実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~

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実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~(第55号)

2006年07月31日 | メルマガ
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
☆                                  ★
  ドクターロハスがお届けする
       実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜(第55号)
                         2006.07.31 1680部
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  本メルマガは、あなたの健康自立をサポートすることを願って書いている
  メルマガです。どうぞ末永くお付き合い下さい。
 ●今日のテーマ●
 【巻頭言】     人任せな日本人
 【診察室から1】  皮膚が焼ける季節
 【診察室から2】  都会の喧騒
 【本のご紹介】   『人はなぜ薔薇の香りが好きなのか』他1冊
 【編集後記】    住居と自然災害            
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 こんにちは、ドクターロハス陣内です。

 関東地方でも梅雨が明けましたが、米国産牛肉の門戸もまた開いたようです。
 アメリカは秋に選挙があるそうで、その影響は無視できないようです。政治
 決着ということでしょう。

 もちろん安全な牛肉が入ってくるならば問題ないですけれど、果たしてどう
 なのでしょう。

 テレビでは日米の文化の違いを指摘していました。つまり安いなら品の不具
 合は我慢する米国人と、金を払っても不具合はなくして欲しい日本人という
 構図です。

 しかし自分で思うのですが、牛肉を食べるときに毎回生産地を確認する人は
 そうは居ないでしょう。完璧を求める割にはその程度、結構人任せ、という
 のが今の日本人の特性だと思います。

 ジェネリック医薬品(特許切れで、他メーカーが主成分を同じく作った薬)
 も同じ理由で売れてきているようです。これは後日話しましょう。

 では、はじまりです。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から1】皮膚が焼ける季節
 ____________________________________________________________________◆

 風邪のことばかりを考えていて、粘膜にばかり眼が行く私ですが、皮膚も大
 切な防御機能の最前線ですよね。この季節には特に皮膚を大切にしなくては
 いけません。

 しかし皮膚を大切にといっても私はまるで素人なので(恥)、自分なりに考
 えたり、ちょっと調べてみました。

 肌荒れする場合のほとんどは、肌のバリア機能を失うことにあるようです。
 この季節はやはり紫外線の影響が大きいでしょう。ですので、まずは紫外線
 を浴び過ぎないようにしたいものです。

 意外に清潔にしようとして、角質を傷つけてしまうことがあることは知って
 おかねばなりません。たくさん汗をかく季節ですが、丁寧に体を洗うことで
 角質を傷つけないようにしたいですね。

 夏になると化粧が濃くなる人がいます。紫外線防止のためなので仕方のない
反面、その化粧品の性質を十分に知っておく必要がありそうです。化粧品会
 社のテレビCMはイメージ中心で何も内容が伝わってきません。化粧品の性
 質について私は詳しくありませんが、皮膚に刺激のあるものは角質を傷める
 可能性があるのではないでしょうか?

 あと、睡眠不足は皮膚の状態に影響を与えることは言うまでもないですね。
 これは睡眠不足で粘膜が渇くのと同じで、皮膚に潤いがなくなることが容易
 に予想できます。

 まあ私に言えるのはこの程度ですが、何か皮膚を守るために大切にしている
 ことがある方は是非教えてくださいね。info@jjclinic.jpまで。


 関東地方でも梅雨が明けたせいか、少し日差しが強く感じられます。

 関西以西の方たちは酷暑になっているようですね。お見舞い申し上げます。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から2】都会の喧騒
 ____________________________________________________________________◆

 ロハス、ロハスと考えていると、何だか田舎暮らしが良いように思えてくる
 ものです。

 昨日、メルマガを書こうとクリニックの近所の飯屋に行ったのですが、つい
 ついテレビで野球を見ながら飲んでしまい、電車で帰ることになりました。

 そんなときにまっすぐに帰らないのが私らしく、いつもと違う経路で帰った
 り、一駅前で降りてみたりするのです。これが楽しい。

 そうしたら渋谷駅を通ることになりました。土曜日の夜らしく人ごみだらけ。
 喧騒という言葉がまさにぴったりの感じです。

 渋谷ですから若い人が多いのですが、一人で歩いている人の大半は携帯音楽
 端末と呼ぶのかな?i-podから始まった流行に乗っているわけです。

 静寂が好きな私としては、音楽を歩いてまで聴きたいという人が多いのが奇
 異な感じがしますし、電車内の音漏れ現象もとても鬱陶しいです。一時期、
 音漏れを注意して回ったことがあったのですが(笑)、漏れていると指摘し
 た人でない人のヘッドフォンから音漏れしてしていたことがあって(恥)、
 以後はそういう音漏れチェッカーのようなことはできなくなりました。


 家の近所に近づいたところのとある駅で、23時だというのにずっとしゃべ
 り声が聞こえています。エスカレータです。そんなにしゃべらなくても良い
 ですよ、といってあげたいくらいにうるさい。どっち方面へ行くか、分かっ
 て居ない人は電車に乗る時刻ではないと思うのですが・・。

 私のクリニックではコンピュータがずっと動いていますし、家の大型除湿機
 もつけてみるとかなりうるさいです。

 騒音のために耳が悪くなるという心配もありますが、どちらかというと私が
 心配しているのは、精神安定の障害になるのではないかということです。多
 くの人が耳に悪いであろう生活をしていますから、社会不安の原因にならな
 いかと心配しているのです。


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【本のご紹介】『人はなぜ薔薇の香りが好きなのか』他1冊
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 ★『人はなぜ薔薇の香りが好きなのか』★
 米山公啓(著)徳間文庫
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4198924023/jjclinic-22/ref=noism

