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Amature radio のたのしみ。古い無線機のレストアを中心にアマチュア無線やそのほかの話題も。

TR-751 #1 レストア その2

2011-08-24 19:54:54 | TR-751

2.PLL部修理調整

どうも症状から見てPLL部の故障が濃厚なのでPLLの出力をオシロで見ながらあちこち突いてみると良くなったり、出力が止まったり、周波数がすっ飛んだり・・・・。

どこかでルーズコンタクトが出ています。基板を調整ドライバーの先で突いているとVCXO付近で一番顕著に症状が出るので基板を外してひっくり返して目視確認してみると・・・・。

見つけました。VCXOの水晶発振子のリード線の半田付け部分に見事なクラックがありました。リード線も妙に長いまま半田付けされています。水晶発振子を指でゆすってみるとリード線が動くのが半田面から分かるほどクラックができています。

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一旦半田を吸い取ってリード線を切断し、新たに半田付けをし直して修正するとすべての症状が解消しました。

概ね送信も受信もFM/SSB共に動作はOKになってしまいました。

PLLの再調整してPLL部の修理完了です。

 

3.RIT不良

TR-751,TR-851の定番故障だそうですがボリュームの不良です。これはネット上にもたくさん修理事例がアップされています。

AF GAIN、RF GAIN、SQULCHが問題なかったのでラッキーかなと思いきやRITが働きません。

取り外してVRを分解してみるとブラシが回転体から剥離して脱落していました。

エポキシ系の接着剤で固定して再組み立て完了。グラブのような大きな手とペンチのような太い指で老眼の目にはこの修理はかなり酷です。ピンセットと拡大鏡必須の作業です。

600_img_3868 回転体(白色の部品)からブラシが剥離

600_img_3869_3 エポキシ系接着剤で固定

600_img_3870 組み立て完了

 


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TR-751 #1 レストア その1

2011-08-24 19:30:52 | TR-751

TS-780 #d があまりにも大苦戦になってしまって、ちょっと休戦です。

TR-751をオークションで入手したのでそちらに少々寄り道をします。オークションの説明では

「受信は問題なし。送信は電波が出たり出なくなったりする。パワーが半分5Wに落ちている。SSB送信で変調が聞き取れない。」

でした。まずは状態確認から

【外観】

傷も少なく、汚れも少ない。もちろん凹みなどもなく概ねきれいな無線機です。トップカバーに1か所塗装傷があり、アルミの地肌が見えています。

 

【機能】

機嫌が良ければパワーは10W以上出ているが、他の受信機で信号を受信するとパワー計が振れているにも関わらず突然信号が聞こえなくなります。カウンターで周波数を確認するととんでもないところにすっ飛んでいます。叩くと戻ったり・・・・。

SSBは説明通りまったく内容が確認できないほど周波数が変動している。

受信もまったく同様で、説明の「受信は問題なし」は事実ではありませんでした。

感度などは動作が不安定で分かりません。

 

1.清掃・洗浄

いつもの手順で清掃と洗浄からスタートします。

外観はきれいだったので清掃は簡単でした。内部もまったく汚れは無くきれいなものです。

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