「海」と「ダイビング」を熱く本気に考える男のブログ ~JAWS SHU~

「海」を本気に考えます。「海」を本気に案内します。抜群の多良間の海で本気に海を感じてみませんか。

多良間島&水納島の海 ダイビング ~愛猫・・・三四郎・・・~

2015-09-25 00:33:48 | Weblog
いつもの賑やかなログ付が終わり、一人SHOPにて過ごす時。

いつもの席に、何することもなく隣にいた愛猫 
三四郎 は、もういない・・・



昨晩、三四郎が永眠してしまった。

正直、悲しさしかない。
楽しく笑顔でいなければいけない時がしんどくも感じてしまう。。。

民宿で野良猫として泥だらけのノミだらけでいた猫。
送迎の度に近くに寄ってきて、頭をなでては海に出た。

いつしかお店に現れて・・・
それからもう8年。

長男も長女も次女も、赤ちゃんの写真にはいつも対象となるように三四郎がいた。
ソファーにまたぐように腰かける愛らしい姿は、多くのお客さんにも親しまれ、
僕の感情がうまくコントロールできない日でも毎日変わらず同じようにご飯をほしがり、同じように甘えてきた。

子供が生まれ、自分がかまってあげられる時間が少なくなっても、
いつも同じように甘えてきた。

冬には寒い群馬に一緒に帰り、嫁の父親にリールをつけてもらい雪の中、犬のように散歩してもらい、
また島に戻ればのんきな日々を送った。

近所の子供たちには「ミッキー」と呼ばれ、「ミッキーじゃない!三四郎だ!」
なんて、言いながらみんながかわいがってくれた猫。

ふくよかで毛の長い凛々しい姿は、いつしかやせ細り、食事を変えてもなかなか体型が戻らず、
ようやく抜け毛も生えてきて戻ったかなと思った時にはお腹が異常に膨れ上がり・・・

動物病院がない島で何とか知人のアドバイスを受けながら治療もしたが、
僕の忙しさが手遅れにさせてしまったのだろうか・・・
ごめんな・・・・

ようやく病院に預かってもらい、普通に元気に戻ってくると思って夢中で仕事をしていた矢先、
ドクターから「もう何日も生きない」と。
治療の効果も出ないのでどうするかと・・・

安易な自分に嫌悪感を抱いた。
夢中・・・
ちゃんと見てやればよかったよ・・・・

「近くで居たいのでこちらへ戻してください」
しんどい体で耐えながら、フェリーに揺られ戻ってきた三四郎は、もう立ち上がれなかった。

「さんちゃん」と声をかけると数日ぶりに聞いた声を想い出したのか、必死に大きな口をあけて鳴く。
きっと鳴いていたのではなく、泣いていたのだと思う。

そのまま抱き寄せて、数日少しづつ自分なりの看病をした。
ちょっとづつ飲んだりできるようになり、このまま立ち上がって戻ってくれるかもと希望を持ったが
時より、大きな声をあげる姿は、苦しそうで・・・

3日後・・・

永眠した。

「存在」

彼がいつもいる場所に、

いつも甘えてくる時に、

いつも泣く時間に、

それがない切なさが

彼の「存在」の大きさだったのだろうと思う。

もっとかわいがってあげれば良かったと。

忙しくももっと早くいろいろ見てあげれば良かったと。

子供ができたあとも同じように愛情をあげれば良かったと。

思えばたくさんの感情もあるけど・・・
もう遅くて・・

ただただ、悲しさしかない。

海に潜り、水面から差し込む光を見ながら、落ち着けと。
今は集中しなければと。

お昼にお店に戻れば、また泣きそうになる。

時間しか解決しないかもしれないが、
三四郎の「存在」は、とても大きい。

彼の温もりを、感触を想いだし、
自分の笑顔をしっかりと導かせながら、
明日も海に出ようと思います。

たくさんのみなさんにかわいがってもらって、とてもとても幸せな猫だったと思います。

僕はそんな三四郎にとてもとても助けられました。

ありがとう。さんちゃん。

おやすみなさい・・・・





多良間島&水納島の海 ダイビング ~宝の海に・・・~

2015-05-18 23:47:45 | Weblog
毎年盛大にとり行われる海の豊年祭「スツウプナカ」。

数年前までは島外から移住した自分にとってはなかなか入りきれずにいたが、
今では諸先輩方に海の大切さと想いを聞きながら自分の中でも神聖な行事として参加させてもらっている。

毎年ながら多良間の海への想いを感じ、とても気持ちがいい時間を過ごすことができる。

今年も盛大に参加している最中、連絡が入った。

「こんな大切な行事の中、あんたは何で潜っているかぁ~!」

「・・・」

話が見えなかったが、

「すみません。。自分は海座としてSTAFFみんなで参加していますが・・・」

「沖で潜っている船があるさ・・」

「????」

どこからかの遠征船であろう船がアンカーを打ち潜っている。
恐らく行事でうちの船が出ていないことも分っての事だろう。。

苛立ちもあるが、ただ同業者として寂しく感じた。

自分たちがどうに思われるかなんてことではなく、海への気持ちのなさがただただ寂しく・・・

何でこんな時にと・・

確かに海は凪であったが、島が一つになり海に出てみんなが頑張っている時に、
ビジネスであろうが普通にそういうことができる気持ちがわからない。

27歳でこの島に入り、右も左も言葉も分らないまま自分の感情で動いていた自分を見つめなおし、
小さな島で一つの産業を成功させ、気持ちを持って島に感謝することを教えてもらい、
12年がたち少しづつではあるが本当の大切さの意味が分かってきた。


自分は島外からの移住者であるが、島の方々はそんな自分を受け入れてくれていつでも温かく指導してくれる。
僕の子供たちはこの島で生まれ育ちいずれは様々な想いの中でたくさんの行事を担っていかなくてはいかない。
だからこそ自分がその基盤を築き、子供たちに伝え生涯この島を大切に生きていきたいと思っている。

同じ仕事をしている人たちに時に言われるが、
「すごいね~」
「良く頑張っているね~」
「自分にはできないよ」
と・・・・
どこか想いが欠けている気がしてならない。

沖縄といえども今は観光ビジネスが拡大し、ダイビングも大きな産業として成功をしている人も多いが、
海への気持ちは一緒でなくてはならないのではないだろうか。

自ら選び、生活する島を大切に想いをよせながら頑張っていくものだと自分は思っているが、
こそこそとやってきて逃げるように帰っていく船を見るとがっかりする気持ちしかない。

前にも書いたかもしれないが、プロのガイドであればどこでもそれなりのガイドはできるだろう。
でも、その海に対する気持ちとその海に精通するまでの経験は計り知れなく、そんな簡単にできるものではない。
みんな身を削り、一生懸命取り組む中で、簡易的に観光ビジネスとしてやっている人をプロとは言えない。

その時に当たれば
「すごいね!また来よう!」
その時に外れれば
「たいしたことないね」
と。
海はそんな簡単なものではない。
毎日の海を見て、その時のお客さんをみて、その時その時に海と向き合ってPOINTを選び全力で案内するから感動が生まれるものなのではないだろうか。

遠征も一つのビジネスプランであり、沖縄のダイビングは今や主流となってきているかもしれない。

もともとダイビングビジネスは、船やタンクやコンプレッサーと大きなシステムが必要でなかなか独立として成り立たせるには難しく、
30代に入る一流のガイドたちも壁にぶつかり、独立か足を洗うかのはざまで苦しんできた。
今では、船屋ができ、タンク屋ができ、車と自宅があれば簡易的に独立ができる時代。

それはそれで若きプロたちが華を咲かせるには幅が広がったが、大切な経験と感情が欠けてしまっているのではないだろうか。

我々はただ海があって仕事をしているわけではなく、そこに来るお客さんにこの海の魅力をどれだけの気持ちで伝え、
感動を共感し、想いを届ける仕事で、そのためには1回、2回潜っただけでお客さんを連れて伝えることはできないはずだ。

