「イスラム国」による日本人拘束

「イスラム国」が日本人を拘束し身代金を要求。テレビ報道を見ているが出演しているコメンテータの発言は推測の域を出ていない。もちろんすべて知ってい

るわけは無いが。

そもそも「イスラム国」なる者が明確な国境をもった「国家」ではない。アメーバかがん細胞のようにシリア国内でいくつかの面的に支配地域を持っているわ

けだ。

時間を切って身代金を要求することは交渉するための何らかの手段を伝える必要が有るだろう。

一方、政府の対応はどうか。欧米は空爆の軍を出動させている。日本は難民のための援助のため金銭的な援助をしていると言明。

だが、「イスラム国」側から見て援助を受けようとしている国あるいは人々が自分と対立する側であるならば日本政府がいくら懸命に訴えても

それは何の意味もなさないし逆に日本も欧米と同じ。軍事力でなくても同じ意味でしかない。

そこを良く見ないと決して解決は簡単でないと思う。

なぜジャーナリストは戦場に行くのか

弁護士ドットコムで投稿されている。

戦場に行かなければ分からないことがある。たしかにそうだろう。でも、しかし、戦場に行けばすべてが分かるのだろうか。難民や被害の状況など。

それは危険な戦場でなくとも分かるのでは。

何よりも今回イスラム国を名乗るならず者がはびこる背景は何なのか。今でもアルカイダは各地でテロ行為をはたらいている。

フランスの銃撃事件にしてもイスラム圏諸国の貧困、西欧におけるイスラム系住民の貧困など突き詰めればそこに大きな問題が有ると思う。

つい最近世界の富の大半がほんの一握りの人に集中していると報じられた。

こういういびつな社会構造を糺さなければ今世界でおきている深刻な問題は解決されないのでは。