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【PR】NPO法人心身医学臨床研究会 第22回大会を開催します!
――――――――――――――――――――――――――――――――――
http://www.shinshinken.org/taikai-jouhou/22taikai-jouhou.html
当会は、病気予防の重要性を踏まえ、代替医療や統合医療などの講演会を
続けています。今回のテーマは「医療従事者と患者の癒し」です。
医療従事者や健康産業に関わる皆さん、是非ご参加ください!
お問い合わせ e-mail・・・medical@joyakuken.co.jp(担当:新山・桐山)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
私も参加いたします。当日ご参加の方はメールで教えて下さい。(陣内)
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
☆ ★
ドクターロハスがお届けする殿堂入りマガジン
『実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜(第172号)』
2008.10.27 まぐまぐ12450部 自社配信456部
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
あなたの健康自立をサポートするメルマガです。末永くお付き合い下さい!
●今日のテーマ●
【巻頭言】 みんなが医療を育てるという視点が必要ですね
【診察室から1】 ストレスに関する考え方6〜うつ3
【気功治療9】 気功治療〜今週はおやすみします
【診察室から2】 免疫力が落ちている原因を考える
【本のご紹介】 『催眠の科学―誤解と偏見を解く』
【編集後記】 「リハビリ中止は死の宣告」の記事から
★ ☆
★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆
こんにちは。ドクターロハス陣内です。
都内の病院の産婦人科でシニアレジデントが救急の受け入れを断った後で、
患者さんが死亡してしまい、マスコミを騒がせています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000055-mai-soci
産婦人科は必ず当直を必要とする大変な診療科です。にも関わらず、2008年
発行の「国民衛生の動向」を見ると、平成16年から2年間で外科の△7.2%
に次いで△5.6%と人数が大きく減少しているのが分かります。
命の琴線に触れるのが産婦人科ですから、元々人気のある診療科でした。し
かし、世の中が訴訟社会になり、いろいろな制度改正も経て、医師の産婦人
科離れが進んでいるのです。女性蔑視と言われてしまうかもしれませんが、
敢えて書きますと、当直できない女性医師の割合が多くなっているのも、誰
も表立って指摘しませんけれど、本当は大きな問題だと思います。
今回のニュースの善悪をコメントするつもりはありませんが、小児科も含め
て、市民自らが医療を育てるという視点がないと、このまま医療は再生しな
いのではないかと思います。
地方が医療を育てるにあたり、地方分権が達成すべき大きな課題になってき
ます。そして医療と年金がこれ以上政治の道具にならないように、皆さん自
身が見張って行かねばならないのではないでしょうか。
実践ロハス生活〜これであなたも医者いらずブログ
http://blog.livedoor.jp/lohas_j/archives/51047020.html
では今週もはじめます。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
【診察室から1】ストレスに関する考え方6〜うつ3
____________________________________________________________________◆
我が家では理気(気を巡らせる)効果を狙ってグレープフルーツのアロマオ
イルを寝室で使用するようになりました。確かに少し良い感じで寝られるよ
うになったかな?と思います。
さて前回に予告しましたが、肝気鬱結により胃腸にまで症状が及んだ状態で
ある、肝気犯脾の治療はどのようなものが考えられるでしょうか?
