2020/03/01 心の余裕

県病編
初めての入院日記
2020/03/01 心の余裕


はじめに
本来なら大所高所で会社の進路を見極めながら舵取りを託す後継を育てておかなければいけない事はもちろんよくわかっている。しかし現場での深刻な人手不足、人材不足が原因で廃業となる事は避けたい。この二年近く現場復帰する事で業績悪化は防ぐことができた。このペースで今期は経営安定化ランディングを見据えて5年計画をスタートさせようと思っていた矢先…なぜこのタイミングなのか？自分が撒いた種なので痛い思いをするのは構わない。しかしこの事によって家族、社員に少なからず負担が増す事が辛い。「人間万事塞翁が馬」と言うが今回の入院によって何がもたらされるのか…反省と自戒からふたたび立ち上がるまでを記録していく。
2020/03/01 心の余裕
　さすがに新しい月を迎える事になりいろいろと考えるうちに昨夜は寝付けなかった。とくに感染症の影響で世界的不況がささやかれている時に全く外に出る事ができない。本当にジリジリとする思いに胃が痛くなる。大手を中心とした自粛ムードに対して財務基盤の脆弱な零細企業は頭を窄めて嵐が治るのを待つしかない。前回のリーマンショックほどの暴落や事後の影響による景気低迷は無いと思うが、このところ業績も好調だっただけに残念だ。
　こんな時は何をすべきか？まずは贅沢を控えるということ。必要以上に自粛するのは良くないけど先が見通せるまでは辛抱するしかない。ではいつ頃になるだろうか？数ヶ月、半年、１年…もしくは数年先か？様々な要素、要因はあるだろうが足元の消費動向が改善しなければ厳しいのではないかと思う。いずれにせよ外的要因が大きすぎて笑うしかない(笑い事ではないが)となればせめて見た目だけでも余裕を見せる。尊敬する先輩経営者が魅せるあの余裕を自然に振る舞えるようになりたい。
　ところで…
　さすがに精神的に疲れてきた。若い頃なら余りある時間を贅沢に使いあれやこれやと思い悩みつつも何とか前向きに進む事もできるだろう。しかしまだ終活を考えるには早すぎる。この中途半端な思いで過ぎ去って行く時間をただ過ごしている。やばい…何か楽しい事を考えないと。