何千本と潮の時間を変えて、一つのPOINTの魅力を感じ、何千本と潜って自信を持って安全にその海を案内する。
体は悲鳴をあげようと、とにかくその海を潜ることで感じてもらえるように全力で取り組む。
時にはうまく伝わらないこともあれば、感銘してくれることもあるだろう。
ただ、いつでも変わらないことは真剣に自分の向き合う海を想い、そこに人生を注ぎ、プロの仕事として自信を確立していくこと。
それはこの仕事をするには当たり前の事ではないだろうか。

毎年こんなことが一つ、二つあるが、当初のようにその業者と向き合って話すことすらバカらしく感じてしまう。

島の人はこの海をそんなに雑に感じていない。
島の人にとって海は宝だ。

だからこそ、雑に来て、雑に扱わないでほしいと心から思います。

盛大に行われた豊年祭。
また自分の中で生まれてくる感情を胸に、この海を大切に仕事をしていきたいと思う。

これからトップシーズンがスタートする中で何度も寂しい気持ちになるかもしれないが、
島の方々から教わってきた海への想いを、自分の想いを大切に多くの方に感動を与えていきたいと思います。

今年もまたたくさんの事を教わった豊年祭でした。

海への想いがまた一つ大きくなり、
これから来る方々に最高のパフォーマンスでご案内していこうと思います!!












多良間島&水納島の海 ダイビング ~想いにふけり、シーズンを待つ~

2015-04-13 22:21:51 | Weblog
またまた久しぶりのブログ。

なかなかいつも書こうと思いながらも趣旨が定まらず・・・

あっという間に今年もいよいよトップシーズンが目の前です!!

今年は数年ぶりに長いオフシーズンを島で過ごし、家族と過ごし、海と面しながらいろいろなことを感じ考えた時間を過ごしました。

日々のダイビングの中でいつになく自分のテンションをあげていくことができないこともあり、
初心に返り、ただ漠然と多良間の海に潜り感じる時間を作ってきました。

何か例年と自分の感情が一致しないでもがいたオフシーズンでもありましたが、
シーズンに向けて気持ちも整い新たなスタートな気持ちでうずうずしている今日この頃です☆

たくさんの事を考えてダイビングをしていると、いつもその瞬間に想うことは、
この状況をどうに伝えてどうに共感していくこうか。

新しいお客さんがどのように感じるのか。
リピーターさんがどのように感じるのか。
お客さんを引率するSHOPさんがどのように感じるのか。

まさにそこに答えがあって、僕の仕事はここに潜りに来られる人にどうに海と島の素晴らしさを伝え楽しい時間を過ごして頂けるのか、ということなんだなぁと。
結局いつも考えているところに落ち着くのですが、今年はそこにたどり着くまでがすごくその時間が長かった気がします。

途中に自分の職業を完全否定されてしまうようなこともあり、馬鹿にされたような感覚も生まれ、まさに負のサイクルに・・・

そんな時、開発も作業も何も考えずただ海に出て過ごしてみました。。。
この海に来た当初の感覚で、ただただぼぉ~~~と潜って。。。。。

気持ちよく、嫌なことも忘れ、ただ目の前の光景にぐっとくる感覚。
たくさんの海であれも見たい、これもしたいと潜ってきましたが、その感覚とは全く違う潜り方をしながら自分探しです。

12年・・・
同じようなことを繰り返しながらもちょっとづつ感情は変わっていて、見た海もちょっとづつ変化していて・・
何だかそれがすごく新鮮で楽しく思えたとき、ふといつもの自分がぐっと帰ってきた気がします。

シーズンを前にいろいろな悩みも絶えないのですが、ふと今はこの感覚がシーズン前に戻ってきて良かったぁと感じています。

あらゆるところからの情報や知識が邪魔をして、あせりや嫉妬もあり、肝心なここの海に潜るための大切な解放感が失われた期間・・・
そして、想いとは裏腹に屈辱的な評価を得た期間・・・

この世界でしか生きられない自分にとって、自分にしかできない大切な事を再認識できたのかな。
これもまた自分への試練と思いながら、所詮はたかが小さなお店。
たかが小さな自分。

もっと前進して、たくさんの事に努力して、着々と進んでいきたいと想うオフシーズンだったのかな。

いよいよシーズンが始まります。
やることは同じかもしれませんが、一度凹んだ自分はきっと新しい何かが身についたと思いながら、海の場に立ち皆さんと対話していきたいと思います!!

今年も多良間の海と向き合いながら、この素晴らしさを一緒に潜って、一緒に感じて、一緒に共感して、
素晴らしいシーズンとなりますように♪

今週末からノーストップな日々が続きます。

自分の中で大きな覚悟が必要ですが、今までの経験と新しい前進と、強い想いを前にだし、
全力で頑張っていこうと思います。

海が好き。
ダイビングが好き。
そこにいる自分を好きになれるように、そこにいる自分が好きなってもらえるように・・
インストラクター20周年、40歳になる今年をしっかりと進んでいきます。

いよいよシーズンスタートです!!!

皆さんの素敵な笑顔と出会えるように♪
小さな島でお待ちしています!!!





多良間島&水納島の海 ダイビング ~あけましておめでとうございます!!~

2015-01-08 22:24:57 | Weblog
あけましておめでとうございます!!

いよいよ2015年もスタートしましたね☆
僕としては、今年から新たなスタイルとして冬季の里帰りを年末年始だけにし、冬季営業を初めて開始しました。

理由はたくさんありますが、
子供の成長と共に多良間島にしっかりと足をつけて仕事を全うすることが一番かな。

今までの11年間も冬の期間、多良間の海は保全活動やPOINT開発などで潜り続けてきました。
平坦な島で風の影響を受けやすいため、なかなか冬の強風を交わしながらのダイビングは難しいのですが、
南側の港を利用しての活動と今までの経験からの新しいPOINTを加えていきながら楽しい冬の海をご案内できればと思って頑張りたいと思います!


里帰りの恒例ではあるけど、ダイビングの先輩である兄との対談も深夜まで楽しんできました☆

まだ、僕がリゾートに出る前は同じ家の中で父も入れて3人のインストラクターが海の事、ダイビングの事と毎日熱弁・激論していた日々でした。
リゾートに出て、立場も変り、なかなか意見がかみ合わないことも多かったけど、10年が経過してそれぞれの形が確立して
今は立場は違えどもともとのダイビングに対する熱意を共感しながら楽しい時間を過ごせるようになった気がします。


ダイビングインストラクターとして・・・
ダイビングガイドとして・・・
いろいろ考えますが、海や人を想う気持ちは同じで、今では難しいのかもしれないけど、本当はこの業界が確実に進むには、
ダイビングSHOPとリゾートが各々の立場を全うすることが本当に大切なのだと感じています。


ダイビングに不安や技術に危険性がある人がいたときに、
もっとしっかりと自立できるように指導して、もっともっと広い目で海をストレスなく楽しませてあげたいなぁと感じることはたくさんあります。
水や泳ぎが苦手な人に手を取りながらダイビングの恐怖感を取り除き、最高の笑顔で海を楽しんでほしいなぁと想うこともたくさんあります。
でも、実はこれはインストラクターとしての仕事で僕たちのようなリゾートのガイドが手を差し伸べると、リゾートのガイドを求めてきてくれる
お客さんに影響が出て、最後までその人に温かい指導はできなくなってしまいその場限りとなってしまいます。

マンツーマンでの案内や指導がいつでも取れる立場であればもちろんインストラクターとして最高の指導を促したいけど・・
今の僕の立場的にも、リゾートの環境的にもなかなかそうもいかないのが現状です。

じゃぁ・・
リゾートのダイビングガイドとして何が最も磨くべきところなのか。

日々考えながら、たくさんの人と潜らせてもらっていますが、
その答えは、
リゾートに来られた方のダイビングを旅行を時間を最大限に満足させることに尽きるのだと思います。
そんな当たり前の答えですが、そこには集客からたくさんの理念を持たなければできないことです。
プロのガイドは、生態系に詳しく、POINTに詳しく、カメラに詳しく、海況判断が優れて・・・・と、たくさん思われていますが、
僕のイメージはちょっと異なります。