脾土(脾は五行の土に当たります)の病気は、湿(水分)が胃腸に溜まる状
態と、その湿が熱と結びついて痰(粘りを帯びた水)になる状態を考えなけ
ればなりません。
脾土の湿を解消する代表的生薬は茯苓(ぶくりょう)、マツの根に寄生する
真菌類である。そして痰を解消するための代表は半夏(はんげ)、サトイモ
科のカラスビシャクの地下茎(球茎)です。
余談ですが、この球茎からひげ根と花茎を除いた部分はへそをくりぬいたよ
うな形であり「へそくり」の語源だそうです。地位の低かった嫁が、つわり
薬のへそくりを自分用と称して集め、こっそり薬屋で換金した、というのが
へそくりの元々の意味とのことです。
さて治療に戻りますが、肝の状態を元にもどす疎肝解鬱の代表的生薬である
柴胡、そして脾に作用する茯苓と半夏をどう組み合わせるか、ということに
なります。
茯苓と半夏を含む代表的処方は半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)です。柴
胡は含みませんが、厚朴の気を巡らせる作用が含まれているので、肝木より
も脾土の症状が強い時にはこの処方を使用します。
肝気鬱結を主体に治療して脾土の痰湿も除きたいということであれば、柴胡
茯苓、半夏全てを含む方剤を考えます。代表的処方は柴朴湯(さいぼくとう)
と竹じょ温胆湯(ちくじょうんたんとう)です。前者は乾燥性が強く、後者
は熱痰にも対応できるという特徴があります。
肝気犯脾とは関係ありませんが、風邪の最後は熱痰となることが多いので、
私は竹じょ温胆湯を多用しています。
次週は肝気鬱結が長期化したときに生じる臓腑の障害について解説します。
新医療研究
http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/50753052.html
▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
【気功治療8】気功治療〜今週はお休みします
____________________________________________________________________▼
今週の5人のモニターさんの気功治療ですが、今週は週の前半に風邪をひい
てしまったので、お休みしました。モニターさんたち、ごめんなさい。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
【診察室から2】免疫力が落ちている原因を考える
____________________________________________________________________▼
患者さんの中には繰り返し風邪をひいて来られる方も少なくありません。中
には「免疫が落ちている」「免疫が弱い」と自分で分析される方もいらっしゃ
います。
患者さんは風邪を繰り返すという現象を見て「免疫が落ちた」と感じるわけ
ですが、何故免疫が落ちたのかを突き詰めて考えるということはあまりない
ようです。
でも免疫が落ちる、ということはあまりあって欲しくないことですよね?
そこで、どのような状況だと免疫が落ちるのか、東洋医学的に考えてみよう
と思います。
まずは肺。体を覆う、皮膚と粘膜は肺と考えて下さい。外界との境目にあた
ります。肺のどこかに慢性的なほころびができていれば、それは免疫低下と
考えても良いでしょう。傷、乾燥、有害物質、ウイルス、タバコなど肺に影
響を与えるものはたくさんあります。通常は痛みや腫れを伴うので、始まり
も分かりやすいですが、慢性刺激だけは注意が必要です。
次に肺の働きを弱める原因を考えてみます。肺のほころびを治しても、肺を
弱める体質を持っていないかどうかを考える必要があります。
のぼせのある人でさらに足は冷えるという人は、生命力の不足をまず考えま
す。元々体の弱い人、慢性疲労、老化などが考えられます。このような場合
には腎が弱っているため、十分な休養と足腰の強化が必要になります。
のぼせるが冷えはない、という人は、入ってくるエネルギーが過剰な状態を
考えましょう。これもバランスが悪くなり免疫的にはマイナスです。過食、
飲酒(結構多い印象です)、ストレスなどが原因となります。これは原因を
除いていくのが一番の早道のようですが、生活習慣と密着しているので、な
かなか解消が難しい面もあります。
あと肺と関連するのは太りにくい体質です。食べてもエネルギーが体に入っ
て来ないので、体を防御する働きが弱くなります。こういう体質を解決する
には、少しずつ運動量と食事量を増やしていくということになりましょう。
ご意見ご感想がございましたらlohas@jjclinic.jpまで!
