老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

初夢『50年後の日本と世界』

2006-12-31 19:58:28 | Weblog
①日本の人口は今の半分位となり、国民一人当たりのGDPは現在の3倍相当になり、 ホームレスやWorking Poorは皆無となり、世界から尊敬される美しい日本が実現 している。
②核保有の問題は死語となり、現在の先進国と、発展途上国の中国、インド、ブラ ジル等の諸国との経済関係の互恵的相互依存度がタイトになり、核の有無より此 方の方が強く核の保有は脅威にならず、平和的利用が促進されている。
③環境問題と地球上の人口増と生活レベルの向上の相反する条件を満たすにはクリ ーン エネルギーとして水素の活用が普及するが、水素をクリーンに製造するに は原子力の活用以外は考えられない。
 自動車、飛行機等はすべて水素燃料になるであろうが、小型原子力はまだ無理。
④日本は人口減、高層化などにより住宅環境は一人当たり現在の3倍となり、2~ 3世代住宅の普及により、親子間のイジメや殺人事件は無くなり大家族的雰囲気
 でコミュニテーも復活する。
⑤世界に尊敬されるには、少なくとも全員がバイリンガルになり、しかも日本の歴史や世界における日本の過去の位置づけを充分に教える必要がある。
⑥製造業の実務は世界の現発展途上国に移るが日本はマスター工場として、合理  化、省エネルギー、省力等のセンターになり、ソフト料の額が輸出額の大半を占 め、現在の国債発行の1、000兆円を解消している。
⑦日本のホワイトカラーの生産性を向上し、人口減を補ってなほ且余りあるように すれば、White Color Exemptionの問題は解消する。
⑧日本の政府、国会は小さな所帯で、実務的機能は地方に分散化するが、夕張市の ような問題の再発防止のためには、道州制の導入とチェック監査機能の整備が不 可欠である。
夢の実現には長い年月と一貫した継続的努力が必要となるが、現在の大部分のマスコミや野党のような、反対のための反対や批判ばかりで建設的な対案なしでなく、前向きの野党とマスコミの姿勢を要望する。
 現在70歳後半ではこの夢の実現は見届けないが、一歩でも新しい年から踏み出せば安心して、別の世界に逝けるし、ボケる前なら幾らでも活用される事を希望する。juntaro

2007年への期待

2006-12-30 09:04:02 | Weblog
 2006年も残すところあと2日になった。色々の問題が次々に発生して、関係者はそれなりの努力をされたと思うが、実感として前進して明るい将来の展望が拓けてきたと感ずる事が出来ないのはざんねんである。
 この原因は多くの対策が場当たりてきであり、傷口に絆創膏を貼ってごまかして行くようなもので、基本的治療方針が見えないから、進行方向がゴルフで言えばOBの方向かも知れないと云う不安感、改革すれども山の彼方に必ずしも幸せがあると限らない焦燥感があるからではないか?
 矢張り国のヴィジオンを明確にして、その方向に向かい一致団結とは言わないが決まった事には従う、決まる前には大いに論議を尽くす民主主義の原点に立ち返る必要があると思う。
 政治は来年夏の参議院選挙に的を絞って、今日的な受けを野党も狙うようでは困ったものである。
 例えば少子高齢化問題でも出生率が0.02%見込みと狂ったから年金は将来もらえなくなるなどと煽るからいけないので、出生率がその程度変動しても年金基金
は上手く運用して充分資金を予定以上に増やしているのであり、また海外からの労働者の入国の方が人口減を上回っているのである。
 問題は矮小な国土で80%が山岳地帯のこの日本の適正人口は幾らかの論議がなしに、出生率を補助金などを出して上げて(?)人口が増えてもいずれはまたこの方達も老齢化して同じ問題を引き起こすので、問題の先送りに過ぎないのである。
 適正人口を周知を集めて検討し、その上で日本が美しい国として、世界から尊敬されて行くには、どのようなセグメントの事業を伸ばして行くべきか、そのための教育はどうあるべきか、エネルギー多消費型でない事業は何か?国家のセキュリテ-上必要な最低限の事業はどこか等々検討して指針を国民に明示するのが、官邸主導型の審議会ですべきで、スキャンダルなどで前進しないようでは、国民は初夢も見れないのではないか。juntaro