 ニオイは本来相手を知るための重要な情報であったのに、生活の中で視覚が
 優位に働くにつれ、聴覚など他の感覚とともに重要視されなくなってしまっ
 た感覚です。

 私たちもニオイがない、変なニオイがする、という患者さんを治療するので
 すが、視覚のようにはうまくいきません。

 何でかなー?と考えてみたのですが、眼の光を捕らえる機構はとても高度に
 発達したもので、数値化、画像化できる部分が多いのです。視力、視野、眼
 圧・・・といったところでしょうか。

 ところがニオイを数値化、画像化するとなると、とても難しいわけです。治
 療が難しいわけです。

 ・・・本の内容に戻ります。後半にはアロマテラピーの精油に関する基本が
 書かれていますが、これはとても分かりやすいです。何も知らない私でも結
 構楽しく読める内容でした。

 http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/50472937.html


 ★『死因究明』★
 柳原三佳(著)講談社
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062130955/jjclinic-22/ref=noism

 昔、『法医学教室の午後』という本を読みました。
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4022603275/jjclinic-22/ref=noism

 法医学は私にとってはちょっと覗いてみたい世界です。推理小説みたいだし、
 謎解きのようなところがあって面白そう、と思っていました。しかしこれは
 あくまでも『法医学教室の午後』の世界でした。

 つまり、医師側から見た法医学だったのです。今回ご紹介する『死因究明』
 は遺族の側から、法医学、司法解剖の問題点を指摘した本だったのです。

 ここでは法医学者と警察の間の関係や法医学者の不足により、死因が明確で
 ない事件や、事故死か事件かが明確な証拠を基にせずに決まってしまってい
 るということまであるということです。

 遺族の気持ちから考えれば、日本の司法解剖の現状は大変にお寒い状況のよ
 うです。司法解剖は死因を明確にするためのものでありますが、同時に生き
 ている人たちが快適な地域環境を手に入れるための学問なのだな、と感じま
 した。

 http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/50472956.html

                    今までの読書記録はこちら↓ 
                  http://blog.livedoor.jp/mybook_j/


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
 【編集後記】住居と自然災害
 ____________________________________________________________________▼

 テレビで免震住宅を見ました。

 震度7から4くらいまで軽減されるのですね。映像で見るとその違いは明確
 です(驚)。

 最近テレビを見るたびに、地球はこれから自然災害が増えていくのではない
 か、という不安がよぎります。よぎると言うより、迫るという感じ。

 免震構造なんてオーバーな・・なんて思っておりましたが、これから家を建
 てられる方は考えないといけないと思いますよ。洪水や土砂崩れも起こりに
 くい場所を選ぶことも、異常気象の続く今は、特に大切かもしれません。

 ではまた来週!


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 発行者: あなたの健康自立をサポートするドクターロハス(陣内賢)
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   一般向けの漢方診療の基礎  風邪の予防に関すること
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 ◎健康情報に関してはご参考にしていただくに留め、気になる症状がござい
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実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~(第54号)

2006年07月24日 | メルマガ
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       実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜(第54号)
                         2006.07.24 1690部
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 ●今日のテーマ●
 【巻頭言】     地球温暖化と環境負荷
 【診察室から1】  ほどほど医療か、とことん医療か3
 【診察室から2】  熱中症のこと2
 【本のご紹介】   『笑うカイチュウ』
 【編集後記】    子どもからは学びたいですね
★                                  ☆
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 こんにちは、ドクターロハス陣内です。

 岡谷市で土石流が発生しましたね。日本も何だか亜熱帯のような気候になっ
 てきています。中国でも南部で洪水が起こるなど、地球全体が温暖化の影響
 でおかしくなってきているようです。

 世界一受けたい授業でも地球温暖化のシミュレーションをやっていました。
 http://www.ntv.co.jp/sekaju/teacher/20060722.html

 「ロハスのすすめ」大和田順子さんのサイトでも紹介されている山本良一先
 生の講義だったのです。
 http://www.owadajunko.com/archives/2006/06/post_27.html

 私も日ごろに生活を反省してこの本を読んでみようと思っています。
『気候変動+2℃』
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478871086/jjclinic-22/ref=noism

 私の場合はまずは自動車通勤の見直しです。環境負荷も経済負荷も運動不足
 も起こりますから自動車通勤は止めたいのです。あとは時間節約とのバラン
 スが問題です。もう少し時間が欲しいのに・・・(苦)。

 では、はじまります!


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から1】ほどほど医療か、とことん医療か3
 ____________________________________________________________________◆

 【問】緊急を要しない症状をお持ちのあなたはどんな医療を求めますか?
 (回答期限は14日18時です)治療の期待値はそろえてあります。

 【結果】
 1)70%は全快するけれど、30%は全く良くならない 11票(21%)
 2)60%は9割の回復だけれど、40%は4割の回復   9票(17%)
 3)50%は8割の回復だけれど、50%は6割の回復   5票( 9%)
 4)だいたいいつも 70%の回復が得られる 28票(53%)

 さて、このアンケートについては数件のメールをいただいています。どうも
 ありがとうございます。少し紹介してみましょう。(注:やや改変していま
 す)

 2)を選択したYさん。
 医師を信頼しつつ、「第一の主治医は自分である」という思いからです。

 4)を選択したHさん。
 自己回復の余地を残したかったのです。体を正常な状況に戻すよう努めてい
 ます。

 このお二人の選択した回答は異なるのですが、考え方はかなり似ていると思
 いますね。ちょっとあいまいな設問であったためにこういうことが生じてし
 まいました。すみません。このことはUさんからもご指摘をいただいていま 
 す。いつもありがとうございます。

