老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

北九州水害と原発事故に学ぶ

2012-07-17 21:04:00 | Weblog
今回のかってないない大雨による水害発生地域は阿蘇外輪山で従来地元自治体が過去の水害から弱いと思われる場所は防水堤によって守られていたが、比較的安全と思われた場所で大きな水害を引き起こしている。
 原発の場合も過去の津波の大きさからこれ位の防潮堤で良かろうと政府が判断して、認可条件にしたのに、想定外の津波に呑みこまれたのである。
 つまり過去の経験から安全率を掛けた程度では追いつかない事例が発生したのである。
歴史を紐解いて過去の実績をいくら調べても、地球の温暖化その他の条件が変わりつつある現在、追いかけっこしても意味がないことを示唆している。
 ついでに地方分権が叫ばれているが、地方自治体規模の予算では小出しで間に合わないことも明らかになったと思う。
ここで言いたいのは防潮堤の高さの設定のようなハードだけでは事故は防ぎきれないのである。
 阿蘇地区でも東京でも危険度リスクのマップが出来ているが、現在該当地区に住んでいる方々の混乱を恐れて大々的に自治体は報道していないのはざんねんであるが、事故は必ず何時かは起きるという前提でソフト面だバックアップを考えないと事故の最小化は望めない。
 避難通路の確保やライフラインの整備、食料の備蓄などの充実の方が1000年持つ防波堤を作るよりはるかに効果的なのである。
JUNTARO

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