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有時 うじ

明け方から雨

少し溶けそうです

 

道元さまは

時間について

「有時」の巻きを

説かれました

 

古仏は言われた

 アル時は高高たる峰頂に立つ

 アル時は深深たる海底に行く

 アル時は三頭八臂  さんずはっぴ (阿修羅のようなすがた)

 アル時は丈六八尺  じょうろくはっしゃく (仏は立って一丈坐って八尺 仏のすがた)

 アル時は拄杖払子  しゅじょうほっす (禅師の持ち物) 

 アル時は露柱灯籠  ろちゅうとうろう (柱や灯籠)

 アル時は張三李四  ちょうさんりし (八さん熊さん)

 アル時は大地虚空  だいちこくう (天地)


この「アル時」とは

時はすでにアルのであり

アルのはみな時なのである・・・

山も時であり

海も時である


 

衆生も時であり

仏も時である

時が

三頭八臂として

世界を実証し

仏として

世界を実証する

それを

究尽するというのである  ぐうじん(極め尽くす)


道元さまは

そのものが

そのものとして

現れることが

時であるといわれます


この世のすがた

諸法実相が

時である

ということでしょう

ただ

人はうつろうもの

「虚」であり

虚の目では

本当のすがた

実相はみえないということでしょう

 

ただ仏さまだけが

実相を見

また時を

見ているということです


 


 

 

 

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