なんども 書いて申し訳ないですが
目の前で枯れて行く樹や
伐採した丸太の伐り口を見ていると
100年後に ちゃんとした森林が残せるのだろうかと不安になる。
もっと 欲深く言うと 持続可能なわが町の森林をと
伐採をはじめ、製材をし、その木を使った家づくりを
始めたのに 環境には大丈夫だったとしても
木 そのものの程度が悪くなってしまうと
良い建築が出来なくなってしまう。
今は、機械で乾燥させて 結局 木材の耐久性を落とすような事が標準仕様になっているので どっちみち一緒なんだけど 今後 貴重な資源となるであろう日本の木材を長持ちさせようという使い方をしようと思ったら 樹の中身はとても大切になってくる。
歩留まりも悪くなるので、林業の方が一生懸命育てられた木も安く買わざるを得なくなってしまうかもしれない。
会社としても 同じ手間ひまをかけて伐採しても製品にならないのでは 何をしている事かわからない。かといって程度の悪い樹だけを 伐らずに残すわけにも行かないし…。
買う時は、よーく樹皮や枝を見てから値段を決めてねとビジネスとしては思ってしまう。
で ついつい 熱くなってしまうのよねぇ。食い止めたいの。
普通の人には、あー松が枯れてるなー。そのうち 又 違う樹が生えてくるでしょ てなものかも知れないけど 100年もたせる家をつくろうと思うと あの微妙に曲がった松丸太は とても大切な樹になる。
もともと 私自身は環境に良い生活もおこないもしていた訳ではないし 今でもひどいものだ。
つい この間までは 全然 知らなくて気にも留めていなかったので
きっと 今まで環境や森林に関わってこられた方からは
今さら 何を言っているのだと思われていることだろう。
この間、あんまり「ぎゃんぎゃん」言うと
又 言ってるって感じで 聞いてもらえなくなりますよと
たしなめて頂いた。ありがたい。
基本的には、このブログで爆発させて バランスをとっているが
実は、自分も少々いやになる時がある。
ほんと 読んで頂いている方には 申し訳ないことです。
又 何か見つけてしまったら 暴走するかも知れないけれど
一応 この問題の「芯」みたいなものが自分の中で固まったので
しばらくは 落ち着くと思います。うん。
そのアドバイスのおかげで もうすぐ出るシンポジウムの
講演の資料は ちょっと ソフト目に作りました。
びわ湖環境ビジネスメッセのセミナーの一つで
滋賀グリーン購入ネットワーク主催の
「ストップ地球温暖化!」
-琵琶湖と、すべての生き物たちと共に-
経済と環境を両立させた持続可能な社会を構築する為に「生業」として「すべきこと」を発表するようにとの事だ。「樹業」として、話してきます。
ほんとは、今の気分としては 温暖化どころではないし、琵琶湖どころでもない。
でも 森林が守れて なるべく化石資源を使わないで流域で循環するシステムが出来れば、琵琶湖の水にも温暖化にも寄与できるしね。
そのセミナーで基調講演をされるのが
国際連合大学 副学長 安井 至氏だ。
工場長が 面識があるらしく とても面白くていい人だよと教えて頂いた。
という事で 「検索」してみました。
なんと 驚き。私が よーく読ませて頂いていたサイトの方だ。
「キュー」と 詰まった時に ほほー そんな見方もあるのねぇとか
それには そんな裏があったのね とか とても勉強になる。
市民のための環境学ガイド