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年末年始は台湾で・台北満喫天国…☆ <準備編>

2018年01月05日 | 年末年始の台北
「簡体字はアホっぽくていやや。繁体字の本が欲しい。」
前から台湾に行ってみたいと言っていた旦那、あーさま。ならば台北にはすでに4回行っているあたくしが案内してあげよう。

だけどあーさまは盆と正月しかまとまった休みが取れない。そんな時期に海外人気観光地の台北なんて行ったら、地獄を見ることになるのでは?
ネットで検索してみたけど、年末年始の台北の混雑状況などを紹介してくれるものが見つからない。仕方ない、覚悟してかかろう。

観光客に揉まれて恐ろしいことになるかしら?旅行費用は法外に?
結論から言えば、答えはNO!
注意して廻ったおかげで、大繁忙期にもかかわらずスムーズに事が運んだ。
あーさまと同じようにカレンダー通りにしか休みの取れないけど、台北に行ってみたいという方、私が上から目線で紹介するので、参考になさってくださいな。現地での行動の計画時間すらない方なんかは、今から私が書くままに動いても十分台北を満喫できるでしょう。ただし、責任は一切負いません。

★まずは準備

◎日程
 混雑状況もわからなかったし、台北の古本屋に行きたいというあーさまの特殊すぎるミッションもあったので、移動日を除いて中3日、12月29日から1月2日の5日間で行くことに。
・台北の見所をちょちょいと回るだけなら、中1日あればイケるでしょう。

◎ツアーかフリーか
 代理店で聞いたら「正月休みの台北はツアーで大体15万からですね」と言われた。2人で30万かあ、台湾で30万はいかがかなあ……。
 しかもツアーはイライラさせられる。参加したことがある方はお分かりでしょう。「昼食まで時間があるので、お土産屋さんに寄りましょう」などと言いながら、客の都合などお構いなしに、理由をつけてはデューティーフリーに連れて行かれる。格安ツアーはマージンで採算を取るから文句は言えないけどさ。
 5年前に参加した「なるわ○とツアー」はひどかった。日本の大手旅行会社が何社も現地で委託するツアーらしいんだけど、まず態度が悪い。そして故宮博物院では観覧時間が30分(お父さんがトイレに行っただけで終了)、九フンはお店がまだ開いていない時間に連れて来られ、開いた頃には集合時間。デューティーフリーではしっかり時間を取る。2月の旧正月前の平日だったのに楽しめなかった。
 そんな感じで、今回はツアーに参加しないことにした。結果的にこれは正解だった。
・廻り方がよくわからない、任せられるなら任せたいという方は、ツアーに参加するのが良いでしょう。

◎航空券予約
 正月休みの航空券を、もう7月に取ったのだ。
 格安で有名なジェットスター、預け荷物20kgのオプションを付けて、ひとり4万弱。ピークを避ければホテルを含めたツアーでも2万を切る台北に、4万は高いと思う人もいるかもしれない。いやいや、正月休みで4万?安っす!とあたしは思ったよ。
・安く済ませたければ予約はお早めに。

◎ホテル予約
 台北行ったことのないくせに、あーさまがいいホテルを探してくれた。「新仕商務飯店」、何がいいかと言うと、交通の便がいい。雙連駅から徒歩3分、この雙連駅ってのがまた良くて、観光客が行きそうなスポットの最寄駅にほぼ乗り換え無しで行ける。歩いて行けるスポットも多い。
 ホテル自体は、カウンターで換金ができないこと、夜中地味に異音がすること、お風呂にお湯を張るとき蛇口の先がバスタブのふちギリギリなこと、夜カーテンを開けたら何も見えなくて、朝改めて開けてみても真っ暗で、まだ夜が明けてないのかなと思ってよく見たら窓の正面が隣のビルの壁だったことを除けば何の不便もない。値段も手頃で、日本円で一万円強。泊まってみて思った。行動しやすいのが一番!(このホテルは現地払い、カード可。)
 4泊のうち最後の1泊を贅沢して、有名な「圓山大飯店」に泊まることにした。エクスペディアとかで調べると、2万くらいからあるけれど、部屋のランクによって値段の差も大きい。せっかくいいホテルに泊まっても窓無しの部屋は寂しい。窓があっても低い階の山側はつまらない。条件を良くする度に1万ずつ上がっていくから悩んでしまう。超繁忙期に加え「正月くらい贅沢したい」という消費者心理を突いた強気の値段設定か。
 そこで素晴らしかったのがJTB!一匹狼の姿勢で総合サイトには載せないんだろうね。独自の値段設定で、正月休みに関わらず「プレステージ(7~9階)シティビュー」で2万7千程度!エクスペディアで見るより2~3万安かった。
・ホテルはロケーションで選びたい。
・エクスペディアが1番安いとは限らない。

◎現地ツアーは
 観光スポットを廻るにも、フリーは時間が自由な分移動が面倒。でも台北はそんなに大きな町ではない。地下鉄で行けない故宮博物院でも新仕ホテルからタクシーで15分、日本円で千円程度で行けた。心配なのがその帰り。故宮はツアーバスで行く人ばっかりで、タクシーなんか拾えるのか?はい、全然拾えました。そのあとに寄った忠烈祠、そこでもタクシーが何台も待っていました。
 問題は九フン(イ分)。台北から車で40分のところにあり、電車だけでは行けない。忠孝復興駅からバスが出ているのらしいけれど、超絶繁忙期に予約のないバスなんて、それこそ地獄絵図でしょう。タクシーで行ったとしても、台北から離れた場所で帰りのタクシーが拾えないのは困る(実際九フン行ってみたらタクシーはどんどん来た)。ちょっと高くつくけど、お金で解決するところはお金で済ませちゃおう。
 JTB様の「ノスタルジック九ふん 午後発 マジックアワーライナー」を事前予約した。このツアーは2時半に出発し、九フン滞在時間が長めの3時間、昼~夕~夜の移り変わりが見られるのが魅力。普通のバスで行けば往復800円の九フンに、ひとり7千円弱。まあ、ここは正月バブルで払いましょうか。
・予約はお早めに。

◎服装
 あたしが行った時は曇りがちで小雨も多く、昼間に晴れるととびきり気持ちが良かった。気温的にはコート無しで全然イケた。パーカーとかあればちょうどいいと思う。でも夕方になるとやっぱり多少肌寒くなる。薄手のダウンを着ている人も多かった。多少服が濡れてもいいと言うのであれば、(保障はしないけど)傘を持ち歩く必要はない。日差しはまあまああるので帽子はあった方がいいかも。
 九フンに関しては山の方で風も強く結構寒かった。霧のような雨が降っていたけれど、九フンの人が多く狭い道を傘をさして歩けない。ちょうど良かったのが駐車場近くで買った200円のかっぱ。冷たい風を通さずに軽く防寒になる。
・保障はしないけど、現地で暖かいコートはいらない。

◎予算
 事前に支払った航空券、圓山1泊、九フン現地ツアーと現地払いの新仕商務3泊、2人で約15万円。交通費、施設入場料、ご飯とお茶する代金で3~4万かな。買い物で5万くらい使ったと思う。保険入れて2人全部合わせて25万てとこ。圓山泊まらずお土産はパイナップルケーキだけでいいなら、年末年始でもひとり10万かからないでしょう。
・現地払いのホテルを忘れずに。

準備はこのくらいかな。
次回は写真を交えて「観光編」を書きます。