僕のイメージでは、
ご予約を頂いた時からその人との時間を共有し、出会いから別れ、そして再会の気持ちのこもった大切な旅行の流れを
一人一人とかわしていくイメージです。
海に出れば、その人とのダイビングを通じてドラえもんのようにポケットから気持ちを出していきます。
水中でその気持ちが芯を抜けば届くし、抜かなければまた違うところから届くようにチャレンジしていきます。
会話や言葉の一つもやっぱりその人の心に届くように考えなくてはいけません。

常にあちこちのダイビングを行っている人ならば・・
ダイビングが年に一度の楽しみにの人ならば・・
ホームの海が沖縄ならば・・外国ならば・・伊豆ならば・・
がんがん行きたい人ならば・・ゆっくりしたい人ならば・・
写真を撮影したい人ならば・・ワイドならば・・マクロならば・・
恐怖感があるならば・・リクエストが強いならば・・

そう、まさに十人十色。
だからこそ、十人にしっかりと届かなくては行けないと頑張る必要があります。
ガイドがガイドの信念を貫くことは、決してその本線についてくれる人と潜ることではなくて、
どの人にでも滞在中に一つでも二つでも気持ちを届かせることができるのかにかかってくると思っています。
一つに絞って集客、案内することも大切だけど、僕のダイビングの本線はみんなが一緒にダイビングを楽しめること。
そうに感じてきたので、僕は多良間島が世界で一番だと思っています。

それは、ここでしかできないシチュエーションが一番その想いに近づけるからだと。
ダイビングスタイルやPOINT、水中コースや陸上での時間。
全てにおいて自分の想いが描いたものに余分な気持ちなく貫ける場所だから。

兄との熱弁の後に
「お前はこれからどうなりたいの?」と。
俺・・
「一番になりたいなぁ。。とりあえず出会った人、一人一人の中で一番になりたいかな」と。

19歳の時の自分のログに・・
「俺は世界で一番温かい信頼されるインストラクターになる」と綴っていました。

でも、それから20年
39歳の自分のログには
「俺は出会った人たち一人一人の中で世界で一番の海の人になる」と綴りたいと思います。

そんなちょっと気持ちの変化が出た20年ですが、当時の気持ちと変わらないのは、
「海に生き、海の厳しさを知る中でたくさんの笑顔に包まれた大切な仕事を成功させる。そう思って一生努力しよう」
と書かれたログの最終頁でした。

負けず嫌いなので・・一番を目指します!!

ということで、年に数回しかアップしていないこの熱いブログもこれからもっと頑張ります(笑)

さぁ!!2015年!!
今年も安全に最高の時間を共有したいと思います。
皆様のご来島、心よりお待ちしております!!!
今年もよろしくお願いいたします☆








多良間島&水納島の海 ~はやいなぁ・・・~

2014-10-05 21:23:20 | Weblog
あっという間にブログも半年ぶりです(汗)

想うことはたくさんありながらも、なかなか更新できず・・・

トップシーズンはまだまだ続いている多良間ですが、ここにきて台風の影響で思うようにいかない時間を送っています。

当時、お店をやりだしたころ台風の打撃には頭を抱え、やりどころのない気持ちをどこにもぶつけられず悩んでいた日々もありました。
でも今では年間のサイクルができてきて、昔ほど右往左往しなくなったところはあります。

ただ・・
いつも思うのは、楽しみにしていた方々のやり場のない気持ち。
僕たちには「悪くないよ」と言ってくれるけど・・
やっぱりやりきれない気持ちだと思います。
だから「すみません」と思ってしまいます。

台風は沖縄が世界に誇るリゾート地にならない大きな要因ですね。



最近は、僕の中ではどのように「島」を「島」として残していけるのか考えています。
近隣の島の発展や同業者の発展に正直気持ちが揺らぐことは今でもたくさんあります。

今やっている自分の形は守りに入っているのか・・
もっと前に出ていかなければいけないのか・・
もっと軽快に成功している人はたくさんいて・・
自分は考えすぎなのか・・・

でも・・・

そうになれば、壊れていくことがたくさんあって、考えれば考えるほど今のままであってほしいと感じてしまいます。

観光産業の発展は、島の過疎化を防ぐための一つの砦として考えられているけど、
実際は自分がそうであったように、その産業が確立してもしなくても、やろうと思う人はそこに勝負をかけるわけで、
その勝負をかけずにこの産業に入ってきても難しさしかないと感じます。


そして、考えてしまうもう一つはこの職業のリスク。

日々海に出る中でこのハイリスクの産業を確立していくことは簡単ではなく、最近はその深い信念を持ちながらやっている人は少ないなぁと感じてしまいます。
ダイビングに取り組むには、やる人すべてにそれなりの危機管理が必要で、できれば体力、体調維持をより高いレベルで伝えていきたいけど、実際はまだまだです。

インストラクターやガイドでさえ・・・
ただステイタスに立ち、体もたるみ、やるべきことができていない人がたくさんいます。
海を魅せることではなく、他のサービスに気を取られ大切なことを見失っている人もたくさんいます。
それくらい危機管理ができていない状況でも事業として成功している人もたくさんいます。

海は・・・
指先まで集中していなくてはいけなくて、でもそれは一人では限界があって・・
もっともっと突き詰めなければいけないことなんだけど・・

だから・・・・
歯がゆいのかなぁ~
それは我々指導者の力不足も否めないからこそそれまた考えてしまいます。

常に海に潜っていなければ感覚は衰え、危機管理は衰えます。
常に海に潜っていなければ魅せることや伝えることは厳しいです。
常に海に潜っていなければ・・・
陸に上がったプロはもはやプロではないと。

自分は、次女うららが成人するまでのこれから最低20年は命をかけて働いていかなければなりません。
どんな仕事でも同じなのだけど・・・やっぱり職業柄・・
常に潜っていなければ・・・と悩んでしまいます。

自分を追い込んで鍛えても日々限界を感じることもあり、甘いなぁと思うことばかりです。
海のプロフェッショナルでいなければ、どんなに素晴らしいサービスをしていても、どんなに素晴らしい施設を整えても意味がない。
でも、プロフェッショナルだからこそそこまで追及をしなければこれまた意味がない。

この先この産業を長くやればやるほど悩むのだろうなぁ・・

でも、日々の活動の中で結局は一生懸命事故のないように体をはって、
海の魅力を全身で伝え、ただ純粋に案内することでしかなく・・
どんな状況で、どんな環境で、どんな体調で海に臨んで頂けるのかを追求していくしかないのです。

そんな気持ちの中で
さぁ!!また今日頑張るぞっ!!!
と奮起する日々を送っています。

今の僕には、とにかく安全に、ただ好きな海でダイビングの魅力を全力でお伝えして、
笑顔で日々人と大切な時間を過ごすことだけなんだろうなぁ。
わかっちゃいるけど、時には止まって悩んでしまうのです。

風の音に胃がきりきりしながら、また明日の海を頭に描き、来てくれる人の笑顔を引き出すために頑張ろうと物思いにふけるこの頃です。

俺、毎年同じ時期に同じようなこと考えてるけど、成長してるのかなぁ。。。
でも、いつもの通り、前を向く力だけは残っています。

何だか文章ばらばらだけど(笑)
なんだかんだで、すごく良いシーズンを送っています!

さぁ!!
明日も海で素晴らしい笑顔を引き出すために、命をかけて・・・

GOOD☆DIVE!!!