 さて、Yさんの「第一の主治医は自分である」という考え方は見習いたいで
 すね。健康を自分で得ようという自立した態度が立派だと思います。それを 
 実践しているのがHさんでしょう。いろんな努力をされているようです。

 正しい姿勢の習得、太極拳、地元の野菜を食する、などということですが、
 自分で考えて行動するのは見習いたいですね。私が見習わなくては・・(笑
 )。

 私の気持ちに配慮して1)を選んでくださったMさん。

 どうして私が1)と分かったのでしょうー? うっ・・図星。
 さすがに文脈から分かりますか(笑)。

 さてMさんは、医師との間に信頼関係があるかないかによって答えは変わっ
 てくるけれど、突き詰めて治療してくれる医師も必要と思います、とご意見
 をいただきました。ふむふむ。

 私の場合、やはりまず1)、次に2)・・と治療を進めます。

 なぜ1)か? それは原因を明確にするということが大切だと思っているか
 らです。中途半端な治療をすると原因がわかりにくくなることが多いので、
 今後の展開に役立たない、ということがあるのです。

 原因が明確に分かれば、生活を修正するなど対策を講じられますし、仮に次
 に発症したとしてもピンポイントで治療することができます。余計な薬を飲
 まなくて済みますから患者さんの利益は大きいと思います。

 私の気持ちも少し分かっていただけたでしょうか?世間には中途半端な医療
 が蔓延しております。その場しのぎとでも申しましょうか。そういう流れに
 警鐘を鳴らす意味で選択した話題だったのでした。

 このアンケートにご協力くださった方々、本当にありがとうございました。
 まだまだメールをお待ちしていますよ → info@jjclinic.jp


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から2】熱中症のこと2
 ____________________________________________________________________◆

 ラジオ放送で「熱中症には注意してください」と言った後に、「喉が渇いて
 からでは遅いのです。喉が乾く前からこまめに水分をとるようにしましょう」
 とあったので、「ホント??」と私が思って話が始まりました。

 復習ですが、熱中症の定義でしっくり来るものはこれです。
 http://www.heat.gr.jp/explain/index.html

 ラジオ局に問い合わせのメールを出したところ、とあるスポーツ選手の感覚
 を紹介したものである旨お返事をいただきました。ありがとうございました!

 確かにスポーツ選手は日陰に退避することはできませんからね。そのように
 して熱中症を予防しているということはあり得ることです。スポーツ選手は
 その数十分の潤いの遅れを感じるものなのですね。驚き〜!

 しかしロハスな皆さんは、やはり炎天下では無理せず日陰に退避しましょう。
 それが一番確実な予防法だと私は思います。いくら水分があってもダメなこ
 とはあると思いますよ。

 さてさて、その私が聴いていたラジオ番組とはこれです。土曜日の朝に皆さ
 ん起きられますか?7時半ごろに2分くらい健康情報が流れます。

 中村尚登ニュースプラザ
 http://www.tbs.co.jp/radio/np/

 先週の話題はゴルフ場での飲酒のことでした。これは注意しなければならな 
 いことだと感じましたよ。

 ゴルフの中休みでビールを飲む人は少なくないと思います。水分補給だ!な
 んて言ってぐびぐび。。。

 しかしこれは要注意です。

 アルコールの作用により血管外に水分が逃げてしまいますので、いくら水分
 を摂ったからといっても、熱中症の予防どころか脱水症になってしまいます。
 お酒を飲んだ後に喉が渇くのも同じ理屈ですよ。

 今週の話題はなかなか良い視点だったと思います。今後も期待しています。


 私の経験談ですが。真夏に下手なゴルフをやったとき、汗かきの私はお茶を
 ガバガバ飲みながらラウンドしていました。

 終わった後、風呂場で冷や汗がでて立てなくなってしまい、おかしいなあ、
 と思いながら家路に着きました。でも車の中でも冷や汗が止まりません。

 「これは低張性脱水だな」とピンと来て、車を止めてもらいトマトジュース
 を飲んで元気を取り戻した、ということもありました。塩分の不足でも脱水
 は起こりますので要注意です。下手なくせに1.5ラウンドした私が馬鹿だっ
 たのですが。

 まるで私の経験のようなことがここに書かれています
 http://www.health-info.jp/medical/karte/karte_39.htm

 では熱中症にみなさん注意しましょうね。


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【本のご紹介】『笑うカイチュウ』
 ____________________________________________________________________▼

 ★『笑うカイチュウ』★
 藤田紘一郎(著)講談社文庫
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062645114/jjclinic-22/

 明るく語る寄生虫のお話です。

 寄生虫は消化管に潜んでいるので汚いとか、人の栄養を奪ってずるいとか、
 とかく嫌われがちです。

 しかし他者に依存している分だけ、世相を反映した営みをしていることでしょ
 う。寄生虫の生態を知ることで、自分たちの悪行やすべきことが映し出され
 るのではないか、と考えて本を手に取りました。

 動物だけでなく寄生虫に学ぶ、ということです。

 自然との共生ということは言われて久しいですが、人々は社会の中で寄りか
 かり合って生きている、ある部分は「寄生」して生きているのではないでしょ
 うか?

