老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

参議院の再開

2006-11-22 20:11:34 | Weblog
 さすがに民主党も共産党と組み沖縄県知事戦に負け恥ずかしいのか、再開に応じたのは褒めても良いとおもったが、今日の質疑を見てガッカリした。
 大部分の時間はタウンミーテングのやらせの責任の追及を当時の安部官房長官にせまったり、イジメ問題などの終始して、肝心の教育基本法案の審議は僅かであった。
 基本法があって始めて施行細則にはいるのであり、重箱の隅をつついて会期を一杯にして廃案に持っていこうとの意図と思うが、国民もそれほどバカではない。
 自民党と民主党の案を突き合わせてさらに優れた案にするのが与党と野党の使命で、野党案が50%以上盛り込まれれば始めて野党も選挙に勝てるようになるのである。
 これでは100時間以上の審議をしても前進は見られないし、後味の悪い流産か強行採決かになってしまうであろう。
 従来の米国型教育から欧州型の良いところを取り入れて日本独自の国家100年の計に相応しい基本法を完成させる事を希望する。juntaro

破綻は夕張市のみではない

2006-11-22 19:56:17 | Weblog
 北海道の夕張市の破綻は360億円に達し、20年かけての再建案が提示されたが、市職員は給料30%減で4年間に4分の一に、小中学校は11校が2校に統合され、バス代は4倍になるので大騒ぎになっている。
 この種問題は夕張市のみであろうか?この50年に880の市町村が財政再建団体の援助を受けているのであるし、地方分権が進めばさらに破綻する市町村が増えることは必定だ。
 かって12万人いた人口が十分の一近くに減っているが、炭鉱の町から観光の待ちに再出発しようとしての失敗のツケである。
 何時か米国のマサセッツ州の財政再建の経済破綻をご報告したが、市の財政を立て直すための投機失敗である。
 市町村のような小さな単位の自治体には財政再建のプロや経験者はおらないから今後もこのような事の再発は充分予想されるし、危機に瀕している自治体も沢山あるのである。
 日本国自体も国民一人当たり700万円の負債が未だ毎日増えているのであるから、国が頼りに成らないこともお判り戴けると思う。
 道州制を推進する団体もあるが、ドンブリ勘定でやるなら、国家でするのも大差ない。
 山の彼方に必ずしも幸せがあるとは限らない事を良く認識して、政治に感心を持って始めて日本は先進民主国家になれるのである。juntaro