多良間島&水納島の海 ダイビング ~旅立ち・・~

2014-03-05 09:56:19 | Weblog
春が近くなり、徐々に温かくなってきましたね。
もう春はすぐそこかな。

春になると、わくわくする自分と緊張する自分とが入り交り、すごく引き締まる気持ちで一杯です。



たくさんの出会いや別れがあるのも「春」ならではですね。

大切な仲間であり・・・
ライバルであり・・・・
兄貴分でもあり・・・・
教え子でもあり・・・・

僕の春も、そんな大好きな仲間が新天地へ夢と希望を胸に旅立っていきました。


まだ僕が駆け出しのころ、大きな体でダイビングの講習の申し込みに来たのをよく覚えています。

パワフルで技術も抜群で、マスククリアを教えてたらいきなりマスク外して泳いでたっけなぁ。
エアーが強烈に早くて最初のダイビングは潜水時間12分。
それでも抜群の笑顔で「ダイビング楽しい!!」って、言ってる傍から船酔いでげぇ~~~って。

そこから始まった彼のダイビング。


すぐに大きなカメラを購入してまだフィルムの時代からいろいろな海で撮影してきましたね。

小笠原では、POINTぶんぶん浅根の激流で15分でエアーが切れて一緒にオクトパスで浮上したなぁ・・
ラパスもハリケーンがやってきたり、波乱万丈な旅で最高だったね!
与論島では、伝統的な与論けんぽうの儀式で二人して強くないお酒をたくさん飲んでトイレでげぇ~げぇ~したね。
慶良間ではたくさんのサンゴに囲まれてきれいな写真を見せてくれて、まったくメカに弱い自分にカメラの事たくさん教えてくれました。
与那国では、ハンマー狙いを外しまくって、やっぱり泡盛どなんで酔いつぶれたっけ。
石垣ではたくさんのマンタに囲まれて、近づきすぎてすごく怒られたね。
今なら考えられないけど、ツアー中にマージャンでも燃えたね!
一緒には行けなかったけど、オーストラリアやエジプトもいつもツアーを支えてくれてたね。
パラオはほんと何回も行ったよね。
はしゃぎすぎてヤシの木から落ちて靭帯きった僕をおんぶして日本まで連れてきてくれたり、行くまでに泥酔して空港で愚痴ったり。
スミランではインフルにかかって高熱で、灼熱の気候なのか「さみぃ~さみぃ~」って逆に僕が車いすをおして帰ってきたね。
伊豆七島では漁師さんと一緒にエビ漁も燃えたよね。
ホームの伊豆でもたくさんたくさんたくさん一緒に潜ったね。

二人揃うツアーはいつも何かあったかなぁ。。
ほんと楽しい時間ばかりだったね。

たくさんの海を潜って、ダイビングをすごく考えるようになって、自分の安全のためにステップアップでたくさんダイビングを学びました。
いつしか人にダイビングの魅力を教えることに興味を持って、リーダーシップの領域にチャレンジしていきました。
パワフルな体と繊細な心を持ち、抜群の知識力で不器用ながらもダイブマスターに合格したときの疲れ切った笑顔は最高だったなぁ。

僕が新天地で勝負をかけたいと話をすると「JAWSをど~すんだよ!」って。

だから・・・・ずぅずぅしかったけど「あとはみんなでお願いします!」って・・・
そこから無理言ってインストラクターにもチャレンジしてくれました。

一緒に茅ヶ崎に行って泊まり込みで猛勉強とハードトレーニング。
「しゅうちゃんとの今までの付き合いがなかったら絶対殴ってるよ!」って言うくらいつきつめたトレーニングを重ねたね。
そして、見事にインストラクターに合格して、同期の人が次々とダイビングから離れる中で、ずっとずっと大好きなダイビングを一緒に追求してきました。

そこからは指導者としてたくさんの壁にぶつかって、たくさんの魅力的な海を魅せて、いつしか頼れる兄貴分になってました。
すごい努力だったと思います。

僕が多良間でのデビューが決まったら、すぐに狭い飛行機に汗だくになって乗ってきて、「良い海見せてくれよな!」って、
まだPOINTも少ない多良間の海もたくさん一緒に潜って、飲んで・・しまいには精算間違えて・・

引っ越しの時にはテレビとかPCの配線もやってくれて・・

ほんとにいろいろと感謝しています。

しばらく時間が流れて、離れた地でお互い違うダイビングを指導していく中で何だかお互いライバル感が強くなって・・・
一緒にいるときにあれだけ熱く話していたダイビング話をいつしかしなくなった時期もあったね。
心の中ではお互いに嫉妬もあったのかなぁ。


あげればきりがない想い出の数々。

いつでも「ダイビングがもっとうまくなりたいなぁ」「ここまでしたんだから責任もって教えてくれ!」と、怖さもしっているから弱気な姿もたくさんあって、
それでも人に親たわれる素晴らしいインストラクターとして魅力を発揮して、素敵な海とダイビングを教えてもらった人も多いと思います。


これから、新天地に立つだろうけど、またきっとたくさんの不安と努力の繰り返しだと思います。
それでも「海が好き、ダイビングが好き」という強い想いを胸に素敵な海をこれからも潜り続けてほしいと思います。

ちょっと仲間と離れてしまうけど、いつでもみんな強く強く応援しています。

一緒にしてきたダイビングは、厳しいことばかりだったけど、楽しさの方がずっとずっと心に残っています。
貴方の技術と知識と心と・・すべて一流です。

新しい場所で大好きな海で大好きな写真をたくさん撮って、最高のダイビングをまた指導していってください。


そしていつまでもいつまでも仲間と一緒に傍で貴方の事を想っています。

今まで抱えた大きな大きな肩の荷をそっと下ろして、気楽に楽しく頑張ってください!!!

今後の活躍を心より応援しています。

何かあったらすぐに相談してね!!!


小さな島から・・大きな元気を・・・
今日も・・GOOD DIVE・・・


多良間島&水納島の海 ダイビング ~ドリフトダイビングを考える・・~

2014-02-24 13:31:47 | Weblog
現在注目をされているドリフトダイビング。
当店でも行うことは多く、今までもたくさんの事を考え、改善してきました。
今回の件で我々事業者はよりしっかりと見つめていかなければいけないことは当然であると思っています。

バリ島での漂流事故。
現在も1名は見つからず、捜索は打ち切られ、関係者1隻での捜索を続けていると聞いています。

何年も前に戻っても節目節目で起こっている漂流事故。
大きくないものも合わせれば全く解決していないと言っても過言ではないだろう。

今回の事故の大きさは、数年前のパラオで起こったものに次ぐ大きさの事故で、自分的にはパラオの時はまだ駆け出しで衝撃的には今回のほうが大きく心に打撃を受けた。

こういうことが起こってからでは遅く、それも分かっていて様々な安全管理を行っているが、やはりこのようなことが起こったときに自分の中でも甘さが垣間見られすぐに改善し取組まなければいけないと胸が締め付けられる思いでいっぱいである。


ブログの中ではあるが、自分自身も見つめながらしっかりと組み立てられたドリフトダイビングを考えていきたいと思います。


私自身、ドリフトダイビングのスタイルを変えたのは今から5~6年前。
きっかけはやはり際どいことを経験してからでした。
それまでのドリフトダイビングは今主流となっているライブボーディングドリフト。
そう、今回の事故と同じく、水中で流れによりコースを決めて船長と詳細の打ち合わせを行い、船が泡を追いかけてダイビング後ピックアップしてもらう方法。

しかし、これにはかなり大きなリスクが強いられ、水中でガイドしている間はガイド及び船長はいつも不安で仕方ありませんでした。
その後、携帯電話の防水機能及びGPS機能の普及により古いデジタルカメラハウジングに入れて持って入ることで、少し安心材料は増したが、こうした備えはあくまで流された後、見失われたことの想定での策で、流されない見失われないことへの対策にはならず、機械的な故障や電波的な不安は消すことができませんでした。
流され、水面で見失われていることを船に連絡し気づいてもらいピックアップされるまでのガイドとゲストと船長の心境を考えるともっとしっかりとした対策が必要であると感じていました。
結果、やらなければそれですむのだが、潮の流れが比較的強いこの島で海を魅せていくダイビングとしてドリフトダイビングはやはり有効でどうすれば安全・安心にできるのかという葛藤は続きました。

