老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

情報の裏を読む訓練(複眼読解術)

2009-01-17 05:52:05 | Weblog
 最近のテレビ、新聞の情報は単細胞で、社会の暗い面をを競って報道する事がもてるのか多すぎる。読者や聴取者の方で裏を読む必要がある。例えば
①就職内定者取り消しで、企業名を公表せよとか厳しいが、この企業はこの不況に耐えられないことを自白したようなもので、内定者は間違って選び良くぞ公表してくれた、思いがけない違約金100万円も貰って嬉しいと思うべきだ。内定者はまだ若いし、挫折したわけでもないし、目が肥え次の就職のチャンスを狙えばよい。
②昨日の消費税、3年後も条件は経済情勢が回復してからであり、行政改革による政府の無駄排除、天下りの改善を3年以内にすることを一方で自ら約束して、縛っているのである。民主党のように大バラマキして、永久に消費税を上げなければ、国家は破産する事必定である。25年後には85歳が最大の年齢層に日本は成るのだから、介護医療を支えるには必ず今から法律を整備して、備えるべきである。
③イスラエルの紛争もユダヤ人がからんでいるのであるから、戦争が中々収束しないのは、戦争で莫大な消費を起こし、武器を輸出して、この不況脱出を狙っているのか、良く観察する必要がある。1929年に始まった恐慌は日本は中国への事変から戦争へ、世界は第二次世界大戦で集結したのであるから。
 いずれにしても物事の真髄を読破する習慣を国民がもっと持って選挙に行って欲しい。juntaro

消費税改定論議に大賛成

2009-01-15 08:52:08 | Weblog
 2011年度から経済情勢が良くなればの条件つきの麻生案に対して、自民党の中枢の一部や野党が猛反対しているのは可笑しい。
 3年後と区切りをつけて検討実施を予告すれば、前提となる天下り等の政府、官僚の無駄の排除に努力する事を自縛した訳であるし、100年に一度の大不況で国家の財政はさらに赤字幅を広げるわけであるから、これこそ日本の将来を担う若者に負の遺産を少しでも減らし、高齢化する社会対策には不可避の政策であるから。
 民主党他野党の言うのは財源の確たる裏づけがないし、一部反対する自民党中堅の面々にも幻滅を感ずる。
 今から準備をしないと、条件が出来たらするのは、法整備上すぐには出来ない事、給付金でさえ、4月以降にずれ込む事からも明らかであろう。
 ただ議論されるべきで、抜けているのは,以前にも書いたように、内容を明確にすべきである。通常の日常生活に不可欠な普通の食材や勉強道具には薄く、贅沢になれた、コシヒカリやフランスパンなどの高級品には税の加算率を厚くするなど充分な配慮を低所得の老人層などに忘れなければ、心あるもの必ず同意するはずである。
 このまま行けば国民一人当たりの負債が1000万円を超えるのも目前にあるのを放置して良いのか、是非ご考え下さい。juntaro

朝令暮改は悪くない

2009-01-13 08:16:02 | Weblog
 最近の野党やマスコミは例の給付金を巡り、総理の朝令暮改を攻め立てているが、これは悪い事であろうか?
 そもそもこの案は昨年のガソリンおよび重油値高騰のときに考えられた案であるが、その後100年に一度と言われる大不況がきて、名目を低所得者救済から市場の冷え込みを少しでも防ぐ事になったのである。
今回のような米国の金融工学に端を発した大不況は与野党、学者、マスコミを含めて誰一人予言した人は日本に居ないのだから。
 企業でも朝令暮改は寧ろ環境の変化に速やかに対応する点で高く評価されてきたのである。一度決めたら古老頑迷に変えない方が問題なのである。
 企業に比べ今のネジレ国会はすべての決定が遅くならざるを得ない状況下であるから、これをブレタとか朝令暮改などと囃すマスコミや野党の方が間違っている。
 ただ政府の方も充分開き直って堂々と説明する勇気と度量を持ち事に処して貰いたいものだ。juntaro

大学病院の硬直性

2009-01-13 07:30:41 | Weblog
 暮に肺炎の惧れありとのことで,某都内の有名大学病院に急遽入院する事があった。肺炎の診断にはCTの画像撮影が決めてになるそうだが、年末休みの6日間はCTもMRIも一切お休みで、年明けの1月6日まで画像がとれなかった。
 また血液検査も極く限られた範囲の14項目しか検査できないとの事であった。
 この間は殆ど卒業1年目の研修医が担当する始末であった。
果たして投与された抗生剤が患者に適合せず、肝臓の諸数値が跳ね上がると、医者は肺炎よりも肝臓が悪いのではないかと、そちらの処置に入り担当も消化器内科に移されたが、仕事始め後のCT検査で初めて肺炎が確認されて、肺炎の処置に入ることになったが、その9日間原因も判らず38度を超える高熱にも係わらず、点滴も御握り2個分のカロリーだから代議士先生のような方以外はしないと拒絶され、高熱のよる体力の消耗が甚だしかった。
 すべて患者の家族が要望しても、お休み中の大先生の指示がないと自己判断が出来ないのである。
 当然この病院は救急指定の大病院であり、相当数の救急車が出入りしているが、
果たして救急患者のCTやMRAも撮れない筈はないが、縄張り、縦割り組織の弊害が如実に現れている。
医療費問題や医師不足の問題以前にこのような硬直した院内の慣習を是正するだけでも救われるはずである。
 研修医は企業の新人に見せたいくらい良く働いているが、旧態ぜんとした、組織運営は是非改善しないと、人間は急病になる日を選べないのであるから。juntaro

医療問題の考察(後期高齢者から見て)

2009-01-10 08:22:47 | Weblog
ブログを読む人々に後期高齢者の方々は少ないと思う。何故後期高齢者保険が評判悪いか。(後期高齢者の立場から)
①後期高齢者になると、従来細々と企業の嘱託とうで、企業の健保の恩恵として、僅かな給料のお蔭で、月に数千円の天引き保険料で扶養家族の分まで済んでいた。
 今回突然に企業健保を打ち切られ家内の分と合わせると10倍以上の年100万円近くの後期高齢者保険が年金から天引きされるのである。
 しかも企業の健保保有の保養地施設や提携していたスポーツクラブの割引もなくなるし、人間ドックの補助もこれ幸と打ち切られ10倍のお金を払わなければならなくなり、この落差が急激に多いのである。
②それでも後期老齢者は医療費の90%は税金と減益層におんぶされているのであるが、見方を変えれば負担の10%も税金で負担していただければ、年2兆円だそうであるが、老後の健康上の負担の心配もなくなり、今金融資産の多くを持っている中高年層は貯蓄を消費に使い、この不況対策の一助になる事請け合い。
③最近の小児科や産婦人科の医師不足の遠因は昔のように町医者が自宅開業を止めてビルにて開業、夜間は診察に応じられなくなった。その上勤務時間厳守で朝9時から午後5時でピタリと診療を切ってしまうからといわれている。
 この原因は武見時代に町医者の報酬を引き上げ、10人患者があれば充分食えるようにしたからである。勤務医でさえも遠方の勤務地ならば経験5年で年収2,000万円だそうで、大企業の大部長並以上の給料を支給されているのである。

このような特別待遇を世間並みにして夜間の往診や急病にも在る程度対応した体制
にすれば、すべてが好転するのではないか?juntaro