JH1LKJ

Amature radio のたのしみ。古い無線機のレストアを中心にアマチュア無線やそのほかの話題も。

TS-780 #r その1

2012-07-31 20:23:06 | TS-780

久しぶりにTS-780をオークションで2台落札しました。

今日1台目が到着して早速開梱してチェックしてみました。

外観はイマイチで特にトップカバーの傷がかなり多く残念です。

受信は144/430共にまあまあかな・・・・。感度の測定はしていませんが、とりあえずアンテナをつなぐとFM/SSBとも聞こえています。

送信は144は13Wほど出ているのでOKのようです。430は4W程度ですがパワー計がフラフラ。

430FINALユニットの入力にSSGから+17dBmの入力を入れると20W近く出るので430FINALユニットは異常なさそうでひと安心です。おそらくTXユニットのどこかに不良がありそうです。

 

今日は午後半日かけて分解掃除しました。やっときれいになりました。

001

フロントパネルも全部分解して洗剤で洗浄

 

002 0001

リアパネル・ヒートシンクもすべて分解して洗剤で洗浄

アンテナコネクターが錆ていて、かなり長い間使われずに放置されていたようです。分解したときにコネクターも全部磨きました。PHONEジャック、キージャックも錆だらけだったのでこれも磨いてきれいになりました。

電源ケーブルが直にコネクターに半田付けされていたのでコネクターの半田をきれいに吸い取ってOKです。

Img_7365_2

直に電源ケーブルが半田付けされていたコネクター。  

Img_7360 

内部もきれいに清掃しました。TS-780は左奥のトランス周りが特に埃がたかります。トランスとリアパネルの間、トランスとTXユニットの間など。

リアパネルを外したときにきれいに拭き取り清掃です。


エアーダスター

2012-07-26 07:46:43 | アマチュア無線

無線機のレストア時の必需品「エアーダスター」です。

Img_7300

 

掃除機を左手に、このエアーダスターを右手に持ちながら内部の埃を取ってます。

もうひとつの用途は水で洗浄した後の水滴の吹き飛ばし。特にフロントパネルやツマミの穴の中の水はなかなか除去できませんが、これがあれば手っ取り早いのでよく使います。

しかし1本あってもすぐにカラになります。近くのホームセンター「カインズホーム」で買ってますが1本258円もします。もっと安く手に入るところはないだろうか?


YahooオークションのTS-780

2012-07-23 13:40:32 | TS-780

最近のYahooオークションのTS-780の落札価格がとても高い・・・・。

不動品あるいは動作確認なしのTS-780でも少し外観がきれいだと1万円を超えます。かといって動作品が高いかというとそうでもなく15,000円でも手に入ります。

以前は不動品であれば5千円~8千円で落札出来たのに。

レストアに挑戦する方が多いのでしょうか?

確かにTS-780はオーソドックスな周波数構成ですし、部品もチップ部品は使われていないので交換も楽です。レストアのネタとしてはとてもやりやすい機種だと思います。

Img_6597

 

私のターゲットは不動品で外観がきれいな物・・・マイク、トーンユニット付き・・・でもなかなかこんなのないんですよね。


IC-271 #3

2012-07-22 12:36:00 | IC-271

ただ今レストア途中のIC-271です。

Img_7280

 

このIC-271も以前レストアした物と同様PLLが不安定です。突然周波数が5KHz近く飛びます。IC-271の定番故障のようです。

PLLユニットのC78に触るだけでポンと周波数が動きます。早速セラミックトリマーに交換しました。


ただ今、レストア作業中 TR-751 #c とTR-9300 #2

2012-07-20 20:54:42 | TR-751

現在作業中のTR-751とTR-9300です。

Img_7276

 

先日完了したTR-9300 #1とは別のもう一台です。これも大きな問題は無さそうで調整だけで完了しそうな感じです。分解洗浄は完了していて各部の調整中です。

PLLの調整はOKです。PLLのつなぎ目で不連続があり、50.9999から51.0000に変化した時に逆に周波数が下がってました。これも調整でほぼ100Hzの変化になりました。

 

TR-751の方はRF GAINとRITのボリュームがダメでした。先日書いたとおりバラして修理しましたが、その前に手持ちの正常品と交換して修理品をストックすることにしました。

操作系がイマイチおかしな動作をしていました。とりあえずRESETして概ねOKかと思ったら、MODEがAUTOの時に145.00から周波数を下げるとUSBになってしまいます。

AUTOの時は144.100から144.600までがUSBで144.60から145.80までがFMになるはずです。RESETしても直りません。海外仕様の状態になっているのかと思いましたが、北米仕様やヨーロッパ仕様とも違うようです。

CONTユニットのダイオードの実装状況を他のTR-751と比較してみるとD9にダイオードが余分に改造実装されています。北米仕様やヨーロッパ仕様にもD9の実装は有りません。

取り外してみたところ正常に動作するようになりました。結局何のための改造だったのか解明できないままオリジナルに戻しました。受信の拡張はされていたのでそれはそのままにしておきました。バンド外の送信改造はされていませんでした。

 

過去に何台かオークションで落札した物にバンド外送信改造されているものがありました。即刻オリジナルに戻していますが、オフバンドでの送信は電波法に違反します。アマチュア用の無線機は業務用には許可になりませんし、無免許あるいはアマチュアの免許があってあえてバンド外で交信するのか?送信可能な改造をする合理的な理由はありません。