White Color Exemptionの是非

2006-12-27 20:57:23 | Weblog
 今政府は事務職の就業時間をフリーにして、直接労働者の残業料に相当するものを無くそうとしているが、労働組合や事務職の方々がこれでは過労死すると反対している。
 欧米でも所謂ホワイトカラー族には残業代は付かないのが原則である。日本でも主任ないし課長以上には役手当てが付いて,略残業25時間程度の金額が支払われている。
 ホワイトカラーの仕事の大部分は所謂ジョブ契約であり、決められた日限以内に出来なければ要領が悪いか能力がないかである。逆に能力のある人は充分規定の服務時間内に完成させ、余力で自分の能力を磨くようにしなければならない。
 労働組合の範囲で時間の切り売りで企業に貢献し、毎日定時に帰宅して、奥さんがタイムレコーダーの横に列をなしている光景を見たことがあるが、それはそれで
家庭生活が主で仕事はパンの為で夫婦間で結婚前に決めてどちらかを選ぶのが普通である。
ホワイトカラーを選んだ方々は朝暗いうちから出勤して、夜遅くまで仕事して能力を認められたり、自分の能力を仕事を通じて向上させて、高い地位に上がるか、ジョブホッピングして、高給の呉れる企業に移るか、自分で事業を始めるかが普通である。
 その上で50歳代前後でリタイアーして第二の人生を夫婦で楽しむのが一般的である。
 日本のようにすぐ過労死に結びつけるのは如何なものであろうか。健康管理はその過程で充分自分で管理すべきで、過労死などしてはならない。
 これからの日本は機会均等でチャンスは公平に与えられるが、民主党の言うような格差社会を無くす事事態が不公平な事である。
 失敗しても再起が出来、能力に応じた生活が出来るのが格差の無い社会と思うべきでしょう。
 今までのような護送船団方式の年々序列の生温湯的な生活では、世界に伍して企業も生きていけないし、自分は自分で守る世になった事を自覚して欲しいし、過労死などと短絡して甘えないで欲しい。juntaro

美しい国日本

2006-12-26 08:39:21 | Weblog
 安部総理の提言に日本を美しい国にしようとあります。これに対してマスコミや国民の一部は良く判らないと批判しています。私は判らなければどのような国が理想の美しい国か各人が考え提案し、論議して、その方向に少しでも前進する方が、自分のこととして受け止めた意義あることだと思います。
 聖徳太子が定めた十七条の憲法も中国の唐から輸入した儒教の仁と義が元で和をもって尊しとなす礼に変えています。周知を集めたり、他の国の考え方でも良ければ謙虚に受け入れた方が良い事は明らかです。
 是非年の初めに皆さんも考えて戴きたいと思います。私は
①国民が将来に夢を持ち、過去のツケには多少我慢しても安心して子育ちが出来、老人も美しく老いられる国、国際的にも多くの人が日本に住みたくなるような国にすれば万々歳だと思います。総ての問題が解決されるからです。
②日本は欧米の先進国にくらべ、社会資本の充実が未完成のまま成熟国家になっています。これは明治維新後日が浅い事、地震、台風などの地政学的条件により、耐久性が無い事も一因ですが。
③核家族化により,都会は砂漠化して近所付き合いも浅くなり、相互扶助の精神や
生に対する感覚がゲーム化して犯罪の温床やイジメの原因になっています。
大家族、三世帯家族になれば、自然に人間の一生を身近に見る事により、犯罪やイジメは可なり減る筈ですし、養老院などに行かずとも一生を送れる目処が立てば老人が1400兆円も不安のために溜め込まなくても消費に廻るでしょう。
④環境問題や省エネルギー問題に関しては日本は先進国です。発展途上国にこれらのノウハウを移転して、外部からの公害の輸入を防ぎましょう。
ただ風力発電や水素エネルギーなども全体のシステムとして本当に省エネルギーになっているか明らかにすべきです。風力発電用の羽根は製作時にエネルギーを沢山必要とするし、水素も同様に製造時にエンエルギーを沢山必要とするからです。
⑤内部告発による不正が最近は多いが、今後もオンブズマン等による監視は必要ですが、そのような事をせずとも充分に暮せる国にする努力の方が郵政民営化より先に着手すべきであったと思います。
 あまり長くなっては不味いのでこの辺でやめますが、是非皆様が何が理想的な美しい国か,そのためには何からすべきか初夢にでも考えて戴きたいものです。juntaro

『イジメ』は日本の伝統?

2006-12-25 18:39:49 | Weblog
 今年は所謂青少年のイジメ問題が多く問題になったとしであり、自殺者までだしたのは残念な事である。
 しかし考えて見れば、戦前から日本の軍隊の初年兵は入隊と同時に古参兵の洗礼に会いイジメられた例は枚挙に暇が無いくらいである。敬礼の仕方が悪い、靴の磨き方が悪い、飯の食い方が遅い、果ては風呂で前を隠したなど言いがかりをつけられては、ピンタを食らっていたし、旧制の中学でも、軟派、硬派から顔をかせと呼び出されたものである。現在ほど陰湿ではないが。
 政治の世界でも、安部政権発足3ヵ月で教育基本法の改正など、小泉が出来なかったことをしても、マスコミは褒めようとせず、貶す一方である。来年度予算案でも赤字国債の発行が4兆円余減っても財政健全化には一歩不足など、貶すほうに力点を置いた報道のみである。これでは一般国民は新政権に期待しなくなるのみである。
 米国のように日本駐在員の子供が入学してくれば、言葉の不自由を多くの同級生がかばって早く馴染めるようにしてくれる所と大違いである。
 日本は農耕民族意識が隠然と残って新参者やよそ者を排除するDNAがなせるワザではないかと穿ちたくなるのである。juntaro