実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~

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実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~(第172号)

2008年10月27日 | メルマガ
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 【PR】NPO法人心身医学臨床研究会 第22回大会を開催します!
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 当会は、病気予防の重要性を踏まえ、代替医療や統合医療などの講演会を
 続けています。今回のテーマは「医療従事者と患者の癒し」です。
 医療従事者や健康産業に関わる皆さん、是非ご参加ください!
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    『実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜(第172号)』
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 ●今日のテーマ●
 【巻頭言】    みんなが医療を育てるという視点が必要ですね
 【診察室から1】 ストレスに関する考え方6〜うつ3
 【気功治療9】  気功治療〜今週はおやすみします
 【診察室から2】 免疫力が落ちている原因を考える
 【本のご紹介】  『催眠の科学―誤解と偏見を解く』
 【編集後記】   「リハビリ中止は死の宣告」の記事から
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 こんにちは。ドクターロハス陣内です。

 都内の病院の産婦人科でシニアレジデントが救急の受け入れを断った後で、
 患者さんが死亡してしまい、マスコミを騒がせています。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000055-mai-soci

 産婦人科は必ず当直を必要とする大変な診療科です。にも関わらず、2008年
 発行の「国民衛生の動向」を見ると、平成16年から2年間で外科の△7.2%
 に次いで△5.6%と人数が大きく減少しているのが分かります。

 命の琴線に触れるのが産婦人科ですから、元々人気のある診療科でした。し
 かし、世の中が訴訟社会になり、いろいろな制度改正も経て、医師の産婦人
 科離れが進んでいるのです。女性蔑視と言われてしまうかもしれませんが、
 敢えて書きますと、当直できない女性医師の割合が多くなっているのも、誰
 も表立って指摘しませんけれど、本当は大きな問題だと思います。

 今回のニュースの善悪をコメントするつもりはありませんが、小児科も含め
 て、市民自らが医療を育てるという視点がないと、このまま医療は再生しな
 いのではないかと思います。

 地方が医療を育てるにあたり、地方分権が達成すべき大きな課題になってき
 ます。そして医療と年金がこれ以上政治の道具にならないように、皆さん自
 身が見張って行かねばならないのではないでしょうか。

 実践ロハス生活〜これであなたも医者いらずブログ
 http://blog.livedoor.jp/lohas_j/archives/51047020.html

 では今週もはじめます。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から1】ストレスに関する考え方6〜うつ3
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 我が家では理気(気を巡らせる)効果を狙ってグレープフルーツのアロマオ
 イルを寝室で使用するようになりました。確かに少し良い感じで寝られるよ
 うになったかな?と思います。

 さて前回に予告しましたが、肝気鬱結により胃腸にまで症状が及んだ状態で
 ある、肝気犯脾の治療はどのようなものが考えられるでしょうか?

 脾土(脾は五行の土に当たります)の病気は、湿(水分)が胃腸に溜まる状
 態と、その湿が熱と結びついて痰(粘りを帯びた水)になる状態を考えなけ
 ればなりません。

 脾土の湿を解消する代表的生薬は茯苓(ぶくりょう)、マツの根に寄生する
 真菌類である。そして痰を解消するための代表は半夏(はんげ)、サトイモ
 科のカラスビシャクの地下茎(球茎)です。

 余談ですが、この球茎からひげ根と花茎を除いた部分はへそをくりぬいたよ
 うな形であり「へそくり」の語源だそうです。地位の低かった嫁が、つわり
 薬のへそくりを自分用と称して集め、こっそり薬屋で換金した、というのが
 へそくりの元々の意味とのことです。

 さて治療に戻りますが、肝の状態を元にもどす疎肝解鬱の代表的生薬である
 柴胡、そして脾に作用する茯苓と半夏をどう組み合わせるか、ということに
 なります。

 茯苓と半夏を含む代表的処方は半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)です。柴
 胡は含みませんが、厚朴の気を巡らせる作用が含まれているので、肝木より
 も脾土の症状が強い時にはこの処方を使用します。

 肝気鬱結を主体に治療して脾土の痰湿も除きたいということであれば、柴胡
 茯苓、半夏全てを含む方剤を考えます。代表的処方は柴朴湯(さいぼくとう)
 と竹じょ温胆湯(ちくじょうんたんとう)です。前者は乾燥性が強く、後者
 は熱痰にも対応できるという特徴があります。

 肝気犯脾とは関係ありませんが、風邪の最後は熱痰となることが多いので、
 私は竹じょ温胆湯を多用しています。

 次週は肝気鬱結が長期化したときに生じる臓腑の障害について解説します。

 新医療研究
 http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/50753052.html


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【気功治療8】気功治療〜今週はお休みします
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 今週の5人のモニターさんの気功治療ですが、今週は週の前半に風邪をひい
 てしまったので、お休みしました。モニターさんたち、ごめんなさい。