 しかしそれに対する感謝の気持ちを忘れて、他者へは攻撃するという人たち
 が昨今多くなっているのは気になります。

 寄生虫は寄生した本体(宿主)には害を及ぼしません。自分の身を守るため
 宿主には害を及ぼさないのです。こういう態度は少し見習うべきところがあ
 るのかもしれません。

 しかも昔から寄生虫がアレルギーを防いでいるという説が根強くあります。
 これはまだ完全には解明されていないと思いますが、もしもそうだとすると
 むしろ寄生虫は大切にされなければならないのかも知れません。

 最近各地で寄生虫が増えているようです。公衆衛生が進んで一時期減少した
 寄生虫が増えるということは一体何を意味するのでしょうか。。。

 http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/50468970.html

                    今までの読書記録はこちら↓ 
                  http://blog.livedoor.jp/mybook_j/

 この本の紹介コーナーに対してもご感想をいただいています。私の気の向く
 ままに本を選択しておりますが、そんな中でも紹介した本を読んで良かった
 と言っていただくと嬉しいものです。Nさん、どうもありがとうございます。


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
 【編集後記】子どもからは学びたいですね
 ____________________________________________________________________▼

 水分の取りすぎにうるさい私ですが、このことについてもメールをいただい
 ています。

 幼児を持つお母さん向けの雑誌に「早めに水分を」と書いてあるのではない
 か?ということなのです。Haturuさんありがとうございます。

 子どものころから飲食の自由を奪うと、動物的な勘が恐らくどんどん失われ
 ていくのではないかと思います。これはゆゆしき問題ですねえ。

 しかし世の中全体が「血液さらさら」に象徴されるように、水分を摂る事が
 健康へのパスポートのように言われていますので、それに対して反論してい
 くのもなかなか難しいです。

 風邪を引いたときにとにかく寝る行動など、子どもからはむしろ大人が学ば
 ねばならない部分は多いのですけれどね。


 ではまた来週!


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  ましたら必ず専門の医師の診察を受けられるようにお願いいたします。

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実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~(第53号)

2006年07月17日 | メルマガ
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 【巻頭言】     アンケートのお礼
 【診察室から1】  ほどほど医療か、とことん医療か2(アンケート結果)
 【診察室から2】  熱中症のこと
 【本のご紹介】   「新幹線に乗れないー農薬被爆列島」
 【PR】      コーチングで親子の会話をスキルアップ
 【編集後記】    何か面白い本はありませんか?
★                                  ☆
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 こんにちは、ドクターロハス陣内です。

 前回、アンケートをやりましたが、回を追うごとに参加者が増えていくのが
 とてもありがたいです。母数が増えると回答の精度が増しますからね。いつ
 もありがとうございます!!

 そうやって精度の増した結果、今回はちょっと私には辛い結果になりました
 が、果たしてこれでいいのでしょうか?いろいろ考えさせられています。

 みなさんもこの結果について、考えてみてくださいね。

 では、はじまります!


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から1】ほどほど医療か、とことん医療か2(アンケート結果)
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 【問】緊急を要しない症状をお持ちのあなたはどんな医療を求めますか?
 (回答期限は14日18時です)治療の期待値はそろえてあります。

 【結果】
 1)70%は全快するけれど、30%は全く良くならない 11票(21%)
 2)60%は9割の回復だけれど、40%は4割の回復   9票(17%)
 3)50%は8割の回復だけれど、50%は6割の回復   5票( 9%)
 4)だいたいいつも 70%の回復が得られる 28票(53%)

 上のような結果になりました。

 うーん・・・(悩)

 だいたいそこそこの成績が得られることが一番なのですね。自分の描いてい
 るものと違うので、結構ショックを受けています。

 患者さんのことが全く分かっていなくても、症状だけ聞けば70%くらいは
 良くすることはできるように思います。自然治癒力も加味すると、ほとんど
 医療は期待されていない感じがしますね。それともせめて70%くらいは治
 せ、という医療不信の表れでしょうか??

 私は可能な限り全快を目指します。それが患者さんを正確に把握した、とい
 うことになりますからね。ただ、結果が出なかったときに問題ないかどうか、
 ということは十分に考えます。

 治療の副作用についても同じことが言えるのでしょうか?

 私のように突き詰めて治療をすると、そうでない場合に比べてリスクは大き
 くなる、ということは自覚しています。でも患者さんと良好な関係を築いて
 ある程度のリスクを患者さんにもとっていただいた方が、医療の内容は圧倒
 的に良くなると私は思っています。しかし今回の結果からすると、少し考え
 を改めないといけないかもしれませんね。


 このアンケートにご協力くださった方々、本当にありがとうございました。
 ぜひ、何でその選択肢を選んだのか、お教えくださいね。メールをお待ちし
 ます → info@jjclinic.jp


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から2】熱中症のこと
 ____________________________________________________________________◆

 熱風が吹き荒れたり、夕立があったりと夏もいよいよ本番というところにやっ
 てきましたね。

 ラジオからも「熱中症には注意してください」という放送が流れています。

 そしてそのあと、「喉が渇いてからでは遅いのです。喉が乾く前からこまめ
 に水分をとるようにしましょう。」とアナウンサーが言うのです。

 ・・・?

 いつも私は動物のことを考えてしまいます。喉が渇く前に水を飲む動物など
 いるだろうか?

 これを聞いて熱中症について少し真剣に考えてみようと思いました。

 熱中症の定義でしっくり来るものはこれです。
 http://www.heat.gr.jp/explain/index.html

 つまり熱中症は、体温が下がらなくなり臓器の機能障害が生じることを言う
 のです。暑い環境でも生じますが、活動により熱が過剰に産生される場合、
 脱水によりクーリングされない場合、などにも生じます。

 特に熱中症がこの季節に生じやすいのは、暑い上に湿度が高くて気化熱が奪
 われないことが多いのではないかと私は思います。この場合、除湿をするか、
 扇風機を回すことで熱中症を回避できるでしょう。

 活動による熱産生過剰については、これまた動物の真似になりますが、暑い
 ときにはおとなしくしていることで簡単に回避できます。暑い中でスポーツ
 を無理にしながら、喉が渇く前に水を飲むなんて非生理的ではないですか?