そんな葛藤の中で最もシンプルで分かりやすく位置を知らせておくという材料として、POINT開発の再に利用していた水中から浮きブイをかかげながら潜るといういたってシンプルなとこにたどりつきました。
最初はかなりの自由を奪われるという意識からガイド中は厳しいと思っていましたが、水中リールそして水面摩擦が少ない浮きブイを利用することで、実際は容易であることが分かりました。

この手段は一見リールを引っ張ることで行動が狭くなり不自由になると感じるが、実際は船から確実に見えてエンジン音が常に聞き取れる安心材料としての心の支えが大きく、また様々な潮の変化に対応できることや臨機応変に魚にアプローチをかけられる点などメリットの方が圧倒的に大きくなりました。

以後、自分のドリフトダイビングでは、基本的にはアシストダイバーが水中リールをコントロールし、ガイドが安全管理とコースを組み立て、船長が浮きブイ付近で水面を管理するというスタイルをSTAFF全員の必須として行うようになりました。

そこから精度をあげていき、水面ブイからの船の位置を統一することで船側のトラブルに最速で対応することや万一ブイが切れたときにはすぐに予備フロートを打ち上げて船はそちらを追跡し、ガイドはその時点で浮上体制に入ること、天候変化で船側から見えずらくなった場合には船側から水中にエンジン音で知らせていくことなど細かいルールをつけていきました。

ドリフトダイビングの決まりやスタイルなんていうのは、昔どのように行えば安全に楽に潜れるのかを考えて確立してきたもの。
自分の父の時代のことも質問をしてみたが、今と何も変わっていない。
つまりはいくつもの事故を経ても、面倒なことを省きシンプルにしたスタイルを貫いてきてしまったことに大きな問題があることは間違いない。
だからこそ、その時代時代に経験者が大きな変化を与え新しいスタイルとしていかなければいけないように僕は感じている。

そうすることでしか防げないことがたくさんあると思います。
少しでも現地ガイド、ボートオペレーター、ゲストのドリフトダイビングがよい方向に進んでいけるように僕も一人のインストラクターとして指導していければと思います。

上記したことを踏まえ、参考になれば幸いと思い、ドリフトダイビングの方法を書いていきたいと思います。



■ガイドダイバーのドリフトダイビングの手順と判断

1.天候判断
  波、うねり、風、雨の情報を事前に取得。
  実際の天候と照らしあいエキジットまでの時間に異変がなくダイビングに適している状況かどうかの判断。

2.流れの判断
  POINT上で必ず入水し眼で見て体で感じて水面、水中の流れを観察。
  途中で止まることができる流れであり、万一の時にリーフへ逃げられる範囲の流れであるか判断。

3.ゲストレベルの判断
  不備のない器材を所有しているか、スムーズな圧平衡ができるか、中性浮力はとれるか、適正ウエイトであるか、ドリフト経験はあるか、
  ブランクはないか、旅行初日一本目ではないか、フリー浮上ができるか、エキジットを自力でできるかetcのゲストレベルの判断。

4.STAFF判断
  水中リールを操れるSTAFFはいるか、ドリフトダイブを把握した船長はいるか、ガイドはコースと流れを的確にたどれるかetcの人材判断。

5.上記1~4の判断で可能の場合は下記の手順でドリフトダイビングを行う。
  
  ①船長の操船によりPOINTへ
  
  ②ドリフトスタート地点の水中ブイを利用し係留
   ※ダイビングストレスが一番高いエントリーから潜降までのトラブルを防げる状況を作るためにもスタートは係留した状態が望ましい。

  ③ガイドダイバーによる流れのチェック

  ④詳細のブリーフィング

  ⑤ガイドダイバーエントリー 水底集合

  ⑥アシストダイバーエントリー 水面サポート 水面を流されないようにロープへ誘導

  ⑦ゲストダイバーエントリー バディ同士ロープ潜降しガイドダイバーのところへ集合

  ⑧全員エントリー後、アシストダイバー水面リールを引きながら潜降

  ⑨全員潜降後、船長は船の準備と係留解除の準備 水中へスタート可能合図を出す

  ⑩潮の流れにのるダイビング開始

  ⑪ダイビング中は、ガイドとアシスタントの間にゲストが入り、同じ水深でのダイビングを実行
   ※やむを得ずガイドダイバー1名の場合は、ガイドダイバーがリールを引くためその近くにグループ形成

  ⑫潜水中はガイドとアシスタントは、リールの異常がないか、ゲストに異常はないか、水面変化はないか、エンジン音は聞こえているかを常に
   チェック、船長は、浮きブイからどの位置にダイバーがいるのか、天候変化はないか、エンジントラブルはないか常にチェック

  ⑬規定時間で水深を上げ、安全停止に入る。
   この時点で船は少し浮きブイから距離をとり浮上者の船への巻き込みに注意を払う

  ⑭水面へ浮上後、風上から船をアプローチし、船から離れないように場所をキープしてエキジットを行う

  

文面にするとマニュアル作りのように非常に長く難しくなってしまうし、あれもこれもと文面がばらばらになってしまいましたが、現在考えるドリフトダイビングは自分の経験と多良間島のグランドにおいてはこれが良いと感じております。もちろんまだまだ改善点は出てくると思います。
地域によって船の往来が激しかったり、流れの感じが異なったりしますが、水中リールでのドリフトダイビングは非常に有効であると思います。
できる地域であれば水面で通信する機器よりも一度取り入れることをお勧めします。

そして、少しでも今の時代にダイビングで命を落とすようなことが今後なくなっていくように心より願っています。


この度、漂流事故でお亡くなりになってしまった方へご冥福をお祈りいたします。
そして、未だ行方不明の方の発見を心より願っております。


ダイビングを楽しまれている皆様の意識と協力がなければ、笑顔を生み出すダイビングは確立していきません。
皆様の素敵なダイビングライフを今後も少しでも支えていければと思い、我々インストラクターは全力で任務を全うできるよう頑張っていきます。

是非、笑顔のたえない素敵なダイビングを一緒に作っていきましょう!!


  

多良間島&水納島の海 ダイビング~オフになるといつものことで・・・~

2014-02-04 23:00:48 | Weblog
メンテナンスに追われながら何とか日々格闘中です(汗)

オフになるといつもそうですが・・・
来季への希望とともに迷いや不安がやってきます。

それは選んだ道への答えなき道なのだが・・
何だか自分だけが必死にあがく中で周りは確実に変化していて、

いつも隣で話を聞いてくれている妻は、今新しい命を授かるために必死に頑張ってくれている。
だからこそ自分がオフで見えない将来に立ち向かう不安だけが募ってくる。

これから家族を守るために俺はこれでいいのかな・・って。
でも進むしかなくいつも気持ちを前に向かせて頑張るしかない日々です。

この時期になるとだんだんと予約が動き出し、
その中で11年間の大切な出会いをアルバムを整理しながら振り返るのが習慣だ。

あの人は元気かなぁ・・
いつしか来なくなってしまったなぁ・・
何かあったのかなぁ・・
自分が魅せきれなかったのかなぁ・・
またあの笑顔をみたいなぁ・・

そんなことばかり考える時も多々ある。
待つ身だから仕方ないのだけど・・

そんな時に
元気??
今年は行くからね!
また夏に宜しくね!
梅雨明け行くぞぉ~!
素敵なガイドよろしくねぇ~!
仲間をたくさん連れてくよぉ!

熱い感情がこみ上げます。

熱くなる時期もあれば、それぞれの家庭環境で遠のく時もある。
だからこそ一瞬の時をもっと大切に時間にしていかなければいけないと、身が引き締まります。

何だかこの時期はいつも不安定かな。

そんな時は・・

そうだ!!
海へ行こう!!

今日も先は分らないけど、大切な命は確実に育ってくれていて、
大切な人たちはまた期待を胸に遠い島へ来てくれるから、
今年出会うすべての人に笑顔をお届けするために・・
海へ出ます。

そう。
今が僕のキャンプイン!!