陣内耳鼻咽喉科クリニックブログ
http://blog.jjclinic.jp/archives/50731103.html
▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
【本のご紹介】『催眠の科学―誤解と偏見を解く』
____________________________________________________________________▼
★『催眠の科学―誤解と偏見を解く』★
成瀬悟策(著) 講談社(1997/01)
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062571536/jjclinic-22/ref=nosim
私の催眠の印象とは、映画や漫画で催眠状態の人が、治療者からの暗示を受
けて銀行強盗を行ったりする、そんなコントロールされてしまうような怖さ
を持っていました。
実際にはその人の無意識の意思が働くので、犯罪を犯す意識が元々存在しな
い人がそういう意味でコントロールされるということはあり得ないようです。
ただ逆に、犯罪の素因を持った人であると、コントロールされてしまう可能
性がゼロではないとのことですので、治療に当たる人たちの倫理性は厳しく
問われることになるでしょう。
最近の若い人たちの間には、非論理的なことが不快でないという感覚が広がっ
ているように感じます。催眠療法がこれから有用なツールになる可能性を感
じつつ、何らかの目的をもった集団を形成する(例えば反社会的団体)危う
さも同時に感じとりました。
しかし患者さんにとっては、現実から離れ、さまざまな外界からの刺激によっ
て生じた心身の歪みを回復させるための、とても優れた方法のひとつとして
催眠療法は重要な選択肢になりえると感じました。
ドクターロハスの読書日記
http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/51037133.html
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
【編集後記】「リハビリ中止は死の宣告」の記事から
____________________________________________________________________▼
免疫学者で有名な多田富雄さんが、2001年に脳梗塞になり、以後リハビリを
しながら、左手と頭脳だけで現在の医療制度に対する提言を行っています。
http://blog.goo.ne.jp/rehakaitei/e/552d057b5634a7b30bc1332c31938d7c
私は先日メディカル朝日2008年10月号で初めて目にしたのですが、リハビ
リの日数が180日を上限とする診療報酬改定が、医師の医療権を制限した歴
史的改悪であったと氏は語ります。リハビリに縁のない私でしたが、確かに
それ以後、医療費削減ありきの医療界になっていることは分かります。
http://www.asahi.com/medical/0810.html
十分なリハビリを受けられずに亡くなられる方が少なからずいることを改め
て考えさせられ、ここで紹介することが私の務めであると感じた次第です。
ドクターロハスの何でも日記
http://blog.livedoor.jp/kjin66/archives/50839727.html
ではまた来週!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
発行者: あなたの健康自立をサポートするドクターロハス(陣内賢)
E-MAIL: lohas@jjclinic.jp(@は小文字でお願いします)
発行所: 陣内耳鼻咽喉科クリニック(東京都渋谷区笹塚)
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◎健康情報に関してはご参考にしていただくに留め、気になる症状がござい
ましたら必ず専門の医師の診察を受けられるようにお願いいたします。
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都内の病院の産婦人科でシニアレジデントが救急の受け入れを断った後で、
患者さんが死亡してしまい、マスコミを騒がせています。
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産婦人科は必ず当直を必要とする大変な診療科です。にも関わらず、2008年
発行の「国民衛生の動向」を見ると、平成16年から2年間で外科の△7.2%
に次いで△5.6%と人数が大きく減少しているのが分かります。
命の琴線に触れるのが産婦人科ですから、元々人気のある診療科でした。し
かし、世の中が訴訟社会になり、いろいろな制度改正も経て、医師の産婦人
科離れが進んでいるのです。女性蔑視と言われてしまうかもしれませんが、
敢えて書きますと、当直できない女性医師の割合が多くなっているのも、誰
も表立って指摘しませんけれど、本当は大きな問題だと思います。
今回のニュースの善悪をコメントするつもりはありませんが、小児科も含め
て、市民自らが医療を育てるという視点がないと、このまま医療は再生しな
いのではないかと思います。
地方が医療を育てるにあたり、地方分権が達成すべき大きな課題になってき
ます。そして医療と年金がこれ以上政治の道具にならないように、皆さん自
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うになったかな?と思います。
さて前回に予告しましたが、肝気鬱結により胃腸にまで症状が及んだ状態で
ある、肝気犯脾の治療はどのようなものが考えられるでしょうか?
