夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

年末年始は台湾で・台北満喫天国…☆ <観光編>

2018年01月05日 | 年末年始の台北
去年パスポートの本籍地が「TOKYO」から「HYOGO」に変わったときには強い衝撃を覚えた。そしていざ海外に行こうとすると、空港までが遠いんじゃ。
東京に住んでいた頃は離陸3時間半前に家を出れば良かった。今は夕方の便に乗るために午前に家を出なきゃいけない。これが午前便だったら空港近くのホテルで前泊が必要。
日本に住む大半の人にとってはこれが普通かもしれない。「ドラえもん」に出てきた「学校の裏山」がリアルに存在することに驚いていたあたしには、まだまだ知らない世界がある。

それでは、出発から観光のレポート、いきます。

◎そうそう、事前にGoogleのオフラインマップをダウンロードしておこう。
 オフラインマップ、つまりネットがない場所でもスマホで地図が使える。自分のいる場所がわからなくなったときにオフラインで現在地が出る。(出ない時もよくある)現在地から目的地までの行き方を教えてくれる。(教えてくれない事も多い)

◎ジェットスターは荷物重量に厳しい。
 うちらは預け荷物20kgを申し込んでいた。チェックインカウンターに並ぶ人たちを見ると、機内持ち込みだけで乗る人も多い。持ち込みの手荷物は2つ7kgまで。(あれ、8kgか?)受付の順番が近くなると、係の人が手荷物に「JET STAR」のタグを付けに来る。「手荷物は2つまでなのでこれ以上増やさないでくださいね」と言っているのが聞こえた。タグはチェックイン後に手荷物を増やされないようにする工夫だ。
 カウンターではスーツケースはもちろん、大きめの手荷物の重量をいちいち量っている。うちらがチェックインしている隣のカウンターで、おっちゃんが長いことごねていた。超過料金に納得していないようだ。「お金を払いたくないのであれば、荷物を4kg抜いてください。」口調は穏やかだったけど、カウンターのお姉ちゃんは半ギレだったにちがいない。
・重量制限を確認して予約しよう。

◎ジェットスターは敷物を持ち込もう。
 預け荷物が有料のジェットスターは、乗客の手荷物が多いので上の棚がすぐ埋まる。3人席なので窓側に座ると途中で立ち上がりにくい。前の席との間隔も狭い。こういう場合は新聞でも何でもいいから前の席の下に敷いて、自分の荷物を置くとすごく便利。行きの便での失敗で学んで、帰りの便で活用したら快適だった。

◎ジェットスターはシートが薄い。
 後ろに座る人の膝を感じる。

◎入国審査に長蛇の列。
 30分は並んだ。開けていないカウンターがあるのだから、正月手当をちゃんと出して人員を確保してほしい。

◎空港ビルにはフードコートが。
 到着時間が遅かったので、ずいぶん助かった。

◎桃園空港から新仕商務ホテル
 桃園空港線に乗って台北駅で乗り換え。快速で40分弱。この台北駅での乗り換えが遠かった。赤の「淡水信義線」に乗って2駅だけど、次はタクシーを使おう。

◎新仕商務飯店
 前回で述べた通り、立地が素晴らしい。朝ごはんは可もなく不可もなく。



★さあ、いよいよ観光を!

◎故宮博物院
 故宮といえば有名なのが白菜と角煮。ここで間違えると白菜角煮に1時間も2時間も並ぶことになるかもしれない。団体ツアー客はきっと忠烈祠に寄った足で来るから、朝一で行けば混雑を避けられるのではと読んで、7時45分にホテルを出発し、タクシーで。8時半の開館時間のところを思いのほか早く8時に着いてしまい、入口で1番に並んだ。
 おかげで白菜角煮をゆっくり鑑賞できたけれど、そのあとも恐ろしいほどの行列はなかったっぽい。
 あれえ、前来たときは撮影禁止だったと思ったけど、みんなバシバシ写真撮ってる。
・思ったほど混んでいなかった。いくら年末でも、人山で見たいものが見えないという事はない。
・なんか説明してくれる機械を借りる場合はパスポートか免許証が必要。







◎忠烈祠
 毎時00分に衛兵の交代式が行われる。故宮からタクシーで10分。
 移動のタクシーで運ちゃんが衛兵の話をした。「あいつらはかわいそうだ。暑くても寒くても、雨が降っても誇りが舞っても、ずーと立っていなけりゃなんない。」かわいそうと言いながら半笑いですごく嬉しそうだ。





◎人気グルメは
 ここまでは順調に来た。お昼を食べて中正紀念堂に行こう。中正の近くにちょうど、台湾B級グルメ「魯肉飯」の有名店がある。
 中烈祠からタクシーで「金峰魯肉飯」へ。やあ、ここに来てやっと地獄を垣間見た。





