4.144/430共に周波数によって受信時に音声に混じってボコボコ、ゴーという雑音が入る。(つづき)
力技でPLLユニットの電解コンデンサーとタンタルコンデンサーを全数交換してみましたが、回復しませんでした。また、色々と問題の多い2SC460も全部交換しました。これも効果なし。
ServiceManualに従って周波数、レベル、電圧の調整を一つづつやってみたところ32.431MHzのローカルオシレーターとその3逓倍部(97.293MHz)のコイル(T8,T9,T10)の離調と107MHz帯のT2,T3,T4の離調が原因だったようです。特にT4はかなりずれていました。これらのコイルを再調整することで現象が無くなりました。
初めから力技に頼らずServiceManualを見て丹念に確認と調整をするべきでした。
5.周波数表示にずれがある。
周波数表示が実際の周波数と約2kHzずれています。
PLLユニット内のローカルオシレータはすべて修理の際に規格内に収めましたので、ずれているのはその他のローカルオシレーターです。
144/430MHz共通部分としてIFユニットの41.560MHzがやはりズバリ約2kHzずれていました。規格内(±100Hz以内)に調整しました。調整は結構クリチカルです。
41.560036MHzになりました。(36Hz差)
総合的に周波数の誤差は145.100MHzで114Hzになりました。
もっとも手元の周波数カウンターの値が正しいという前提のもとにですが・・・・。そうでないとやってられません。