「海」と「ダイビング」を熱く本気に考える男のブログ ~JAWS SHU~

「海」を本気に考えます。「海」を本気に案内します。抜群の多良間の海で本気に海を感じてみませんか。

多良間島&水納島の海 ダイビング ~がっかり。。。。。。~

2012-03-30 17:50:05 | Weblog
昨日、オニヒトデ関連の話で役場に足を運んだ。
昨年度ようやく県から5年計画で「食害生物除去」としてサンゴ礁保全に予算を当ててもらうことができたのだが、
何の躊躇もなくいきなり「これは1年で打ち切りです」と・・・・・

「はいそうですかとは言えない。しっかりと説明してほしい」とだけ告げて帰ってきたが、SHOPには提出しようと
準備していた山積みの書類のみがむなしく広がってます。
これから説明を受けるが、結局打ち切られたものはどうにもならないと予想がつく。

自分に直結していることだからボランティアでももちろん全力で取り組んできたが、海を村の財産だと思っていない
のだろうなとただただがっかりで脱力感が否めなかった。
昨年度からこれに向けて活動を開始して、順調に取り組めばかなりのサンゴ礁を保全できるのではないかと考えていたが
結局また一からの出直しです。

保全の取り組みには、現場の活動を支えていく行政の理解が絶対に必要でその中で島民が一つに取り組みをして
いかなければ継続駆除で保全していくことはかなり厳しいことは今までもずっと話してきたが・・・

がっかりです。。。。。。

小さな島で取り組むことができる人間が少ないことと、現状を理解されていないから安易に受け流されている気がします。
現状のオニヒトデ発生のモニタリングからするとこの島の美しい光景は数年もたないだろうと思います。
だからこそ今年のオフも専念して取り組んでいたのだが。。。。

延命して来た既存の珊瑚が持ちこたえてくれることを祈ります。
ダイビング産業や漁業産業にも大きな打撃はあるが、多良間ではそれに従事する人が少ないのでそれほどの問題にならない
ことが大きな問題だと感じます。
周囲からの評価が高くなってきて来島者が増加し、このような産業に従事する人が増えたときに結果戻れない状況になって
しまうこと、次世代の道筋が途絶えていくことのが一番怖いです。

僕の活動はただただ続きますが、もっと動いて形にしなければと思い反省もあります。
でも現状では書類を作るよりも海に出てとにかく活動することが最優先で少ない人数でとにかく全力で取り組んでいこうと
思います。

海はいつまでも同じ状況ではないことを何度も痛感しているからこそ、この島の海を深く見つめつなげて生きたいと思って
移住したからこそ今回ただ簡単に扱われたことが虚しいです。
予算よりも気持ちがないことが・・・・・・

沖縄全域でこれだけ大きく取り扱われているのに、一番珊瑚が残っている島には手を差し伸べてはくれないようです。
各地でも保全を商売にしているから守りきれない現状があります。

沖縄地域で、海は・・・・・・・・

多良間島にとって、海は・・・・・・・・

海は・・・・・・・・・・・

大切な宝だと思います。



何だかショック・・・そして・・・

2012-03-14 12:19:40 | Weblog
ここ数日・・・
頻繁にお店の敷地内から物が盗まれます。。。

はじめはガラス玉の大きいのが・・1つ・・2つ・・3つ・・4つ・・5つ・・6つ・・
きれいなものから物色して一日1つずつなくなっていきました。
もう止めるだろうと思ってもまだなくなるのでさすがに貴重なのでしまいました。

そして、それをしまうと・・夜光貝の蓋・・・そんなものと思うかもですが、
蓋はなかなかないので貴重なのです。
それも1つ・・・2つ・・・6つとあるもの全部です。

そして車の中から買ったばかりの包丁や軍手など一緒においてある珍しい高価なものは
避けて当たり前に売っているものを取って行く・・完全に物色されてます(涙)



盗人さんよ。。。
あなたが持っていっているものはただ置いてあるだけのものではないんです。
お客さんと拾ったり、海の上で流れているのを飛び込んで拾ったり、そこには想い出があるんです。
だから貴重なものだけどお店の外のインテリアとして飾っていろいろな人とその話をしてるのです。

だから返してください!!!
そして二度と敷地に入らないで下さい。



毎日連続になくなるのでいい加減監視カメラをつけよう。。。
小さな島だからつかまえても何だか気分はよくないですが。。。。



多良間島&水納島の海 ダイビング ~もう1年。。。涙が止まりません。。。。~

2012-03-08 21:07:13 | Weblog
大震災からもう一年が過ぎようとしています。
今までも自分が満足にできていないのにいろいろな事を書くのが嫌でほとんど震災の話題は心の中におさめていました。

今日、Facebookの記事の中で、何とも感情が溢れてきてしまうものがありました。
日々の自分を見つめなおし、しっかりと生き抜くことの大切さを教えて頂いた何とも言えない・・言葉を失うものでした。





