2013年の男子ゴルフツアーを締めくくる日本シリーズJTカップ最終ホールで宮里優作プロが魅せた『チップインパー』に痺れたのはワタシだけではないだろう。
カップにボールが吸い込まれていくと同時に雄叫び挙げながら膝から崩れ落ちる宮里プロ。
そして応援に駆け付けていた妹の藍ちゃんも感極まって号泣。
ノンフィクションドラマの結末に激しくココロが揺さぶられて思わず貰い泣き。
歳とともにゆるんだ涙腺から流れるのではなく、ココロから溢れ出る涙・・・久しぶりの感覚に新鮮さを覚えた。
「この前は何時だったかな?」
やはり歳とともに物忘れも進み夕べ何を食べたかも思い出せない。
しかし何気ない瞬間にココロが動いて感動することは感性を磨くには不可欠だと思う。
『美しい夕陽だ・・・』
特別でも何でもない夕方。会社に帰る道中に思わずシャッターを押した一枚。
話しは元に戻るがプロに転向して11年。なかなか結果の出ない優作プロがここ数年取り入れたのがメンタルトレーニングだ。
全米女子に参加した藍ちゃんも取り入れたこのトレーニングが成果を出すまでに5年かかったという。
優作プロは真面目で練習熱心。しかしここ一番で決められない。それはメンタルの弱さが原因ということから妹にも薦められて取り入れた。
そして大一番で決めた・・・
『なるほどそういう事か』
万事にココロを映し喜怒哀楽を探求するということはゲームの術中に嵌まってマンマとしてやられるという事・・・これじゃイイ結果など出る筈ないな。
ということでワタシにとってゴルフの楽しみ方を変える必要に気が付いた優作プロの初優勝だ。
拝