多良間島&水納島の海 ダイビング ~今年もよろしくお願いします!!~

2014-01-09 11:01:43 | Weblog
明けましておめでとうございます!!
いよいよ新年度が始まりました。

当店は11年目のシーズンとなり、気持ち新たに頑張りたいと思います。

この季節になるとたくさんのガイドが業界をさっていく話が多くなり、ちょっと寂しくももっと体制を整えていかなくてはいけない業界なんだろうなぁといろいろ考えています。

もちろん自分自身の将来設計もたくさんの不安もあり、この季節は特にいろいろを見つめなおしますね。

そんな気持ちの時、いつもたくさんの違う業種のお店に行ってみて素直に感じながら自分を見つめていきます。
飲食店、美容院、量販店、病院・・・・何しろ行く店、行く店たくさんの情報やヒントを与えてくれるのですごく楽しくぎゅっと身を引き締めさせられます。

ただ、正直なところすごく輝いているお店や人は少なく、ついつい何でこうにしないのだろうとかマイナス面での思考も働いてしまい、それを打ち消しながら吸収していきます。

そんな中、先日ふと深夜に行ったラーメン屋さんが本当に気持ち良くさせてくれました。

飲食店だから、おししいとかきれいとか対応がいいとかその辺は当たり前のラインとなるだろうから、感じた気持ちよさはもっと別のところ。

うまく言えないんだけど・・・
とにかくすべてに気持ちがこもっていて、厨房の姿がカッコよく、んんん~・・なんていうのかな、一生懸命なんです。すごくおいしいお店で僕は知らないけどきっと人気もあるだろうし、深夜だからもう一段落していてちょっと普通の流れのまま行ってもたぶん気がつかないし、それでも気持ちよかったと思うようなお店なんだけど、まったく手を抜く感じもなく、冷静にとにかく一生懸命なんです。
笑顔も気持ちがこもっていて、本当に尊敬できるお店と人でした。

そんな気持ちを大切に僕もしっかりと頑張らなければいけないなぁと。

新年度は何か新しい事を行うというのではないけど、STAFFもみんな生活環境が変化していく中で順応した変化をうまくしながら、今年も最高の笑顔をもらえるようなダイビングサービスを築いていこうと思います。

2014年度もどうぞよろしくお願いいたします!!!

多良間島&水納島の海 ダイビング ~今シーズンもありがとうございました!!!~

2013-12-10 23:04:52 | Weblog
本日をもちまして2013年度のシーズンを無事に終えることができました。
ご来島頂きました皆様、本当にありがとうございました。

「小さな島から大きな元気を」をテーマにスタートした2013年度。

何もない小さな島で悪戦苦闘しながらも、来て頂ける方に大きな元気を与えたい。
またなかなか来られない人にも島からの発信で大きな元気を与えたい。
遠く離れ寂しい気持ちや悲しい気持ちの人にも大きな元気を与えたい。

そんな気持ちで全力で取り組んできました。

日々の業務の中で満足されなかった方もいたかと思います。
なかなか海が思うようにいかずに泣きそうな日々もありました。
でも、それも全て受け入れて「多良間島」なのだと心にとめて前に進んでいきました。

朝起きると肩が痛かったり、体が言うこと聞かなかったり、腰が曲がらなかったり、耳が炎症で聞こえなかったり、頭痛が何か月も続いたり・・・
体への負荷は年齢とともにきついものがありますが、自分で選んだ道です。
必ずたくさんの笑顔を見るのだと決めてスタートした道です。
きついことなんてあっという間に忘れ、無我夢中で取り組める素晴らしい職業だと改めて感じた1年だったと思います。

家族が支えてくれて、強靭なSTAFFが守ってくれて、何より無事にシーズンを終えたことに心よりホッとしています。

心臓がギュッとなる瞬間を何度も繰り返しながら、毎年ながらもう辞めようと何度も思ったけど、その時にたくさんのお客さんの笑顔が僕の背中を押してくれました。
本当にありがとうございました。

一日一日が必死すぎて、周囲の上手なビジネスにひがみや羨みを何度も妻に愚痴っていた時間も長かったかと思います。
ごめんな・・・
「でも、あなたはそれがやりたいんじゃないんでしょ」と。
何度も言い聞かせられながら、今年も不器用な芽がなかなかでない小さなビジネスに全力で取り組むしかない1年だったのかな。

子供が
「パパは海の事、何でも知ってるんだよ。」
「パパは泳ぎがすごくうまいんだよ。」

そんな言葉に勇気づけられ、時には
「俺何してるんだろ・・・」
「もっとしっかり仕事していかなきゃ・・」
そんな思いをぐっとこらえて、不器用な仕事に打ち込んできました。

今年のシーズンも上手にはできなかったけど、全力で皆さんと対面して、皆さんにその日最高の海を魅せるために妥協せずに取り組んできたこと。
それは確かな実績として来年につなげたいと思います。

自分一人では何も生まれてこない。
たくさんの人と関わることで素晴らしい感情が生まれ、それこそが僕ら接客、観光業の要だと感じました。

今年1年、たくさん関わってくれた皆様に心より感謝申し上げます。

そして、2014年度。
当店は必ず更なるパワーアップして、妥協しない、沖縄でトップの技術でトップの海を魅せていきたいと思います!!!

2013年度!!暑苦しい僕だったかもしれませんが、支えてくれて本当にありがとうございました。

2014年度!1暑苦しい気持ちで進んでいきますのでどうぞよろしくお願いいたします☆☆☆

小さな島から大きな元気を!!!
今日もGOOD☆DIVE!!!

多良間島&水納島の海 ダイビング ~観光産業の危機感・・・~

2013-12-04 22:55:12 | Weblog
いつもながら久しぶりのアップです。

今年のシーズンも残りあとわずかになり、例年のごとく一年を振り返りながら様々な沖縄の変化を感じているこの頃です。

近年の沖縄離島の状況は良くも悪くも様々な発展を感じています。

石垣島は、新空港設立とともにオーバーブッキングが起こるほどの来島者に恵まれ、島内は様々な開発が重ねられる日々です。
台湾・中国・韓国などの国際線を視野に入れ、このまま沖縄本島と同じように発展していく方向性なのだと感じます。

宮古島は、様々な観光地を外資に手放し、対八重山を意識しながら観光地化を進めていくしかなく、地は削られ、砂は新しく運ばれ、海は埋め立てられ・・
これまた韓国などの国際線もほぼ確定し、開発をしていく方向性で定まっているようです。

一方でその先の2次離島、3次離島はというと「離島振興」という離島を想うためなのか、行政の動きのためなのか分りませんが、小さな島をピックアップし観光発展に動いている最中です。

地域が一体化しながら発展していくのであれば、それは住民が望み、豊かになることだから良いことだとは思います。

ただ、僕個人の意見では、現況はかなり寂しさと危機感が漂う心境です。。。

離島に住んでいる方は、ある意味では観光産業には疎く、それを発展させていくことへの道を問えば、ある意味容易に賛成を得ることはできると思うのですが、
本来の目的は、住民が豊かになるための産業を活性化させることにあるので、僕も含め島外の人間がそこに仲介し、数社がそこでビジネス展開を行い、
あたかも島の発展のためとしているところに懸念を抱かざるを得ないのが現状です。

今の振興のやり方では、離島に遊びに来られる人のニーズと提供する側の住民との格差が大きすぎてどちらもうまくは進みません。
要はそこに携わる仲介業者がただ斡旋しているだけとなってしまい、島民と観光者の格差は広がります。


小さな何もない島に来て、

「もっとサービスの良いホテルはないの?」

「おいしい地元料理が食べられるとこないの?」

「海岸で施設が整っていることないの?」

「コンビニもないの?」

「シュノーケルやったことないけど全部やってくれるんでしょ」

「せっかくだからついでにダイビングもしてみようかな」

「もっと揺れない船はないの?」

「タクシーでいろいろ回りたいんだけど」

「マッサージとかエステは?」

「ここの名物ってなに?」

「お寿司屋焼肉が食べたいんだけど」

「ネオン街はないの?」

「お土産店は?」

・・・・・・・

そう。。。あげればきりがないほど来島者とのギャップが必ず生まれてきます。


正直なところ小さな何もない島には、しっかりと理解をされこの環境を楽しめる方しか受け入れることはできないのです。
みんなわかっている通り、何もないからこそ、そこに広がる素晴らしい自然が残っているのです。

