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Amature radio のたのしみ。古い無線機のレストアを中心にアマチュア無線やそのほかの話題も。

ブログ画面のカスタマイズ

2011-09-29 09:46:36 | ブログ

最近何度か画面のデザインを変えてみましたが、自分で撮影した写真を使いたいと考え、その方法を色々と調べてみました。

残念ながら今のままでは出来ないことが判明しました。残念です。

OCNとのブログの契約を「ジャンププラン」というプランに変更しないとダメらしい。今の契約はOCN会員は無料の「ホッププラン」です。ジャンププランにするには1か月1260円も必要です。

データ容量も5GBから20GBに増えますが、現在これだけ多くの写真を掲載していても200MBくらいしか消費していません。5GBあれば当面大丈夫。

1年で1260円なら考えないでもないのですが・・・・・。

というわけで画面のカスタマイズはあきらめました。


TR-751 #2 レストア その1

2011-09-29 09:19:34 | TR-751

TR-751 10W機を入手しました。

オークションの商品説明は

・通電し送受信は問題ない事を確認。

・すべての機能はチェック出来ていない。

・AFボリュームに少しガリが入るのを確認。

・受信感度等の経年劣化はあるかもしれない。

・使用感や擦り傷はあり。

品物が到着して私なりのチェックです。

【外観】

・概ねきれいです。フロントパネルも清掃してあるのか埃も少ない。

・リアパネルもきれいです。アンテナコネクターは若干クスミあり。長期間アンテナは接続されずに保管されていた感じです。

・トップカバー、ボトムカバーには小さいですが傷が数か所あり。

・一番残念な傷はフロントパネル上部の傷。(修復不可能?)

【機能】

・送信出力18Wで問題なし。というより出すぎな感じ。

・受信感度 -10dBμVの信号が十分受信できるので問題なさそう。

・「CALL」と「RIT」のスイッチが反応が鈍いあるいは2度押し状態になる。

・AF GAINのVRにガリあり。他のVRは健全でこの機種に多いVRの破損は無さそう。

 

1.清掃洗浄

1ステップの分解清掃と洗浄を完了。元々きれいだったので写真では分かりません。

下の写真は清掃後に撮影しています。アンテナコネクターもマイクコネクターも光を取り戻しています。

カバーのネジを新品に交換したいのですが、セルフタッピングのバインドネジでしかも色が黒です。これは持っていません。買うとバラ売りが無く1000本単位の購入になるのであきらめます。1000本も買ったら何台レストアすることに???

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800_img_4240 この傷は修復不可能でしょう


ブログのデザイン

2011-09-28 08:52:43 | ブログ

先日ブログのデザインを変更して「栗」のテンプレートを使っていましたが、どうも字が小さかったり、幅が狭かったり・・・・自分では納得していませんでした。

また変更してしまいました。

本当はバックの写真などを自分で撮った写真にしたいのですが、まだやり方が分かっていません。ちょっと勉強してみます。


TS-711D #1 レストア その2(完結編)

2011-09-23 19:45:59 | TS-711

7.送信部

PLLが復旧したところで出力は20Wに復活しました。

IFユニットとRFユニットの各同調回路を調整することで40Wまで出るようになりました。

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赤丸のコイルが送信部の各IFTです。すべて調整しましたが特に矢印のコイルはズレが大きかったコイルです。

800_img_4169_3 

その後ALCの調整で出力を30Wに押さえてあります。これぐらいが良いところでしょう。

8.受信部

受信部の調整は30.265MHzの中間周波数をIFユニットの入力にSSGから挿入してIFユニットを先に調整しました。

受信側はそれほど大きく離調しているところは無く、微調整程度で完了。

SSBモードでSメーターを20dBμVのアンテナ入力でS=9に、FMで30dBμVでメーターフルスケールに合わせました。

受信感度を測定してみるとSSBモードで0.12μVでS/N 12dBありました。FMでも-10dBμVでスケルチが開きますので問題なさそう。

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9.バックアップ電池交換

バックアップ用の電池がかなり消耗しているようで電圧がかなり低いです。

交換したいのですが、タブ付きの電池は入手は難しいのと、あっても高価なのでホルダーを取り付けてタブ無しの電池を実装しました。これでもしまた電池が消耗しても簡単に交換できます。

