9月11日は、NYの旅客機テロのあった日である。5年前の朝、どのチャンネルもビルに突っ込む飛行機の映像が流されていた。初めは事故かと思ったが、テロであった。事件も驚きであるが、その瞬間が映像としてニュースされることにも驚かされた。
まるで映画のワンシーンのようで、ビルや飛行機に人がいる事を考えるまで一瞬タイムラグがあったように記憶する。活字ニュースとの大きな違いを感じたものである。事件そのものは、とても恐ろしく、悲しい事である。
NYテロを思い出すと、昨年イラクで英国警備会社の日本人が襲撃されて亡くなった事件を思い出す。彼はフランスの外人部隊(傭兵)出身で、私の高校の同級生である(彼は2年生の時に中退したが)。彼の生き方を肯定する気も否定する気も更々無いが、世界規模のニュースに知り合いの名前が出た事は私にとっては驚きであった。何とか無事に戻って欲しいと祈ったのだが…。
テレビ等に出てくる彼の顔は昔とさほど変わらないが、私の頭の中の彼の顔は、高校生の時のままである。(ハタチ過ぎてからは会っていない)
時間が経つにつれ彼のニュースも流れなくなったが、今日一日は彼の思い出に浸ってあげたい。合掌