老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

外から見た日本(その3)

2008-05-31 14:27:58 | Weblog
 言論の自由は自由諸国の再びファッショの悪夢を見ないための最重要関心事である。
 先般硫化水素自殺方のブログが止められないかと書いたが、言論の自由が邪魔して未だにブログで潜る方法まで出ているが、政府は協力をプロバイダーに要請するまでしか出来ないそうである。
 ドイツでは私を食べる人を募集し、応募した人が現れ実際に食べられて死んだそうである。しかも多くの報道陣の前で、最期は切り刻まれて血を洗い流されたそうである。
 食べた人は立派な身なりの人であり、この人を裁判に掛けるかどうかで大揉めに揉めたそうである。何しろ食べてくれと懇願されて食したので、罪に相当しないと言う有識者が多くいたそうである。
 日本でも近く民間人からも陪審員が出る事になっている。この制度の実現の前に
倫理観の確立等の基準を明確にしないと陪臣を引き受けられないではないか。
乱世の世は世界共通現象になりつつある。juntaro

外から見た日本(その2)

2008-05-30 12:37:44 | Weblog
 EUの中でも先進国ドイツ、英国、フランスなどでも、将来の自国の凋落を嘆く声が多い。将来を担う青年がハングリー精神を忘れ、社会のために苦労して貢献する意欲が衰退したためである。
 日本の大学生が月に一冊も読書もせず、アルバイトをしても自分の享楽のためであり嘆かわしい状態にあるのと似ている。然し彼らは遠い為か日本の実情に疎く国力の低下するスピードは日本よりドイツ等の方が早いと認識しているようだ。
 いずれポルトガルのような老大国になり、BEICsのような中国、インド、ブラジル、のような新興国がリーダーに選手交代するのは確実のようだ。
 然し欧州は歴史も古く、家屋にしても煉瓦造で300年経ても内装をリハビッシュして今直を住んでいるし、古い家ほど値段も高いところすらある。これは台風や地震が殆ど無く、湿度も低いからであろう。日本のように木造建築で、気象条件により30-40年ごとに立替を余儀なくされ男子一生の仕事が持ち家を立てるのかと錯覚するような社会資本の遅れたまま成熟期に入り老齢化を迎えたのと大違いである。
 欧州ではランニングコスト分を稼げば良いので日本のようにストックと両方未充足の国とは、条件が違うのである。
 それでもベルリンの壁が破れ東西ドイツが一体化した時点など、西独は撤退する
ソ連兵の失業補填や東独の家のガラスを全部取り替えてやったり、今なほ補助金を出して、融合を図っているのである。
 日本の駐留米軍への思いやり予算が問題になったりしているのとは大違いである。オランダ人などは今は無くなった徴兵制度を復活させて青年に規律ある生活を経験させる事すら希望する人もいるくらいだ。juntaro
 

外から見た日本(その一)

2008-05-29 21:27:33 | Weblog
 17日間程欧州を旅行した。日本の報道は全く現地の記事には載らなかった。
中国の四川省大地震は大きく報道されたが。
 最初の訪問国はポルトガルであったが、14世紀の大帆船航海時代の勢いは全く影をひそめ、EUからの補助金切れを前に道路工事が各所でなされていたが、若い人は出稼ぎに行き国内産業は空洞化し、エネルギーコストの急増に喘いでいる様は、日本の今後を示唆するものであった。
 CENTYURYと言う英国製の千頁を越す20世紀の世界の出来事を写真で綴った本があったが、日本が良きにつけ悪きにつけて出てくるのは、20世紀前半であり、後半は浅沼稲次郎の暴漢におそわれたのと、水俣病以外は皆無であり、すでに20世紀後半から日本は置いてきぼり的存在なのである。
 SMART車は2人乗りで買い物程度のトランクはあるが、100kmに3ℓしか消費せず、2ヶ月待たねば購入できないほどである。
 麦秋のドイツを期待していたが、菜種畑が延々と続き菜種油を5%はガソリンに混ぜているとの事、日本の省エネルギー技術も一部を除き霞んできて、果たしてG8のリーダーシップを日本が取れるであろうか?juntaro

後期高齢者健康保険の代案

2008-05-08 08:21:12 | Weblog
 後期高齢者健康保険制度には誤解もあるが、悪評さくさくである。
この際一割の後期高齢者の医療負担をゼロにして見たらどうだ。
 先ず第一に老後の不安のために蓄財した老人は不安が無くなり、蓄財を消費に廻すこと確実で、これが内需拡大、景気の上昇に繫がるはずである。
日本は世界一の貯蓄国であり、特に死亡する直前の保有する財産が最高になっている特異な国である。これは老後の不安に対するものである。
また古人金融資産一億円以上の人数はホームレスの数を上回っているのである。
 さらに65歳以上の消費額は今でも全世帯平均の86%の水準にあり、支出額は25ないし34歳の世帯と略同額である。
 日本の過っての美徳である親に孝はとうにすたれて期待できなく、末は自宅介護も期待できず、ケアハウスや老人養護施設行きである。財産を残す必要はなくなった時代である。
 労働厚生省のように昔敗戦国日本の再建に貢献した老人から三割負担の医療費を請求したりすれば、今の若者は努力する意欲を失うであろう。
 北風よりマントの政策に変えればウラミッコなしに国家財政も、国民感情も良くなり、平和な社会が訪れるであろう。
米国のように最期は自宅を抵当にいれて死後清算するようにすればさらに不動産価値まで消費できて一層の効果があるであろう。後期高齢者juntaro
 

日中会談の成果(今後の具体策に期待大)

2008-05-08 08:00:46 | Weblog
胡錦濤主席と福田首相の会談後プロトコールが発表された。
 多くの新聞等の報道は(外交、安保は手探り)(日中環境協力へ半歩)(ガス田開発の最終調整に時間が必要)(ギョウザ事件の綿密な調査協力)等々で生ぬるいとか失望間を相変わらず報じている。
 中国や日本も若干そうであるが、トップが白を黒と言えば事務局はその方向に纏める天才的な官僚国家なのである。
 従いトップ同士が未来志向でこれらの問題を解決して行こうとなれば、後は事務局は作業が遣りやすくなり、多少のギクシャクはあっても解決への前進を期待したい。
 日本のかっての企業でも社長が意思を示さず良きに図れ式の会社が多くスタッフが企業を実質動かしていたり、官僚が自分らの損得のために審議会をリードしていたのが多い。
 従いボールは折衝する外務省、警察庁、環境省などが今後は握っているのであり、その成果を期待したいし、毎年のトップ交流でplan/do/see/checkを行えば期待できると思う。
但し日中間には共に天を戴けない問題の存在もある事を忘れてはならない。
相手は覇権主義の総本山である。juntaro