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
 【診察室から2】免疫力が落ちている原因を考える
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 患者さんの中には繰り返し風邪をひいて来られる方も少なくありません。中
 には「免疫が落ちている」「免疫が弱い」と自分で分析される方もいらっしゃ
 います。

 患者さんは風邪を繰り返すという現象を見て「免疫が落ちた」と感じるわけ
 ですが、何故免疫が落ちたのかを突き詰めて考えるということはあまりない
 ようです。

 でも免疫が落ちる、ということはあまりあって欲しくないことですよね?

 そこで、どのような状況だと免疫が落ちるのか、東洋医学的に考えてみよう
 と思います。

 まずは肺。体を覆う、皮膚と粘膜は肺と考えて下さい。外界との境目にあた
 ります。肺のどこかに慢性的なほころびができていれば、それは免疫低下と
 考えても良いでしょう。傷、乾燥、有害物質、ウイルス、タバコなど肺に影
 響を与えるものはたくさんあります。通常は痛みや腫れを伴うので、始まり
 も分かりやすいですが、慢性刺激だけは注意が必要です。

 次に肺の働きを弱める原因を考えてみます。肺のほころびを治しても、肺を
 弱める体質を持っていないかどうかを考える必要があります。

 のぼせのある人でさらに足は冷えるという人は、生命力の不足をまず考えま
 す。元々体の弱い人、慢性疲労、老化などが考えられます。このような場合
 には腎が弱っているため、十分な休養と足腰の強化が必要になります。

 のぼせるが冷えはない、という人は、入ってくるエネルギーが過剰な状態を
 考えましょう。これもバランスが悪くなり免疫的にはマイナスです。過食、
 飲酒(結構多い印象です)、ストレスなどが原因となります。これは原因を
 除いていくのが一番の早道のようですが、生活習慣と密着しているので、な
 かなか解消が難しい面もあります。

 あと肺と関連するのは太りにくい体質です。食べてもエネルギーが体に入っ
 て来ないので、体を防御する働きが弱くなります。こういう体質を解決する
 には、少しずつ運動量と食事量を増やしていくということになりましょう。

 ご意見ご感想がございましたらlohas@jjclinic.jpまで!

 陣内耳鼻咽喉科クリニックブログ
 http://blog.jjclinic.jp/archives/50731103.html


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 【本のご紹介】『催眠の科学―誤解と偏見を解く』
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 ★『催眠の科学―誤解と偏見を解く』★
 成瀬悟策(著) 講談社(1997/01)
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062571536/jjclinic-22/ref=nosim

 私の催眠の印象とは、映画や漫画で催眠状態の人が、治療者からの暗示を受
 けて銀行強盗を行ったりする、そんなコントロールされてしまうような怖さ
 を持っていました。

 実際にはその人の無意識の意思が働くので、犯罪を犯す意識が元々存在しな
 い人がそういう意味でコントロールされるということはあり得ないようです。
 ただ逆に、犯罪の素因を持った人であると、コントロールされてしまう可能
 性がゼロではないとのことですので、治療に当たる人たちの倫理性は厳しく
 問われることになるでしょう。

 最近の若い人たちの間には、非論理的なことが不快でないという感覚が広がっ
 ているように感じます。催眠療法がこれから有用なツールになる可能性を感
 じつつ、何らかの目的をもった集団を形成する(例えば反社会的団体)危う
 さも同時に感じとりました。

 しかし患者さんにとっては、現実から離れ、さまざまな外界からの刺激によっ
 て生じた心身の歪みを回復させるための、とても優れた方法のひとつとして
 催眠療法は重要な選択肢になりえると感じました。

 ドクターロハスの読書日記
 http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/51037133.html


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 【編集後記】「リハビリ中止は死の宣告」の記事から
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 免疫学者で有名な多田富雄さんが、2001年に脳梗塞になり、以後リハビリを
 しながら、左手と頭脳だけで現在の医療制度に対する提言を行っています。
 http://blog.goo.ne.jp/rehakaitei/e/552d057b5634a7b30bc1332c31938d7c

 私は先日メディカル朝日2008年10月号で初めて目にしたのですが、リハビ
 リの日数が180日を上限とする診療報酬改定が、医師の医療権を制限した歴
 史的改悪であったと氏は語ります。リハビリに縁のない私でしたが、確かに
 それ以後、医療費削減ありきの医療界になっていることは分かります。
 http://www.asahi.com/medical/0810.html

 十分なリハビリを受けられずに亡くなられる方が少なからずいることを改め
 て考えさせられ、ここで紹介することが私の務めであると感じた次第です。

 ドクターロハスの何でも日記
 http://blog.livedoor.jp/kjin66/archives/50839727.html

 ではまた来週!


