No Morse, No Life.

20数年ぶりに再開したアマチュア無線でしたが・・・
こんなにモールスにはまり込むとは、思いもしませんでした。

1アマ 受験記(3)

2011年04月09日 | 素人無線家
試験科目は法規、電気通信術、無線工学の3科目です。
(1)法規
試験は9時30分から2時間ですが、10時15分になれば退出可能とのこと。
9時15分頃から試験についての説明が始まり、それからマークシートの回答用紙と試験問題が裏返しで配布されます。
まずは回答用紙に氏名、受験番号、生年月日を記入。
その後、試験官から「試験問題を表に向けて、試験問題に足りないページが無いか、確認してください。」と。(あれれ?、試験開始時間の前ですけど、もう問題の中身が見られてしまいますよ。なんかゆる~い感じですね・・・)
試験問題確認の後、もう一度試験問題を裏に伏せて、試験開始時間を待ちます。
9時30分になり、試験スタート!
全25問ですが、過去問を中心に繰り返し勉強してきたので、15分程で終了。1回見直しをしたら、記入忘れを1ヶ所発見、危ない危ない。もう1回見直ししたら、退出可能時間になったので、回答用紙を提出して教室を出ました。
(2)休み時間
廊下の椅子で、モールス受信の最後の練習。iPodに入れたモールス信号を聞きながら、ノートに書き取る練習をひたすら。11時過ぎには、全員が試験を終了したので、教室へと戻る。
(3)電気通信術
11時30分頃に、試験の説明が開始。
次に、A~Zのモールス信号をスピーカーから出して、音量の調節があります。
練習で聞いていた音程(800Hz)よりも気持ち音程が高い感じで、正弦波ではなく若干高調波が混ざっている感じの音ですね。
11時40分、モールス受信試験開始です。
まずA~Zのモールス信号が耳慣らしのために流れ、HR HR BTの後に、約2分間の本文開始!
はじめはT、次はH・・・練習の甲斐もあり、完璧に聞き取れましたが、途中から緊張でだんだんと指先が震えてきました
”They see the atlantic ocean with vessels coming and going” (だったと思いますが・・)と何とか書き取れて、無事終了(なんかこの文、昔どこかで見たような感じが・・・)
自分の一番の課題であった電気通信術が無事終わり、ほっとひと安心
会場からは「ゆっくり過ぎて、聞き取れなかった・・」との声が。そうなんです、1分間25文字のペースって結構ゆっくりなので、もっと速いペースで練習をしていると、逆に聞き取れないことがあるんですよ・・・自分もこれで直前2、3日苦しんだんです(その話は、後ほど・・・)
(4)無線工学
試験は13時から2時間30分。14時になったら退出可能とのこと。
12時45分から、法規と同じく試験の説明、回答用紙、問題用紙の配布、問題のページチェックのあと・・・
13時に試験開始!
全30問ですが、これも過去問を中心に練習を積んでいたので、40分程で終了
見直しをして14時過ぎに回答用紙を提出して退出。
合否結果は今月下旬に郵送される予定だそうです。いや~お疲れ様でした

1アマ 受験記(2)

2011年04月09日 | 素人無線家
そして本日、第1級アマチュア無線技士の国家試験を受けに行って来ました!
都営大江戸線の勝どき駅を下りて、目指すは日本無線協会の試験センター。
これかな?

正解です。

奥さんには「インターネットと携帯電話全盛の今時、アマチュア無線なんてやる人いるの~?」と奥さんに言われつつ、会場に着いてみると、随分と大勢の方が受験に来ていて驚き!
試験教室が3教室割当られていて、ワタクシの教室は、受験番号で167名分の割当ですが、実測で受験者数は100名位の感じでした。
受験生の顔ぶれは、自分を含めてほとんどオジサンばかりです。女性はゼロ。中学生か高校生と思しき若い子が2名ほどいました。休み時間の会話で「今年76歳」という方もいらっしゃいました(熱意すごい!!!)
いよいよ、昨年秋からの試験勉強の成果が試される時がやってきました。

1アマ 受験記(1)

2011年04月09日 | 素人無線家
小学校の高学年くらいでしょうか・・・電気ものに興味を持ち始めたワタクシ。
中学に入った頃でしょうか、BCL(ああ、なつかしい響き・・・)とかアマチュア無線とか、男の子の間では大流行の状況でした。
そういうワタクシも、遥か30年以上も昔、中学1年生の時に国家試験を受けに行って、電話級のアマチュア無線技士の資格だけ取得していたのでした。
だが、アマチュア無線をするための無線機は高価で中学生には到底手に入れることはできず、当時色々と出版されていた「ラジオの製作」だとかの電子工作の雑誌を買っては、秋葉原に部品を買いに行って、ワイヤレスマイクやらインターホンやらを作っては遊んでいたのでした・・・(元祖アキバ系ですね!)
高校生になってから親にオネダリして無線機を買ってもらって、アマチュア無線局を開局。毎日夜遅くまで(というよりも、朝早くまで・・・)ピーピーガーガーとやっていたもんです。
そのときに愛用していた無線機が、これ・・・八重洲無線のFT101-ES、当時のベストセラー機です。(アマチュア無線界の、ですが・・・)

(押入れから最近引っ張り出してきましたが、まだ元気なようです。局免許もアンテナもないので、受信だけですが・・・)
大学生になってからもしばらくアマチュア無線をやっていましたが、そのうち無線からは遠ざかり、いつの間にか局免許の期限も切れ、再免許の申請も忘れていたので閉局。
それから時が流れて・・・
アマチュア無線の資格取得も随分と身近になってきたようで、1級や2級といった上級資格でも電波法規や無線工学の試験が記述式から選択式に変更になり、電気通信術(いわゆる、モールス電信ですね・・・)の実技試験も送信&受信から受信だけになり、受信の速度も1分間に25文字と、ワタクシが中学生の頃の電信級並みの速度へと随分と容易に。。。
何せ、当時の第1級アマチュア無線技士の電気通信術の試験は、欧文と和文の両方があって、なおかつ1分間に60文字というスピードでしたから、自分なんか絶対にムリと思って、憧れの資格だと思っていたものです。
そうこうしている内に、いよいよ1アマ、2アマの電気通信術の実技試験も近々なくなることになりそう・・・
昨年11月には、総務省から電気通信術の試験の見直しに対してのパブコメが出され
今年の2月に、パブコメ結果を踏まえた関係法令等の見直しがアナウンスされました。いよいよ近いうちに1アマ、2アマからも電気通信術の実技試験が無くなることになりそうです。
国際的な流れもありますが、何か寂しい感じが・・・今のうちにモールスの試験を受けておかないと、2度とモールスの試験そのものが受けられなくなる。
そうなんです、モールスの試験そのものを受けておいてみたい気持ち半分、家族に会話の相手をしてもらえなくなった老後のための会話相手を探す目的半分(?)で、どうせなら電話級から一足飛びに1アマを受験してやろうと思い立ったのでした。