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ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

カルヴァドスでカルヴァドスを飲む

2007-06-22 23:46:02 | フランス物語
今まで車でウロチョロした所、大雑把にノルマンディと呼んでいたが、厳密にはバス・ノルマンディ州のカルヴァドス県になる。
お酒の名前が県の名前に、いや、県の名前がお酒になったようだが、なんとなく面白い。
ちなみに県のマークにはちゃんとリンゴもモチーフになっている。

さて、夕食。
その時の写真が1枚だけ手元にあるので、どんな状況だったかはわかる。
部屋は、普通の民家にしか見えない。白い壁と、太い木の柱と梁がある。
テーブルの上には、赤ワインと、ヴォルヴィック、そしてやっぱりシードルがあった。
シードルはグラスではなく、お椀のような容器に入れて飲む。
結構みんなの顔も赤くなっていた。

食べ物はといえば、分厚いハムとじゃがいもとなっていた。
いかにも田舎の素朴な料理らしい。
写真の中の人で、イタリア料理店で、みんなが最後にシャーベットやアイスクリームを食べていた時に、いつも蒸留酒(グラッパ)を頼んでいる人がいた。
当然この時も食後酒として、機嫌よくカルヴァドスを飲んだのだろう。

ノルマンディに響く鶏の声

2007-06-21 22:56:27 | フランス物語
車はドーヴィルを離れ、ノルマンディの内陸部に向かう。
なだらかな丘陵地帯の道を進んでいき、宿泊場所についた。
写真のように、草原の中で、ヤギ?がのんびり草をついばんでいる様な所だった。
のどかな雰囲気である。
他にも、鶏や馬なども飼っており、時折鳴き声が聞こえてくる。
その響き声が、いかにも田舎にいるなあ、という気持ちにさせてくれた。

「男と女」の舞台へ(ドーヴィル)

2007-06-20 23:48:35 | フランス物語
海沿いの小さな街から、ドーヴィルに行きましょう、という車の中。
「ドーヴィルって、あの『シャバダヴァダ、シャヴァダヴァダ、ルールールー』のところでしたよね」と思わず聞いてしまう。
クロード・ルルーシュ監督の「男と女」という映画の舞台だが、その時は単にメロディしか浮かんでこなかった。

ドーヴィル街中に着く。
自動車から出て、やっぱりカジノに入る。
冬でも結構人が多かった。
ちっちゃなカジノを見た後だった事もあり、また本当に豪華なカジノを知らないこともあり、ゴージャスだなという印象がある。
今のおぼろげな記憶では「赤じゅうたん」という感じだ。
さまざまな種類のギャンブルを覗き込む。
連れの人たちは少しお金を賭けていた様だが、自分は単に雰囲気を味わうにとどめる。

ドーヴィルを離れ、宿泊地である、内陸の小さな村に向かう。

カルヴァドス海岸の公営カジノ

2007-06-19 01:15:57 | フランス物語
最初に行ったこのノルマンディーの海は、多分いわゆるカルヴァドス海岸と呼ばれる所だったのだろうと思う。
カルヴァドスはリンゴ酒シードルを蒸留させて作ったお酒である。
このあたりではぶどうは無理なので、仕方なくリンゴでお酒を作った。
とりあえず、なんでもかんでもアルコールが欲しい、という人類の悲しい?性が表れているような気がする。

小山を降りて、海岸の砂浜をとぼとぼ歩く。
夏だとこのあたりも賑やかなんだろうが、冬ゆえ人も少なくひっそりしている。
海岸沿いに小さなカジノがあった。
カジノといっても本当に小さく、ほとんどゲームセンターと変わらない。
おそらく公営のカジノなんだろうと思う。
こんな時期でも、ここにはそこそこ人がいたように思う。
ちょとしたスロットのようなものをやってみたが、ギャンブル自体嫌いなのですぐに止めて、他の人がやっているのを覗き込んでいた。

小さなカジノを出て、ドーヴィル方面に向かう。

ノルマンディで昼ごはん、そして冬の海

2007-06-17 22:39:27 | フランス物語
2月頃だったか、みんなでノルマンディ方面に行こうということになった。
何組かが車に分乗し、食事と宿泊場所は一緒だが、それ以外は別行動に近いような状況だった。
やはりフランス、日本人が半分くらいでも個人主義が入っているようだ。

自分と言えば、一応日本で国際免許は取っていたが、もともと運転はあまり上手くないので、ドライバーになるのは極力避けていた。
よってまた乗せてもらうことになる。
セーヌ河沿いのRERの駅の近くで、他のメンバーと待ち合わせ、ピックアップしてもらう。

とりあえずその日の昼ごはんは、小さな村のレストランで、となっていた。
フランスでは田舎でも、いや田舎だからと言うべきか、結構いいレストランがある。
そこはサンパな雰囲気で、なおかつ落ち着いたレストランだった。
みんな集まり、円形のテーブルで食事をする。

食事が終わった後、狭い道を抜け、海に面した小山に車を止める。
そこから見つめるノルマンディの冬の海。
霧がかっており、やはりちょっと寂しい感じである。
一応カメラは持っていたのだが、あまり写真に撮る気にはなれなかった。