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正法眼蔵 出家 しゅっけ その2

 

連日の暖かさで

三角山も

緑になってきました

 

むかし

お釈迦さまが

祇園精舎におられるとき

男が

酔った勢いで

出家したいといいました

そこで

お釈迦さまは

髪を剃り

お袈裟を与えました

ところが

男は

酔いがさめて

驚いて

走って逃げ出しました

弟子が問います

「なぜこんな男の出家を許されたのですか」

お釈迦さまは

「この男は長い間信心が無かったが、たとえ酔ったとはいえわずかな仏心をおこした。

この縁により、未来ののち出家することになるであろう。たとえわずかであっても

出家の功徳は大きいのである」

出家の大切さを説かれます

 

道元さまは

出家の日は

絶対の意味を持つのである

出家のその日に

永遠の修行が完成し

さとりを実現するのである

出家の日は

短時間のできごとではない

永遠な時間というのでもない

時間を超越しているのである

出家の日は

出家の日を超越しているのである

かりに

出家の功徳を問われたならば

「この宇宙いっぱい」

と答えよう

といわれます

 

お釈迦さまの教え

道元さまの教えは

私たちの考える

4次元の世界を

はるかに越えているということでしょう

 

 

 

 

 

 

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
« 夜桜 エゾリス »
 
コメント
 
 
 
ご縁 ()
2015-05-02 15:01:34
今日も良いお天気ですね
しだれ桜も満開で、三角山の新緑に映えますね

お釈迦さまも、道元さまも人間として生きておられるときから宇宙と繋がっておられたのでしょうね

物質と意識という直接と間接の原因が、
仮に和合した状態である人間は、宇宙や世界とともに瞬間瞬間に生きて、生起消滅を繰り返していますね

例え酔っていたとしても、その瞬間、
真実を知りたい、真実を得る状態に自分を置きたいと
願った思いは消えないのでしょう。

お寺参りをしてみようと閃いた。
仏教の本でも読んでみようと思う。
坐禅を組んでみようと思う。
写経をしてみようと思う。
その思いを、実行に移してみることによっても、
お釈迦様のお導きのご縁につながるのでしょうか

宇宙の膨大な意識と繋がっていると思うと、
人間であるうちは無くならないイライラや悩みやストレスが、少し緩和された心持になります
 
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