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実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~(第171号)

2008年10月20日 | メルマガ
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 ●今日のテーマ●
 【巻頭言】    NPO法人心身医学臨床研究会 第22回大会を開催!
 【診察室から1】 ストレスに関する考え方5〜うつ2
 【気功治療8】  気功治療の続き
 【診察室から2】 自己鍛錬気功法について
 【本のご紹介】  『図解「月夜」の楽しみかた24』
 【編集後記】   自分の写真を撮影してみました
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 こんにちは。ドクターロハス陣内です。まずはPRからです。

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 続けています。今回のテーマは「医療従事者と患者の癒し」です。
 医療従事者や健康産業に関わる皆さん、是非ご参加ください!
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 実は今回、村井啓一先生のご講演「ヒプノセラピー 〜潜在意識療法〜」の
 座長を不肖私ドクターロハスが務めさせていただくことになりました。読者
 の皆さんも興味がありましたら、是非お気軽にご参加下さいね。
 11月30日(日)午後13時から。場所は銀座ラフィナートです。

 実践ロハス生活〜これであなたも医者いらずブログ
 http://blog.livedoor.jp/lohas_j/archives/51040502.html

 では今週もはじめます。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から1】ストレスに関する考え方5〜うつ2
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 ストレスにより、肝の疎泄機能が障害されたときに肝気鬱結はよく起こりま
 す。そのときにどうしたらよいのか、具体的に知りたいという質問をいただ
 きました。ありがとうございます。

 うつ証というのは何かが詰っていることを意味しています。漢字だと「滞」
 「積」「不通」を使います。数日のうつ様状態であれば、睡眠により改善す
 る可能性があります。

 この気詰まり状態を通じさせるということが治療の基本になります。敢えて
 言うならば、漢方薬なら柴胡剤が基本になるでしょう。加味逍遥散などが基
 本の処方になりましょう。軽症であれば理気作用のある香蘇散でもよいかも
 しれませんね。

 香蘇散は紫蘇の発散性を用いた処方です。あまり詳しくないので、もしも誤
 りがあったらどなたかに修正していただきたいのですが、発散性のあるアロ
 マオイルも効果があるのではないかと考えます。レモン、グレープフルーツ、
 ジャスミンといったところでしょうか。これらは予防、もしくは軽症向きで
 しょう。

 肝の障害が長期間になると、肝と胆の経絡が障害されます。頭痛は確かに側
 頭部に多く生じる傾向があります。ストレスが長期間生じているために、脈
 にも影響が出てきます。弦脈と言って、ギターの弦のようにピーンと張った
 脈が生じます。この脈の患者さんがこのところ大変に多い印象があります。

 明らかに脈が弦になっているのにストレスなど感じないという方も少なくあ
 りません。何かがストレスの感情を抑圧している可能性もあるため、私は患
 者さんの話よりも脈が弦脈になっていることの方を重要視しています。スト
 レスを受けていることに体は反応していると考える方が自然な感じがします。

 弦脈は睡眠不足で簡単に作ることができます(みんな作れるかな?)。私は
 自分で脈を取りながら、弦脈の傾向がでてきたら、休むように心掛けていま
 すよ。

 次回は、肝気鬱結により胃腸にまで症状が及んだ状態である、肝気犯脾より
 治療を調べてみます。

 新医療研究
 http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/50748841.html


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【気功治療8】気功治療の続き〜まだまだのレベルです
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 今週の5人のモニターさんの気功治療ですが。

 遠隔診断に一生懸命になってしまい、治療の内容がぶれてしまった感じがし
 ました。遠隔診断は精度がまだまだ低く、その診断を元に治療を行うとあま
 り効果が得られない、という負の連鎖が生じている感じです。

 ご本人の訴えに忠実に治療をしていかないといけませんね。自分のレベルを
 わきまえてもう少し治療を続けてみます。

 やはり体の疲れは翌日、背部に出ます。私自身の気の流れが背部(だけ?)
 悪いのだと思います。少し睡眠不足が影響したかもしれません。

 新医療研究
 http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/50748809.html


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
 【診察室から2】自己鍛錬気功法について
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 先日、日本気功科学研究所の仲里誠毅先生に香功(しゃんごん)を教えてい
 ただき、内養功(医療気功)のデモンストレーションを拝見する機会を得ま
 した。

 日本気功科学研究所
 http://www.qigong-nakazato.com/index3.html

 香功は脳活性化のための手順の決まった簡単な体の動きで、入門レベルに向
 いているということです。実際に私たちも行ってみましたが、音楽もありま
 したし、気分良く体が動かせました。