 わかりにくいけど、恐ろしい行列。これは無理!断念。
 だけど、この失敗が明日の小籠包の教訓になった。
 時刻は12時半。近くにあった大衆食堂に行き、西安にいた頃を思い出すビジュアルのご飯をいただく。



◎中正紀念堂
 ここまで来たら市内観光の王道コースはクリア。一階は半分博物館みたいな展示があり、半分はお土産屋になっていて、台湾雑貨が結構揃っていた。時間外で開いてなかったけど、郵便局もある。





 でっかい蒋介石が座っている上の階に上がると、タイミング良くここでも衛兵の交代式が。だけど全然見えない。



◎台北駅
 ここからあーさま待望の本屋巡りに。MRTで圓山駅に行き、あらかじめあーさまがネットで探した本屋へ。行ってはみたものの、ごくフツーの本屋で、お眼鏡に敵わず。
 MRTで台北駅へ。近くに本屋が密集している場所があるかもしれないという。
 台北駅は賑やか。





 街中も相当多いけど、駅ビル内は特に日資系の店が多かった。どんだけ日本好きやねん。

◎インスタ映え系カフェ
 さすがに疲れたので本屋に行く前にひと休み。新光三越の西側でたまたま目に付いて入ったカフェ「珈琲弄」は、人気店だったらしくほぼ満席。並ばずに済んだものの席は1時間半までと言われた。
 店内はインスタやってそうな女子でいっぱい。そういう目で見ると、彼女らが頼んだメニューもインスタ狙いっぽい。
 とりあえず、普通の黒糖ラテとグレープフルーツジュースを。


 
◎繁体字の本がほしいなら
 「珈琲弄」から西に2本行った通りに本屋が並んでいた。これであーさまは満足。

◎龍山寺と夜市
 本屋通りから歩いて西門駅へ。駅前の杏仁豆腐専門店で杏仁豆腐を2人で1個。特においしいと思えず。



 MRTに乗り隣の龍山寺駅へ。龍山寺にはいろんな神様がいて、願い事によってその神様のところへ行くらしい。





 龍山寺近くには読めない名前の夜市が。魯肉飯と牡蠣オムレツをいただく。





 ホテルに戻りこの日は終了。行動が順調にいきすぎて、あーさまを疲れさせてしまった。

 

年末年始は台湾で・台北満喫天国…☆ <準備編>

2018年01月05日 | 年末年始の台北
「簡体字はアホっぽくていやや。繁体字の本が欲しい。」
前から台湾に行ってみたいと言っていた旦那、あーさま。ならば台北にはすでに4回行っているあたくしが案内してあげよう。

だけどあーさまは盆と正月しかまとまった休みが取れない。そんな時期に海外人気観光地の台北なんて行ったら、地獄を見ることになるのでは?
ネットで検索してみたけど、年末年始の台北の混雑状況などを紹介してくれるものが見つからない。仕方ない、覚悟してかかろう。

観光客に揉まれて恐ろしいことになるかしら?旅行費用は法外に?
結論から言えば、答えはNO!
注意して廻ったおかげで、大繁忙期にもかかわらずスムーズに事が運んだ。
あーさまと同じようにカレンダー通りにしか休みの取れないけど、台北に行ってみたいという方、私が上から目線で紹介するので、参考になさってくださいな。現地での行動の計画時間すらない方なんかは、今から私が書くままに動いても十分台北を満喫できるでしょう。ただし、責任は一切負いません。

★まずは準備

◎日程
 混雑状況もわからなかったし、台北の古本屋に行きたいというあーさまの特殊すぎるミッションもあったので、移動日を除いて中3日、12月29日から1月2日の5日間で行くことに。
・台北の見所をちょちょいと回るだけなら、中1日あればイケるでしょう。

◎ツアーかフリーか
 代理店で聞いたら「正月休みの台北はツアーで大体15万からですね」と言われた。2人で30万かあ、台湾で30万はいかがかなあ……。
 しかもツアーはイライラさせられる。参加したことがある方はお分かりでしょう。「昼食まで時間があるので、お土産屋さんに寄りましょう」などと言いながら、客の都合などお構いなしに、理由をつけてはデューティーフリーに連れて行かれる。格安ツアーはマージンで採算を取るから文句は言えないけどさ。
 5年前に参加した「なるわ○とツアー」はひどかった。日本の大手旅行会社が何社も現地で委託するツアーらしいんだけど、まず態度が悪い。そして故宮博物院では観覧時間が30分(お父さんがトイレに行っただけで終了)、九フンはお店がまだ開いていない時間に連れて来られ、開いた頃には集合時間。デューティーフリーではしっかり時間を取る。2月の旧正月前の平日だったのに楽しめなかった。
 そんな感じで、今回はツアーに参加しないことにした。結果的にこれは正解だった。
・廻り方がよくわからない、任せられるなら任せたいという方は、ツアーに参加するのが良いでしょう。

