2009年8月17日 念願の長男 碧輝(あいき)誕生
人生の最高の一日は早朝5:00のメールから始まりました。
約2ヶ月間実家に戻り、不安の中、僕の体調ばかり気にして辛さや不安を一切口にしなかった嫁が・・・
「ちょっと体調の変化があったから病院に行くね。。。」
「まだ産まれないから安心して、足の怪我に気をつけて帰ってきてね。。。」と、かぼそい声で・・・声で異常と分かるくらいなのに・・・力を振り絞って・・・
この日ほど島から実家までが遠いと感じた日はなかったです。
多良間~宮古~那覇~羽田 羽田~浜松町~東京~高崎~前橋・・・・・
最短で行っても病院に着くのは夜8:00・・・
自分の無力さを感じながら少しでも話がしたいと思い電話をすると
「ごめん。。。待ってられないかも。。。(泣)」
「頑張るから大丈夫。。。来たらすぐに元気な赤ちゃんと会えるからね」
すでに陣痛で声も出てない状況。。。
家族から「午前中には産まれるかも」と・・・
僕は何もできないはがゆさでただただ祈ることしかできませんでした。
激しい痛みのなか、分娩室に一人でむかった嫁を想像するだけで胸が痛い思いでいっぱいでした。
宮古島に到着するとすぐに
「産まれたよ!!」
と、家族からの電話。
「おかん!!電話をYUKKOにつなげないかな??」
ちょっと待ってて
SHU「もしもし!!!」
YUKKO「・・・・」
SHU「大丈夫か!!??」
YUKKO「・・・・(泣声)」
SHU「ありがとな!!ユッコ・・ありがとな!!すぐ行くからな!!」
YUKKO「ありがとう・・・・大丈夫だから気をつけて帰ってきてね・・・」
長い道のりを経て、PM8:10・・・ようやく病院へ
「ユッコありがと!!よく頑張ったな!!ほんとにありがと!!」
「母子共に元気だよ。SHUさん。。。ありがと。。。」
碧輝との対面・・・
やばい。。。こみ上げてくる気持ちを我慢するのが精一杯でした。
本当に本当に最高の瞬間でした。
嫁と子供に心から感謝します。
支えてくれた皆様に心から感謝します。
病院へ向かう道中、祈りながら感謝しながら、ふと町並みを眺めたとき、仕事帰りのスーツ姿の人たちが足早に様々な表情で歩いていて。。。その中で短パン、サンダルの自分を見て、俺これでいいのかな・・・大きな幸せと共に改めて自分のあるべき姿を思い、そこにはこの妊娠の期間お店を手伝ってくれていた自分の父親が一緒にいて。。。帰る道のりで様々な気持ちがこみ上げて来ました。
ただ潜ることしかできない自分。。。
これが自分の生きる道・夢だと突っ走った自分。。。
そこに着いて来てくれたYUKKO。。。
そしてそこに碧輝が誕生。。。
これからは家族のために迷わず精一杯大好きな多良間の海を潜ろうと。。。
潜ることしかできないのなら潜ることで支え、魅せていこうと。
ウエットスーツを着て船に立ち、碧く輝く海に飛び込む自分が、
YUKKOの夫であり、碧輝のパパであることを精一杯まっすぐに頑張ろうと思います。
今日というすばらしい日を迎えるにあたって様々な皆様からご心配、ご支持を頂き本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。
これからまた新たな気持ちで家族と向き合い、最高の時間を送れるように頑張っていきたいと思います。
子供が背中を見て恥ずかしくないようにいつまでも潜りつくして生きたいと思います。
これからも宜しくお願い致します!!!