 この香功を仲里先生は「自己鍛錬による国民の健康づくり運動」と位置づけ
 ておられ、2005年までに約2万人に指導してきたとの事です。

 内養功は動きがもっと複雑で、バランスなども要求される、少し高度な動き
 が主体になっていました。これは国民運動と位置づけるのはムリなようです。

 仲里先生が特に強調されていたのは、深刻な医療財政から脱却するためには
 有効な国民運動が必要で、香功にはその可能性がある、ということでした。

 私は正論としてはかなり良い印象を持ちました。確かに10分強の適度な運
 動で高齢者向きとはいえ、軽い疲労感を覚えるような動きです。これが国民
 全体に広がれば、医療費抑制の効果も確かに出るように思います。音楽も良
 かったです。

 しかし現実には、その場限りの香功になっている人がほとんどなのではない
 かと思うのです。これは効果の即効性が実感できないというところにあるの
 だと思います。国民運動になるか、というと程遠い印象を受けました。

 どうしたら若い人が巻き込めるのかと考えますが、恐らく何かカッコイイ要
 素を加えるか、芸能人の間で香功が流行するなどの動きが必要なのではない
 かと思いました。

 即効性と見た目の良さ。どちらも私はあまり好きではありませんが、こうい
 うものを意識して運動を広げていっていただきたいな、と思いました。

 ご意見ご感想がございましたらlohas@jjclinic.jpまで!

 陣内耳鼻咽喉科クリニックブログ
 http://blog.jjclinic.jp/archives/50727681.html


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【本のご紹介】『図解「月夜」の楽しみかた24』
 ____________________________________________________________________▼

 ★『図解「月夜」の楽しみかた24』★
 中野純(著) 講談社α文庫(2008/07)
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062812169/jjclinic-22/ref=nosim

 月を愛でる心は日本人なら誰しも持っているのではないでしょうか?私も人
 一倍、月を愛でる心を持っています。しかし都会で綺麗な月を見ることは難
 しいと思い込んでいました。

 ところが中野さんは都会でどのように月を楽しむか。それを24通りも編み
 出して紹介しています。とても面白いです。

 小技としては、自分で月の光冠を作るという作業が好きです。みたことがあ
 るようにも思いますが、太陽同様、月の周りに虹のような紋様を作ることが
 簡単にできそうです。霧吹きを持っているだけでも、吐く息でも作ることが
 できるようです。

 大技で是非やってみたくなったのはムーンライトウォークです。月明かりだ
 けで山歩きをして、月の光の色んな表情を楽しむというものです。暗い山道
 が怖くない方、ご一緒しましょう。私は怖いです(怯)。

 自分で動かないと、月を楽しむことはできません。月のために自分を動かす
 余裕がなくなっている自分の状況を確認しました。本書では、どう動くと面
 白い月が現われるか、最大限に教えてくれています。

 ドクターロハスの読書日記
 http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/51032853.html


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
 【編集後記】自分の写真を撮影してみました
 ____________________________________________________________________▼

 自分の写真を、その道の専門家である知人のタツ・オザワさんに撮影してい
 ただきました。

 想いの実現 肖像写真家タツ・オザワ
 http://www.tatsuozawa.com/

 自分の顔は本当に非対称で、右から見た顔と左から見た顔が全く違っていま
 した。本当に新鮮な驚きがありました。さらに服を変えて撮影しましたが、
 自分の好みの自分の顔があるということも分かりました。

 名刺に写真を入れたり、ホームページの写真を入れ替えたりと、いろいろな
 作業をやらなくては、です。今日撮影した写真が、良い形の仕事の発展につ
 ながりますように。

 ドクターロハスの何でも日記
 http://blog.livedoor.jp/kjin66/archives/50667373.html

 ではまた来週!


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 【巻頭言】    アニマルシェルターに関するコメント
 【診察室から1】 ストレスに関する考え方4〜うつ1
 【気功治療7】  気功治療の効果出ています
 【診察室から2】 死に至る病、温暖化の影響か?
 【本のご紹介】  『霊の発見』
 【編集後記】   書家武田双雲氏の姿勢に脱帽
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 こんにちは。ドクターロハス陣内です。

 先週、アニマルシェルターに関してコメントしました。。

 「(動物たちの)命を奪ったり、生殖能力を奪うなんてとんでもないことと思
 います」とコメントしたところ、ご意見をいただきました。

 まず一つ目のコメントですが、動物に関わるお仕事の方から寄せられました。
 少しでも不幸な子犬や子猫を減らすために避妊や去勢手術を進めていくこと
 は悪いことではないし、保健所で日々殺処分している方々のストレスは大き
 く、住民からの誹謗、中傷、差別に苦しんでいる方も多いとのことでした。

