老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

日本の富裕層の意味するもの

2006-11-02 19:50:08 | Weblog
 最近の報道によるとアジア8カ国の100万ドル以上の金融資産を持つ富裕層は日本が141万人で人口の1%近く、次に多いのは中国で32万人、続いて韓国、インドだそうである。
 また日本の富裕層はアジアの富裕層の59.3%を現在占めているが、伸び率はアジア8カ国で最低である。
 このデーターを見て皆様はどうお感じになるであろうか?私は
1.日本のサラリーマンの生涯収入は2.5億円といはれており、この富裕層は成功した中小企業経営者か自営業者が大部分と思う。
2.中国は基本的に共産主義の旗をおろしていないが、格差が一番拡大している国 で日本の比ではない。
3.日本の富裕層の伸び率が最低であるのは、他の国に比べて諸々の課税が大きい事、利殖の方法を研究しないで、低金利の日本のなかで考えている人が多い。
4.日本は護送船団方式の教育で落ち零れを防ぐため飛び級などの制度もないし、IQの高い人口の多いのはベトナム、インド、中国で日本はオールBクラスで、A,Cクラスは少ない。
 今後アジアで指導的立場を日本が希望するなら、格差社会の是正より、適者を伸ばす教育方針に教育改革をすべきで、入試のために必須科目を誤魔化しているようなレベルではお覚束ない。
 世界ではアインシュタインの精子とのキューリー夫人の卵子を冷凍保存してIQレベルの最高の子供を得る計画があると聞いているが、社会は石垣のように大きな石だけでは構成できないのである。発明家、事業家、労働者、その他がいてこそ社会は成立するのである。
 格差の解消よりも国全体のレベルを上げ、国民全員が憲法で保障された生活をし、格差がトリガーになって個人個人が努力すれば報われる国家にすべきでしょう。juntaro