放送大学視聴。
イスラム圏の研究をしている高橋和夫さんの講義。
日本に住むイスラム教徒11万人と推定。
イスラム教にとって欠かせないモスク。
全国にそれなりの数があると。
イスラム教の教えは他の宗教の悪口を言ってはならないが最大のようだ。それと人類はみな家族という考えにも立っていると。
だから、日本人のホームレスに対する炊き出しも、非イスラムの日本人NPOと一緒に行う。
あの、震災時にも復興支援を行ったと。
日本ではスカーフをかぶって歩いたり、子供が学校に行っても何も言われないから住みやすいとも。
ただ、死に対してイスラム教は火葬でなく土葬だということ。
甲府市の郊外に日本人住職の好意で土葬する場所を提供してもらった。
現在は、その場所がなくて、後を継いだ住職も困惑していると。
郷に入れば郷に従う。
日本に連綿として言い伝えられた言葉。
これがなぜタイトルになるのか?
つまり、郷は五とする。
したがって、五に入れば五に従う。
だが、イスラム教徒にとって譲れない部分が一だけある。
例えば、豚肉は食さない、アルコールは厳禁、礼拝をおこなう、女性のスカーフ等々。
これらは譲れない価値観だから。あとの四は従うと。
まあ、日本人は無宗教と言ってもいい民族だから彼らには無害と写るだろう。
最近、空港やホテルでイスラムの礼拝室を設けるところが増えてきている。
もちろん、イスラム圏からの観光客を当て込んでの措置であることは当然だが、
そこに日本人としての寛容さ?があるのかも。
欧米ではこうはいかないだろう。
疑問が残るのはスンニ派とかシーア派と言って争いをするのはなぜ?
単に、為政者の都合で張り合っているだけか?
そのあたりが良くわからない。
一度、高橋先生に訊ねてみようかな?