 二つ目のコメントです。人は他の動物たちの命を奪って生きているし、食べ
 物のみならず毛皮や革製品でも、の現場では動物たちが泣き叫び、逃げ
 回っています。動物たちの現状を知らないで「とんでもない」ということは
 説得力がないとのことでした。

 どちらのコメントも、私よりも現状にお詳しい方たちのコメントですので、
 反論はありません。私も現状で行われていることや、自分たちが行っている
 ことを踏まえて、命の大切さを訴えて行こうと思いました。

 お二人の方たち、コメント頂きありがとうございました。

 実践ロハス生活〜これであなたも医者いらずブログ
 http://blog.livedoor.jp/lohas_j/archives/51034057.html

 では今週もはじめます。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から1】ストレスに関する考え方4〜うつ1
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 先週まで3回にわたり、不眠症について考察してきました。今日からはうつ
 について考えて見たいと思います。ネタ本は引き続き『いかに弁証論治する
 か〜疾患別漢方エキス剤の運用』(東洋学術出版社)です。
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/492495439X/jjclinic-22/ref=nosim

 「うつ」とはそもそも何でしょうか?

 古典には「鬱とは滞りて不通の意なり」とあるそうです。つまり何かが滞り、
 通じなくて鬱結した状態ということができます。滞るものの種類としては、
 気・血・痰・湿・熱・食が挙げられ、それぞれに対応の原則があるようです
 ので順次ご紹介していきます。

 「およそ病はうつによりておこること多し」

 こんな言葉があるようです。七情といって喜・怒・憂・思・悲・怖・驚)の
 七つの感情は中医学では重要な発病の要因とされています。どれもちょっと
 体に悪そうですね(笑)。喜びは健康に良さそうですが、中医学では過ぎた
 感情は健康には悪いと考えます。

 気鬱の話をします。気の巡りが悪くなる状態ですが、発散する場がなくて、
 気が行き場を失って溜まってしまう状態とでも申しましょうか。

 この発散働きは肝が持っています。肝の持つ疎泄機能とは、気の滞りを修復
 してのびのび生長できる状況を整える働きのことです。

 この疎泄機能は憂鬱な気分や怒り、ストレスの影響を受けやすく(のびのび
 できないので当たり前ですね)、肝気鬱結(かんきうっけつ)と呼ばれる状
 態になります。ストレスでカーッとなってできたエネルギーがこもる状態で
 す。よくありますでしょ?(笑)

 肝気鬱結は憂鬱になったり、情緒不安定になるだけ(だけってことはないで
 すが)です。しかし長時間持続すると熱になり熱が体を上り、口が苦くなっ
 たり、舌が赤くなり黄色の苔が見られたり、頭痛も生じることがあります。
 頭痛は肝と関連の深い胆の経絡(ツボの列のこと)にも生じやすく、側頭部
 に痛みが強くなることがあります。

 肝の熱は脾(消化器)にも及びやすく、「肝気犯胃」という状態が生まれると
 食欲がなくなります。また、肝は血を蔵しますので、月経不順になり、血が
 滞ると生理痛が生じることになります。

 気持ちの問題からいろんなことが起こるものですね。発散が大切ということ
 がよく分かります。

 新医療研究
 http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/50745024.html


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 【気功治療7】気功治療の効果が出ています
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 気功治療を現在、5人のモニターさんと身の回りの人たちに対して行ってい
 ます。

 気の治療で安心を得てくださる方、気の治療が来たのかな?と感じて下さる
 方、明らかに肩こり症状がよくなる方、何も感じない方、まあいろいろです
 が、私の気の治療としては上出来だと思っています。

 先日、気功は遠隔で行っているのだから、遠隔で診断もできないものか?と
 考えてやってみました。体の右に不調を感じた方には、右側中心の病気が一
 応ありました。気のせいかな?と思いましたが、右下顎に痛みを感じた方は
 その場所に歯肉炎があったとのこと。診断にはほど遠いですけれど、今後も
 疲れない範囲で試してみたいです。

 新医療研究
 http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/50745026.html


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 【診察室から2】死に至る病、温暖化の影響か?
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 インターネットで情報集めをしているときに気になった記事です

 「死に至る12の病」、温暖化の影響か
 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081008-00000001-natiogeo-int

 地球環境の変化により、大流行する可能性のある病気があり、その中で特別
 に注意すべき12の感染症が挙げられています。

 ペスト、結核、コレラ、エボラ出血熱、ライム病、鳥インフルエンザなど。

 この記事の何が面白いのか?それはこの部分です。
 「微生物と野生生物は長い年月をかけてともに進化しており、動物種は微生
 物に対処できるように適応する仕組みを発達させている。だから感染症が流
 行するというのは、通常、自然界に何らかの乱れが生じている証拠なのだ」

