ヤマガラが止まっているのは、エゴノキです。
緑色の果実が鈴なりについています。
秋になると、たいていの実は、熟して赤や黄色になります。そして鳥に、種を運んでもらうために、たくさん実を食べてもらいます。
エゴノキの実はずっと青いままです。
それはたった1種類の鳥だけを相手にしているからです。
ヤマガラだけに絞って実を取らせるのは、エゴノキの作戦だそうです。
二本の足で、しっかり挟みます。
ヤマガラは、貯食の習慣があり、食べきれなかった実をいろんなところに隠す習性があります。
エゴの実はもぎ取られてすぐには毒があるけど、しばらく置くと毒の量が減っていきます。それを待ってヤマガラは食べます。
嘴を上手に使って、実を取り、枝や水平なところに持っていきます。
くちばしがノミの様になっています。
ヤマガラは、人なつっこくて、賢く、おみくじを運ぶ動画などもあります。
この時期野鳥観察には、身近な鳥として、見つけやすいと思います。
手に乗せた時は3グラムの重さでしたので、こちらの方が、おどかさないようにと緊張しました。
エゴノキのそばで、コツコツと音がしたら、ヤマガラがきっと、実を割っていますよ。