初秋のひととき
秋の色に染まり始めた小さな公園
子らが走り回り 笑い声が弾ける
片隅のベンチで男は文庫本を読む
疲れては暫し子らの歓声に浸り
また 目をおとし読み続ける
気が付けば空は茜色を纏いだし
子らの姿も消え静寂の中に一人きり
おもむろに腰を上げ ひとりの塒へ
落ち葉がカサッと啼いた秋夕暮れ
合掌
初秋のひととき
秋の色に染まり始めた小さな公園
子らが走り回り 笑い声が弾ける
片隅のベンチで男は文庫本を読む
疲れては暫し子らの歓声に浸り
また 目をおとし読み続ける
気が付けば空は茜色を纏いだし
子らの姿も消え静寂の中に一人きり
おもむろに腰を上げ ひとりの塒へ
落ち葉がカサッと啼いた秋夕暮れ
合掌