「海」と「ダイビング」を熱く本気に考える男のブログ ~JAWS SHU~

「海」を本気に考えます。「海」を本気に案内します。抜群の多良間の海で本気に海を感じてみませんか。

多良間島&水納島の海 ダイビング ~あけましておめでとうございます!!~

2015-01-08 22:24:57 | Weblog
あけましておめでとうございます!!

いよいよ2015年もスタートしましたね☆
僕としては、今年から新たなスタイルとして冬季の里帰りを年末年始だけにし、冬季営業を初めて開始しました。

理由はたくさんありますが、
子供の成長と共に多良間島にしっかりと足をつけて仕事を全うすることが一番かな。

今までの11年間も冬の期間、多良間の海は保全活動やPOINT開発などで潜り続けてきました。
平坦な島で風の影響を受けやすいため、なかなか冬の強風を交わしながらのダイビングは難しいのですが、
南側の港を利用しての活動と今までの経験からの新しいPOINTを加えていきながら楽しい冬の海をご案内できればと思って頑張りたいと思います!


里帰りの恒例ではあるけど、ダイビングの先輩である兄との対談も深夜まで楽しんできました☆

まだ、僕がリゾートに出る前は同じ家の中で父も入れて3人のインストラクターが海の事、ダイビングの事と毎日熱弁・激論していた日々でした。
リゾートに出て、立場も変り、なかなか意見がかみ合わないことも多かったけど、10年が経過してそれぞれの形が確立して
今は立場は違えどもともとのダイビングに対する熱意を共感しながら楽しい時間を過ごせるようになった気がします。


ダイビングインストラクターとして・・・
ダイビングガイドとして・・・
いろいろ考えますが、海や人を想う気持ちは同じで、今では難しいのかもしれないけど、本当はこの業界が確実に進むには、
ダイビングSHOPとリゾートが各々の立場を全うすることが本当に大切なのだと感じています。


ダイビングに不安や技術に危険性がある人がいたときに、
もっとしっかりと自立できるように指導して、もっともっと広い目で海をストレスなく楽しませてあげたいなぁと感じることはたくさんあります。
水や泳ぎが苦手な人に手を取りながらダイビングの恐怖感を取り除き、最高の笑顔で海を楽しんでほしいなぁと想うこともたくさんあります。
でも、実はこれはインストラクターとしての仕事で僕たちのようなリゾートのガイドが手を差し伸べると、リゾートのガイドを求めてきてくれる
お客さんに影響が出て、最後までその人に温かい指導はできなくなってしまいその場限りとなってしまいます。

マンツーマンでの案内や指導がいつでも取れる立場であればもちろんインストラクターとして最高の指導を促したいけど・・
今の僕の立場的にも、リゾートの環境的にもなかなかそうもいかないのが現状です。

じゃぁ・・
リゾートのダイビングガイドとして何が最も磨くべきところなのか。

日々考えながら、たくさんの人と潜らせてもらっていますが、
その答えは、
リゾートに来られた方のダイビングを旅行を時間を最大限に満足させることに尽きるのだと思います。
そんな当たり前の答えですが、そこには集客からたくさんの理念を持たなければできないことです。
プロのガイドは、生態系に詳しく、POINTに詳しく、カメラに詳しく、海況判断が優れて・・・・と、たくさん思われていますが、
僕のイメージはちょっと異なります。

僕のイメージでは、
ご予約を頂いた時からその人との時間を共有し、出会いから別れ、そして再会の気持ちのこもった大切な旅行の流れを
一人一人とかわしていくイメージです。
海に出れば、その人とのダイビングを通じてドラえもんのようにポケットから気持ちを出していきます。
水中でその気持ちが芯を抜けば届くし、抜かなければまた違うところから届くようにチャレンジしていきます。
会話や言葉の一つもやっぱりその人の心に届くように考えなくてはいけません。

常にあちこちのダイビングを行っている人ならば・・
ダイビングが年に一度の楽しみにの人ならば・・
ホームの海が沖縄ならば・・外国ならば・・伊豆ならば・・
がんがん行きたい人ならば・・ゆっくりしたい人ならば・・
写真を撮影したい人ならば・・ワイドならば・・マクロならば・・
恐怖感があるならば・・リクエストが強いならば・・

そう、まさに十人十色。
だからこそ、十人にしっかりと届かなくては行けないと頑張る必要があります。
ガイドがガイドの信念を貫くことは、決してその本線についてくれる人と潜ることではなくて、
どの人にでも滞在中に一つでも二つでも気持ちを届かせることができるのかにかかってくると思っています。
一つに絞って集客、案内することも大切だけど、僕のダイビングの本線はみんなが一緒にダイビングを楽しめること。
そうに感じてきたので、僕は多良間島が世界で一番だと思っています。

それは、ここでしかできないシチュエーションが一番その想いに近づけるからだと。
ダイビングスタイルやPOINT、水中コースや陸上での時間。
全てにおいて自分の想いが描いたものに余分な気持ちなく貫ける場所だから。

兄との熱弁の後に
「お前はこれからどうなりたいの?」と。
俺・・
「一番になりたいなぁ。。とりあえず出会った人、一人一人の中で一番になりたいかな」と。

19歳の時の自分のログに・・
「俺は世界で一番温かい信頼されるインストラクターになる」と綴っていました。

でも、それから20年
39歳の自分のログには
「俺は出会った人たち一人一人の中で世界で一番の海の人になる」と綴りたいと思います。

そんなちょっと気持ちの変化が出た20年ですが、当時の気持ちと変わらないのは、
「海に生き、海の厳しさを知る中でたくさんの笑顔に包まれた大切な仕事を成功させる。そう思って一生努力しよう」
と書かれたログの最終頁でした。

負けず嫌いなので・・一番を目指します!!

ということで、年に数回しかアップしていないこの熱いブログもこれからもっと頑張ります(笑)

さぁ!!2015年!!
今年も安全に最高の時間を共有したいと思います。
皆様のご来島、心よりお待ちしております!!!
今年もよろしくお願いいたします☆