でかジャケＣＤ。

７月２１日、ユニバーサルミュージックから”でかジャケＣＤ”が発売された。その名の通りジャケットがでかい。どのくらいでかいかというとアナログレコードのＬＰ盤サイズ。これはジャケットが単なるＣＤ、レコードの入れ物というものでなく、ジャケットそのものにデザイン的価値があるという考えからだろう。
レコードからＣＤへ移行し始めて２０年くらいになる。収納に便利だし、頭出しも簡単。だけど小さくなった分、ジャケットの魅力は半減した。
レコード全盛だった頃、音楽の情報というのは今ほどなかった。情報が少ない中で、わずかな小遣いからレコードを買うかどうかの判断は、案外ジャケットがカッコイイからということもあったと思う。全くそのアーティストを知らなくても、ジャケットが気に入ったから買ってしまう。いわゆるジャケ買い、そんなことも度々あった。
最近ではＣＤで聴いて、鑑賞用にレコードを買ったりもしていた。同じアルバムをＣＤとレコードで持っているということだ。こういう人には今回のような企画は、おいしいとこ取りのようなものだ。(笑)
今回発売された３０タイトルは、以前レコードで発売されていたものがほとんどで、新譜ではない。好きな人はたぶん、そのレコードを持っているだろう。僕も何枚かをレコードで持っている。今の段階では買いたいと思う”でかジャケＣＤ”はない。しかし、これが好評ならば、次回また新しく何タイトルか発売されるだろう。その時には新譜や、ＣＤ化されていないアルバムがあることを期待する。
現在発売されている”でかジャケＣＤ”をご覧になりたい方はhttp://www.universalmusicworld.jp/dekajake/index.htmlへどうぞ！