気仙沼で発見された携帯電話に残されたメッセージ。。。






「もうバッテリがないよ
痛いと言わなくなったので
妹はさっき死んだみたいです。(T。T)
埼玉はだいじょうぶですか?
またお父さんと一緒に
ディズニーランドに行きたかったです
お父さん 今までありがとう
だいすきなお父さんへ
本当にありが 

享年 長女17才 次女14才 」




真横で妹が死にゆくなか
どんな想いで暗黒と極寒の中、彼女はメールを
残したのでしょう。涙が止みません。。。。

48才のお父様よりこの携帯を見せて頂いた記事だそうです。



「今」があることへの大切さ。
「しっかりと生きる」ことへの尊さ。

今も消えることない深い悲しみと向き合っている皆様に心より応援申し上げます。
そして一年をむかえ様としている大震災を忘れることなく自分なりの支援を今後も続けていこうと思います。

改めて震災で尊い命を失われた多くの方々と深い悲しみの中にいる多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。

・・・・・・・・一生懸命生きていこう・・・・・・・・・

多良間島&水納島の海 ダイビング ~今年もシーズンが始まります!!!~

2012-03-06 23:40:47 | Weblog
今年のシーズンもいよいよ始まります!!
今年もどうぞ宜しくお願いいたします☆
たくさんの人に感動を与えられるように全力で頑張ります!!

オフの保全活動もそろそろ大詰めです。
大津波が襲った海の映像を見せてもらいましたが、自分のやっていることがますます疑問に思わされました。。。
そしてそこで必死に戦う人たちにただただ感銘を受け、力になれるようにがんばろうと。

それぞれの海が抱えている問題はすごく慎重に考えていかなくてはいけないことばかりで、
正解がないなかで必死にもがく人たちが多くいると思います。

今年は自分なのかでいろいろと長くこの海に接し、感じ、考え、行動する時間を取ることができました。
昨シーズン中から決めていたことができたといえばできたのですが・・・
結果・・・やっぱり疑問ばかりです。
なにぶん、一人なので何とも共感したり、言い合ったりができないから特に???になってきてしまいます。

黙々と何かにとりつかれたかのように早朝から海にでて80分×3~4本、ただただオニヒトデを殺す作業。。。
10日間やっても10人が1日やるのと同じでしかなく、あせりと苛立ちだけの毎日を家族に支えてもらいながら
乗り切ってやっています。
オフの作業だけで既に200本を越えています。体は悲鳴を上げていますが、水中をみると珊瑚はもっと悲鳴を
あげています。いや・・あげているように思えます。

ただただ生物を殺すだけのダイビング・・・
生物を守るために、生物を殺すダイビング・・・
観光としての役割などとっくになくなっています。利潤を考えることもはなからないものです。
ボランティアでも予算を得てもただただ元気な海を人に魅せたい、みんなと笑顔で共感したいと思うだけで
取り組んでいますがこれってどうなのかなと疑問ばかりです。。。。

毎年こんなこと言ってる気がしますね。

昨日、港を工事するおじさんから言われました。
「毎日早くからご苦労だな!! お前見たいのが俺の住む島にもいれば島の宝はきっと守れるのにな!」
「頑張ってな!! たまにはサザエの100個くらい取って気晴らしにしろよ」。。。。
ちょっと泣けてきました。

この島の珊瑚は僕の純粋な判断で言うと2009年には壊滅してもおかしくない状況でした。
懸命の作業は人にも言えず、日々酸素を吸って減圧との戦いの中で家族にも心配ばかりかけていました。
それでも激減していく珊瑚を何とかシーズンで見せるようにと取り組むしかありませんでした。
正直・・・
お客さんから「珊瑚がすごい!!」「世界で一番きれい!」「こんな海がまだあったんだね!」という
温かい言葉をもらえばもらうほど自分への重荷がのしかかりつぶされそうな日々でしかなかった気がします。

しっかりと見つめ、長く海と携わることで今では何となく、自然の「今」を全力で見つめ取り組み
紹介するようにできるようになったのかなと思います。

この活動を全力で取り組む僕の個人的な気持ちですが、「サンゴ礁」は守るものでも、植えつけるものでもないと思います。
そこに生息できる環境を壊さないように「自然」と「開発」が調和しなければいけないと思います。
開発なんてしなければ・・と思うけどそれも結局必要になってしまったのだから、少しでも軽減しながら調和しなければ
いけないと思います。

僕はこの海が大好きです。そして沖縄の海が失われないように懸命な活動は続けていきます。

そこに魂をこめて取り組んでいきます。

だから今年も僕の熱い気持ちでこの海をガイドして行くつもりです。

今年も笑顔のあふれる「美しい海」で会いましょう!!!

ということで遊びに来てくださいね♪♪世界一の海へ!!!