正法眼蔵 他心通 たしんづう その３

コジャクという

山菜です

香りがよく

とても美味しい山菜です

 

 

道元さまはいわれます

仏法の中に

もし

他心通あるならば

当然

他身通があるはずである　　　　

他拳頭通があるはずである　　　たけんちょうづう　　意趣を見通す神通力

他眼睛通があるはずである　　　たがんぜいづう　　　本質を見通す神通力

そうだとすると

自心通があるはずである　　　　　じしんづう

自分の心を

自分で自由に

通達させるのが　　つうだつ　　仏道に深く達している

自心通であり

それが

他身通ということである

あらためていおう

達磨が

慧可に　　えか　達磨さまの弟子

「なんじ、吾が髄を得たり」と

いったように

神髄をとらえるのが

他身通である

 

 

ひとは

ものごとの

本質をなかなか

理解できないので

不思議な力に

頼りたくなるのかもしれません

でも

ほんとうは

他心通も

さとりの中

ということでしょう