もし両方を得るには、両方を平均並みにするしかなく、もし平均レベルでご案内するのであればそれはそれでできると思いますが・・・
やはり僕は、この豊かな島でその方向こへは行きたくないと感じてしまいます。


フェリーが来なければ食材はなくなります。
1泊¥2食 5,000
不自由なく寝れて、食が取れるレベルで良いのではないのでしょうか。

あれが食べたい・・・
夕食が良い悪い・・・
シャワーの水の出が悪い・・・
アメニティーが・・・

欲を出せば様々な意見は出てくると思います。
1泊2万も3万も払っているのであればそんな気持ちにもなるでしょうが・・・
ただでさえ物資が高く入手困難な環境下で、¥5、000ですよ。。


住んでいる僕たちだって、台風が来れば保存食で過ごし、停電の中での生活を普通にしています。
提供する業者が無理をすればどこかに負荷が行くんです。

近年、大きな島では万人を受け入れることで、島の風情は壊れ、海はビジネス化し、クオリティーを望む業者よりも
簡易的に回転できる業者が繁栄を遂げているのが現状です。

そう。島に旅行に来ているのに、島にいないような感覚。
ビーチには人とごみがあふれ、バナナボートやジェットが縦横無尽に走り抜け、居酒屋では暴れる観光者、夜の街に罵声が響き、スマホ片手にうろつく人々、
空港ではレンタカー業者が客獲り合戦を繰り広げ、マリン事業者は安売りされている現状。


多良間島はまだ生き残っているのが救いです。
それでもここ10年間、僕なりに様々な抑制と様々な取組みで抑えている現状もあります。
小さな島はほんの一手で壊れます。
本当にほんの一手です。

信じられないかもしれませんが、わずか20mの防波堤ができるだけで潮の流れは変わりそこに生息していたサンゴ礁も生物も
半年経たずに壊滅していくのです。

観光発展と島内開発は一心同体の面を持ちます。

島人が海に出て、食べるだけの魚を獲って、そこに来るわずかな人が島の海を大切に島の雰囲気に馴染みながら遊び、島民と和み、
温かな旅行をされていく。
そんな環境では生きていけないのでしょうか。。

僕は、生きていくために今の仕事をしていかなくてはならないけど、この環境を壊すようなビジネスになるならばやめて島を出たいと思っています。
だからこの島で生きるために今後の発展の中で真剣な取り組みをしていかなければいかないといけません。

しっかりと前をみて、今の現状で子供たちも発展していける島作りに取り組んでいければなぁと。

島が壊れる時、それは発展したときなのかもしれません。。。。

そんな気持ちの中で素晴らしき沖縄の離島がいつまでもその風情を失わないように、そこへ暮らすおじぃおばぁ、子供たちが豊かな気持ちでいられるように
しっかりとした気持ちを持って進んでいきたいと思います。




多良間島&水納島の海 ~なんだかなぁ・・~

2013-09-20 00:57:45 | Weblog
あっという間の9月中旬。

すっかりほったらかしのブログ・・・

たまには更新します(汗)



台風接近で海はクローズの状況です。
そんな中、新しい意気込みを感じるダイブマスター候補生と講習を行っています。

近年の海の環境を話しながら、今後の取り組みや将来性なども入れながら講義を行っています。

近年増えてきてくれた多良間のサンゴを研究している学生や調査してくれる人たち。
たくさんの方がこの島のサンゴに注目している中、一番こうした子たちが無欲にしっかり考えているなぁと感じるこの頃です。


多良間での活動では、保全活動に関しての動きも少しづつ出てきて、一歩前進かな。

海は水温上昇の白化現象も懸念されましたが、近年の冷水塊と台風で水温は安定し免れました。
オニヒトデは相変わらず少なく小さな個体も抑えられている状況でほっとしています。

日々のダイビングの中で多良間周囲を細かく調査しながら今後の展開を検討しつつ、行政との話も進めていきたいと思います。


しかし、保全に関しての認識は未だ厳しいかなぁという状況も多いです。


予算を確保するための分かりやすい保全活動が必要であるということ。
日々の活動、モニタリングや小さな活動は、活動として受け入れられず、オニヒトデを何匹駆除したのか、漁業者何人で取り組んだのか、証拠写真がしっかりできているのか・・・
早い話が、その活動は皆に均等にお金がいったのか、たくさんの人で行って予算を取得した活動記録を書類として整えたのか・・・みたいな長年続く悪い状況を打開しなければ進めない気もします。
このような考えがあるとどうしても今までの活動ですらお金目当てのようになり、非難されることも未だあります。


正直、日々お客さんとのダイビング活動を取り組む僕にとっては、予算を得る形を重視しただけの活動に取り組む時間は正直なかなか取れず、本格的に動ける人と日々の活動を行わないと進まないと感じています。
記録として証明する活動に数日かけて、そこに予算を充てて、その後に書類を整えて行政に提出して・・・
その活動は証明するためだけとして行い、実際はその後時間をかけて海に出て、効率の良い駆除方法で保全活動に取り組む。。
本来この後の活動こそが一番成果を残すも、それは評価されない状況では保全活動は難しい方向に行ってしまうので、何とか今回は立て直そうと思います。

公的資金が入るから仕方なく、もちろんそれも生活の足しになるから重要なことでもありと・・・・・僕なりに深く理解しいろいろ考えてはいるけど・・・
根本的な守る気持ちを持っていないと活動は雑になり、継続的なものにならないので頑張らねばと思います。


「予算が下りてもあんたの仕事にしている場所しか駆除しないだろ」
「あんただけお金を独り占めするなよ」と。
寂しい声もあるようで・・落胆もあるこの頃。


僕自身は自分の仕事との取組みと一緒に考えてはいないけど、海に携わる以上は重ねて考えなければいけないことも必然。
そして毎日海に出る僕にとっては日々のモニタリングは日々の仕事の活動の中で行われることも多く出てきてしまう。

だけど・・・それを自分の場所だけ駆除したいのだろと言われてしまうのなら・・正直その予算に応じた活動は自分が中心には行いたくはなく、今まで通りの自分なりの活動で保全していきたいと思ってしまう。
でも、僕がしなければ何で今まで行政へ意見をしてきたのかとなってしまうし。。
難しい・・・・


もっと海のことを実直に考える意見であれば良いのですが。。

どうに取り組むかまた一から練り直します。


まぁ、
それは今後熱く取り組むとしておいといて、



9月になり、今年もたくさんの皆様と海で感動している日々。
今年はサンゴへの打撃が少ないので来年に期待が持てる場所もたくさん出てきています。

その影響もあり、魚は例年よりも多く育っている気がします。
スカシテンジクダイ、キンメモドキ、アカネハナゴイ、グルクン、ウメイロモドキetcはここ数年の中では一番多いかな。
それに応じてカスミアジやハタも増加して、おかげでダイバーも楽しめます。

こうした沖縄らしい光景をいつまでも大切に見ていきたいなぁと感じる夏のダイビングでした。

そして気候も徐々に涼しくなり秋の気配が漂うこの頃。
水温も少し落ち始め、回遊魚も回りだしました。

秋の海もまた新しい出会いに期待ですね。

そして何よりもこれから来る沖縄ならではの2度目の夏。
秋らしさが出た後に、真夏日のような日々が来ます。
この時期のダイビングはこれまた最高です。

さぁ!!
いろいろな想いはありますが、前を向き海を熱く考える気持ちは変わりません。
しっかりと残りのシーズンも頑張っていきたいと思います!!


次の更新は10月・・・
いや!!
また明日!!!

