「海」と「ダイビング」を熱く本気に考える男のブログ ~JAWS SHU~

「海」を本気に考えます。「海」を本気に案内します。抜群の多良間の海で本気に海を感じてみませんか。

多良間島&水納島の海 ダイビング ~温かな島の中で~

2011-02-09 15:07:22 | Weblog
今年はウサギ年!!!

1975年産まれの僕は年男です。

島では同じ年産まれのみんなが集まって毎年大きなセレモニーが開かれます。
今年も下は小学校5年生、上は97歳までの皆さんが160名以上集まって盛大に開かれました。

群馬生まれ、群馬育ちの僕には正直島での小さい頃の想い出もあるわけでもなく、、、、
同級生が集まって余興の練習や段取りをしながら同窓会のような日々をおくるのは正直何となく気の進まない自分もいました。

が!!!!

このへんがやっぱり島の温かく素敵なところ。

日々連絡をもらって一緒に練習したり、飲んだりしていくうちに自然ととけ込める環境ができあがります。そう、自然となんです。
こんな仕事をしていても案外人見知り(笑)な僕はなかなか自分を出せないのですが、
これまた自然となっていくのです。すごく温かく。

そして当日もまるで島人のように先輩から子供から声をかけて「おめでとう」とみんなで祝います。

8年目になりますが、島の環境に入ることは今でもなかなか簡単でないことも多々あります。
ですが、こうした中で少しずつにでも時間をかけて新しい想い出を刻めて行ければ故郷となり新しい感情でいろいろな夢も生まれてくるのかなぁと楽しみながら感銘を受けた日々でした。
みんな自然と入れてくれた同級生には特に感謝するし、仲良くなれて良かったと思います。
また48歳にはもっと深く刻めていたら幸せですね☆

また碧輝の故郷の中で自分も多くの思いを胸にしっかりとしていかなければいけないと身も引き締まりました。

オフの期間にこうした時間が過ごせてほんとに良かったと思います。

これからも多くの皆さんと関わりながら楽しんで島を守りながら活性に力になれれば嬉しく思います。

時には自分の仕事は環境的にもっと気楽にできた場所があったのではないかといろいろな意味で考えることもあります。ですが・・・「海と島と人」この調和の中で楽しく前を向いて進める環境を作ることが大きな喜びとなり、他では得ることのできない最も大切な貴重な物を得ることができると今は感じます。
そしてあらゆる人やあらゆる事に関わっていくことが人として大切なことだと思います。

都会の中にいるとふとこの空気がすいたくなる。

いろいろな想いがあれど、
島が癒されているからこそ、旅の人の心も癒されるのだと思います☆

この癒し空間へ是非!!!



多良間島&水納島の海 ダイビング ~葛藤・・・困惑・・・~

2011-02-04 00:06:37 | Weblog
毎年この時期には様々な感情が生まれてきます。。。。

日々、珊瑚礁を保全しようと一人海に出て変化する光景と向き合い葛藤しています。

取り組みを始めてから数年が経ちますが結論が出ない現状。。
自分の頑張り?とは裏腹に日々壊れていく光景。。。
これが自然なのかな・・・・
これってやる意味があるのかな・・・

いつしか希望を胸に開発してきた自分は世間的に阻害された気もしてきました。
年を重ね、この道を追求すればするほど「仕事」としての意識になれず、
仕事が「下手」な気がしてなりません。

当時周囲から羨ましがられた年代は過ぎ、今ではきっと世間から阻害されて見られる自分もいると痛感します。

この海を守るため全力で取り組んできました。
これは一言で言うとお金になんてならない、そのつもりがない意識で向き合った結果です。
過程を踏めば行動が遅れ、きっと今の光景は5年前には失われていた。
でも過程を踏まなければ継続できない現状もありました。
過程・・・お金を得ることなんてはっきりってどうでもよかった気がします。
とにかく日々壊れていく珊瑚礁を何とか守りきりたいと。

でも追いついていない自分。。。

結局独りよがりだったのかな。。。

確かに自然だから素晴らしく花咲く場所もあれば壊れていく場所もある。
でも、この海を見てきたから守りたかった場所が壊れていく現状には耐え切れない自分もいます。

頑張ったといえば頑張ったのかも・・・
でも結果です・・・
正直、「キレイな場所」を案内することはできるかもしれない。
それでいいのかもしれないし、それこそが「仕事」なのかもしれない。
だから自分の中でおさめて行く事なのかな。
俺のブログだからいいか。。。ちょっと書きたい気分だし・・・

この海は現代には珍しく人害が極端に少ない素晴らしい海。
開発もされていない素晴らしい海。
だから迷い、葛藤し、頑張って選び人生をかけた海。

だからこそ自然のままでいいのかなと思います。

ずっとみてしまってきたから、何もせずに光景が変るのは苦しい。
成人になりたての20歳の頃、沖縄の海の変化に衝撃を受け、涙した記憶が
今は脳裏に染み付いています。

数年ぶりにマスクの中で今日は泣きました。
変化に泣くこともあります。

何とか・・・何とか・・・・何とか・・・

気持ちをつなげれば答えはあるのでしょうか。

この海に身を投げた自分を不安に感じてしまう時すらあります。

今の光景が碧輝の時代にまた戻ってくれるのならそれはそれで希望が見えてきます。
そうに思うしかないのかな。

頑張るしかないのかな。当たり前の光景。。。素敵な光景を案内することに集中して。。。
この海は自分で何とかしなければいけないことはわかっています。

今現時点では抜群の珊瑚が生息する海。
苦しくもなんとかして守りたい海。
世界一の海。

私欲でもいい。。。

ただ今は・・・ちょっと休みたい・・・

もう一度活力を持って、自分がやっていることに自信が持てるなら。

時間との戦いだから数日休んで前を向いて、
また今年のシーズンに素晴らしい海を案内したいと思います。
何も得なくても、そこに笑顔が生まれれば・・・・・・

それが俺の「仕事」だと・・・・・・・・・・