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Amature radio のたのしみ。古い無線機のレストアを中心にアマチュア無線やそのほかの話題も。

FT-620B vs TS-600 vs IC-551

2011-01-21 12:38:22 | FT-620B

1970年代の往年の50MHzオールモード機を並べてみました。当時のアマチュア無線機の3大メーカー(八重洲無線・トリオ・ICOM)のライバル機を並べられるなんてそのころには夢のような話です。

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SSGを繋いで受信感度比べですが似たようなもののようです。一番景気よくSメーターが振れたのはFT-620Bでした。私には実際にアンテナを繋いで聞きやすいのはTS-600です。

IC-551はVF0がアナログではなく100Hzステップで変化するのでSSBを受信するとき、ちょっと違和感がありますね。当時もそのような試用記が雑誌に載っていた記憶があります。重量がIC-551が断然軽いので移動にはこれが一番適しているのでは?

TS-600はとにかく重い。一番作りがしっかりしていてお金がかかっていそうなのはTS-600です。

FT-620Bが回路も含めて一番作りがアマチュア的な感じがします。

メインダイヤルを回した感じが3台とも全く違います。FT-620はちょっとフニャフニャした感じ。もちろんギアダイヤルなんですが、なんだか糸かけダイヤルを回しているような・・・・。TS-600はゴリゴリした感じのギアダイヤルが違和感あり。これが嫌で購入しなかった人もいたようです。IC-551のダイヤルが一番気持ちよくまわります。ロータリーエンコーダーのスリット円盤を回しているだけなのでこんな感じにできたんでしょう。もう少しフライホイールの重量があったほうが使いやすかったかもしれません。


FT-620B レストア その6 最終編

2010-09-25 11:53:05 | FT-620B

最終編です。

同容量のトリマーコンデンサーは手に入れることができず、若干小さい容量の物で代用しました。やはり容量不足になってしまったので基板の裏に18PFの固定コンデンサーを抱かせて調整完了。

送信部は特に不具合はなく、各コイルとトリマーコンデンサーを調整して出力12Wになりました。

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概ね完成。手提げハンドルが少々くたびれています。

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FT-620B レストア その5 番外編

2010-09-21 12:57:05 | FT-620B

掃除機で内部の清掃中に同軸ケーブルに掃除機の先が引っ掛かった時にはんだ付けが外れたようです。これを直しても受信感度は上がりませんでしたが・・・・。

イモ半田の典型です。改造で追加してあったプリアンプの部分です。半田付けって難しいんですよね。きれいに写真が撮れたのでアップしました。

オーナーさんの名誉のために・・・このはんだ付けはオーナーさんがやったものではありません。

Imo


FT-620B レストア その3

2010-09-20 09:23:18 | FT-620B

14MHzのIF同調回路のTC401セラミックトリマーに触れただけで大きく受信感度が変わります。とてもクリチカルな上に回しても連続的に変化せず、新品交換が必要です。手持ちがないのでただ今手配中。

コイルのコアーがロウで止めてあり、コテで温めながら調整しましたが、温度で同調点が変わるので調整が難しいです。

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青線が送信の信号の流れ、黄色線が受信の信号の流れ、なぜここでクロスするような配置になったのか?

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