樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

びわ湖の漁師と 山女

2008-02-18 | 環境コミュニケーション
市川先生のご要望にお答えして…。

ですが 会社のブログからちょこっとペーストしました。

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昨日、滋賀県立大で 滋賀県生協大会あって シンポジウムに出てきました。

お題は、

地球のために びわ湖から
山からびわ湖へ
-水の大切さを学ぶ-

山人(やまびと)と 漁師が語る 
・・・ 森と湖からのメッセージ ・・・


森 担当 雪女の山女が 私だったんです。
山人って・・・ と 思ったのですが

いやー 彦根は 実に ひどい 吹雪でした。

雨女 改め 雪女 です。

あっ でも 今回 ご一緒させて頂いた方は みんな 同じで
「 最近 雪が降ると うれしいねぇー 」と しみじみ雪が降るのを見ていました。 

びわ湖を思う シンポジウムですからねぇ。
冷たい水が びわ湖に入らないと湖底の酸素が不足するらしいです。




写真は、ご一緒 させて頂いた方々手です。

左から 滋賀の方ならみんなご存知の 
びわこ放送で いつも 熱く語られている 川本 勇さん。

ふふふっ この川本さんも 鎖国論者でした
半分冗談 半分本気。
ミュージシャンでもある川本さんは
ジョンレノンの「身土不二」に感銘されて 地産地消をテーマに活動されているのですが、みのもんたバリに
「おくさん あなたの選択が滋賀の環境を変えるんです」と甘いトークをされていました。コブクロではなく 地元のミュージシャンも地産地消で…と 笑いもむ忘れず。。。ハハハッ。

滋賀県を独立国家にして 関税をかける なんて 私より すごい。
目的は ちゃんと地場のものを使って 地元で循環するしくみをつくろうという事なんですが…。


真ん中が、石鹸運動に始まり、菜の花、そして今は
びわ湖プロジェクトで ご一緒の 藤井絢子さん。
環境生協 理事長 です。

滋賀が環境県だと言われる原動力になった方です。
近江の森とびわ湖をつなぐというのが 長年の夢だったそうです。
私では 役不足な気もするのですが・・・。


そして 右が 今回の私の相方である びわ湖の漁師 
守山の 戸田 直弘さん。


「わたし琵琶湖の漁師です」の著者でもあります。

いやー お兄さん 昔 ブイブイいわしてはりましたねぇー
って イメージですが とても細かい気配りをして頂きました。
自然を相手にされてきた心の深さや優しさを感じました。

シンポジウムの直前に 私が

「 もう まな板の上のコイ ですねぇー」 と 戸田さんに言いましたら


「 あー 鯉でよかった。 まな板の上のマグロ と ちごて」

うーん 一瞬 まん丸プリプリの私の顔を見て マグロを想像されたのかと思ったのですが
びわ湖の魚を みんなが食べなくなったことを 憂いておられるんだとわかりました。

鮭 じゃなくて ビワマス を 食べてくれぇ という感じかなぁ。


お話すると 今 抱えている問題点 そして 何より びわ湖を
思う気持ちと 近江の森を思う気持ちは 一緒なんだと 感動しました。


地元の自然を相手に 長く 仕事をしていこうと思うと
無茶な漁 や 無茶な伐採は できないのよね。


戸田さんたち びわ湖の漁師さんが びわ湖を守る為に 
植林活動もして頂いているようです。


私たちも 「近江の森」 を 守って キレイな水が
びわ湖に 流れるように がんばらないと と 思いました。 


メディアでは、びわ湖があぶない ! と 言われていますが
戸田さんの 印象では 湖底を住みかにしているイサザなども
以前より たくさんいるようで よくなってきているとの事でした。

琵琶湖は ほんと ずいぶん きれいになったんです。


全国豊かな海づくり大会で ブルーギルの天皇陛下の お言葉を
聞かれていて あの時の報道は ちょっと違う と おっしゃっていました。


その頃 日本は食糧難で それを憂慮されて 国民の為を思って
お持ち帰りになったという意味の事を陛下自ら おっしゃっていたようです。


そんな訳で ブルーギルは 食べられるんです!

その後の 地産池消大試食パーティー で
戸田さんたちが作られた ブルーギルの缶詰を頂きました。




いや ほんと 白いご飯に とてもあいますよ。

まだ 試作段階のようで 高校生の手作りのパッケージが
缶詰に貼ってありました。


 

今日 シンポジウムを聞いて頂いた農業をされている 
知り合いから電話がありました。

「今度は わちらも 入れてくれぇー」

いや ほんと これからの 滋賀の自然や環境 健康もですが 
地元の農林水産業を 大切にしていかないと・・・と
心底 思いました。

ふふふっ でも 漁師さんから 本モロコのいるところ
聞いたもんねぇー。

と 言っても 釣りにいけないんだけど・・・。

シンポジウムは ほんと時間が短くて ほんと 本で言えば
最初の3ページ分位な感じでした。

ここで 書いてる方が ずっと 濃いし長い・・・。

地産池消大パーティーの報告は またにしますねぇ

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生協大会 (市川純雄)
2008-02-19 22:04:50
 大雪の中ご苦労さんでした。報告興味深く読ませていただきました。ほんとうに森、湖、農地三位一体の活動が大切ですね。環境保全も個々バラバラでは効果がないばかりか、逆効果になる場合もあるように思います。今後もこういうう会合でいろんな立場で論議が深められるといいですね。
 地産地消パーティの料理おいしそですね。ブラックバスやブルーギル料理一度食べてみたいものです。地産地消大賛成ですが、食糧自給率39パーセントではどうにもなりませんね。戦中戦後の食糧難時代を経験した者には不安でなりません。
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地産地消 (樹子)
2008-02-20 09:04:49
焼き鯖そうめん おいしかったです。
湖北、湖西の料理は知らないものもいっぱいあるんですねぇ。
小エビと豆の炊いたのは、毎度おなじみの郷土料理でしたが 山に住んでいたので あまり頂いた事のないびわ湖の魚もありました。

木材の自給率は、約20%です。

これからは、輸入がストップしても生き延びられるようなベースづくりが大切ですよね。
年金より、畑・山・今はほったらかしの田んぼが実家にある事の方が 今の私には安心な感じがしています。
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