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Amature radio のたのしみ。古い無線機のレストアを中心にアマチュア無線やそのほかの話題も。

TS-780 #2 レストア その4

2011-03-19 08:42:12 | TS-780

このブログを見ていただいている方の中には3月11日の震災の被災者の方もきっといらっしゃると思います。どうか早く復興して、またアマチュア無線が楽しめるようになることを願っています。大変な生活が続いているようですが、どうかがんばってください。

私の所では幸い揺れは長かったですが、棚から多少の物が落下した程度で大きな被害はありませんでした。

 

3月11日の大地震以来、無線機をいじる気にもなれずほったらかしでしたが、久しぶりに半田ゴテを握りました。東京電力のサービスエリアのため計画停電も実行されていますので、停電の間は何もできません。昼間の停電の時はネジや部品の仕分けをしたりして電力の回復を待っています。

 

3.SSB受信中にSメーターが突然下がったり上がったりする

CONTROLユニットが直ったので各バンド、各モードの動作チェックをしたところ、受信中にSメーターが突然S9だった信号がS4くらいになったりします。

144/430両バンドに共通に起こる現象なので中間周波以降の不具合であることは間違えありません。AGC電圧をオシロで見ていると瞬間的に電圧が変動していることが確認できました。当初Sメーター回路の不良かと思っていましたが、そうではないようです。

AGC回路を切り離した上でIFユニットの入力に第1中間周波数の30.865MHzの信号を入力し、オシロでAGC回路の入力部で信号を監視しながらプリント基板を調整ドライバーで突くと現象が再現できました。しかしルーズコンタクト部位がどこなのかを特定するのはなかなか難しく、目視では発見できません。どうも怪しそうなのがノイズブランカーのスイッチング部付近のように感じました。(IFユニット D1~D4)

この付近の半田付けを片っ端から半田ゴテをあてていくと不具合現象が再現しなくなりました。残念ながらココという個所を特定できませんでしたが、ルーズコンタクトは解消したようです。

おそらく半田劣化による部品のリード線の接触不良だったと推測しています。

ルーズコンタクトがあったと思われるD1~D4付近

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4.144/430共に周波数によって受信時に音声に混じってボコボコ、ゴーという雑音が入る。

144/430両バンドともそれなりに受信も送信もできるようにはなったのですが、まだまだ・・・・・・。

144/430共に受信時周波数によって相手局の音声に乗ってボコボコと台風の中でしゃべっているような音がします。430MHz帯の上の方の周波数では話の内容が理解できな程のレベルで雑音があります。送信音を確認するとこちらもまったく同様です。

今のところ、まったく分かりません。PLL?? 受信にも送信にも入っていることと周波数によって雑音が出るところと出ないところあることから低周波回路ではなさそうです。ちょっと厄介です。

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