都立上水高校 第1期社会科部OB・OG会公式ブログ

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横浜をゆく ~文字でふり返る横浜研修~ 第10回

2006年04月24日 20時26分14秒 | 【連載】横浜をゆく
日本新聞博物館

日本新聞博物館② ~見学の章~
11時15分、ビデオ上映は終わり、私どもは3階へ上がった。3階は常設展示室・歴史ゾーンで、江戸末期から現在までの新聞の歩みを紹介していた。実物が展示の中心となっており、明治~戦中ごろのは文字がとても小さく、写真も不鮮明だな~、と改めて感じた。
各時代の新聞づくりについても紹介してあり、写真だけでなく輪転機や活版印刷などの機械も展示されてあった。活版印刷で活字を拾う作業は、かなり大変なものであると思った。又、1980年代半ばのワープロもあり、顧問は「今から20年ぐらい前はこういうのが本屋さんでレンタルしていましてね~、私も借りて使っていましたよ。」と教えて下さった。
展示はかなり充実していて面白かったため、私と顧問は見学に時間がかかり、出発予定時刻の11時40分を既に回ってしまった。ここまで充実した場所とは想定していなく、見学予定時間を44分としていたことも一因である。
研究関連担当は5階の現代ゾーンも既に見終えたそうで、まだまだいっぱい展示があるということを聞き、4階を通過するエスカレーターで5階に上がって、顧問とともに「歴史さえ見ればあとはよい。」ということで、かなりのスピードで見た。取材や編集、広告について解説してあったが、ちょっと見るだけの快速見学である。ここはなかなかの施設なので、次の機会にじっくり見たいと思う。
最後の販売コーナーには、「新聞配達タイムトライアル」というシミュレーションゲームがあった。自転車に乗り、制限時間内に画面上で新聞配達をするというゲームで、渉外担当が挑戦されたが苦戦されていた(11時59分)。
こうして見学が終了した。時間は過ぎているが、次の中華街の見学・昼食時間は2時間24分とかなり長くとっていたので、問題はないだろうということでミュージアムショップへ向かうことにした。全権代行の姿が見えなかったが、しばらくしてショップに現れたので安心した。
ショップには多くのものが売られていた。横浜に関する様々な本や絵葉書などがあった。顧問は「図録コレクター」であるそうで、「日本新聞博物館常設展 展示図録」(840円)を購入され、私も買った。又、かつての新聞の付録で、展示もされていた「卓上ベースボール」というものの復刻版を、渉外担当が買っていた。
こうしてミュージアムショップを出発し、1階への階段を下りた。この階段は先ほどのビデオ番組の冒頭で現れたもので、顧問は「ここは気をつけて歩かないと、いきなりタイムスリップしますよ!」と冗談をおっしゃり、「でも、まさかカエサルが出てくるとは思わなかった・・・。」と感想を漏らしていた。

12時11分、31分遅れで出発した。(つづく)(執筆:会長)


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