1.フロントパネル分解清掃
いつもの通り初めにフロントパネルを分解して清掃しました。
元々きれいだったので写真に撮っても違いが分からないかもしれません。それでもマジックリンの液は真っ黒になりました。一皮むけてさっぱりした感じです。
ツマミの白い線がひと際きれいになってくっきりしたのが気持ち良いです。
2.リアパネルをバラしてびっくり!!
リアパネルをバラしてびっくりです。144FINALユニットは一度電解コンデンサーが爆発したようです。修理は一応されていますが、シャーシーがコンデンサーの電解液で錆びています。
これはかなり煙が出たでしょうね。匂いもすごかったのではないでしょうか?火も出たかもしれません。危ないですね。オーナーは驚いたことでしょう。
プリント基板も真っ黒に炭化してこのままではちょっと修復不可能かもしれません。電解コンデンサーを外してみたらベーク板が黒く凹んでました。
430FINALユニットもPINダイオード(D1:MI402)付近が熱で基板が炭化していて、修理の際にパターンを切断して空中配線で修復してあります。
送信が不調なのはおそらくこの辺に原因がありそうです。
さて・・・・どうやって使える物に修復するか・・・・・・・??ちょっとこのプリント基板をそのまま使うのは144も430も無理のようです。
KENWOODに部品劣化を理由に修理を断られたのはプリント基板の炭化だったのでしょう。さすがにこれだけ古い機種ではメーカーもプリント基板は保守用に持ってないでしょうね。
ケースにKENNWOODの修理シールが「返却」と書かれて貼り付けられていました。(2010.12.17)