電池ホルダー60円、電池80円(秋月電子)で交換できました。

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10.仕上げ

ケースのネジも交換して完成。当初の予想よりもきれいに復活できました。

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TS-711D #1 レストア その1

2011-09-22 09:12:55 | TS-711

久しぶりのブログ更新です。

先日入手したTS-711Dのレストアをほぼ完了しました。今回のTS-711Dは初めてのレストア機種でしたが、TS-811を何台かレストアしていたのでそれほど迷うこともなく出来ました。

オークションの商品説明から

「 通電確認のみで、実際の送受信はしておりません。ジャンク扱い。 簡易クリーニング済みですが、機体のキズ・汚れあり。」

受け取り時の初見チェックです。

【外観】

・簡易クリーニング済みということで外観の埃などはありません。メインダイヤルのゴムが汚いだけでした。

・トップカバーに上に載せていた物の足跡がクッキリ。

・ヒートシンク、リアパネルもきれいです。

・全体的には細かな傷はありますが、大きな傷は無く凹みもありません。

【機能】

・送信受信共にFMもSSBもまったくNGです。送信では出力0。受信もSSGの信号がまったく受信せず。(ちょっと重症?)

・スピーカーからのノイズはFM・SSB共それらしい音はします。

・各スイッチのうち「RIT」「CLEAR」の2個が反応が悪い。5回に1回くらいしか反応しない。

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1.清掃と洗浄

いつもの手順でフロントパネルを分解してツマミとパネルをきれいに洗浄しました。ある程度拭き取り清掃はしてあったようでそれほど汚れは多くなかったです。メインダイヤルのゴムはかなり汚れていましたが、マジックリンとブラシで黒さを取り戻しました。

フロント部がきれいになったところでリアを分解しました。FINALユニットをバラしてヒートシンク、ファンすべて洗浄しました。アンテナコネクターも取り外したついでに真鍮ブラシで磨いて光を取り戻しています。

トップカバーもスピーカーを取り外してからマジックリンとスポンジで洗浄したところ足跡も完全に消すことができました。

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ツマミもメインダイヤルのゴムもきれいになりました。

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2.パワーモジュールチェック

出力がまったく出ないのは一番心配なのがパワーモジュールの障害です。25WモデルはM57727を使っています。もちろん新品は入手困難です。

FINALユニットの入力にSSGから145.00MHz/+17dBmの信号を入れて送信状態にすると無事に17Wほど出てきました。壊れていないようです。ひと安心です。

3.障害探査

「送信出力がまったく出ない。」「受信がまったくできない。」ということは共通部が障害である可能性が高いのでRFユニットのPLLユニットから来る局発信号を確認すると予想通りほぼ0でした。故障個所はPLLユニットのようです。

4.AVRユニット確認

何度か痛い目にあっている電源の確認から・・・・・電圧調整と送受信切り替え出力の動作を確認して異常なし。

5.PLLユニット調整

故障個所であろうPLLユニットの確認です。やはりココでした。10.240MHzを2逓倍して得る20.480MHzとさらに2逓倍して得る40.960MHzの同調コイルが大きく離調していました。

コイルの内蔵コンデンサーの容量抜けか・・・あまりに大きく離調していたので前オーナーがいじってしまったか?コアの調整範囲内で同調が取れたのでコンデンサーの追加等はやらずにに済みました。PLLユニットは周波数カウンターとRF電圧計またはオシロスコープとデジタル電圧計なしでいじるのは絶対禁物です。

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PLLユニットのすべての調整を完了しましたが、他の個所はそれほど大きくずれているところもなく簡単に調整できました。

TS-811と比べるとHETユニットが無い分かなり楽でした。基本的な回路構成はほぼ同じです。

PLLの出力も復活したので送信と受信を確認するとやはり復活していました。送信出力20Wくらい。受信も-10dBμVの信号が受信できます。

6.RITスイッチとCLEARスイッチを交換

5回に1回くらいしか反応しないこの2個のスイッチを交換しました。

サブ基板が片面だけのパターンだったので外すのは簡単でした。バンドスイッチは両面基板でしかもアース付きのタクトスイッチを使っているので外すのが大変です。

写真は青い頭が外したスイッチ、黒い頭が新品のスイッチ。

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