 突然、急性感染症が生じるようになったのは、恐らく2000年ころからだと
 思います。この考え方からすると、このころから地球規模で気候変動が生じ
 ていたということになりますね。そう言われるとそうかもしれません。

 西ナイル熱、SARDS、鳥インフルエンザ・・みんな騒がれだしたのは、
 丁度そのころからかもしれません。もっともSARDSはハクビシンが原因
 とも言われていますけれど。

 現実的対応として大切なのは、現地での早期の感染の発見であるとのことで
 す。感染症の兆候を発見することができるように地元の人たちを訓練するこ
 となのだそうです。

 この対応は確かに大切ですし、継続することが必要かもしれませんが、地球
 規模の対応が必要ですからね、なかなか大変かな、という印象です。

 ご意見ご感想がございましたらlohas@jjclinic.jpまで!

 陣内耳鼻咽喉科クリニックブログ
 http://blog.jjclinic.jp/archives/50724894.html


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 【本のご紹介】『霊の発見』
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 ★『霊の発見』★
 五木寛之(著) 平凡社(2006/09)
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/458283325X/jjclinic-22/ref=nosim

 私は健康を突き詰めて考えていったときに、死生観にぶつかりました。心の
 安定のために実は見えない世界が果たしている役割は大きいのではないかと
 思います。

 身近なところでは墓参で気持ちが鎮まったり、直感がものすごく働いたりす
 るときも、何かが見えないところで働いているように感じます。

 宗教が心のよりどころになる場合もあると思います。何かにすがりたいとい
 うことも少なくないと思いますが、何かみんなの知らない本質が見えている
 ということが場合によってはあるのかもしれません。

 直感はとても好きです。情報が直感を曇らせると書かれていて、思わず頷い
 てしまいました。情報よりも綺麗な水を飲むとか、朝日を浴びるなどのこと
 の方が、直感を通じて、真実にたどり着ける感じがします。朝からミスター
 ドーナッツでメルマガを書いているようではダメなようです(笑)。

 ドクターロハスの読書日記
 http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/51029408.html


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
 【編集後記】書家武田双雲氏の姿勢に脱帽
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 テレビでもよく登場するようになった(と思うけど)、若い書家の武田双雲と
 いう人がいます。この人のコラムを読んだのですが、子供のような高い「気」
 の感覚を保つための考え方が素晴らしいです。

 「嫌なことはそのままにしない。ストレスはきちんとストレスとして感じる。
 お酒に逃げたり、エンターテインメントを観に行って気を紛らわしたりとい
 うことなはい。悲しみ、苦しみ、困難も含めて全てのことがよりよい方向に
 行くように分析することを楽しんでいく。」

 私はコレを読んで、本当の健康のヒントを得たような気がしました。自分と
 対話をすることで、風邪をひいたときも、気分の塞いだ時も、分からないな
 りに自分の生活や心に分析を加えていくわけです。それが武田さんのように
 楽しめればよいなあと思いました。

 ドクターロハスの何でも日記
 http://blog.livedoor.jp/kjin66/archives/50629653.html

 ではまた来週!


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  ましたら必ず専門の医師の診察を受けられるようにお願いいたします。

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実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~(第169号)

2008年10月06日 | メルマガ
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 『気功の歴史から、学術的な分類、簡単な気功法から太極拳まで』
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  ドクターロハスがお届けする殿堂入りマガジン
    『実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜(第169号)』
             2008.09.29 まぐまぐ12870部 自社配信440部
  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  あなたの健康自立をサポートするメルマガです。末永くお付き合い下さい!
 ●今日のテーマ●
 【巻頭言】    アニマルシェルター〜殺処分される動物たち
 【診察室から1】 ストレスに関する考え方3〜不眠症3
 【気功治療6】  今までお休みしていたわけ〜気功治療再開!
 【診察室から2】 難治性中耳炎の攻略について〜十全大補湯で見えること
 【本のご紹介】  『老年について』
 【編集後記】   戸籍について〜自分のルーツを辿る
★                                  ☆
★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆

 こんにちは。ドクターロハス陣内です。

 ラジオでアニマルシェルターの話をしていたので興味を持ちました。

 動物の飼育は現代人の生活に密着したものと考えてよいでしょう。朝、通勤
 時に、動物と散歩をしているたくさんの人たちと出会います。

 ところが日本国内ではまだ保健所で殺処分されてしまう動物が、犬16万頭、
 猫24万頭なのだそうです(驚)。これを半分にしたい、ということでアニ
 マルシェルターに期待がかかっているとか。解決のために飼い主のモラルは
 もちろん重要なのですが、それを主張したところであまり効果はないでしょ
 う。

