4.HETユニット(つづき)
今日発注していたトランジスタが届きました。早速Q5(2SC2026)を交換してHETユニットを調整しました。
まったく430MHzの信号を受信することができなかったTS-811でしたが、受信できるようになりました。まだまだ細かい調整は必要ですが、とりあえず受信はできます。-10dBμVの信号も受信してますので感度も大丈夫みたいです。
送信側もチェックしました。当初はまったく出力が無かったですがFM/SSB/CWで3Wほどの出力が出ました。まだまだこちらも問題はありそうです。
やはり「送受信不可」の一番の原因はHETユニットの7逓倍のトランジスタ(Q5:2SC2026)不良でした。
7.送信出力
送信部各ステージのトリマー・コイルのコア調整で出力は25W強に改善されました。概ね定格出力になりました。
一番大きく同調がずれていたのはIFユニットの出力同調コイル(L11:30.265MHz)でした。これはかなり大きく離調していました。
8.PLLアンロック
送信出力がほぼOKになったので周波数特性を確認しようと430MHzから徐々に周波数を上げていったところ、438.5MHzくらいになったところで突然出力が0になります。
調べてみたらPLLユニットからHETユニットに渡している113MHz~123MHzの信号が121.5MHzあたりでLOCKが外れてピタリと停止しています。PLLに問題あり・・・・PLLユニットはService manualに従って全部調整済みのはず。さてなぜ・・・・????