故障 : なし

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Victor ポータブルMDレコーダー XM-R2 タッチパネル

2014-09-28 20:34:23 | ジャンク オーディオ

Dsc04289_2

日本ビクターが販売していたポータブルMDレコーダーのXM-R2です。ビクターといえばカセットヘッドホンステレオの時代からポータブルプレーヤーに消極的で、オーディオメーカーとして非常に有名なのにヘッドホンステレオやポータブルCDプレーヤーなどはほとんど見かけません。ポータブルMDも同じでプレーヤーは販売していましたが、ポータブルMDレコーダーは見かけません。

この製品は珍しいビクターのポータブルMDレコーダーで、しかもタッチパネル式というかなり変わったものとなっています。
再生や停止、スキップといったボタンはタッチパネルではなく従来通り物理キーで操作できるので操作性は悪くなっていないのではないのでしょうか。

購入価格は525円。
3年程前に購入したものですが電池で駆動させるとディスクを読み取れず、放置していたものが先日発掘されたのでACアダプターで動かしてみたところ動きました。一度ディスクを読ませれば電池駆動してもそのまま再生されるあたりが謎ですがとりあえず動きます。

 

Dsc04293_2

後のポータブルMDでは印刷になってしまうVictorロゴもこの機種ではちゃんと金属製のエンブレムです。

Victor
PORTABLE MINIDISC RECORDER XM-R2

 

Dsc04296_2

後のポータブルMDでは表側は金属製でも裏面はプラスチックというパターンがほとんどなのですが、このレコーダーはちゃんと裏側まで金属製なのです。

Victor
XM-R2
PORTABLE MINIDISC RECORDER 
VICTOR COMPANY OF JAPAN . LIMITED
MADE IN JAPAN

名義はもちろん日本ビクター株式会社となっています。裏面にはネジがありません。

 

Dsc04297_2

ディスクは当時では多かったスロットイン方式ではなく手動で入れるタイプです。他のポータブルMDと同じように本体が開いてディスクを入れるタイプです。

 

Dsc04298_2

こちらの側面には外部電源の端子のみがあります。DC 6V

 
 

Dsc04300_2

端子類はこちらに集中しています。
レコーダーなためマイク端子やOPT/LINE IN端子がありますが、珍しいのは音声入力のレベル調整がアナログなボリュームなのです。同時期のシャープポータブルMDレコーダーはボタンを押して調整するデジタル式でした。
リモコン端子はPanasonic(松下)と同じくステレオミニプラグに円形のリモコン端子が付いたタイプとなっています。

PENと書かれているのはその名の通りタッチペンでタッチに使います。携帯電話のような静電式ではなく、感圧式なので押せる物ならばなんでもタッチペンとなるのですが。

 

Dsc04304_2

 

再生中の画面
TOCにタイトル情報が書き込まれている場合はNO TITLEではなくタイトルが表示されます。タッチパネルボタンは
上列は左から登録、取消、曲編集、文字入力、削除、メニュー
下列は左から音量(-+)、カナ、英、記号、表示

他に電源が入っているときのみに表示される項目としてST/MO、リピート、BASSなどがあります。普通に再生するときはタッチパネルの恩恵は無いのですが、曲情報を編集する際は文字をタッチするだけで良いので絶大な威力を発揮します。Net MDの登場により曲編集の利便さはそちらの方が上ですが現在ではNet MDが珍しい、あったとしてもドライバが無かったりPCが対応していなかったりという事が増えてきたので単純に文字入力ならばこちらでも闘えるかと。付属のタッチペンが気に入らなければ別が使えるので。

 

Dsc04306_2

電池はこんなところに入っています。

Dsc04309_2

専用電池はガム電池ではなく単3形電池より少し太く長いニッケル水素電池が使われています。

JVC RECHARGEABLE BN--R123 1.2V 3000mAh
日本ビクター株式会社  VICTOR COMPANY OF JAPAN, LIMITED  MADE IN JAPAN

ロット記号が08099703MUTとなっているので1997年03月製造でしょうか。本体の発売が1997年02月なので一致してそうです。もしそうならば初期ロットということになります。
本体はVictorブランドなのに電池はJVCブランドというのはまた謎ですが… 海外版にそのまま使いまわすためでしょうか。

 

Dsc04216

メイン基盤となります。まだ発展途上だからなのか基盤が2枚重ねられており、下の基盤には大きくSONYの文字があったのでソニーがなんらか関係していると思われます。

ATRAC ICはSONY CXD2536CR、DACはPHILIPS TDA1309Hです。
やたら長いフレキがタッチパネルのケーブルですが、やたら長いのでちょっとした事故で切れてしまいそうです… 
 
ATRACのバージョンは3であり、近年までポータブル機では使われていたバージョンなので特別劣るということは無いと思います。バージョン以外にも様々な要因があるので一口では言えないのですが。

 
 

Dsc04312

リモコンは液晶モニターが無く、ボリュームがアナログというかなりアナログ的な物になっています。この機種は低インピーダンスなイヤホンで聴く場合、リモコン無しではちょっとした問題があります。というのは本体のヘッドホン出力がかなり大きく、例え音量1でもかなりの音量が出力されてしまうことからリモコンのボリュームなしではとても聴けないのです。コストダウンのためか再生と一時停止、停止と電源オフが一体化しています。
リモコンでは珍しく録音ボタン付きなのです。 

 

さすがにマニアック過ぎて他社にOEMされなかった…と思ったら、実際はAKAIブランドでPDM-7Rという機種が販売されていました。よりによって赤井とは…
ATRAC ICからしてATRACのバージョンは3だと思われます。圧縮っぽい音がするのはやはりバージョンが古いからでしょうか。しかし、バージョンが新しい機器で録音したディスクをこのレコーダーで再生すると、やはり最近のデジタルアンプではなくアナログっぽい厚い音がして良いです。 
電池ではTOCを読み込まないのが問題ですが、とりあえず保存です。


Victor XM-R2
メーカー Victor
VICTOR COMPANY OF JAPAN , LIMITED
発売 1997/2下旬
メディア MINIDISC
形式 ポータブルMDレコーダー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力 LINE IN、光デジタル(丸型)、マイク
電源 BN-R123、乾電池ケース、DC 6V
リモコン あり
バージョンアップ
価格 53,000
その他 タッチパネル、
 

価格 : 525円(電池、リモコン付き)
故障 : 電池ではディスク読み取らず


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