 また、避妊や去勢が当然のように対策として挙げられていますけれど、最も
 現実的な対応であることは分かりますが、私には動物の生殖能力を奪うなん
 て耐え難いですよ。だって古代日本人は動物を神と信仰していたわけですか
 らね。命を奪ったり、生殖能力を奪うなんてとんでもないことと思います。

 本当にどうしたら良いのでしょうね?良い方法が見つかると良いですが。

 実践ロハス生活〜これであなたも医者いらずブログ
 http://blog.livedoor.jp/lohas_j/archives/51026970.html

 では今週もはじめます。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から1】ストレスに関する考え方3〜不眠症3
 ____________________________________________________________________◆

 先週まで2回にわたり、不眠症について考察してきました。今日は不眠の最
 終回です。

 大まかに分類すると、精神活動過剰による「心血不足」による不眠とストレ
 スによる「肝血不足」による不眠、そして消化器不調による「血虚」による
 不眠と説明して参りました。
 http://archive.mag2.com/0000164378/20080922070000000.html
 http://archive.mag2.com/0000164378/20080929070000000.html

 あとは腎の働きを説明しなければなりません。腎は生命力を意味しています
 が、心火(活発な精神活動)の行き過ぎを弱めることができるのは、水をつ
 かさどっている腎の働きです。

 心の火と腎の水は本来、上半身と下半身に分かれていますが、それが腎の生
 命力を得て「心腎交通」の状態となり、体の平衡を保っているという側面が
 あるのです。

 従って、生命エネルギーが弱まり(すなわち老化のことですね)、腎の水を
 心までくみ上げることが出来なくなった場合、あとは先週お話した、脾(消
 化器)の機能異常により腎の水が減少したときに、心火が消せずに不眠になっ
 てしまうのです。「心腎不交」と言います。

 今まで述べてきた不眠の中で重要と思われる処方を挙げておきます。

 第一に挙げられるのは帰脾湯(きひとう)です。元々消化を助ける作用が中
 心の処方ですが、安神作用に補血作用を合わせ持つ生薬が多数配されていま
 す。当帰(とうき)、龍眼肉(りゅうがんにく)。酸棗仁(さんそうにん)
 は肝の補血にも効果がありますし、遠志(おんじ)は心腎交通の生薬ですの
 で、どの型の不眠に対しても一定の効果を上げることができるでしょう。

 ストレスがとても強くて寝られない場合には、肝の傷害が中心になりますの
 で、酸棗仁湯(さんそうにんとう)が中心になりますが、これで肝鬱の解消
 が難しい場合には、さらに柴胡を配した処方を考えていきます。

 薬膳ではあまり身の回りの食材はないですね。強いて挙げるなら小麦、あと
 は酸棗仁、牡蠣(ぼれい;牡蛎殻のこと)ですね。重みのあるもので、精神
 状態を鎮めるという意味で、鉱物なども使われるようです。

 新医療研究
 http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/50741405.html


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【気功治療6】今までお休みしていたわけ〜気功治療再開!
 ____________________________________________________________________▼

 私が初めて、身の回りの人たち、ご希望のあったモニターさんたちに気功治
 療を始めたのは数週前のことでした。ところが数日で疲れを感じて、少し休
 んでいたのです。まだ体ができていないのか・・?と少し考えました。

 でも実は密かに、十分に休んだと思ったので、家族で少し試運転していたの
 です。ところがどうしても気功治療が上手くいく実感が得られません。家族
 も以前と異なり、あまり感じが良いとは言わなくなりました。

 何だか治療のための良い気が出ていない気がする・・。

 という印象が自分の中にあったので、ストレスや過労があったこともあり、
 もう少し休んでいようと思ったのでした。とにかく早く寝ました。子どもた
 ちよりも早いくらいにです。

 体力の回復と共に、溜めていた仕事が噴出していますし、風邪の患者さんも
 増えてきていますけれど、気功治療ができる状況が整いましたので、また再
 開したいと思います。モニターさんたちは何か変化が生じましたらご報告を
 よろしくお願いいたします。

 新医療研究
 http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/50741407.html


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
 【診察室から2】難治性中耳炎の攻略について〜十全大補湯で見えること
 ____________________________________________________________________▼

