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SiriusとAldebaranとPolaris

郷に入れば四に従え

2017-01-04 13:05:11 | 日記

放送大学視聴。

イスラム圏の研究をしている高橋和夫さんの講義。

日本に住むイスラム教徒11万人と推定。

イスラム教にとって欠かせないモスク。

全国にそれなりの数があると。

 

イスラム教の教えは他の宗教の悪口を言ってはならないが最大のようだ。それと人類はみな家族という考えにも立っていると。

だから、日本人のホームレスに対する炊き出しも、非イスラムの日本人NPOと一緒に行う。

あの、震災時にも復興支援を行ったと。

 

日本ではスカーフをかぶって歩いたり、子供が学校に行っても何も言われないから住みやすいとも。

ただ、死に対してイスラム教は火葬でなく土葬だということ。

甲府市の郊外に日本人住職の好意で土葬する場所を提供してもらった。

現在は、その場所がなくて、後を継いだ住職も困惑していると。

 

郷に入れば郷に従う。

日本に連綿として言い伝えられた言葉。

これがなぜタイトルになるのか?

つまり、郷は五とする。

したがって、五に入れば五に従う。

だが、イスラム教徒にとって譲れない部分が一だけある。

 

例えば、豚肉は食さない、アルコールは厳禁、礼拝をおこなう、女性のスカーフ等々。

これらは譲れない価値観だから。あとの四は従うと。

 

まあ、日本人は無宗教と言ってもいい民族だから彼らには無害と写るだろう。

最近、空港やホテルでイスラムの礼拝室を設けるところが増えてきている。

もちろん、イスラム圏からの観光客を当て込んでの措置であることは当然だが、

そこに日本人としての寛容さ?があるのかも。

欧米ではこうはいかないだろう。

 

疑問が残るのはスンニ派とかシーア派と言って争いをするのはなぜ?

単に、為政者の都合で張り合っているだけか?

そのあたりが良くわからない。

一度、高橋先生に訊ねてみようかな?

 

 

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胡散臭い

2017-01-04 11:49:30 | 日記

最近はまってしまった本。

所謂、サスペンスもの。

内容は殺人事件を解決する素人探偵。至って単純なストーリーだ。

 

ただ、全国あちこちを旅してその土地の文化、伝統などを紹介する。

読んでるうちに行きたくさせられる。

それと、その本が書かれた当時に起こった政治的な問題、汚職であったり談合であったり

そういう事件との絡みがあって話を膨らませている。

今読んでいる中でも、それらに対する批判を主人公にしゃべらせている。

それは、取りも直さず作者の考え、思いが投影されていると。

 

現実の話でもよく、諮問委員会、第三者委員会、有識者による検討などの報道を耳にする。

だが、少し批判的な耳で聴くと如何にまやかしであるかが分かろうというもの。

諮問であろうと第三者であろうと、そういう人物を選ぶのは当事者である。

そういう風に選ばれた委員会で公正・公平な結論が出るとは到底思えない。

 

結論先にありきでそのために時間だけ費やして、さも公平であるかの装いを被せるだけだ。

 

そういう点でこの読み物は優れていると思う。

また、のめり込む所以でもある。

 

 

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フランスで

2017-01-04 08:32:45 | 日記

女子留学生が行方不明と、年前から報道されている。

チリ人の知り合いが重要参考人と見られている。

 

年明けてから読みだしたサスペンスもの。

その一節。

取材先で見かけ、言葉を交わす。

行き先が同じ方向なので、「自分のクルマで送りますよ」

それに対し、

「旅先で見知らぬ男性に誘われても、絶対について行ってはいけないというのが祖母の遺言ですから」

「なるほど、けだし名言ですね」

「しかし、騙されたり殺されたりする相手は大抵の場合、顔見知り何ですけどね」

 

フランスの場合もその通りで、日本でも知り合いになっていたと報道されている。

一緒に夕食を取ったり、寮まで一緒に来たりと、まったく見ず知らずの相手ではないと。

 

国内でもそうだが、まったく見ず知らずの、所謂、無差別殺人も頻繁に起こっている。

が、大体は顔見知りの場合が多い。

 

親が子を、子が親を、果ては孫がひ孫が祖父母・曽祖父母を手に掛ける。

昔のように尊属殺人という規定はなくなった。

それでも、殺人は殺人。

 

本を読んでいて偶然その言葉を見、なるほどと。

やはり、物書きは良く世間を見ているなと感じ入ったことではあった。

 

 

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