実高ふれ愛隊日記

-石川県立大聖寺実業高校情報ビジネス科課題研究ブログ-

「楽しみは月に2回のボラ大で加賀の魅力を語り合う時」

2014年01月18日 | 日記

隊員NO.3ゆかぴで~す

1月16日(木)19時から、加賀市市民会館で「加賀市観光ボランティア大学」の

卒業式(第8期)が行われ、わたしたち実高ふれ愛隊の7人も、20人の卒業生の

皆さんとともに修了書を授与していただきました。竹本利夫学長をはじめ、

世話人の皆さん、そして多くの受講生の皆さん、本当にお世話になりました。

卒業式では、来賓の大和徳泰さん(加賀市地域振興部長)と下口進さん(加賀市

観光交流機構専務理事)のお二人からご祝辞をいただいた後、竹本学長から

はなむけのお言葉をいただきました。

ボラ大の目的は2つ。加賀市大好き人間を増やすことと、人生を豊かに幸せに

することです。話が上手じゃないとガイドができないというのは違います。聞き上手

はもてなし上手。出会った方々のお話をうまく聴くことの方が大切です。いろんな人

と出会って、自分が感じたことや加賀市の魅力を話しながら、楽しんで下さい。」

とお話しいただきました。 

そして竹本学長は、江戸時代の終わりに活躍した福井生まれの歌人・橘曙覧

(たちばなあけみ)のお話しをされました。橘曙覧(1812~68年)は、かの

正岡子規が絶賛した異色の歌人で『独楽吟(どくらくぎん)』が有名なのだそうです。

そして橘曙覧山中温泉や高塚町の七曲辻でも句を詠んでいます。

『たをやめの袖ふきかへす夕風に湯の香つたふる山中の里』

『蟻よりも ちひさく見え 行く人を ながめめぐらす 七曲りかな』

独楽吟』にある52首の和歌はいずれも、「たのしみは・・・」で始まり、「・・・する時」で

終わるものです。彼はとっても貧乏でしたが、貧乏な中にもごく普通の生活の中に

隠れている小さな喜びを見つけては、「生きててよかった」と感動できる

いわば“幸せさがしの天才”でした。

「たのしみは朝おきいでゝ昨日まで無(なか)りし花の咲ける見る時」

「たのしみは妻子(めこ)むつまじくうちつどひ頭(かしら)ならべて物をくふ時」

など。とってもほのぼのとして、素敵な歌ですよね。

そして最後に竹本学長が、橘曙覧独楽吟』をまねて一句詠まれました。

「楽しみは月に2回のボラ大で加賀の魅力を語り合う時」

加賀市観光ボランティア大学で勉強させていただいた1年間は、とっても楽しかった

です。実高ふれ愛隊の7人は、これからも「加賀市大好き人間」めざして頑張り

ます!!みなさん、本当にありがとうございました!!

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