 鼻水について過去2回考察してきましたが、また耳鼻科ネタになりますが、
 中耳炎について考えてみたいと思います。

 中耳炎は鼻の奥にある菌が、耳と鼻を繋ぐ管(耳管といいます)を通じて、
 感染を耳に起こすために生じるとされています。

 私は西洋医学者でもありますので、この常識を否定するつもりはありません。
 確かに鼻の治療をしっかりすることで、中耳炎は確実に良くなります。

 ところがー。

 最近とても気になる現象があるのです。

 中耳炎が全然治らないという子どもたちに、十全大補湯という処方を選択す
 ると、不思議なくらい治っていくのです(黒部市民病院の丸山裕美子先生に
 教わった方法です)。そしてよくよく見ると、今まで気づかなかったそうい
 う子どもたちの共通項が浮かんできました。

 治りにくい中耳炎の子は、体の細い子、そして体格は良くてもやや水太り傾
 向の子であることが分かります。なるほど、十全大補湯を使いたくなるわけ
 です。

 もしかしてこういう子どもたちに必要なのは抗生物質ではなく、体質を補正
 する薬ではないのだろうか?そんな考えが頭の中をよぎります。

 一方で西洋医学にも、少量長期使用することで良くなるという抗生物質の使
 い方が存在し、これも確かに効果があります。

 体を補う漢方処方、そして少量の抗生物質処方。どちらも同じような効果を
 感じるのですが、気のせいでしょうか?

 私は軽症であり、お子さんが飲んでくれるなら(結構飲んでくれます)漢方
 処方を、軽症とは言えない場合には漢方処方と少量の抗生物質を併用してい
 ます。

 たかが中耳炎と思われるかもしれませんが、いろんな考え方で攻めないと、
 攻略はできないのです。今日も知り合いの先生と再会し、「十全大補湯は効
 果あるよねー」と話をしましたよ。

 ご意見ご感想がございましたらlohas@jjclinic.jpまで!

 陣内耳鼻咽喉科クリニックブログ
 http://blog.jjclinic.jp/archives/50721774.html


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【本のご紹介】『老年について』
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 ★『老年について』★
 キケロー(著)、中務哲郎(薬) 岩波文庫(2004/01)
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479666XXXX/jjclinic-22/ref=nosim

 私は何故この本を本棚に加えたのか覚えていません。老化ということを真剣
 に考えてみようとでも思ったのでしょうか。哲学書ですので、なかなか手が
 出ませんでしたが、とうとう読んでみた次第です。

 歳を重ねるということは悲しいことではない、というのがこの本を読んだ私
 の結論です。悲しく感じるのは、若いときの機能に依存した老年を送ってい
 るからであり、生き方を精神性や学びに費やしていくことが必要なのでしょ
 う。機能に頼るなら、若いころから相当に慎重な生活を余儀なくされるでしょ
 う。それも良いですが。

 ソローンの「毎日何かを学び加えつつ老いていく」という言葉も、著者の「
 老人には静かで気負いのない話しぶりがふさわしいし、雄弁な老人の整然と
 した穏やかな演説はそれだけで傾聴を勝ちとるものだ。」という言葉も素晴 
 らしい。

 この本を読んでから、高齢者のことを自信をもって励ませるようになりまし
 た。自分のことを死んだ方が良いと言う人もいますが、とんでもないことで
 す。

 ドクターロハスの読書日記
 http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/51025612.html


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 【編集後記】戸籍について〜自分のルーツを辿る
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 ご興味のない方はごめんなさい。戸籍の話です。

 先日、必要があり戸籍を取り寄せました。昔は青い文字であれこれ書かれて
 いたり、家をでて戸籍が移ると名前に×印がされていたりして、人の出入り
 がよく分かるようになっていました。自分のルーツを辿ることも可能でしょ
 う。

 ところが手にした戸籍は「何だコレ・・」。

 ワープロで印刷された、過去の動きについては抹殺された、現状を伝える証
 明書扱いのものでした。これでは家のルーツは分かりません。

 戸籍制定は国民支配が目的だったとか、民法772条問題が女性の自由を束縛
 しているとか、いろんな差別の元になる情報であるなどと言われます。

 確かにこれらは一面真実ですけれど、自分の先祖がどこで住み、移って生き
 てきたのかを知ることは、自分を規定している見えないものを知る手がかり
 になると思うのですが、如何でしょうか?

 東京の詳細な戸籍は失われつつあるようですね。地方にもこの動きは広がる
 ことでしょう。自分のルーツを大切に思えないとは悲しいことです。私は以
 前の戸籍でようやく三代前まで遡れる程度です。

 昔、ルーツというアメリカのテレビ番組がありましたね。私は子どもながら
 に感動にむせびながらテレビを見た記憶があります。また見たいです。
 http://www.superdramatv.com/line/roots/

 ドクターロハスの何でも日記
 http://blog.livedoor.jp/kjin66/archives/50623006.htm

 ではまた来週!


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