 脱水の場合ですが、これは必ず原因があるはずです。しかも喉の渇きは既に
 感じているでしょうから、原因さえ除かれれば全く心配ないと思います。


 「喉が渇く前から・・」という発言は私には軽率であるように思えます。無
 理をしないで日陰で休むことをもっと強調したらどうなのでしょう?会社員
 の方たちであれば、熱のこもらない服装にするということでも良いでしょう。
 炎天下でどうしてもスポーツをしなくてはならない人はそんなに居ないはす
 だと私は思っています。

 TBSラジオには何を根拠にアナウンサーがこの発言をしたのか、問い合わせ
 のメールを出しておきました。回答は来るでしょうか?乞うご期待。


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 【本のご紹介】「新幹線に乗れないー農薬被爆列島」
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 ★「新幹線に乗れないー農薬被爆列島」★
 長谷川熙(著)築地書館
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 今まで有機リン中毒など、私とは全く縁のないものだと思っていました。し
 かし、この本を読むと有機リン中毒がいかに身近なものであるかを思い知ら
 されます。

 コンピュータからも有機リンが出ているらしいですね。メーカーもその実態
 を把握しているとか。

 あと農家がどうしてこんなに農薬をまくのか、政策と一体化したそのメカニ
 ズムについても分かりやすく解説しています。敵はすべて「慣行」なのだと
 有機農業を営む人たちは感じているようです。

 薬ばかりを使って症状を緩和しようとして、自分の状況に目が曇っている我々
 の状況ととてもよく似ていると感じたのは私だけだったでしょうか?

 昔、味噌汁に入っていたほうれん草が少し黒ずんでいたのを思い出します。
 これはもしかして窒素酸化物だったのかなあ。。。

 http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/50464876.html

                    今までの読書記録はこちら↓ 
                  http://blog.livedoor.jp/mybook_j/

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 さぁ、夏休み!コーチングで親子の会話をスキルアップしませんか?
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 8月1日〜(お申し込み受付けは7月1日開始)。詳しくは下記へ。
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 【編集後記】何か面白い本はありませんか?
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 私は日曜日に子どもたちを連れて近所の図書館に行き、借りた本を近くの喫
 茶店や公園で読むのが楽しみです。子どもたちが、やたらと喫茶店に行きた
 がるという弊害もありますが(苦笑)。

 今日借りてきた本は来週明かす予定ですが、興味の尽きない内容です。つい
 ついアマゾンでネットショッピングしてしまいがちですが、本屋や図書館で
 並んでいる本を眺めるのもたまには良いですね。

 何か面白い本を見つけたり、健康に関する話題の真偽を知りたいときには、
 是非お気軽にメールでお知らせ下さいね。

 ・・・

 メルマガを始めて1年経ちました。読者の皆様には大変感謝しております。

 ではまた来週!


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 発行者: あなたの健康自立をサポートするドクターロハス(陣内賢)
      E-MAIL: info@jjclinic.jp

 発行所: 陣内耳鼻咽喉科クリニック(東京都渋谷区笹塚)
      http://www.jjclinic.j p/

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 ★私の経歴です。どうぞよろしく。
  http://www.jjclinic.jp/inchou.html

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  下さい。可能な限りメール、またがメルマガ上でお答えします。
  → info@jjclinic.jp

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 ★講演や取材はいつでも受付をさせていただいています。時間の許す限りお
  受けしたいと思いますので、Subject(件名)に【取材希望】と記載して
  info@jjclinic.jpまでお願いいたします。

 ★コンテンツは今後増やしていきたいと思っています。得意なのは、
   一般向けの漢方診療の基礎  風邪の予防に関すること
   耳鼻咽喉科一般について   小児の耳鼻科診察について、などです。

 ★過去のマスコミ掲載実績はこちらです
  http://www.jjclinic.jp/magazine.html

 ★相互紹介もご相談をお受けします。info@jjclinic.jpまで。

 ★著作権について
  メールマガジン「実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜」のコ
  ンテンツの著作権は、ドクターロハス(陣内賢)に帰属しています。コン
  テンツの利用は私的なものに留め、無断転載はおやめください。私的利用
  の範囲を超えるご使用の場合は、あらかじめ、info@jjclinic.jp にご連
  絡下さい。

 ★原文全てそのままの転送はご自由ですのでどんどん転送してください。
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 ◎健康情報に関してはご参考にしていただくに留め、気になる症状がござい
  ましたら必ず専門の医師の診察を受けられるようにお願いいたします。

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実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~(第52号)

2006年07月10日 | メルマガ
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
☆                                  ★
  ドクターロハスがお届けする
       実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜(第52号)
                         2006.07.10 1680部
  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  本メルマガは、あなたの健康自立をサポートすることを願って書いている
  メルマガです。どうぞ末永くお付き合い下さい。
 ●今日のテーマ●
 【巻頭言】     医師を育てる感性とコミュニケーション
 【診察室から1】  ほどほど医療か、とことん医療か?
 【院外活動】    あなたが医療に期待するものは?
 【診察室から2】  気管支炎の話題2
 【本のご紹介】   「たましいを幸福に導くスピリチュアル夢百科」
 【PR】      コーチングで親子の会話をスキルアップ
 【編集後記】    
★                                  ☆
★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆

 こんにちは、ドクターロハス陣内です。

 みなさんは、とことん突き詰めて医療を行おうという私を支持できますか?
 それとも確率を武器に手堅くまとめる世間一般の医療を支持しますか?

