老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

原発運転停止判決の愚

2006-03-26 17:31:15 | Weblog
北陸の新規原発の運転中止命令の判決がであた。最近地裁の判決は無知をさらけた件が多い。原発の場合地震がある程度以上の大きさの場合、自動停止するようになっている。また基準以上のマグニチュードでも炉心はさらに安全に設計されているのは、当然で放射能のシンドロームなど日本の原発では考えられない。
そもそもマグニチュードは震度と同様科学的危険度を示す厳密な意味での物指しではない。地震の怖さは振幅のマグニチュードも関係あるが、それと同時に振動の周波数との共振の方が被害が大きいのである。
原発以外の新鋭火力発電所で地震により高圧蒸気パイプの破損による蒸気の噴出は極めてきけんであり、水力発電所でもダムの決壊は下流の住民を呑み込み、ペンストックの破壊でも水力発電所は水没してしまうのである。
その他鉄道や高速道路の危険性は御承知であろう。
想定外の大地震でも炉心は安全に残るが、その他のライフラインの停止の方が遥かに危険である。原発でもシベリアや中国のが事故を起した場合の偏西風の影響の方が遥かに確立も高く危険である。
地裁も全体のシステムを良く勉強して裁定しないと笑い種になるのみであろう。
juntaro

人類を救う緑と科学技術

2006-03-22 20:45:33 | Weblog
3月22日の朝日新聞朝刊に国民参加の森林づくりのシンピジュウムが掲載されているが、議論や提案の内容が国内に限られている。地球上の空気は人類の共用物であり、狭い日本で森林を増やすのも大切だが、ユーカリのように生育が早く、CO2の吸収量の多い木を植えた方が効果的で、しかも土地の豊かなブラジルやオーストラリアでプロジェクトが進められているが、サポートする日本の寄与が少なく問題になっているのに、誰もこの件に関して触れていない。
西沢 潤一氏の言う最も期待できるのは世界の水力資源であるのは、彼の持論であるが、これ程間違った考えは無い。南アフリカの水力発電をシベリア経由で直流送電でもってくれば良いと云うが、エジプトのナイル河でアスワンダムを建設したため、下流の地味豊かなデルタ地区に養分が来なくなり不毛の地になった事を御存知なのか。日本では既に河川の90%以上は水力発電に使用されている。直流送電なら電力はいくら遠くにまで送ることは技術的に可能でも、シベリアはロシアの領地であり、ライフラインを何時切られるか判らないようなことはカントリーリスクそのものである。いくら専門分野で功績を挙げたと云っても、不勉強な聞きかじりで発言するのは如何なものであろうか。
化石燃料の燃焼には多々問題があるが、当面は原子力でベースを尖塔負荷は水力でまかなうのはベストな案ではないか。緑と科学技術は大切な開発テーマであるが、もっとグローバルに専門は専門家にまかせた方が良いと愚考する。
juntaro

ホワイトデーとバレンタインデー

2006-03-14 23:00:36 | Weblog
今日は日本ではホワイトデーだそうである。そもそも外国ではバレンタインデーは男性が女性に贈り物をする日で日本とは逆である。ホワイトデーは存在しない。
ホワイトデーなどは日本のチョコレイト業界が作り出したものである。
バレンタイデーに日本ではチョコレイトの年間売上高の数十%を占めるそうであるが、この日は業界が作り出した日にほかならない。
米国ではバレンタイデーはチョコレイトよりも他の商品が多く贈られ、バレンタインデーが終わるとバーゲンセールが始まるのである。
このような差異がどうして出来たかは知らないが毎日愛していると言はないと離婚されるお国柄からであろう。然し米国の男性も見かけはフェミニストでも本来は男性のみで猥談などをするのが好きで、そのため男性のみのゴルフプレイ日があるので、男女の関係は洋の東西を問はず同じである。
juntaro

日米野球の誤審

2006-03-14 09:49:49 | Weblog
ウンフエアな判定が起きた。そもそも出場国の審判員が出る事事態が可笑しいのであるが、これが米国の本質を端的に表している。
ビュジネスでも米国における官庁の入札は米国入札者に筒抜けである例を経験した事がある。トンでもない高い効率をだして、入札をひっくり返し、決定後あれは間違いだと一辺の書類で訂正して受注を取られたことがある。このお陰で失注した、日本の会社には一切連絡すらないのである。米国はフエアー精神をモットーにしながらもっともやり方の汚い国なのである。
王監督は引き上げるべきであった。このような事が米国はいくらお金や血をながしても相手国から尊敬されないのである。日本も心せねばならない。
jutaro

日曜討論を見て

2006-03-12 21:18:15 | Weblog
今日3月12日のフジテレビ、NHK,朝日テレビの放映を見られた方は一連のホリエモン事件、金融緩和の解除、所得や地域の格差や教育問題について記載してきたブログが何れも的を得ている事を納得されたと思う。
ホリエモンのような事件に特捜部が出て告訴するには大袈裟すぎるし、利益を積み上げしろと言はない社長は先ずいないであろう。合法か不合法かは法律の解釈にもよるし、監査法人の責任も大きい。金融緩和の解除とゼロ金利の当面継続ほど玉虫色の日銀の決定はない。格差問題は格差があることが公平で格差が無い方が、不公平なのである。教育の問題は戦後米国が日本の再興を懼れて大学を乱立、すべてを
職業大学にしてしまい、英国やフランスのような少数でもエリートを育成しなかった占領政策によるところが多い。日本人の魂の問題は大切な話だが魂を捨てずに国際人の育成も可能であり、この点はやや勉強不足であるとおもう。虚業と実業の問題もやや認識の遅れが目立つ。銀行や金融業はお金が商品であり、日本はこれから物作りから、金融やソフトに力点を置いていくのに認識不足であるが、政治も財界も、ベンチアー企業も熟年者の活用をしないので、現在のような未熟な問題が発生しているのである。juntaro