将棋で言えばもう安倍内閣は詰みだ。
なのに負けを認めない。
森友問題で、自分と妻が関与していれば総理も議員も辞めると嘯いた。
そこからすべてが始まった。
佐川元財務省理財局長は最後までウソの答弁を繰り返した。
その功で国税長官に就いた。
が、一度も公の会見を行わぬ間に辞任となった。
これだけに留まらず辞任後に国会を空転させたとして懲戒処分を受ける。
証人喚問で「刑事訴追」を連発し証言拒否。
だが、その後大阪地検で事情聴取を受けるも無罪放免だ。
だったら再度国会で真実を語るべきだ。
もはや「刑事訴追云々」は通らないはず。
与党は野党の要求を拒否。
二階は、総裁を擁護するのは当然と、これまた嘯いている。
まあ、安倍三選への道を付けて幹事長に就いた身ではそういうことだな。
決裁文書を「改ざん」し、佐川の指示でやったと報じられている。
では財務省の一局長に過ぎない人間が何のために指示したか?、だ。
総理の指示です、とか、総理に迷惑が及ぶと忖度しましたといえば、ストンと落ちる。
怪奇現象だ。
大阪地検は8億円の値引きは何ら問題はない、と。
売却後に大量のごみが出て来た時の損害賠償額を考えるなら妥当、と。
これまた事実誤認をしている。
近畿財務局と森友学園との間で口裏合わせがあった事は明らかな事実だ。
大阪地検も忖度だ。
一方、加計学園では安倍と加計が面会したと愛媛県文書で明らかになった。
安倍はその日に会っていないと答弁。
まあ、その日は違うかも知らん。
が、一日か二日違いで会っているのだろう。
それに呼応するかのように加計の事務局長が報道機関にFaxを入れた。
当該日に安倍と加計が会ったというのはこちらの間違いだ、と。
愛媛県には何の連絡もなしに。
中村知事が抗議すると知事の不在を狙って県庁を訪問し謝罪。
ところが、これを聞いた知事は、あの部分だけでなく「会った」とする箇所は文中に散見されると。
こうなると愛媛県職員が改ざんしたと受け取られかねない。
だが、一般的に考えて愛媛県側に改ざんの必要はまるでない。
愛媛県が何が何でも加計学園に来てほしいとする根拠はない。
今治市はどうか分からないが。
加計学園はそれまで「15回」も構造特区で申請してきたが撥ねつけられた。
それが、安倍が議長となった国家戦略特区では見事一発で決定だ。
誰が考えても安倍の意思が働いていると見るのが自然だ。
悪あがきと書いたがこれはもう「国政の私物化」以外の何ものでもない。
安倍は歴代内閣でもまれに見る国賊だ。
田中角栄は私利私欲で動いた。
決して褒められたものではない。
が、安倍の「国政私物化」に比するとまだましか・・・。