 どちらにも良いところ、悪いところがあるようです。もちろん私も突き詰め
 てばかりではなく、いろんなバランスを考えながら治療をすることもありま
 す。バランスをとるのが重要と感じることも多いです。

 ただみなさんに分かっていただきたいのは、患者さんの側に状況を把握する
 感性がないと、さらに医師との間に十分なコミュニケーションが持てないと、
 医師は育たない、ということです。

 私は開業医ですが、一部の人にはかなり厳しい治療をしています。それなり
 のリスクはあるのですが、そういう私の態度を許してくれる患者さんの度量
 によって私も育てられているわけです。

 医師を上手に育てることで得られるメリットは大きいと思いますが、いかが
 でしょう?育てるのはやはり難しいでしょうか。

 では、はじまりはじまり。。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から1】ほどほど医療か、とことん医療か?
____________________________________________________________________◆

 アスピリンを脳梗塞発症前に予防薬として服薬するのは如何なものか?、
 という内容で、前回話題を提供しました。

 実はこの問題は考えるほどに根が深いことが分かります。

 医師としては「もしもここでアスピリンを服薬させずに脳梗塞になったら、
 『どうしてアスピリンを処方しなかったのか!』
 と言われてしまうのではないか?」という気持ちになるかもしれません。

 「医療ミスですよね?」と言われるのも医師は怖いです。

 病院でトラブルがあって記者会見などで担当医師や病院長が責められるのを
 みんな見ていますから、どうしても安全運転で処方するように考えます。現
 実にはテレビに映るような事例は、私にもちょっとひどいと思われることが
 多いですけれどね。

 安全に、ということになると患者さんがすごく良くなることを目指すよりも
 ほどほどでも不満がでないような医療が提供されてしまいます。

 私の場合、咳ひとつ治すのにもあれこれ考えてしまいます。

 安全運転で良いのなら、咳止めを処方して、あとは自力で治してとは言いま
 せんが、良くなることを信じて待ちます。

 でも私は何で咳が出ているのかが知りたいので、診察の結果もっとも考えら
 れる咳の原因と思われる部分を叩くのみにしています。
 感染の炎症なら抗生物質、アレルギーなら抗アレルギー剤や喘息の薬、胃酸
 逆流なら制酸剤、乾燥しているなら潤性薬。まあ当たり前のことです。でも
 咳止めを出さない処方箋を出すのにはかなりの根性が要ります。

 咳止めを出さない場合、診察精度が低いと患者さんの不満は爆発します。診
 断が外れたときには、咳は全く止まりませんから。でも日々、私の診断精度
 は向上していきます。そこで・・・、

 メルマガ読者のみなさんには身の回りの医師を鍛えていただくために、何か
 の症状で受診した場合、
 1)医師に一番可能性の高い原因を明確にしていただく
 2)その原因に対する薬のみをもらう
 ということを実践していただきたいのです。そして大切なことは
 3)外れても寛容な態度で、次のチャンスを与える

 どこかで口よどんだり、ごまかしたり、何度も診断が外れるようだったら医
 師を代えましょう。これは仕方ないです。


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【アンケート】あなたが医療に期待するものは?
____________________________________________________________________▼

 ●あなたが医療に期待する方向性●
 久しぶりにアンケートをやってみようと思います。私はとことん医療派です
 ので、上の二つを実践しているつもりですが、皆さんは何を期待しています
 か?
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【問】緊急を要しない症状をお持ちのあなたはどんな医療を求めますか?
 (回答期限は14日18時です)治療の期待値はそろえてあります。

 ◆70%は全快するけれど、30%は全く良くならない
 ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001677Q0015534A1bb19
 ◆60%は9割の回復だけれど、40%は4割の回復
 ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001677Q0015534A238fa
 ◆50%は8割の回復だけれど、50%は6割の回復
 ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001677Q0015534A30337
 ◆だいたいいつも70%の回復が得られる
 ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0001677Q0015534A4e047
 ○結果を見る
 ┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0015534Cf471

 締切:2006年07月14日18時00分
 協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

 こちらからも投票できます。重複しないようにお願いします。
 http://blog.livedoor.jp/lohas_j/archives/50453605.html


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から2】気管支炎の話題2
 ____________________________________________________________________◆

 前号で抗生物質の処方量と気候の関係から、どうして気管支炎がこの季節に
 生じやすいのかを考えてみました。
 http://homepage2.nifty.com/kjin66/bronchitis.xls

 これを見て私は、やはり湿度が高いことと気管支炎の発症は、緩いながらも
 関係があったのか!と考察しました。

 ところが、メールで反対意見もいただきました。Mさん、いつもありがとう
 ございます。

 Mさんは、それはエアコンの使い始めの時期とちょうど重なるので、エアコ
 ン稼動開始が原因なのではないか、と考察しておられます。さらに驚いたこ
 とに、週初めのほうが多いのだからストレスとの関連も一応考えた方が良い、
 とコメントを下さいました。

 Mさんは医療従事者でないのですが、やはり分析は好きだとおっしゃるだけ
 あってなかなか鋭いご意見です。

 確かにねー、エアコンは否定できません。エアコンと考えるならば乾燥によ
 る粘膜障害が気管支炎の原因と考えるわけです。私のように湿度と考える場
 合には気管支粘膜から水分が蒸散しないことによる熱のこもりが気管支炎の
 原因と考えることになります。

 この季節は鼻血の患者さんも増えますが、こういう人たちはそろって鼻の中
 が乾燥しています。だいたい外で思い切り動いている人たちです。こういう
 場合には水分の不足を考えるのでエアコンの相乗効果もあり得る話です。