◎航空券予約
 正月休みの航空券を、もう7月に取ったのだ。
 格安で有名なジェットスター、預け荷物20kgのオプションを付けて、ひとり4万弱。ピークを避ければホテルを含めたツアーでも2万を切る台北に、4万は高いと思う人もいるかもしれない。いやいや、正月休みで4万?安っす!とあたしは思ったよ。
・安く済ませたければ予約はお早めに。

◎ホテル予約
 台北行ったことのないくせに、あーさまがいいホテルを探してくれた。「新仕商務飯店」、何がいいかと言うと、交通の便がいい。雙連駅から徒歩3分、この雙連駅ってのがまた良くて、観光客が行きそうなスポットの最寄駅にほぼ乗り換え無しで行ける。歩いて行けるスポットも多い。
 ホテル自体は、カウンターで換金ができないこと、夜中地味に異音がすること、お風呂にお湯を張るとき蛇口の先がバスタブのふちギリギリなこと、夜カーテンを開けたら何も見えなくて、朝改めて開けてみても真っ暗で、まだ夜が明けてないのかなと思ってよく見たら窓の正面が隣のビルの壁だったことを除けば何の不便もない。値段も手頃で、日本円で一万円強。泊まってみて思った。行動しやすいのが一番!(このホテルは現地払い、カード可。)
 4泊のうち最後の1泊を贅沢して、有名な「圓山大飯店」に泊まることにした。エクスペディアとかで調べると、2万くらいからあるけれど、部屋のランクによって値段の差も大きい。せっかくいいホテルに泊まっても窓無しの部屋は寂しい。窓があっても低い階の山側はつまらない。条件を良くする度に1万ずつ上がっていくから悩んでしまう。超繁忙期に加え「正月くらい贅沢したい」という消費者心理を突いた強気の値段設定か。
 そこで素晴らしかったのがJTB!一匹狼の姿勢で総合サイトには載せないんだろうね。独自の値段設定で、正月休みに関わらず「プレステージ(7~9階)シティビュー」で2万7千程度!エクスペディアで見るより2~3万安かった。
・ホテルはロケーションで選びたい。
・エクスペディアが1番安いとは限らない。

◎現地ツアーは
 観光スポットを廻るにも、フリーは時間が自由な分移動が面倒。でも台北はそんなに大きな町ではない。地下鉄で行けない故宮博物院でも新仕ホテルからタクシーで15分、日本円で千円程度で行けた。心配なのがその帰り。故宮はツアーバスで行く人ばっかりで、タクシーなんか拾えるのか?はい、全然拾えました。そのあとに寄った忠烈祠、そこでもタクシーが何台も待っていました。
 問題は九フン(イ分)。台北から車で40分のところにあり、電車だけでは行けない。忠孝復興駅からバスが出ているのらしいけれど、超絶繁忙期に予約のないバスなんて、それこそ地獄絵図でしょう。タクシーで行ったとしても、台北から離れた場所で帰りのタクシーが拾えないのは困る(実際九フン行ってみたらタクシーはどんどん来た)。ちょっと高くつくけど、お金で解決するところはお金で済ませちゃおう。
 JTB様の「ノスタルジック九ふん 午後発 マジックアワーライナー」を事前予約した。このツアーは2時半に出発し、九フン滞在時間が長めの3時間、昼~夕~夜の移り変わりが見られるのが魅力。普通のバスで行けば往復800円の九フンに、ひとり7千円弱。まあ、ここは正月バブルで払いましょうか。
・予約はお早めに。

◎服装
 あたしが行った時は曇りがちで小雨も多く、昼間に晴れるととびきり気持ちが良かった。気温的にはコート無しで全然イケた。パーカーとかあればちょうどいいと思う。でも夕方になるとやっぱり多少肌寒くなる。薄手のダウンを着ている人も多かった。多少服が濡れてもいいと言うのであれば、(保障はしないけど)傘を持ち歩く必要はない。日差しはまあまああるので帽子はあった方がいいかも。
 九フンに関しては山の方で風も強く結構寒かった。霧のような雨が降っていたけれど、九フンの人が多く狭い道を傘をさして歩けない。ちょうど良かったのが駐車場近くで買った200円のかっぱ。冷たい風を通さずに軽く防寒になる。
・保障はしないけど、現地で暖かいコートはいらない。

◎予算
 事前に支払った航空券、圓山1泊、九フン現地ツアーと現地払いの新仕商務3泊、2人で約15万円。交通費、施設入場料、ご飯とお茶する代金で3~4万かな。買い物で5万くらい使ったと思う。保険入れて2人全部合わせて25万てとこ。圓山泊まらずお土産はパイナップルケーキだけでいいなら、年末年始でもひとり10万かからないでしょう。
・現地払いのホテルを忘れずに。

準備はこのくらいかな。
次回は写真を交えて「観光編」を書きます。