脾土(脾は五行の土に当たります)の病気は、湿(水分)が胃腸に溜まる状
態と、その湿が熱と結びついて痰(粘りを帯びた水)になる状態を考えなけ
ればなりません。
脾土の湿を解消する代表的生薬は茯苓(ぶくりょう)、マツの根に寄生する
真菌類である。そして痰を解消するための代表は半夏(はんげ)、サトイモ
科のカラスビシャクの地下茎(球茎)です。
余談ですが、この球茎からひげ根と花茎を除いた部分はへそをくりぬいたよ
うな形であり「へそくり」の語源だそうです。地位の低かった嫁が、つわり
薬のへそくりを自分用と称して集め、こっそり薬屋で換金した、というのが
へそくりの元々の意味とのことです。
さて治療に戻りますが、肝の状態を元にもどす疎肝解鬱の代表的生薬である
柴胡、そして脾に作用する茯苓と半夏をどう組み合わせるか、ということに
なります。
茯苓と半夏を含む代表的処方は半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)です。柴
胡は含みませんが、厚朴の気を巡らせる作用が含まれているので、肝木より
も脾土の症状が強い時にはこの処方を使用します。
肝気鬱結を主体に治療して脾土の痰湿も除きたいということであれば、柴胡
茯苓、半夏全てを含む方剤を考えます。代表的処方は柴朴湯(さいぼくとう)
と竹じょ温胆湯(ちくじょうんたんとう)です。前者は乾燥性が強く、後者
は熱痰にも対応できるという特徴があります。
肝気犯脾とは関係ありませんが、風邪の最後は熱痰となることが多いので、
私は竹じょ温胆湯を多用しています。
次週は肝気鬱結が長期化したときに生じる臓腑の障害について解説します。
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てしまったので、お休みしました。モニターさんたち、ごめんなさい。
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には「免疫が落ちている」「免疫が弱い」と自分で分析される方もいらっしゃ
います。
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ですが、何故免疫が落ちたのかを突き詰めて考えるということはあまりない
ようです。
でも免疫が落ちる、ということはあまりあって欲しくないことですよね?
そこで、どのような状況だと免疫が落ちるのか、東洋医学的に考えてみよう
と思います。
まずは肺。体を覆う、皮膚と粘膜は肺と考えて下さい。外界との境目にあた
ります。肺のどこかに慢性的なほころびができていれば、それは免疫低下と
考えても良いでしょう。傷、乾燥、有害物質、ウイルス、タバコなど肺に影
響を与えるものはたくさんあります。通常は痛みや腫れを伴うので、始まり
も分かりやすいですが、慢性刺激だけは注意が必要です。
次に肺の働きを弱める原因を考えてみます。肺のほころびを治しても、肺を
弱める体質を持っていないかどうかを考える必要があります。
のぼせのある人でさらに足は冷えるという人は、生命力の不足をまず考えま
す。元々体の弱い人、慢性疲労、老化などが考えられます。このような場合
には腎が弱っているため、十分な休養と足腰の強化が必要になります。
のぼせるが冷えはない、という人は、入ってくるエネルギーが過剰な状態を
考えましょう。これもバランスが悪くなり免疫的にはマイナスです。過食、
飲酒(結構多い印象です)、ストレスなどが原因となります。これは原因を
除いていくのが一番の早道のようですが、生活習慣と密着しているので、な
かなか解消が難しい面もあります。
あと肺と関連するのは太りにくい体質です。食べてもエネルギーが体に入っ
て来ないので、体を防御する働きが弱くなります。こういう体質を解決する
には、少しずつ運動量と食事量を増やしていくということになりましょう。
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実際にはその人の無意識の意思が働くので、犯罪を犯す意識が元々存在しな
い人がそういう意味でコントロールされるということはあり得ないようです。
ただ逆に、犯罪の素因を持った人であると、コントロールされてしまう可能
性がゼロではないとのことですので、治療に当たる人たちの倫理性は厳しく
問われることになるでしょう。
最近の若い人たちの間には、非論理的なことが不快でないという感覚が広がっ
ているように感じます。催眠療法がこれから有用なツールになる可能性を感
じつつ、何らかの目的をもった集団を形成する(例えば反社会的団体)危う
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リの日数が180日を上限とする診療報酬改定が、医師の医療権を制限した歴
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