多良間島&水納島の海 ダイビング ~リズムが・・~

2013-07-19 23:14:58 | Weblog
あっという間の7月突入・・・
そしてすでに後半へ・・・

最近は、子供2人が高熱やらけいれんやら耳が聞こえないやらでばたばたと。。
夜も眠れず、リズムがつかめず、いらいらしている自分がほんと情けない・・・

はぁ~。。。

何とか海に潜りながら、自分のリズムを整える日々です。
嫁はもっと大変なのだろうと想いながらも、たいした力になれない自分がこれまた情けない。

日々のダイビングの中で水中は、毎年同じサイクルで回り、一年を通して昨年の自分との想いの違いを教えてくれる。
同じように目標を立てて毎年過ごしているが、家族の環境が変れば、様々な変化があるのは当たりまえで、そこにしっかりと自分をのせて行けるのかどうかが、器量というのか・・何というのか・・まだうまくできていない自分がいます。

自分の生活のサイクルに仕事をのせて行かなければきっと幸せにたどり着かず、その仕事のサイクルに自分をのせて行かなければこれまた夢中になれないと感じながら相変わらず四苦八苦な日々を送っています。

毎日様々な人と潜らせてもらうことで、海の見つめ方が大きく変わり、その都度たくさんの反省があり、進歩があり・・だから面白いのだろうと感じて。

すげ~いろいろ大変なことがあるんだけど、もしかしたら今が一番乗っている時期なのか??
なんて考える時もあるこの頃。

なればしっかりと乗りに乗っていこうじゃないのとB型を発揮している日も多いのも確かです☆

さぁ~夏は始まったばかり!!!

家族の支えをしっかりとしながら、たくさんの人と追及したダイビングをしていきたいと思います!!

と・・・またしても・・・

まったくまとまりない文章のアップでした(汗)



子供たちよ!早く回復してくれぇ~!

多良間島&水納島の海 ダイビング ~トップシーズン走ってます!!~

2013-07-12 01:06:18 | Weblog
台風7号の接近で、海の日の連休はクローズとなってしまいました。

もう少し直撃は多い時期かなぁなんて思ってましたが、やっぱり普通に来るんですね(涙)

沖縄は世界に誇るリゾート地。
でもなんで世界に発信できないのかと考えると・・・

そう、この台風ではないかなぁなんて感じます。

沖縄ではトップシーズンに台風がやってきます。
世界のリゾート地では基本トップシーズンは海は凪が続き、時化る心配はほとんどないのです。

そのため、沖縄ではそこそこ波に強い船や気象に関する的確な判断力が必要で、トップシーズンと言えども海況の心配がないことはほんとにわずかな気がします。

でも・・・それが沖縄が沖縄であるために大切なんだなぁなんて前向きにも考えてます。

僕自身も沖縄の離島はリゾート地になってほしくない気持ちがたくさんあります。

開発を重ね、観光地と化したとき、そこには大切なものが失われ、最終的に寂しい現状しか残らないと。

観光業ながら難しいのですが、できれば静かに・・できれば・・・ゆっくりとご案内したいなぁなんて。


トップシーズンに入り全力で走り続ける日々。
朝から夜まで休みはないけれど、このスタイルが何とも心地よくもある気がします。
自分で考え、作ってきたスタイル。
しっかりと貫いて、どこよりもクオリティーの高いお店を目指していきたいと、日々精進です。

ガイドとしても、世界を回るお客さんも初めて沖縄に来るお客さんも、すべての人に満足が与えられるように・・・
これまた、日々精進です。

子供も日々大きくなり、時間もパワーも足りてない自分ですが、どこかを手を抜いてすむことではなく、どうにかすべてをやりながら時間を作れるように頑張らねば!
これまた、日々精進です。


最近の「島」はというと・・・
んんん~~~議員選挙があったり、村長選挙があったり、小さな島だけに何だかばたばたと。。。。
まだ島に住んで10年・・これには慣れることができず、歴史的な背景なども絡むので何とも言えずの島内です。

海に関しての話では、寂しいかな。。。サンゴ礁保全の話もまたしてもゼロになり・・・
観光としていろいろと任されるが、それも何だか向かうべき道がふらふらと一連の流れや結束力はなく・・・
誰が担当で誰と話すれば良いのかも分からず・・
結局はいろいろと行政に頼ることはできず、自分でやるしかないかなぁと諦めつつな状況ですが、
多良間の海としっかり見つめて、今まで通りやるのは自分だと奮起して頑張ります。



あ~記憶が薄れていく・・・

久しぶりのブログだが・・・

書くこともまとまらず・・・

おやすみなさいませ・・・・

明日も更新するぞ!!!
どうかな・・・

多良間島&水納島の海 ダイビング ~素晴らしい志に感謝の気持ちでいっぱいです~

2013-04-13 21:56:03 | Weblog

『前略
ご無沙汰しております。皆様お元気でお過ごしでしょうか。
この度は卒業研究にあたり大変お世話になり、本当にありがとうございました。
お陰様で製本できたので同封いたします。目を通していただければ幸いです。

 サンゴ礁をテーマに調査をすることになったとき、今まで潜ってきた中で一番感動した多良間の海で調査をしたいと思い、飛び込んでいきました。
実際に海を前にして精密に記載することは想像以上に時間がかかり、イメージしていた広範囲における調査はできませんでした。
また、自分の研究が少しでも島の方々の役に立てればと思っていましたが、毎日海と向き合い、美しい海を守るために尽力されているシュウさんを前にして、
いったい自分の研究は何の役に立つのかという疑念に対して答えを出せずにいました。
実際に調査をしている自分は海を楽しむ余裕などなく、出来上がった論文も自分が海に潜った感動を少しも伝えられていないような気がして、
研究というアプローチを多良間の海に対してとってしまったこと自体間違いではなかたかとさえ思いました。

 反省点はあまりに多いですが、今回の調査で多良間島のサンゴの分布と地形、水質といった基本的なデータは可能な限り定量的にとってまとめました。
もし、多良間の海に将来何らかの異変が起こった際、同じ方法で調査をすれば、現在の状態と異常な状態とを量的に比較でき、異変の原因をつきとめる助けになるかもしれないと考えています。
そのためにはよりそうした研究が進むように、今回の調査結果が多良間の海を調べたいと思った人に対していつでも利用可能なようにしたいと考えました。
そこで日本サンゴ礁学会の英文誌に論文として投稿することを今年度中のも目標とします。
また、今回多良間の海を調査したことで、サンゴが成長してサンゴ礁地形が作られ、変化していくことが数千年かけて起こり、それに伴いサンゴ礁の構造が複雑化し、
多様な生き物がサンゴ礁に住み込んでいくのではないかということが示唆されました。
まだ仮説の段階ですが、これはなぜ栄養が少ない透き通った海に熱帯雨林と同じくらい多様な多くの生き物が生きづいているのかというサンゴ礁の大きな疑問に対するひとつの答えになり得ます。
この仮説をきちんと証明して、サンゴ礁を研究する人々を引き付けることができれば島と外との新しい結びつきができるきっかけになるかもしれません。

 私自身はこの春から大学院に進み、少なくともこれから2年間はサンゴ礁の研究を続けます。
調査地は変わってしまうかもしれませんが、今回の調査の経験を活かして、心の何処かで多良間の海を想いながら研究を続けていきたいと思います。

 最後になりましたが、研究と関係なくまた遊びに行かせてください、シュウさんのガイドで多良間の海を満喫したいです。

草々』



多良間島の海を潜り、サンゴ礁について熱く語った夜、目に溢れるばかりの涙をためながら真剣に話を聞いていた一人の学生。

立派な研究者として成功してくれることを心より応援しています。

そして、多良間の海を心より大切に考えてくれていることに感銘を受け、これからの進む道で一緒に関わっていけたら嬉しいと思います。

素晴らしい論文をありがとう。

この海への情熱のこもった研究に読みながら今度は僕の涙がこぼれました。。。。

ありがとう!!