隊員NO.3ゆかぴで~す
1月16日(木)19時から、加賀市市民会館で「加賀市観光ボランティア大学」の
卒業式(第8期)が行われ、わたしたち実高ふれ愛隊の7人も、20人の卒業生の
皆さんとともに修了書を授与していただきました。竹本利夫学長をはじめ、
世話人の皆さん、そして多くの受講生の皆さん、本当にお世話になりました。
卒業式では、来賓の大和徳泰さん(加賀市地域振興部長)と下口進さん(加賀市
観光交流機構専務理事)のお二人からご祝辞をいただいた後、竹本学長から
はなむけのお言葉をいただきました。
「ボラ大の目的は2つ。加賀市大好き人間を増やすことと、人生を豊かに幸せに
することです。話が上手じゃないとガイドができないというのは違います。聞き上手
はもてなし上手。出会った方々のお話をうまく聴くことの方が大切です。いろんな人
と出会って、自分が感じたことや加賀市の魅力を話しながら、楽しんで下さい。」
とお話しいただきました。
そして竹本学長は、江戸時代の終わりに活躍した福井生まれの歌人・橘曙覧
(たちばなのあけみ)のお話しをされました。橘曙覧(1812~68年)は、かの
正岡子規が絶賛した異色の歌人で『独楽吟(どくらくぎん)』が有名なのだそうです。
そして橘曙覧は山中温泉や高塚町の七曲辻でも句を詠んでいます。
『たをやめの袖ふきかへす夕風に湯の香つたふる山中の里』
『蟻よりも ちひさく見え 行く人を ながめめぐらす 七曲りかな』
『独楽吟』にある52首の和歌はいずれも、「たのしみは・・・」で始まり、「・・・する時」で
終わるものです。彼はとっても貧乏でしたが、貧乏な中にもごく普通の生活の中に
隠れている小さな喜びを見つけては、「生きててよかった」と感動できる
いわば“幸せさがしの天才”でした。
「たのしみは朝おきいでゝ昨日まで無(なか)りし花の咲ける見る時」
「たのしみは妻子(めこ)むつまじくうちつどひ頭(かしら)ならべて物をくふ時」
など。とってもほのぼのとして、素敵な歌ですよね。
そして最後に竹本学長が、橘曙覧の『独楽吟』をまねて一句詠まれました。
「楽しみは月に2回のボラ大で加賀の魅力を語り合う時」
加賀市観光ボランティア大学で勉強させていただいた1年間は、とっても楽しかった
です。実高ふれ愛隊の7人は、これからも「加賀市大好き人間」めざして頑張り
ます!!みなさん、本当にありがとうございました!!