 私が熱のこもりから気管支炎を生じていると考える根拠は、自分が相当に寒
 くならないように注意していて(あまり記憶はないのですが、恐らくエアコ
 ンは使わなかったと思うのです)6月に気管支炎を2回発症していることに
 根拠があります。あまり学問的ではないのですが、なかなか学問では解決で
 きない問題だと思っています。

 気管支炎がストレスのみによって発症するとは思いませんが、ストレスが要
 素のひとつになる可能性は十分にあると思います。ストレスは体の水の運行
 や、血液の運行を妨げてしまいますので。

 どなたか気管支炎に関して、こんな状況で私は発症した、というような経験
 をお持ちの方、メールをお待ちしています。私は医学よりもみなさんの感覚
 の方を信じたいと思います。メールはinfo@jjclinic.jpまで。


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【本のご紹介】「たましいを幸福に導くスピリチュアル夢百科」
 ____________________________________________________________________▼

 ★「たましいを幸福に導くスピリチュアル夢百科」★
 江原啓之(著)主婦と生活社 
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4391129523/jjclinic-22/

 夢はどうしてストーリーがおかしいのか、どうして話もしたことのない人と
 会話をしているのか、などの夢の不思議な面を見事に解説してくれている本
 です。

 この本を読んで以来、私は夢を見たときにすぐに枕元のノートや紙切れに、
 内容を書き下ろすようになりました。とても示唆に富んでいて、自分の進む
 べき道を暗示しているかのように感じることもあります。

 まだ夢日記は初めて2週間くらいですが、3回ほどとても詳細に夢を記録す
 ることができました。できるだけ束縛を受けない形で、条件を整えて寝るこ
 とも意識するようになりました。

 私の夢日記のひとつを例に挙げましょう。7月5日早朝の夢です。
 続きはこちら。
 http://blog.livedoor.jp/mybook_j/archives/50459453.html

                    今までの読書記録はこちら↓ 
                  http://blog.livedoor.jp/mybook_j/

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 このPRにも早速、反応をいただいております。
 ありがとうございます(陣内)


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
 【編集後記】馬鹿馬鹿しいと思わないこと
 ____________________________________________________________________★

 気管支炎の話でお分かりになるように、簡単に見えることでも全く解決でき
 ていない問題が医療には多いのです。

 悩んでいる姿を見せることは少し恥ずかしくもあるのですが、こういう現実
 を知っていただくことも重要だと思い、感じるがままに書いております。

 こういう身近な問題なのに、あまりよく分かっていないことについては、み
 なさんの感じたこと、思ったことなどのご経験がモノを言うと私は思ってい
 ます。

 自分が感じたことを馬鹿馬鹿しいと思わないことが大切です。まあこういう
 ことは医療に限ったことではないのかもしれませんね。

 ではまた来週!


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実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~(第51号)

2006年07月03日 | メルマガ
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       実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜(第51号)
                         2006.07.03 1640部
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  本メルマガは、あなたの健康自立をサポートすることを願って書いている
  メルマガです。どうぞ末永くお付き合い下さい。
 ●今日のテーマ●
 【巻頭言】     自分で見て、感じて、調べて
 【診察室から1】  アスピリンを飲んでいる人たち
 【院外活動】    関町内科クリニック訪問
 【診察室から2】  さてさて、気管支炎の話題
 【本のご紹介】   今週はお休みします
 【メルマガご紹介】 「TVや雑誌では言えなかった!
                     ダイエットほんとのところ」
 【編集後記】    紙カルテから電子カルテへ
★                                  ☆
★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆

 こんにちは、ドクターロハス陣内です。

 今週のアスピリンの話は本当にみなさんに考えていただきたくて書きました。
 薬を飲めば健康になれると安易に思っている人が多いからです。これは高脂
 血症の治療薬についても言えることです。いくら内服していいデータが得ら
 れるからといって、生活を改めずに薬に頼るのはどんなものでしょうか。(
 もちろん飲むことが必要な人がいることは否定しませんが)。

 テレビが「血液さらさら」とか「これを食べると健康だ」と連呼しています。
 それにみんなが慣らされている雰囲気も感じます。でもそこには経済原理が
 少なからず働いているということは忘れないでおきたいものです。

 このメルマガ読者のみなさんは自分で見て、感じて、調べてみた上で自力で
 健康になって下さい。私は私なりに良いと思う方法を紹介します。その通り
 実践しなくてももちろん良くて、自分で考えることに意味があるのです。

 では、今週もはじめます。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から1】アスピリンを飲んでいる人たち
____________________________________________________________________◆

 この話題はロハスチック(言葉が安っぽくてすみません)な話題だと私は思っ
 ています。

 アスピリンを飲んでいる人が増えているのをみなさんはご存知ですか?

