TR-751の液晶の裏のランプ交換の方法について質問のコメントを頂きました。
手順を書いてみます。
1.樹脂製のフロントパネルを外す。
ツマミを全部外して、メインダイヤルのナットとパネルの両サイドの4本の黒いネジをを外す。
樹脂製のフロントパネルが外れます。
ココまでは問題ないと思います。
2.フロントパネルアッセンブリーを前に倒す。
両サイドの4本のネジの内上側のネジを外し、下側のネジは緩めてフロントパネルアッセンブリーを手前に引いて前に倒す。
3.コネクターを2個所抜く。
下の写真の黄色矢印のコネクターを2か所抜く。
4.ネジ3個を外す。
下の写真の赤矢印のネジ3本を外す。
5.液晶パネルが実装されている基板を前方に引き出す。
メーターへの配線が引っかからないように、フラットケーブルの配線を切らないようにプリント基板を前方に引き出すとランプの半田付け部にアクセスが可能です。
赤丸部が2個の麦球です。
基板の座を傷めないよう手早く半田を吸い取って切れてしまった麦球を外し、新しい麦球と交換します。
左のWEBの所に「無線機の修理依頼について」を掲載しました。
少々堅いことを書きましたが、ご意見をいただければ幸いです。
最近オークション出品時の質問を利用したり、何でも掲示板などで無線機の修理の依頼を頂くことが多くなりました。大変うれしいことではあるのですが、私は修理のプロではありません。
趣味の範疇でレストアを楽しんでいます。大変申し訳ありませんが、他人様の無線機をお預かりして修理はいたしません。
オークションで落札した不動品の無線機の修理をしていますが、100%成功しているわけではありません。修理中に壊してしまったり原因不明や部品が手に入らず修理できずに放置してある物も何台もあります。これは私自身の所有物だから許されることです。
他人様からお預かりして修理できなかったり壊してしまっても「ごめんなさい。壊しました。」では済みません。
プロであればそれをフォローする体制もあるでしょうが、その後ろ盾が無い以上他人様の無線機の修理はできません。
修理を依頼する立場から考えると壊れていたところが修理されて正常に動作するようになり、元の通りの状態に復活することを期待するのは当然です。
もし、修理中に新たな傷が増えてしまったり修理を依頼した以外の部分で修理後に不具合が発生してしまったら憤慨するのは当然です。
メーカーのサービスセンターのように修理することを本業としプロとして修理を行う体制があれば、それらのトラブルに対しても解決できる体制や技術力、財力などを持っています。
もし傷を付けてしまったのであればその部品を新品に交換することも可能です。また、最悪金銭で解決することも出来るでしょう。
したがって修理代も高価で部品の交換が無くても、または10円のコンデンサー1個を交換しても1万円以上の修理代がかかってしまうのです。もちろん人件費や管理費がかかっているのは当然です。
当方に修理を依頼いただいても趣味で修理をやっている私には依頼者の方の期待に100%応えることは不可能です。
修理がうまくいって完全復活できることも多いとは思いますが、100件に1件いや1000件に1件トラブルがあっても許されないのです。
事情をご理解いただきたいと思います。
ご意見等あれば是非お聞かせください。よろしくお願いいたします。
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