 先日、製薬メーカーの方が教えてくれました。いろんな種類のアスピリン関
 連製剤が開発されたのは、熱を下げたい人が増えたのではなく、実は血液を
 さらさらにする必要がある人が増えたからなのだそうです。

 血液が固まるときには、トロンボキサンという物質の働きにより血小板が凝
 集して、そこに繊維が絡まることで血栓(かさぶたですね)ができるわけで
 す。

 アスピリンにはこのトロンボキサンの働きを抑える作用があるので、血液が
 固まりにくくなる、というわけです。

 脳梗塞のあとに、再発予防としてアスピリンを服薬するのはまあ由とします。

 ところが先日、とても驚いたのですが、脳梗塞になったらいけないから、と
 アスピリンをずっと飲んでいるという方にお会いしました。

 私はこれにはとても違和感があったので、「脳梗塞になったことがないなら
 頭部MRI検査などで症状のまだ出ていない梗塞があるとでも言われたので
 すか?」と聞きました。

 すると、その方は「脳梗塞が怖いと言ったら、脳外科の先生がこれを飲みな
 さい、とくれました」と私に説明されました。

 「・・・(がーん)」私は言葉を失いました。

 確かに脳梗塞になりたくない人にとっては福音とも言えるアスピリンの作用
 かもしれません。しかし、脳梗塞になりたくないだけなのであれば、どうし
 て食事を改善したりストレスを減らしたりして、毎日快活に生きて脳梗塞に
 ならないようにしよう、と思わないのでしょうか?とても不思議です。

 私が言っていることにはデータがありません。他方、アスピリンを飲んでい
 る人の方が心筋梗塞を生じにくいとか、死亡率が低いというデータはありま
 す。でもだからといって、アスピリンを普段から飲むという態度が正しいで
 しょうか?

 健康は努力して勝ち得ないと意味のないものだと私は思うのです。それを伝
 えることがこのメルマガの意義のひとつだと思っています。


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【院外活動】関町内科クリニック訪問
____________________________________________________________________▼

 ●関町内科クリニック訪問●
 29日は3月以来の完全休養日でしたので、かねてから訪れたいと思ってい
 た関町内科クリニックさんにお邪魔しました。
 http://www.e-kinen.jp/wcs/search/detail.php?h_id=2001255
 先生は循環器の専門家、申先生です。

 ここのクリニックは高度に電子化されていて、私のひとつの目標がそこには
 ありました。

 もう医療と電子化は切り離せないものだと思います。まあコンピュータは熱
 源ですし、エコ、ロハスと言えるものかどうか疑問ですが、導入が遅くなれ
 ばなるほど導入自体が大変になってしまうので、私は8月から院内電子化を
 予定して現在準備中です。すでに死にそうに忙しいです(笑)。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆◆
 【診察室から2】さてさて、気管支炎の話題
 ____________________________________________________________________◆

 気管支炎の話題を先週から持ち越しました。「今、家族が気管支炎になって
 いるので、次号(つまり本号)ではよろしく!」というご意見をいただきま
 した。

 実はまだ考察は終わっていませんが、書きながら考えてみたいと思っていま
 す。

 私は気管支炎のときに使う薬が2種類あります。それはマクロライド系とい
 う種類の抗生物質と、喉を潤す作用を持っている漢方薬です。

 その抗生物質のうちのひとつは気管支炎のとき以外にはほとんど使わないも
 のですので、まずはその動向から見てみましょう。
 http://homepage2.nifty.com/kjin66/bronchitis.xls

 その抗生物質を1日に3回以上処方した時期を黄色く塗ってあります。する
 と5月下旬と6月中旬に多い傾向があるということが分かります。

 だいたい潜伏期(感染が生じてから発症するまでの期間)は咽頭痛よりもあ
 とから気管支炎が生じてくることを考えると約1週間です(お子さんは少し
 期間が短いですからちょっと不適切でしたね)。この期間の1週間前に何ら
 かの気象上の変化が生じているなら、それが気管支炎の原因と推測すること
 ができます。

 そこで気象庁ホームページから5月6月の気象データをいただいて、平均気
 温、最高気温、最低気温、気温差、平均相対湿度、最低相対湿度、降水量を
 比べてみました。

 これによると最高気温や平均気温は気管支炎の発症に何も関連性が見出せま
 せん。気温差も重要と思われがちですが、今の時期には関係なさそうです。

 ところが、平均相対湿度、最低相対湿度には、大きな相関があるように私に
 は思えました。平均相対湿度が80%以上の日の1週間後は5/15 5/17 
 5/26 6/16 6/18 6/23 6/25です(前出ですが、一応見て下さい)。
 http://homepage2.nifty.com/kjin66/bronchitis.xls

 泥臭い作業なのですが、結構示唆に富んでいます。どうも高い湿度が気管支
 炎の発症に大きく関与しているように感じられます。最近私は気管支炎の患
 者さんに除湿(軽くですよ)を勧めるようになりました。どうなりますか。


▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【本のご紹介】今回はお休みします
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                    今までの読書記録はこちら↓ 
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▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▼▼▼
 【メルマガご紹介】
   「TVや雑誌では言えなかった!ダイエットほんとのところ」
 ____________________________________________________________________▼

 ダイエットするには、がんばらなくてはいけない、
 そんな風に思っていませんか?

 ダイエット本3冊&指導歴約20年という健康運動指導士が、
 それは大間違い!ということを教えてくれるメルマガ。

 TVや雑誌では言えなかった!ダイエットほんとのところ
 http://www.mag2.com/m/0000187944.html


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★★★
 【編集後記】紙カルテから電子カルテへ
 ____________________________________________________________________★

 クリニックを電子カルテにしようとしているのですが、容易ではありません。
 書くのと同じスピードで入力が進まないといけません。本当にそんなことが
 可能なのでしょうか?(焦)

 今はカルテを書いて仕事が終わったら、今度は電子カルテに入力して二重に
 カルテを書いている状況です。こんなに働いたのは新社会人のときと、開業
 医として準備をしているとき以来でしょう。

 ただメルマガはどうしても休めません。休まないということは、自分に課し
 た大いなる挑戦です。私はメルマガから多くのことを学んでいます。だから
 読者のみなさんにも可能な限り、私の得たものや経験を伝えていこうと思っ
 ています。

 8月まではちょっと雑な文章になるかもしれませんが、お許しくださいね。

 ではまた来週!


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